医療用医薬品 : ポプスカイン |
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総称名 | ポプスカイン |
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一般名 | レボブピバカイン塩酸塩 |
欧文一般名 | Levobupivacaine Hydrochloride levobupivacaine |
製剤名 | レボブピバカイン塩酸塩注射剤 |
薬効分類名 | 長時間作用性局所麻酔剤 |
薬効分類番号 | 1214 |
ATCコード | N01BB10 |
KEGG DRUG |
D01287
塩酸レボブピバカイン
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JAPIC | 添付文書(PDF) |
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2.禁忌 4.効能または効果 6.用法及び用量 7.用法及び用量に関連する注意 8.重要な基本的注意 9.特定の背景を有する患者に関する注意 10.相互作用 11.副作用 13.過量投与 14.適用上の注意 15.その他の注意 16.薬物動態 17.臨床成績 18.薬効薬理 19.有効成分に関する理化学的知見 22.包装 23.主要文献 24.文献請求先及び問い合わせ先 26.製造販売業者等 |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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ポプスカイン0.75%注75mg/10mL | POPSCAINE 0.75% inj. | 丸石製薬 | 1214407A2020 | 390円/管 | 劇薬, 処方箋医薬品注) |
ポプスカイン0.75%注150mg/20mL | POPSCAINE 0.75% inj. | 丸石製薬 | 1214407A3027 | 706円/管 | 劇薬, 処方箋医薬品注) |
CYP3A4阻害剤(ケトコナゾール、エリスロマイシン、リトナビル、サキナビル、ベラパミル塩酸塩等)及びCYP1A2阻害剤(シメチジン、フルボキサミン、キノロン系抗菌剤等) | 本剤の血中濃度が上昇することがある。 | 本剤の代謝には主にCYP3A4及びCYP1A2が関与しているため、CYP3A4及びCYP1A2阻害剤との併用で、本剤の代謝が阻害され、血中濃度が上昇するおそれがある。 |
ジゴキシン | レボブピバカインによる中毒症状が発現しやすくなる。 | ラットを用いた研究で、ジゴキシンとの併用により、本剤のラセミ体であるブピバカインの中毒閾値が低下したとの報告がある。 |
アミド型局所麻酔剤 | 中毒症状が相加的に起こるおそれがある。 | 他の局所麻酔剤との併用で中毒症状が相加的に起こることが考えられる。 |
クラスIII抗不整脈剤(アミオダロン等) | 心機能抑制作用が増強するおそれがあるので、心電図検査等によるモニタリングを行うこと。 | 作用が増強することが考えられる。 |
催眠鎮静剤(デクスメデトミジン塩酸塩等)、全身麻酔剤 | 鎮静・麻酔・鎮痛作用が増強し、血圧低下、心拍数低下、呼吸数低下などの症状があらわれるおそれがあるので、併用する場合には投与速度を減速するなど慎重に投与すること。抜管後に他の鎮静剤、鎮痛剤などと併用する場合は、鎮静効果が相加的に増強するおそれがあるので、本剤あるいは他の鎮静剤、鎮痛剤の投与量を減量するなどの注意が必要である。 | 相互に作用(鎮静・麻酔・鎮痛作用、循環動態への作用)を増強すると考えられる。 |
5%以上 | 1%以上5%未満 | 1%未満 | 頻度不明 | |
循環器系 | 血圧低下(45.3%) | 徐脈、心室性期外収縮 | 洞性徐脈、上室性頻脈、ST低下 | 狭心症、期外収縮、頻脈、高血圧、固有心室調律 |
呼吸器系 | 鼻閉、呼吸抑制 | 喘息、呼吸困難、低換気、低酸素症、呼吸障害、肺出血 | ||
中枢・末梢系 | 感覚鈍麻 | 頭痛、頭部不快感、運動機能障害、運動障害 | 浮動性めまい、錯感覚、麻痺、感覚障害、傾眠、昏迷、失神、振戦、運動低下、脳浮腫、脳症 | |
