成人X染色体連鎖性低リン血症性くる病・骨軟化症患者134例(日本人11例)を対象としたプラセボ対照二重盲検比較試験において、本剤1mg/kg(最大90mg)又はプラセボを4週に1回、24週間投与した(プラセボ対照期)。その後、全患者に本剤1mg/kgを4週に1回、24週間投与した(継続投与期)。主要評価項目とされたプラセボ対照期の投与24週後までの血清リン濃度の平均値
注1)が基準下限値を上回った被験者の割合は、本剤群94.1%(64/68例)、プラセボ群7.6%(5/66例)であり、本剤群の方がプラセボ群よりも有意に高かった(p<0.0001)。BPI
注2)-Q3(最も強い痛み)スコア、WOMAC
注3)のこわばりスコア及びWOMACの身体機能スコアの投与24週後までの変化は以下のとおりであった。
| | 本剤群(68例) | プラセボ群(66例) |
| BPI-Q3(最も強い痛み)スコア |
| | ベースラインa) | 6.81±1.31 | 6.54±1.43 |
| | 投与24週後a) | 5.82±1.92 | 6.09±2.01 |
| | 変化量b) | −0.79±0.21 | −0.32±0.22 |
| WOMACのこわばりスコア |
| | ベースラインa) | 64.71±20.25 | 61.36±20.77 |
| | 投与24週後a) | 53.73±20.76 | 60.38±21.83 |
| | 変化量b) | −7.85±3.03 | 0.46±3.14 |
| WOMACの身体機能スコア |
| | ベースラインa) | 50.79±19.66 | 43.89±19.94 |
| | 投与24週後a) | 43.43±19.51 | 42.65±22.76 |
| | 変化量b) | −3.11±2.55 | 1.79±2.72 |
2017年6月のデータカットオフ時点の本剤投与患者の副作用発現頻度は、55.2%(74/134例)であった。主な副作用は、下肢静止不能症候群10.4%(14/134例)、注射部位反応8.2%(11/134例)、注射部位紅斑6.0%(8/134例)、背部痛4.5%(6/134例)、疼痛及び高リン酸塩血症 各3.7%(5/134例)であった
2)。
注1)投与2、6、10、14、18、22週後の血清リン濃度の平均値
注2)簡易疼痛質問表(Brief Pain Inventory)
注3)Western Ontario and McMaster Universities Osteoarthritis Index
1〜12歳の小児X染色体連鎖性低リン血症性くる病・骨軟化症患者61例(日本人5例)を対象とした実薬対照非盲検比較試験において、本剤
注1)又は対照薬
注2)を64週間投与した。主要評価項目とされた投与40週後のRGI-C
注3)全体スコア(最小二乗平均値±標準誤差)は、本剤群で1.92±0.11、対照薬群で0.77±0.11であり、両群の差(本剤群−対照薬群)(95%信頼区間)は1.14(0.83〜1.45)であった(p<0.0001)。
RSS
注4)総スコア、立位身長/臥位身長のZスコア、血清リン濃度及び血清アルカリフォスファターゼ濃度の投与40週後の変化は以下のとおりであった。
| | 本剤群(29例) | 対照薬群(32例) |
| RSS総スコア |
| | ベースラインa) | 3.16±0.99 | 3.19±1.14 |
| | 投与40週後a) | 1.13±0.72 | 2.47±1.09 |
| | 変化量b) | −2.04±0.15 | −0.71±0.14 |
| 立位身長/臥位身長のZスコア |
| | ベースラインa) | −2.32±1.17 | −2.05±0.87 |
| | 投与40週後a) | −2.12±1.22 | −2.02±0.85 |
| | 変化量b) | 0.16±0.05 | 0.03±0.03 |
| 血清リン濃度(mg/dL) |
| | ベースラインa) | 2.42±0.24 | 2.30±0.26 |
| | 投与40週後a,c) | 3.38±0.37 | 2.55±0.29 |
| | 変化量b) | 1.00±0.06 | 0.23±0.06 |
| 血清アルカリフォスファターゼ濃度d)(U/L) |
| | ベースラインa) | 510.76±124.90 | 523.44±154.42 |
| | 投与40週後a) | 380.76±99.46 | 488.69±189.07 |
| | 変化量b) | −130.72±12.37 | −34.78±18.13 |
2018年7月のデータカットオフ時点の本剤群の副作用発現頻度は、58.6%(17/29例)であった。主な副作用は、注射部位紅斑27.6%(8/29例)、注射部位反応及び四肢痛 各24.1%(7/29例)、関節痛20.7%(6/29例)、歯膿瘍13.8%(4/29例)、注射部位そう痒感、注射部位発疹及び注射部位腫脹 各10.3%(3/29例)、注射部位じん麻疹及び齲歯 各6.9%(2/29例)であった
6)。
注1)0.8mg/kg(1.2mg/kgに増量可能(1回投与量は最大90mg))を2週に1回投与
注2)経口リン酸製剤及び活性型ビタミンD製剤を医師の調整により投与
注3)Radiographic Global Impression of Change
注4)Rickets Severity Scoring