医療用医薬品 : オキシトシン

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3. 組成・性状


3.1 組成

販売名オキシトシン注射液5単位「F」
有効成分1管1mL中 日局 オキシトシン 5オキシトシン単位
添加剤クロロブタノール 5mg
pH調節剤 適量

3.2 製剤の性状

販売名オキシトシン注射液5単位「F」
pH2.5〜4.5
浸透圧比約0.1(生理食塩液に対する比)
色調・性状無色澄明の液
剤形注射剤(アンプル)

【色】
無色澄明
【剤形】
/液剤/注射


規格単位毎の明細 (オキシトシン注射液5単位「F」)

販売名和名 : オキシトシン注射液5単位「F」

規格単位 : 5単位1管

基準名 : オキシトシン注射液

基準名 : OXYTOCIN injection

規制区分

規制区分名称 : 処方箋医薬品注)

規制区分備考 : 注)注意−医師等の処方箋により使用すること

日本標準商品分類番号 : 872414

承認番号 : 21900AMX01370

販売開始年月 : 1996年8月

貯法及び期限等

貯法 : 冷所保存・禁凍結

有効期間 : 3年

3.組成・性状

3.1 組成

販売名オキシトシン注射液5単位「F」
有効成分1管1mL中 日局 オキシトシン 5オキシトシン単位
添加剤クロロブタノール 5mg
pH調節剤 適量

添加剤 : クロロブタノール

添加剤 : pH調節剤

3.2 製剤の性状

販売名オキシトシン注射液5単位「F」
pH2.5〜4.5
浸透圧比約0.1(生理食塩液に対する比)
色調・性状無色澄明の液
剤形注射剤(アンプル)

【色】
無色澄明
【剤形】
/液剤/注射

規格単位毎の効能効果及び用法用量

効能効果対用法用量

4.効能又は効果

子宮収縮の誘発、促進並びに子宮出血の治療の目的で、次の場合に使用する。

分娩誘発、微弱陣痛、弛緩出血、胎盤娩出前後、子宮復古不全、帝王切開術(胎児の娩出後)、流産、人工妊娠中絶

6.用法及び用量

原則として点滴静注法によること。

<分娩誘発、微弱陣痛>

・点滴静注法

オキシトシンとして、通常5〜10単位を5%ブドウ糖液(500mL)等に混和し、点滴速度を1〜2ミリ単位/分から開始し、陣痛発来状況及び胎児心拍等を観察しながら適宜増減する。なお、点滴速度は20ミリ単位/分を超えないようにすること。

<弛緩出血、胎盤娩出前後、子宮復古不全、流産、人工妊娠中絶>

・点滴静注法

オキシトシンとして、通常5〜10単位を5%ブドウ糖液(500mL)等に混和し、子宮収縮状況等を観察しながら適宜増減する。

・静注法(弛緩出血及び胎盤娩出前後の場合)

5〜10単位を静脈内に緩徐に注射する。

・筋注法

5〜10単位を筋肉内に緩徐に注射する。

<帝王切開術(胎児の娩出後)>

・点滴静注法

オキシトシンとして、通常5〜10単位を5%ブドウ糖液(500mL)等に混和し、子宮収縮状況等を観察しながら適宜増減する。

・筋注法

5〜10単位を筋肉内に緩徐に注射する。

・子宮筋注法

5〜10単位を子宮筋層内へ直接投与する。

7.用法及び用量に関連する注意

<弛緩出血、胎盤娩出前後、子宮復古不全、流産、人工妊娠中絶、帝王切開術(胎児の娩出後)>

7.1 筋注法、静注法は調節性に欠けるので、弛緩出血に用いる場合か、又はやむを得ない場合にのみ使用を考慮すること。

<分娩誘発、微弱陣痛>

7.2 本剤に対する子宮筋の感受性は個人差が大きく、少量でも過強陣痛になる症例があることなどを考慮し、できる限り少量(2ミリ単位/分以下)から投与を開始し、陣痛発来状況及び胎児心音を観察しながら適宜増減すること。過強陣痛等は、点滴開始初期に起こることが多いので、特に注意が必要である。[1.1.4、11.1.2参照]

7.3 点滴速度をあげる場合は、一度に1〜2ミリ単位/分の範囲で、30分以上経過を観察しつつ徐々に行うこと。点滴速度を20ミリ単位/分にあげても有効陣痛に至らないときは、それ以上あげても効果は期待できないので増量しないこと。[1.1.4参照]

7.4 本剤を投与する際は、精密持続点滴装置を用いて投与すること。[1.1.4参照]


[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] 2025/10/22 版