医療用医薬品 : ペメトレキセド |
List Top |
総称名 | ペメトレキセド |
---|---|
一般名 | ペメトレキセドナトリウムヘミペンタ水和物 |
欧文一般名 | Pemetrexed Sodium Hemipentahydrate |
製剤名 | ペメトレキセドナトリウムヘミペンタ水和物点滴静注用 |
薬効分類名 | 代謝拮抗性抗悪性腫瘍剤 |
薬効分類番号 | 4229 |
ATCコード | L01BA04 |
KEGG DRUG |
D10596
ペメトレキセドナトリウムヘミペンタ水和物
|
KEGG DGROUP |
DG00682
ペメトレキセド
DG02018
代謝拮抗薬
|
JAPIC | 添付文書(PDF) |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
---|---|---|---|---|---|
ペメトレキセド点滴静注用100mg「ヤクルト」 (後発品) | Pemetrexed for I.V.infusion 100mg「Yakult」 | 高田製薬 | 4229401D2077 | 10774円/瓶 | 劇薬, 処方箋医薬品注) |
ペメトレキセド点滴静注用500mg「ヤクルト」 (後発品) | Pemetrexed for I.V.infusion 500mg「Yakult」 | 高田製薬 | 4229401D1070 | 45746円/瓶 | 劇薬, 処方箋医薬品注) |
本剤及びシスプラチンの用量(mg/m2) | |
最低好中球数<500/mm3及び最低血小板数≧50,000/mm3 | 前回の用量の75% |
最低好中球数に関わらず最低血小板数<50,000/mm3 | 前回の用量の75% |
最低好中球数に関わらず出血を伴う最低血小板数<50,000/mm3 | 前回の用量の50% |
本剤の用量(mg/m2) | シスプラチンの用量(mg/m2) | |
粘膜炎を除くグレード3又は4の毒性 | 前回の用量の75% | 前回の用量の75% |
入院を要する下痢(グレードは問わない)又はグレード3若しくは4の下痢 | 前回の用量の75% | 前回の用量の75% |
グレード3又は4の粘膜炎 | 前回の用量の50% | 前回の用量の100% |
CTCグレード | 本剤の用量(mg/m2) | シスプラチンの用量(mg/m2) |
0〜1 | 前回の用量の100% | 前回の用量の100% |
2 | 前回の用量の100% | 前回の用量の50% |
非ステロイド性抗炎症剤 イブプロフェン等 | 本剤の血中濃度が増加し、副作用が増強するおそれがあるので、併用療法を行う場合には、頻回に臨床検査を行うなど患者の状態を十分に観察すること。 | 他の葉酸代謝拮抗剤で副作用の増強が知られており、本剤においてもクリアランスの低下が認められている。 |
腎毒性を有する薬剤又は腎排泄型薬剤 プロベネシド、ペニシリン等 | 本剤の血中濃度が増加し、副作用が増強するおそれがあるので、併用療法を行う場合には、慎重に投与すること。 | 他の葉酸代謝拮抗剤で腎排泄を競合的に阻害することが知られており、本剤のクリアランスを遅延させるおそれがある。 |
抗悪性腫瘍剤 | 骨髄機能抑制等の副作用が増強するおそれがあるので、併用療法を行う場合には、患者の状態を十分に観察すること。 | ともに骨髄機能抑制作用を有する。 |
20%以上 | 5〜20%未満 | 5%未満 | 頻度不明 | |
内分泌系 | 血糖値上昇 | 尿糖陽性 | ||
精神神経系 | 頭痛、めまい、感覚神経障害 | 味覚異常、感覚鈍麻、不眠症、傾眠、運動神経障害 | ||
眼 | 眼脂、流涙増加、眼球乾燥、結膜炎 | |||
循環器 | 血圧上昇、心嚢液貯留、動悸、不整脈 | |||
血管障害 | ほてり | 潮紅 | ||
呼吸器 | しゃっくり、咳嗽、咽喉頭疼痛、鼻漏、呼吸困難、胸水、低酸素症 | |||
