筋層非浸潤性膀胱癌患者及びその疑いのある症例を対象として、膀胱鏡挿入3時間前(範囲:2〜4時間前)にアミノレブリン酸塩酸塩20mg/kgを経口投与した。その後のTURBT施行時における青色光源下での赤色蛍光の有無による腫瘍の可視化に関する有効性を、白色光源下での腫瘍の有無による観察結果と比較した。
本剤を投与した61症例のうち、評価可能な60症例の511検体に対して、主要評価項目である感度(病理診断で腫瘍ありとされた生検組織検体のうち、各光源下における観察で腫瘍ありとされた生検組織検体の割合)を比較した結果、青色光源下での感度は79.6%(144/181検体)であり、白色光源下の感度54.1%(98/181検体)と比べて有意に高かった(McNemar検定の結果、p<0.001)。
副次評価項目である特異度(病理判断で腫瘍なしと判断された生検組織検体のうち、各光源下における観察で腫瘍なしとされた生検組織検体の割合)は、青色光源下では80.6%(266/330検体)、白色光源下では95.5%(315/330検体)であった。
副作用の発現割合は32.8%(20/61例)であった。発現割合が10%以上であった副作用は、AST増加24.6%(15/61例)、ALT増加18.0%(11/61例)、血中ビリルビン増加16.4%(10/61例)、γ-GTP増加13.1%(8/61例)であった
4)。
筋層非浸潤性膀胱癌患者及びその疑いのある症例を対象として、TURBT施行時の膀胱鏡挿入4〜8時間前にアミノレブリン酸塩酸塩20mg/kgを経口投与したときの有効性及び安全性を検討した。
本剤を投与した145症例のうち、評価可能な144症例の1242検体に対して、主要評価項目である青色光源下での感度は、95.3%(321/337検体、95%信頼区間92.4〜97.3%)であり、95%信頼区間の下限値は閾値(70%)を上回った。
青色光源下での特異度は52.7%(477/905検体)、白色光源下での感度は61.1%(206/337検体)、白色光源下での特異度は95.2%(862/905検体)であった。
副作用の発現割合は51.7%(75/145例)であった。発現割合が10%以上であった副作用は、低血圧17.9%(26/145例)、肝機能異常11.7%(17/145例)であった
5)。