医療用医薬品 : デキサート

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3. 組成・性状


3.1 組成

デキサート注射液1.65mg

販売名デキサート注射液1.65mg
有効成分1アンプル(0.5mL中)
デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム 2.185mg
(デキサメタゾンとして1.65mg)
添加剤リン酸水素ナトリウム水和物1.5mg
クエン酸ナトリウム水和物1.25mg
亜硫酸水素ナトリウム1.0mg
塩化ナトリウム(等張化剤)2.6mg
水酸化ナトリウム(pH調整剤)適量

デキサート注射液3.3mg

販売名デキサート注射液3.3mg
有効成分1アンプル(1.0mL中)
デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム 4.37mg
(デキサメタゾンとして3.3mg)
添加剤リン酸水素ナトリウム水和物3.0mg
クエン酸ナトリウム水和物2.5mg
亜硫酸水素ナトリウム2.0mg
塩化ナトリウム(等張化剤)5.2mg
水酸化ナトリウム(pH調整剤)適量

デキサート注射液6.6mg

販売名デキサート注射液6.6mg
有効成分1バイアル(2.0mL中)
デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム 8.74mg
(デキサメタゾンとして6.6mg)
添加剤リン酸水素ナトリウム水和物6.0mg
クエン酸ナトリウム水和物5.0mg
亜硫酸水素ナトリウム4.0mg
塩化ナトリウム(等張化剤)10.4mg
水酸化ナトリウム(pH調整剤)適量

3.2 製剤の性状

デキサート注射液1.65mg

販売名デキサート注射液1.65mg
剤形アンプル
pH7.0〜8.5
浸透圧比約1(生理食塩液に対する比)
性状無色澄明の水性注射剤

【色】
無色澄明
【剤形】
水性注射剤/液剤/注射
/液剤/外用

デキサート注射液3.3mg

販売名デキサート注射液3.3mg
剤形アンプル
pH7.0〜8.5
浸透圧比約1(生理食塩液に対する比)
性状無色澄明の水性注射剤

【色】
無色澄明
【剤形】
水性注射剤/液剤/注射
/液剤/外用

デキサート注射液6.6mg

販売名デキサート注射液6.6mg
剤形バイアル
pH7.0〜8.5
浸透圧比約1(生理食塩液に対する比)
性状無色澄明の水性注射剤

【色】
無色澄明
【剤形】
水性注射剤/液剤/注射
/液剤/外用


規格単位毎の明細 (デキサート注射液1.65mg)

販売名和名 : デキサート注射液1.65mg

規格単位 : 1.65mg0.5mL1管

欧文商標名 : DEXART injection

規制区分

規制区分名称 : 処方箋医薬品注)

規制区分備考 : 注)注意−医師等の処方箋により使用すること

日本標準商品分類番号 : 872454

承認番号 : 22100AMX01403

販売開始年月 : 1998年7月

貯法及び期限等

貯法 : 室温保存

有効期間 : 3年

3.組成・性状

3.1 組成

デキサート注射液1.65mg

販売名デキサート注射液1.65mg
有効成分1アンプル(0.5mL中)
デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム 2.185mg
(デキサメタゾンとして1.65mg)
添加剤リン酸水素ナトリウム水和物1.5mg
クエン酸ナトリウム水和物1.25mg
亜硫酸水素ナトリウム1.0mg
塩化ナトリウム(等張化剤)2.6mg
水酸化ナトリウム(pH調整剤)適量

添加剤 : リン酸水素ナトリウム水和物

添加剤 : クエン酸ナトリウム水和物

添加剤 : 亜硫酸水素ナトリウム

添加剤 : 塩化ナトリウム(等張化剤)

添加剤 : 水酸化ナトリウム(pH調整剤)

