ルリコナゾールクリーム1%「イワキ」及びルリコナゾール軟膏1%「イワキ」並びにルリコンクリーム1%及びルリコン軟膏1%を健康成人男性の背部皮膚に、適用部位1か所につき10μL適用した時の皮膚薬物動態学的試験を実施し、生物学的同等性を検証した。適用後8時間及び24時間における角層中ルリコナゾール未変化体量について、90%信頼区間法にて統計解析を行った結果、いずれの適用時間においてもlog(0.70)〜log(1.43)の範囲内であり、両剤の生物学的同等性が確認された。また、安全性に問題となる事例は認められなかった
5)。
表1.クリーム剤 角層中ルリコナゾール未変化体量(ng/2.83cm2)
製剤\適用時間(hr) | 8 | 24 |
ルリコナゾールクリーム1%「イワキ」 | 580.4488±214.4364 | 573.7349±195.9397 |
ルリコンクリーム1% | 563.0739±226.4011 | 570.4837±179.4641 |
表2.軟膏剤 角層中ルリコナゾール未変化体量(ng/2.83cm2)
製剤\適用時間(hr) | 8 | 24 |
ルリコナゾール軟膏1%「イワキ」 | 966.3130±290.2532 | 535.6490±247.6008 |
ルリコン軟膏1% | 947.7129±297.3630 | 489.9345±216.6816 |
角層中ルリコナゾール未変化体量は、被験者の選択、角層の剥離回数、適用時間等の試験条件によって異なる可能性がある。