医療用医薬品 : タイケルブ

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3. 組成・性状


3.1 組成

販売名タイケルブ錠250mg
有効成分1錠中ラパチニブトシル酸塩水和物405mgラパチニブとして250mg
添加剤結晶セルロース、ポビドン、デンプングリコール酸ナトリウム、ステアリン酸マグネシウム、ヒプロメロース、酸化チタン、マクロゴール400、ポリソルベート80、黄色三二酸化鉄、三二酸化鉄

3.2 製剤の性状

販売名タイケルブ錠250mg
性状黄色楕円形のフィルムコーティング錠
外形   
識別コードGS XJG
大きさ(約)長径:19.1mm
短径:10.5mm
厚さ:6.5mm
質量:0.927g

【色】
黄色
【剤形】
フィルムコーティング錠/錠剤/内用


規格単位毎の明細 (タイケルブ錠250mg)

販売名和名 : タイケルブ錠250mg

規格単位 : 250mg1錠

欧文商標名 : Tykerb Tablets 250mg

規制区分

規制区分名称 : 劇薬

規制区分

規制区分名称 : 処方箋医薬品

規制区分備考 : (注意−医師等の処方箋により使用すること)

日本標準商品分類番号 : 874291

承認番号 : 22100AMX00647000

販売開始年月 : 2009年6月

貯法及び期限等

貯法 : 室温保存

有効期間 : 3年

3.組成・性状

3.1 組成

販売名タイケルブ錠250mg
有効成分1錠中ラパチニブトシル酸塩水和物405mgラパチニブとして250mg
添加剤結晶セルロース、ポビドン、デンプングリコール酸ナトリウム、ステアリン酸マグネシウム、ヒプロメロース、酸化チタン、マクロゴール400、ポリソルベート80、黄色三二酸化鉄、三二酸化鉄

添加物 : 結晶セルロース

添加物 : ポビドン

添加物 : デンプングリコール酸ナトリウム

添加物 : ステアリン酸マグネシウム

添加物 : ヒプロメロース

添加物 : 酸化チタン

添加物 : マクロゴール400

添加物 : ポリソルベート80

添加物 : 黄色三二酸化鉄

添加物 : 三二酸化鉄

3.2 製剤の性状

販売名タイケルブ錠250mg
性状黄色楕円形のフィルムコーティング錠
外形   
識別コードGS XJG
大きさ(約)長径:19.1mm
短径:10.5mm
厚さ:6.5mm
質量:0.927g

【色】
黄色
【剤形】
フィルムコーティング錠/錠剤/内用

識別コード : GSXJG

規格単位毎の効能効果及び用法用量

効能効果対用法用量

4.効能又は効果

HER2過剰発現が確認された手術不能又は再発乳癌

6.用法及び用量

通常、成人にはラパチニブとして以下の用量を1日1回、食事の1時間以上前又は食後1時間以降に経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。

・カペシタビンとの併用:1250mg

・アロマターゼ阻害剤との併用:1500mg

5.効能又は効果に関連する注意

5.1 「17.臨床成績」の内容を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。

5.2 十分な経験を有する病理医又は検査施設における検査により、HER2過剰発現が確認された患者に投与すること。

5.3 カペシタビンと併用する場合には、アントラサイクリン系抗悪性腫瘍剤、タキサン系抗悪性腫瘍剤及びトラスツズマブ(遺伝子組換え)による化学療法後の増悪もしくは再発例を対象とすること。

5.4 アロマターゼ阻害剤と併用する場合には、ホルモン受容体陽性かつ閉経後の患者を対象とすること。

5.5 本剤の術前・術後補助化学療法における有効性及び安全性は確立していない。

7.用法及び用量に関連する注意

7.1 カペシタビンと併用する場合には、「17.臨床成績」の内容、特に、用法・用量及び用量調節方法を十分に理解した上で行うこと。

7.2 本剤を単剤で使用した場合の有効性及び安全性は確立していない。

7.3 食後に本剤を投与した場合、Cmax及びAUCが上昇するとの報告がある。食事の影響を避けるため食事の前後1時間以内の服用は避けること。[16.2.1参照]

