医療用医薬品 : テクネ

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3. 組成・性状


3.1 組成

販売名テクネフチン酸キット
有効成分1バイアル中 フィチン酸ナトリウム 2.9mg
添加剤塩化スズ(II)二水和物 0.5mg、塩酸 適量、水酸化ナトリウム 適量

3.2 製剤の性状

販売名テクネフチン酸キット
外観フィチン酸ナトリウム:凍結乾燥された白色の粉末
調製後注射液(フィチン酸テクネチウム(99mTc)注射液):無色澄明の液
pH調製後注射液:6.0〜7.0
浸透圧比調製後注射液:約1(生理食塩液に対する比)

【色】
白色
無色澄明
【剤形】
凍結乾燥剤/散剤/注射
粉末/散剤/注射
/液剤/注射


規格単位毎の明細 (テクネフチン酸キット)

販売名和名 : テクネフチン酸キット

規格単位 : 1回分

欧文商標名 : Techne Phytate Kit

基準名 : フィチン酸テクネチウム(99mTc)注射液 調製用

規制区分

規制区分名称 : 処方箋医薬品注)

規制区分備考 : 注)注意−医師等の処方箋により使用すること

日本標準商品分類番号 : 874300

承認番号 : 15200AMZ00448000

販売開始年月 : 1977年6月

貯法及び期限等

貯法 : 2〜8℃保存

有効期間 : 製造日から24箇月間

3.組成・性状

3.1 組成

販売名テクネフチン酸キット
有効成分1バイアル中 フィチン酸ナトリウム 2.9mg
添加剤塩化スズ(II)二水和物 0.5mg、塩酸 適量、水酸化ナトリウム 適量

添加剤 : 塩化スズ(II)二水和物

添加剤 : 塩酸

添加剤 : 水酸化ナトリウム

3.2 製剤の性状

販売名テクネフチン酸キット
外観フィチン酸ナトリウム:凍結乾燥された白色の粉末
調製後注射液(フィチン酸テクネチウム(99mTc)注射液):無色澄明の液
pH調製後注射液:6.0〜7.0
浸透圧比調製後注射液:約1(生理食塩液に対する比)

【色】
白色
無色澄明
【剤形】
凍結乾燥剤/散剤/注射
粉末/散剤/注射
/液剤/注射

規格単位毎の効能効果及び用法用量

効能効果対用法用量

4.効能又は効果

○肝脾シンチグラムによる肝脾疾患の診断

○次の疾患におけるセンチネルリンパ節の同定及びリンパシンチグラフィ

乳癌、悪性黒色腫、子宮頸癌、子宮体癌、外陰癌、頭頸部癌(甲状腺癌を除く)

6.用法及び用量

<フィチン酸テクネチウム(99mTc)注射液の調製>

本品に放薬基「過テクネチウム酸ナトリウム(99mTc)注射液」2〜8mLを加え、よく振り混ぜてフィチン酸テクネチウム(99mTc)注射液を得る。

<肝脾シンチグラムによる肝脾疾患の診断>

得られたフィチン酸テクネチウム(99mTc)注射液の18.5〜111MBqを静注し、20〜30分後に適当な位置に患者を固定し、シンチスキャナーあるいはシンチカメラでシンチグラムをとる。
なお、年齢・体重により適宜増減する。

<センチネルリンパ節の同定及びリンパシンチグラフィ>

通常、成人には得られたフィチン酸テクネチウム(99mTc)注射液を、次表に従い、適宜分割して投与し、2時間以降にガンマ線検出用のプローブで被検部を走査することにより、センチネルリンパ節を同定する。また、必要に応じガンマカメラで被検部を撮像することによりリンパシンチグラムをとる。なお、投与から検査実施までの時間等により適宜増減する。

癌種投与部位投与量
乳癌、悪性黒色腫、外陰癌腫瘍近傍の皮下又は皮内18.5〜111MBq
子宮頸癌子宮腟部又は腫瘍近傍の粘膜下38〜111MBq
子宮体癌子宮腟部の粘膜下又は腫瘍近傍の子宮内膜下38〜111MBq
頭頸部癌(甲状腺癌を除く)腫瘍近傍の粘膜下18.5〜111MBq

5.効能又は効果に関連する注意

<センチネルリンパ節の同定及びリンパシンチグラフィ>

フィチン酸テクネチウム(99mTc)注射液を用いたセンチネルリンパ節生検は、本検査法に十分な知識と経験を有する医師のもとで、実施が適切と判断される症例において実施すること。なお、症例の選択にあたっては、最新の関連ガイドライン等を参照し、適応となる腫瘍径や部位等について十分な検討を行うこと。[15.1.1、15.1.2参照]

7.用法及び用量に関連する注意

<センチネルリンパ節の同定及びリンパシンチグラフィ>

乳癌、悪性黒色腫におけるセンチネルリンパ節の同定においては、可能な限りフィチン酸テクネチウム(99mTc)注射液と色素法を併用することが望ましい。色素法との併用を行う際には、併用する薬剤の添付文書を参照した上で使用すること。


[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] 2025/09/17 版