2.1 肥大型閉塞性心筋症(特発性肥厚性大動脈弁下狭窄)の患者[左室からの血液流出路の閉塞が増強され、症状を悪化するおそれがある。]
2.2 ドブタミン塩酸塩に対し過敏症の既往歴のある患者
2.3 急性心筋梗塞後早期の患者[急性心筋梗塞後早期に実施したドブタミン負荷試験中に、致死的な心破裂がおきたとの報告
1)2)3)がある。]
2.4 不安定狭心症の患者[陽性変時作用及び陽性変力作用により、症状が悪化するおそれがある。]
2.5 左冠動脈主幹部狭窄のある患者[陽性変力作用により、広範囲に心筋虚血を来すおそれがある。]
2.6 重症心不全の患者[心不全が悪化するおそれがある。]
2.7 重症の頻拍性不整脈のある患者[陽性変時作用により、症状が悪化するおそれがある。]
2.8 急性の心膜炎、心筋炎、心内膜炎の患者[症状が悪化するおそれがある。]
2.9 大動脈解離等の重篤な血管病変のある患者[状態が悪化するおそれがある。]
2.10 コントロール不良の高血圧症の患者[陽性変力作用により、過度の昇圧を来すおそれがある。]
2.11 褐色細胞腫又はパラガングリオーマの患者[カテコールアミンを過剰に産生する腫瘍であるため、症状が悪化するおそれがある。]
2.12 高度な伝導障害のある患者[症状が悪化するおそれがある。]
2.13 心室充満の障害(収縮性心膜炎、心タンポナーデ等)のある患者[症状が悪化するおそれがある。]
2.14 循環血液量減少症の患者[症状が悪化するおそれがある。]