医療用医薬品 : ライブリバント |
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総称名 | ライブリバント |
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一般名 | アミバンタマブ(遺伝子組換え) |
欧文一般名 | Amivantamab(Genetical Recombination) |
製剤名 | アミバンタマブ(遺伝子組換え)注射液 |
薬効分類名 | 抗悪性腫瘍剤 抗ヒトEGFR及び抗ヒトMETヒト二重特異性モノクローナル抗体 |
薬効分類番号 | 4291 |
ATCコード | L01FX18 |
KEGG DRUG |
D11894
アミバンタマブ
|
KEGG DGROUP |
DG03162
EGFR阻害薬
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JAPIC | 添付文書(PDF) |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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ライブリバント点滴静注350mg | RYBREVANT Intravenous Infusion | ヤンセンファーマ | 4291473A1024 | 160014円/瓶 | 生物由来製品, 劇薬, 処方箋医薬品※ |
体重 | サイクル | 投与日 | 用量 |
80kg未満 | 1サイクル目 | 1日目 | 350mg |
2日目 | 1,050mg | ||
8日目、15日目 | 1,400mg | ||
2サイクル目 | 1日目 | 1,400mg | |
3サイクル目以降 | 1日目 | 1,750mg | |
80kg以上 | 1サイクル目 | 1日目 | 350mg |
2日目 | 1,400mg | ||
8日目、15日目 | 1,750mg | ||
2サイクル目 | 1日目 | 1,750mg | |
3サイクル目以降 | 1日目 | 2,100mg |
体重 | サイクル | 投与日 | 用量 |
80kg未満 | 1サイクル目 | 1日目 | 350mg |
2日目 | 700mg | ||
8日目、15日目、22日目 | 1,050mg | ||
2サイクル目以降 | 1日目、15日目 | 1,050mg | |
80kg以上 | 1サイクル目 | 1日目 | 350mg |
2日目 | 1,050mg | ||
8日目、15日目、22日目 | 1,400mg | ||
2サイクル目以降 | 1日目、15日目 | 1,400mg |
サイクル | 投与日 | 投与量(/250mL) | 投与速度 | |
投与開始時 | 投与開始2時間後注) | |||
体重80kg未満 | ||||
1サイクル目 | 1日目 | 350mg | 50mL/時 | 75mL/時 |
2日目 | 1,050mg | 33mL/時 | 50mL/時 | |
8日目 | 1,400mg | 65mL/時 | ||
15日目 | 1,400mg | 85mL/時 | ||
2サイクル目 | 1日目 | 1,400mg | 125mL/時 | |
3サイクル目以降 | 1日目 | 1,750mg | 125mL/時 | |
体重80kg以上 | ||||
1サイクル目 | 1日目 | 350mg | 50mL/時 | 75mL/時 |
2日目 | 1,400mg | 25mL/時 | 50mL/時 | |
8日目 | 1,750mg | 65mL/時 | ||
15日目 | 1,750mg | 85mL/時 | ||
2サイクル目 | 1日目 | 1,750mg | 125mL/時 | |
3サイクル目以降 | 1日目 | 2,100mg | 125mL/時 |
サイクル | 投与日 | 投与量(/250mL) | 投与速度 | |
投与開始時 | 投与開始2時間後注) | |||
体重80kg未満 | ||||
1サイクル目 | 1日目 | 350mg | 50mL/時 | 75mL/時 |
2日目 | 700mg | 50mL/時 | 75mL/時 | |
8日目 | 1,050mg | 85mL/時 | ||
15日目、22日目 | 1,050mg | 125mL/時 | ||
2サイクル目以降 | 1日目、15日目 | 1,050mg | 125mL/時 | |
体重80kg以上 | ||||
1サイクル目 | 1日目 | 350mg | 50mL/時 | 75mL/時 |
2日目 | 1,050mg | 35mL/時 | 50mL/時 | |
8日目 | 1,400mg | 65mL/時 | ||
15日目 | 1,400mg | 85mL/時 | ||
22日目 | 1,400mg | 125mL/時 | ||
2サイクル目以降 | 1日目、15日目 | 1,400mg | 125mL/時 |
副作用発現時の投与量 | 1段階減量 | 2段階減量 | 3段階減量 |
1,050mg | 700mg | 350mg | 中止 |
1,400mg | 1,050mg | 700mg | |
1,750mg | 1,400mg | 1,050mg | |
2,100mg | 1,750mg | 1,400mg |
重症度※ | 処置 |
Grade 1及び2 | ・投与を中断する。 ・症状が回復した場合、発現時の50%の投与速度で再開する。 ・再開後の30分間にinfusion reactionの症状が認められない場合、中断時の投与速度まで上げることができる。その後の2時間にinfusion reactionの症状が認められない場合、同日に予定されていた最高速度まで上げることができる。 ・Grade 2のinfusion reactionによる投与中断・再開後にGrade 2のinfusion reactionが再発した場合、同日における投与は中止を検討する。 |
Grade 3 | ・同日における投与を中止する。 ・次回以降の投与可否は患者の状態に応じて判断し、投与速度はGrade 2の場合を参考に患者の状態に応じて判断する。 ・Grade 3のinfusion reactionが再発した場合、投与を中止する。 |
