| 医療用医薬品 : フェロジピン | List Top | 
| 総称名 | フェロジピン | 
|---|---|
| 一般名 | フェロジピン | 
| 欧文一般名 | Felodipine | 
| 薬効分類名 | Ca拮抗剤 | 
| 薬効分類番号 | 2149 | 
| ATCコード | C08CA02 | 
| KEGG DRUG | 
   D00319
   フェロジピン 
   | 
| KEGG DGROUP | 
   DG01928
   ジヒドロピリジン系カルシウム拮抗薬
   
   DG03231
   血圧降下薬
   | 
| JAPIC | 添付文書(PDF) | 
|   | 2.禁忌 4.効能または効果 6.用法及び用量 8.重要な基本的注意 9.特定の背景を有する患者に関する注意 10.相互作用 11.副作用 13.過量投与 14.適用上の注意 16.薬物動態 17.臨床成績 18.薬効薬理 19.有効成分に関する理化学的知見 22.包装 23.主要文献 24.文献請求先及び問い合わせ先 26.製造販売業者等 | 
| 販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 | 
|---|---|---|---|---|---|
| フェロジピン錠2.5mg「NIG」 (後発品) | 日医工岐阜工場 | 2149035F1068 | 7.7円/錠 | 劇薬, 処方箋医薬品注) | |
| フェロジピン錠5mg「NIG」 (後発品) | 日医工岐阜工場 | 2149035F2064 | 11.3円/錠 | 劇薬, 処方箋医薬品注) | 
| 他の降圧剤 トリクロルメチアジド、 カプトプリル等 | 相互に作用を増強するおそれがある。 | 薬理作用が異なる降圧剤の併用により降圧作用が増強される。 | 
| メトプロロール酒石酸塩 [16.7.3参照] | メトプロロールの血中濃度が上昇することがある。 | 本剤の血管拡張作用により肝血流量を増加させ、メトプロロールの初回通過による消失を減少させると考えられている。 | 
| ジゴキシン [16.7.2参照] | ジゴキシンの血中濃度が上昇することがある。 | 本剤がジゴキシンの腎クリアランスを低下させることにより、ジゴキシンの血中濃度を上昇させる。 | 
| シメチジン[16.7.1参照] エリスロマイシン イトラコナゾール | 本剤の血中濃度が上昇し、作用が増強することがある。 | シメチジン、エリスロマイシン、イトラコナゾールが本剤の代謝酵素を阻害することにより、本剤の血中濃度を上昇させる。 | 
| フェニトイン カルバマゼピン バルビツール酸誘導体 | 本剤の血中濃度が低下し、本剤の作用が減弱することがある。 | フェニトイン、カルバマゼピン、バルビツール酸誘導体が本剤の代謝酵素を誘導することにより、本剤の血中濃度を低下させる。 | 
| リファンピシン | 他のカルシウム拮抗剤(ニフェジピン等)の作用が減弱することが報告されている。 | リファンピシンが代謝酵素を誘導することにより、ニフェジピン等の血中濃度を低下させる。 | 
| HIVプロテアーゼ阻害剤 リトナビル等 | 本剤の血中濃度が上昇し、作用が増強するおそれがある。 | HIVプロテアーゼ阻害剤は主としてCYP3A4で代謝を受け、本剤も主として同酵素で代謝を受けるため、競合的阻害により、本剤の血中濃度を上昇させる。 | 
| タクロリムス | タクロリムスの血中濃度が上昇し、作用が増強するおそれがある。患者の状態を注意深く観察し、必要に応じてタクロリムスの用量を調節すること。 | 本剤とタクロリムスが同一の代謝酵素で代謝されるため、競合的阻害により、タクロリムスの血中濃度を上昇させる。 | 
| グレープフルーツジュース | 本剤の血中濃度が上昇したとの報告がある。患者の状態を注意深く観察し、過度の血圧低下等の症状が認められた場合には、本剤を減量するなど適切な処置を行う。またグレープフルーツジュースとの同時服用をしないよう指導すること。 | グレープフルーツジュースに含まれる成分が本剤の小腸での代謝(CYP3A4)を抑制し、クリアランスを低下させるためと考えられている。 | 
