医療用医薬品 : ポピラール

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医薬品情報


総称名 ポピラール
一般名 ポビドンヨード
欧文一般名 Povidone-Iodine
製剤名 ポビドンヨード製剤
薬効分類名 含嗽剤
薬効分類番号 2260
ATCコード R02AA15
KEGG DRUG
D00863 ポビドンヨード
JAPIC 添付文書(PDF)
この情報は KEGG データベースにより提供されています。
日米の医薬品添付文書はこちらから検索することができます。

添付文書情報2023年12月 改訂(第1版)


商品情報 3.組成・性状

販売名 欧文商標名 製造会社 YJコード 薬価 規制区分
ポピラールガーグル7% POPYRAL GARGLE 7% 日興製薬 2260701F1344 3.7円/mL

2. 禁忌

次の患者には投与しないこと
本剤又はヨウ素に対し過敏症の既往歴のある患者

4. 効能または効果

○咽頭炎、扁桃炎、口内炎
○抜歯創を含む口腔創傷の感染予防
○口腔内の消毒

6. 用法及び用量

用時15〜30倍(本剤2〜4mLを約60mLの水)に希釈し、1日数回含嗽する。

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.1.1 甲状腺機能に異常のある患者
血中ヨウ素の調節ができず甲状腺ホルモン関連物質に影響を与えるおそれがある。

11. 副作用

11.1 重大な副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1.1 ショック(0.1%未満)、アナフィラキシー(0.1%未満)
呼吸困難、不快感、浮腫、潮紅、蕁麻疹等があらわれることがある。
11.2 その他の副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
 0.1〜5%未満0.1%未満
過敏症発疹
口腔口腔、咽頭の刺激感口腔粘膜びらん、口中のあれ
消化器悪心
その他不快感

14. 適用上の注意

14.1 薬剤使用時の注意
14.1.1 用時希釈し、希釈後は早めに使用すること。
14.1.2 抜歯後等の口腔創傷の場合、血餅の形成が阻害されると考えられる時期には、はげしい洗口を避けること。
14.1.3 眼に入らないように注意すること。入った場合には、水でよく洗い流すこと。

18. 薬効薬理

18.1 作用機序
水溶液中のポビドンヨード液はヨウ素を遊離し、その遊離ヨウ素(I2)が水を酸化してH2OIが生じる。H2OIは細菌及びウイルス表面の膜タンパク(−SHグループ、チロシン、ヒスチジン)と反応することにより、細菌及びウイルスを死滅させると推定される。
18.2 生物学的同等性試験
ポピラールガーグル7%とイソジンガーグル液7%の殺菌効果について、in vitroの最小発育阻止濃度(MIC)測定法、最小殺菌濃度(MBC)測定法、及び改良Kelsey-Sykes法により比較した結果、両剤の生物学的同等性が確認された1)

19. 有効成分に関する理化学的知見

19.1. ポビドンヨード

一般的名称 ポビドンヨード
一般的名称(欧名) Povidone-Iodine
化学名 Poly[1-(2-oxopyrrolidin-1-yl)ethylene]iodine
分子式 (C6H9NO)n・xI
物理化学的性状 本品は暗赤褐色の粉末で、僅かに特異なにおいがある。
本品は水又はエタノール(99.5)に溶けやすい。
本品1.0gを水100mLに溶かした液のpHは1.5〜3.5である。
KEGG DRUG D00863

20. 取扱い上の注意

外箱開封後は、直射日光を避けて保存すること。

22. 包装

30mL(ポリエチレン容器)×50、250mL(ポリエチレン容器)

23. 主要文献

  1. 社内資料:日興製薬株式会社

24. 文献請求先及び問い合わせ先

文献請求先
日興製薬販売株式会社 製品情報窓口
〒101-0035 東京都千代田区神田紺屋町32番地
電話:03-3254-1831
製品情報問い合わせ先
日興製薬販売株式会社 製品情報窓口
〒101-0035 東京都千代田区神田紺屋町32番地
電話:03-3254-1831

26. 製造販売業者等

26.1 製造販売元
日興製薬株式会社
岐阜県羽島市江吉良町1593
26.2 発売元
日興製薬販売株式会社
東京都千代田区神田紺屋町32番地

[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] 2025/05/21 版