健康成人男子4名にイルソグラジンマレイン酸塩4mgを単回経口投与した場合、未変化体の血漿中濃度は投与後約3.5時間で最高値(Cmax)に達し、その後、約150時間の消失半減期で減少した
1)。
薬物動態パラメータ
| Tmax(hr) | Cmax(μg/mL) | t1/2(hr) | AUC0-∞(μg・hr/mL) |
| 3.5±1.9 | 0.154±0.034 | 152±47 | 23.0±5.0 |
(1)イルソグラジンマレイン酸塩錠2mg「日医工」
イルソグラジンマレイン酸塩錠2mg「日医工」及びガスロンN錠2mgを、クロスオーバー法によりそれぞれ2錠(イルソグラジンマレイン酸塩として4mg)健康成人男子に絶食単回経口投与して血漿中イルソグラジン濃度を測定し、得られた薬物動態パラメータ(AUC、Cmax)について90%信頼区間法にて統計解析を行った結果、log(0.8)〜log(1.25)の範囲内であり、両剤の生物学的同等性が確認された
4)。
薬物動態パラメータ
| | 判定パラメータ | 参考パラメータ |
| AUC0→168(ng・hr/mL) | Cmax(ng/mL) | Tmax(hr) | t1/2(hr) |
| イルソグラジンマレイン酸塩錠2mg「日医工」 | 7264.3±1416.9 | 89.8±17.3 | 1.45±1.33 | 119.8±43.4 |
| ガスロンN錠2mg | 7381.8±1443.1 | 95.2±18.1 | 1.30±1.38 | 120.4±58.9 |
血漿中薬物濃度推移
血漿中濃度並びにAUC、Cmax等のパラメータは、被験者の選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。
(2)イルソグラジンマレイン酸塩錠4mg「日医工」
イルソグラジンマレイン酸塩錠4mg「日医工」及びガスロンN錠4mgを、クロスオーバー法によりそれぞれ1錠(イルソグラジンマレイン酸塩として4mg)健康成人男子に絶食単回経口投与して血漿中イルソグラジン濃度を測定し、得られた薬物動態パラメータ(AUC、Cmax)について90%信頼区間法にて統計解析を行った結果、log(0.8)〜log(1.25)の範囲内であり、両剤の生物学的同等性が確認された
5)。
薬物動態パラメータ
| | 判定パラメータ | 参考パラメータ |
| AUC0→168(ng・hr/mL) | Cmax(ng/mL) | Tmax(hr) | t1/2(hr) |
| イルソグラジンマレイン酸塩錠4mg「日医工」 | 7328.0±1905.3 | 90.2±18.9 | 1.33±0.91 | 139.1±99.3 |
| ガスロンN錠4mg | 7584.9±1601.2 | 92.5±16.2 | 2.03±5.18 | 138.0±64.3 |
血漿中薬物濃度推移
血漿中濃度並びにAUC、Cmax等のパラメータは、被験者の選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。