| セイヨウオトギリソウ(St.John's Wort、セント・ジョーンズ・ワート)含有食品 | 本剤の代謝が促進され血中濃度が低下するおそれがあるので、本剤投与時はセイヨウオトギリソウ含有食品を摂取しないよう注意すること。 | セイヨウオトギリソウが本剤の代謝酵素(CYP3A4)を誘導すると考えられる。 | 
| 5%以上 | 0.1〜5%未満 | 頻度不明 | |
| 肝臓 | AST、ALT、AL-P、LDHの上昇 | ||
| 腎臓 | BUN、クレアチニンの上昇 | ||
| 血液 | 貧血 | ||
| 循環器 | ほてり | 動悸、胸部圧迫感 | 息切れ、頻脈、血圧低下 | 
| 精神神経系 | 頭痛・頭重 | めまい・ふらつき、倦怠感、眠気 | 知覚異常、いらいら感 | 
| 消化器 | 嘔気・嘔吐、便秘、胃のもたれ、胸やけ、胃部不快感、腹痛、食欲低下、下痢、口渇 | ||
| 過敏症 | 発疹、そう痒 | 蕁麻疹、光線過敏症、白血球破砕性血管炎 | |
| 口腔 | 歯肉炎、歯肉肥厚 | ||
| その他 | 末梢性浮腫、こむらがえり、肩こり、脱力感、手指振戦、咳嗽、喉の違和感、頻尿、発汗、流涙、眼球充血、CKの上昇、総コレステロールの上昇、トリグリセライドの上昇、血清カリウムの低下 | 関節痛、筋肉痛、発熱、勃起不全・性機能障害 | 
| 投与量 | Cmax(ng/mL) | Tmax(hr) | T1/2(hr) | AUC0-72(ng・hr/mL) | 
| 2.5mg | 2.4±1.1 | 1.2±0.3 | 1.9±0.3 | 7.7±5.7 | 
| 5mg | 7.3±4.3 | 1.0±1.0 | 2.3±0.3 | 14.1±7.7 | 
| 10mg | 12.2±3.4 | 1.4±0.6 | 2.7±0.3 | 48.6±13.7 | 
| 投与量(mg) | AUC0-24(ng・hr/mL) | Cmax(ng/mL) | Tmax(hr) | T1/2(hr) | |
| フェロジピン錠2.5mg「NIG」 | 5 | 10.29±5.85 | 2.73±1.70 | 1.5±0.9 | 3.07±1.46 | 
| ムノバール2.5mg錠 | 5 | 9.54±5.50 | 2.71±1.48 | 1.3±0.5 | 3.65±6.01 | 
| 投与量(mg) | AUC0-24(ng・hr/mL) | Cmax(ng/mL) | Tmax(hr) | T1/2(hr) | |
| フェロジピン錠5mg「NIG」 | 5 | 10.27±5.58 | 3.27±1.34 | 1.1±0.4 | 2.68±1.43 | 
| ムノバール5mg錠 | 5 | 9.39±3.60 | 3.17±1.11 | 1.1±0.4 | 2.09±0.47 | 
| 薬剤群 | N | 下降 | 判定不能 | 下降率,χ2検定 | |||
| 判定不能例を含めた場合 | 判定不能例を除いた場合 | ||||||
| フェロジピン | 106 | 86 | 11 | 81.1% | P=0.452 | 90.5% | P=0.828 | 
| ニフェジピン | 100 | 86 | 7 | 86.0% | 92.5% | ||
| 薬剤群 | N | 正常化(150/90mmHg未満) | 判定不能 | 正常化率,χ2検定 | |||
| 判定不能例を含めた場合 | 判定不能例を除いた場合 | ||||||
| フェロジピン | 106 | 55 | 11 | 51.9% | P=0.239 | 57.9% | P=0.350 | 
| ニフェジピン | 100 | 61 | 7 | 61.0% | 65.6% | ||
| [ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/10/22 版 |