7.4 1回の投与量を1日2回に分割投与した場合、AUCが上昇するとの報告があるので、分割投与しないこと。

7.5 副作用により、本剤を休薬、減量又は中止する場合には、副作用の症状、重症度等に応じて以下の基準を考慮すること。

海外臨床試験における本剤の休薬、減量及び中止基準駆出率低下及び間質性肺炎による休薬、減量及び中止基準(※A)

有害事象発現回数処置
無症候性の駆出率低下注1)1回目投与継続
(1〜2週後に再検)
回復:投与継続
持続:休薬
(3週以内に再検)
回復:カペシタビンとの併用においては1000mg/日、アロマターゼ阻害剤との併用においては1250mg/日に減量して再開可能
持続:中止
2回目
(減量前)
1回目に準じる
2回目
(減量後)
中止
症候性の駆出率低下
(Grade3、4)
中止
間質性肺炎
(Grade3、4)
中止
注1)LVEFがベースラインから20%以上低下かつ施設基準値を下回った場合

海外臨床試験における本剤の休薬、減量及び中止基準肝機能検査値異常による休薬、減量及び中止基準(※B)

有害事象処置
総ビリルビンALT
>2.0×ULN
(直接ビリルビン>35%注2)
>3.0×ULN中止
上記以外>8.0×ULN休薬(2週後に再検)
有効性が得られている場合、カペシタビンとの併用においては1000mg/日、アロマターゼ阻害剤との併用においては1250mg/日に減量して再開可能
>5.0×ULN注3)
(無症候性にて2週間継続)
>3.0×ULN
(症候性注4)
>3.0×ULN
(無症候性)
継続(1週間ごとに再検)
ALT>3.0×ULNが4週間継続した場合は中止
≦3.0×ULN継続
注2)測定していない場合は>35%とみなす注3)ALT>5.0×ULN発現時点で3日以内に再検し、その後1週間毎に検査注4)肝炎又は過敏症の徴候・症状(疲労、嘔気、嘔吐、右上腹部の痛みあるいは圧痛、発熱、発疹又は好酸球増加)のいずれかの発現もしくは増悪

海外臨床試験における本剤の休薬、減量及び中止基準好中球数、血小板数、ヘモグロビン、クレアチニン及びクレアチニンクリアランス検査値異常による休薬、減量及び中止基準(※C)

有害事象処置
500/mm3≦Neu<1000/mm3
25000/mm3≦Pt<75000/mm3
6.5g/dL≦Hb<9.0g/dL注5)
1.5mg/dL<Cre≦6×ULN
CCr<40mL/min
休薬(Grade1以下に回復するまで最大14日間可能)した後、
1回目:減量せず再開
2〜3回目:減量せず又はカペシタビンとの併用においては1000mg/日、アロマターゼ阻害剤との併用においては1250mg/日に減量して再開
Neu<500/mm3
Pt<25000/mm3
Hb<6.5g/dL注5)
Cre>6×ULN
休薬(Grade1以下に回復するまで最大14日間可能)した後、
減量、継続、再開等は事象毎に判断
注5)輸血時は輸血後の数値

海外臨床試験における本剤の休薬、減量及び中止基準上記※A〜※C以外の有害事象発現時の休薬、減量及び中止基準

有害事象処置
Grade21〜2回目:減量せず継続
3回目:減量せず又はカペシタビンとの併用においては1000mg/日、アロマターゼ阻害剤との併用においては1250mg/日に減量して継続
4回目:カペシタビンとの併用においては1000mg/日、アロマターゼ阻害剤との併用においては1250mg/日に減量して継続
Grade3休薬(Grade1以下に回復するまで最大14日間可能)した後、発現回数にかかわらず、減量せず又はカペシタビンとの併用においては1000mg/日、アロマターゼ阻害剤との併用においては1250mg/日に減量して再開可能
Grade4休薬(Grade1以下に回復するまで最大14日間可能)した後、減量、継続、再開等は事象毎に判断
GradeはNCI CTCAE1)(ver3.0)による。ULN:施設基準値上限カペシタビンの用量調節基準については17.1.2参照


[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] 2025/08/20 版