消化器系 | 悪心、嘔吐 | 腹痛 | 便秘、下痢、便失禁、吐血 | |
血管系 | 出血 | 潮紅、静脈炎、末梢性虚血、総蛋白減少 | ||
泌尿器系 | 排尿困難、膀胱膨満 | 乏尿、尿失禁、尿閉、尿流量減少、アルブミン尿、血尿、無尿 | ||
皮膚 | そう痒症、多汗症、発疹、紅斑性皮疹、水疱性皮膚炎 | |||
血液・リンパ系 | 白血球数減少、低カリウム血症、血液量減少 | |||
精神神経系 | 悪寒 | 発熱、激越、不安、無感情、錯乱状態、幻覚 | ||
筋骨格筋系 | 背部痛、筋痙縮、筋力低下、四肢痛 | |||
肝臓 | AST/ALT/γ-GTPの増加 | ALPの増加 | 高ビリルビン血症 | |
腎臓 | 尿検査異常 | |||
その他 | 処置疼痛、胸痛、注射部位疼痛、疼痛、創部分泌、偶発的針穿刺 |
投与群 | 0.5% 15mL | 0.5% 20mL | 0.75% 10mL | 0.75% 15mL | 0.75% 20mL |
評価例数 | 10 | 7 | 8 | 8 | 7 |
Cmax(μg/mL) | 0.868±0.323 | 0.881±0.311 | 0.722±0.162 | 0.987±0.195 | 1.055±0.435 |
Tmax(h) | 0.325±0.237 | 0.357±0.134 | 0.344±0.129 | 0.500±0.327 | 0.429±0.278 |
T1/2(h) | 11.2±5.9 | 11.8±5.6 | 9.7±6.2 | 10.0±5.9 | 16.2±12.9 |
CL(L/h) | 14.0±4.2 | 15.1±3.8 | 15.7±5.4 | 17.3±3.7 | 17.9±8.3 |
Vd(L) | 205±77 | 255±114 | 201±96 | 232±91 | 312±113 |
AUC0-∞(μg・h/mL) | 5.90±2.10 | 6.92±1.52 | 5.21±1.52 | 6.77±1.48 | 10.71±6.18 |
評価例数 | 未変化体 | デスブチル体 | 3'-OH体 | 4'-OH体 | |
健康成人男子 | 6 | 0.18% | 3.01% | 5.18% | 0.25% |
男性健康高齢者 | 6 | 0.26% | 3.37% | 6.38% | 0.27% |
投与群 | 評価症例数 | 平均値±標準偏差(min) | 最小値(min) | 最大値(min) | 投与群比較 | P値a) |
レボブピバカイン単独 | 35 | 186.3±66.9 | 90.0 | 375.0 | レボブピバカイン単独vsレボブピバカイン+アドレナリン(1:200,000) | 0.294 |
レボブピバカイン+アドレナリン(1:400,000) | 36 | 200.3±65.5 | 75.0 | 360.0 | レボブピバカイン単独vsレボブピバカイン+アドレナリン(1:400,000) | 0.365 |
レボブピバカイン+アドレナリン(1:200,000) | 37 | 202.4±62.2 | 105.0 | 375.0 | レボブピバカイン+アドレナリン(1:400,000)vsレボブピバカイン+アドレナリン(1:200,000) | 0.890 |
投与群 | 評価症例数 | 平均値±標準偏差(min) | 最小値(min) | 最大値(min) | 投与群比較 | P値a) |
レボブピバカイン単独 | 13 | 204.4±63.9 | 135.0 | 345.0 | レボブピバカイン単独vsレボブピバカイン+アドレナリン(1:200,000) | 0.890 |
レボブピバカイン+アドレナリン(1:400,000) | 19 | 238.6±109.9 | 122.0 | 635.0 | レボブピバカイン単独vsレボブピバカイン+アドレナリン(1:400,000) | 0.323 |
レボブピバカイン+アドレナリン(1:200,000) | 18 | 206.1±62.6 | 130.0 | 345.0 | レボブピバカイン+アドレナリン(1:400,000)vsレボブピバカイン+アドレナリン(1:200,000) | 0.353 |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/09/17 版 |