Grade 4 | 投与を中止する。 |
診断 | 処置 |
疑い | 休薬する。 |
確定 | 投与を中止する。 |
状況 | 処置 |
臨床的に不安定な事象が発現した場合(例:呼吸不全、心機能障害) | 発現した事象が臨床的に安定するまで休薬する。 |
抗凝固剤による治療中に静脈血栓塞栓症が再発した場合 | 投与を中止する。 |
重症度※ | 処置 |
Grade 1 | 2週間後に改善が認められない場合、減量を検討する。 |
Grade 2 | ・ラゼルチニブとの併用時は、減量を検討する。 ・2週間後に改善が認められない場合、減量を検討する。 |
Grade 3 | ・Grade 2以下に回復するまで休薬し、減量して投与を再開する。 ・ラゼルチニブとの併用時は休薬し、週1回の観察を行う。2週間以内にGrade 2以下に回復した場合は減量を検討した上で投与を再開し、2週間以内にGrade 2以下に回復しない場合は投与を中止する。 |
Grade 4 | 投与を中止する。 |
重度の水疱性又は剥脱性の皮膚障害 |
重症度※ | 処置 |
Grade 2 | ・休薬を検討する。1週間より後に改善した場合、減量して投与を再開することを検討する。 ・ラゼルチニブとの併用時は、休薬又は減量を検討する。28日以内に改善した場合は同じ用量又は減量して投与を再開することを検討し、28日より後に改善した場合は減量して投与を再開することを検討する。 |
Grade 3 | ・Grade 1以下又はベースラインに回復するまで休薬する。 ・1週間以内に回復した場合、同じ用量で投与を再開する。 ・1週間より後に回復した場合、減量して投与を再開する。 ・4週間以内に回復しない場合、投与の中止を検討する。 |
Grade 4 | 原則として投与を中止する。 |
10%以上 | 10%未満1%以上 | 1%未満 | 頻度不明 | |
感染症及び寄生虫症 | 爪囲炎(56.0%) | 結膜炎 | ||
血液及びリンパ系障害 | 血小板減少症 | 好中球減少症、白血球減少症 | ||
代謝及び栄養障害 | 低アルブミン血症(33.2%)、食欲減退 | 低カルシウム血症、低カリウム血症、低マグネシウム血症 | ||
神経系障害 | 浮動性めまい | |||
眼障害 | ドライアイ、眼瞼炎、角膜炎、霧視、結膜充血、眼そう痒症、睫毛の成長 | 眼充血、視力障害、上強膜炎、非感染性結膜炎、視力低下 | 眼の障害、ぶどう膜炎、角膜刺激 | |
心臓障害 | 洞性頻脈、動悸、頻脈 | |||
胃腸障害 | 口内炎(36.5%)、下痢、便秘、悪心 | 嘔吐、腹痛、痔核 | ||
皮膚及び皮下組織障害 | 発疹(66.8%)、ざ瘡様皮膚炎(29.2%)、皮膚乾燥、そう痒症 | 爪毒性、湿疹 | 乾皮症、皮膚剥脱 | |
筋骨格系及び結合組織障害 | 筋肉痛 | |||
一般・全身障害及び投与部位の状態 | 末梢性浮腫(25.6%)、無力症、疲労 | 全身性浮腫、末梢腫脹、発熱 | ||
臨床検査 | ALT増加(23.6%)、AST増加 | 血中ALP増加 |
体重 | 測定時期 | Cmax(μg/mL) | tmax(h) | AUC(μg・h/mL) |
80kg未満 | 第1サイクル | 416±75.6 [n=10] | − | 39,731±7,759 [n=9] |
第2サイクル | 939±198 [n=11] | 4.03(2.17,26.0) [n=11] | 219,835±59,301 [n=10] | |
第3サイクル | 876±245 [n=10] | 3.34(2.17,25.4) [n=10] | 179,639±51,605 [n=9] | |
第6サイクル | 912±275 [n=10] | 5.83(2.27,26.6) [n=10] | 179,553±59,878 [n=9] | |
80kg以上 | 第1サイクル | 359、447 [n=2] | − | 35,498、36,370 [n=2] |
第2サイクル | 865±58.7 [n=3] | 2.27(2.03,4.25) [n=3] | 192,714、214,543 [n=2] | |
第3サイクル | 824±32.3 [n=3] | 4.20(2.42,7.63) [n=3] | 148,069±35,237 [n=3] | |
第6サイクル | 642±192 [n=3] | 2.28(2.08,4.17) [n=3] | 127,464±21,151 [n=3] |
測定時期 | Cmax(μg/mL) | tmax(h) | AUC(μg・h/mL) |
第1サイクル | 444±95.3 [n=16] | − | 37,365±7,631 [n=16] |
第2サイクル | 859±297 [n=14] | 4.31(2.37,25.4) [n=14] | 137,967±36,267 [n=13] |
第4サイクル | 642±168 [n=10] | 4.31(2.32,26.0) [n=10] | 91,073±25,912 [n=9] |
一般的名称 | アミバンタマブ(遺伝子組換え) |
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一般的名称(欧名) | Amivantamab(Genetical Recombination) |
分子量 | 約148,000 |
理化学知見その他 | アミバンタマブは、ヒトEGFR及びMETに対する遺伝子組換えヒトIgG1二重特異性モノクローナル抗体であり、抗EGFR-H鎖の413番目、及び、抗MET-H鎖の411番目のアミノ酸残基は、それぞれLeu及びArgに置換されている。アミバンタマブは、フコシル化糖鎖含量の低い抗体を産生するチャイニーズハムスター卵巣細胞により産生される。アミバンタマブは、455個のアミノ酸残基からなる抗EGFR-H鎖(γ1鎖)1本、449個のアミノ酸残基からなる抗MET-H鎖(γ1鎖)1本、214個のアミノ酸残基からなる抗EGFR-L鎖(κ鎖)1本及び214個のアミノ酸残基からなる抗MET-L鎖(κ鎖)1本で構成される糖タンパク質(分子量:約148,000)である。 |
KEGG DRUG | D11894 |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/07/23 版 |