消化器 | 食欲不振、悪心、嘔吐 | 便秘、下痢、口内炎・咽頭粘膜炎、消化不良 | 口唇炎、胃部不快感、腹痛、胃炎、食道炎 | 大腸炎 |
肝臓 | AST上昇、ALT上昇、血中LDH上昇、血中Al-P上昇 | ビリルビン上昇、γ-GTP上昇 | 尿中ウロビリン陽性 | |
皮膚 | 発疹 | そう痒症 | 色素沈着、脱毛症、多形紅斑、蕁麻疹 | |
腎臓 | アルブミン低下、電解質異常、尿潜血陽性、蛋白尿、総蛋白減少、BUN上昇 | 総蛋白増加 | ||
その他 | 倦怠感、発熱、CRP上昇 | 疲労、体重減少、熱感、白血球増多、好中球増多、血小板増多、浮腫 | 関節痛、感冒様症状、顔面浮腫、眼瞼浮腫、悪寒、鼻出血、肺炎、単球増多、胸痛、アレルギー反応/過敏症 | 放射線照射リコール反応、溶血性貧血 |
ペメトレキセド及びシスプラチン併用投与群 | シスプラチン単独投与群注1) | |
N注2) | 226 | 222 |
生存期間中央値(月) | 12.1 | 9.3 |
p値=0.020注3) |
ペメトレキセド及びシスプラチン併用投与群注5) | ゲムシタビン及びシスプラチン併用投与群注6) | |
N注7) | 862 | 863 |
生存期間中央値(月) (95%信頼区間) | 10.3 (9.8-11.2) | 10.3 (9.6-10.9) |
ハザード比(95%信頼区間) | 0.94(0.84-1.05)注8) |
組織型別部分集団 | 生存期間中央値(月) (95%信頼区間) | ハザード比注9),注10) (95%信頼区間) | |||
ペメトレキセド及びシスプラチン併用投与群 | ゲムシタビン及びシスプラチン併用投与群 | ||||
扁平上皮癌(N=473) | 9.4 (8.4-10.2) | N=244 | 10.8 (9.5-12.1) | N=229 | 1.23 (1.00-1.51) |
腺癌(N=847) | 12.6 (10.7-13.6) | N=436 | 10.9 (10.2-11.9) | N=411 | 0.84 (0.71-0.99) |
大細胞癌(N=153) | 10.4 (8.6-14.1) | N=76 | 6.7 (5.5-9.0) | N=77 | 0.67 (0.48-0.96) |
その他注11)(N=252) | 8.6 (6.8-10.2) | N=106 | 9.2 (8.1-10.6) | N=146 | 1.08 (0.81-1.45) |
ペメトレキセド投与群 | ドセタキセル投与群注12) | |
N注13) | 283 | 288 |
生存期間中央値(月) (95%信頼区間) | 8.3 (7.0-9.4) | 7.9 (6.3-9.2) |
ハザード比(95%信頼区間) | 0.99(0.82-1.20) p値=0.251注14) |
組織型別部分集団 | 生存期間中央値(月) (95%信頼区間) | ハザード比注15),注16) (95%信頼区間) | |||
ペメトレキセド投与群 | ドセタキセル投与群 | ||||
扁平上皮癌(N=172) | 6.2 (4.9-8.0) | N=78 | 7.4 (5.6-9.5) | N=94 | 1.56 (1.08-2.26) |
腺癌(N=301) | 9.0 (7.6-9.6) | N=158 | 9.2 (7.5-11.3) | N=143 | 0.92 (0.69-1.22) |
大細胞癌(N=47) | 12.8 (5.8-14.0) | N=18 | 4.5 (2.3-9.1) | N=29 | 0.27 (0.11-0.63) |
その他注17)(N=51) | 9.4 (6.0-10.1) | N=29 | 7.9 (4.0-8.9) | N=22 | 0.57 (0.27-1.20) |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2024/04/17 版 |