3.2 製剤の性状

デキサート注射液1.65mg

販売名デキサート注射液1.65mg
剤形アンプル
pH7.0〜8.5
浸透圧比約1(生理食塩液に対する比)
性状無色澄明の水性注射剤

【色】
無色澄明
【剤形】
水性注射剤/液剤/注射
/液剤/外用

規格単位毎の効能効果及び用法用量

効能効果対用法用量

4.効能又は効果

○内分泌疾患

慢性副腎皮質機能不全(原発性、続発性、下垂体性、医原性)[筋肉内注射]

急性副腎皮質機能不全(副腎クリーゼ)[静脈内注射、点滴静脈内注射、筋肉内注射]

副腎性器症候群[※筋肉内注射]

亜急性甲状腺炎[※筋肉内注射]

甲状腺中毒症〔甲状腺(中毒性)クリーゼ〕[静脈内注射、点滴静脈内注射、※筋肉内注射]

甲状腺疾患に伴う悪性眼球突出症[※筋肉内注射]

特発性低血糖症[静脈内注射、点滴静脈内注射、※筋肉内注射]

○リウマチ性疾患、結合織炎及び関節炎

関節リウマチ[筋肉内注射、関節腔内注射]

若年性関節リウマチ(スチル病を含む)[筋肉内注射、関節腔内注射]

リウマチ熱(リウマチ性心炎を含む)[※静脈内注射、※点滴静脈内注射、筋肉内注射]

リウマチ性多発筋痛[筋肉内注射]

強直性脊椎炎(リウマチ性脊椎炎)[筋肉内注射]

強直性脊椎炎(リウマチ性脊椎炎)に伴う四肢関節炎[関節腔内注射]

関節周囲炎(非感染性のものに限る)[軟組織内注射、腱鞘内注射、滑液嚢内注入]

腱炎(非感染性のものに限る)[軟組織内注射、腱鞘内注射]

腱鞘炎(非感染性のものに限る)[腱鞘内注射]

腱周囲炎(非感染性のものに限る)[軟組織内注射、腱鞘内注射、滑液嚢内注入]

滑液包炎(非感染性のものに限る)[滑液嚢内注入]

変形性関節症(炎症症状がはっきり認められる場合)[関節腔内注射]

非感染性慢性関節炎[関節腔内注射]

痛風性関節炎[関節腔内注射]

○膠原病

エリテマトーデス(全身性及び慢性円板状)[※静脈内注射、※点滴静脈内注射、筋肉内注射]

全身性血管炎(高安動脈炎、結節性多発動脈炎、顕微鏡的多発血管炎、多発血管炎性肉芽腫症を含む)[※静脈内注射、※点滴静脈内注射、筋肉内注射]

多発性筋炎(皮膚筋炎)[※静脈内注射、※点滴静脈内注射、筋肉内注射]

強皮症[※筋肉内注射]

○腎疾患

ネフローゼ及びネフローゼ症候群[※静脈内注射、※点滴静脈内注射、※筋肉内注射]

○心疾患

うっ血性心不全[※静脈内注射、※点滴静脈内注射、※筋肉内注射]

○アレルギー性疾患

気管支喘息[静脈内注射、点滴静脈内注射、筋肉内注射(但し、筋肉内注射以外の投与法では不適当な場合に限る)、ネブライザー]

喘息性気管支炎(小児喘息性気管支炎を含む)[※筋肉内注射、ネブライザー]

喘息発作重積状態[静脈内注射、点滴静脈内注射]

薬剤その他の化学物質によるアレルギー・中毒(薬疹、中毒疹を含む)[※静脈内注射、※点滴静脈内注射、※筋肉内注射]

血清病[静脈内注射、点滴静脈内注射、※筋肉内注射]

アナフィラキシーショック[静脈内注射、点滴静脈内注射]

○血液疾患

紫斑病(血小板減少性及び血小板非減少性)[静脈内注射、点滴静脈内注射、※筋肉内注射]

溶血性貧血(免疫性又は免疫性機序の疑われるもの)[静脈内注射、点滴静脈内注射、※筋肉内注射]

白血病(急性白血病、慢性骨髄性白血病の急性転化、慢性リンパ性白血病)(皮膚白血病を含む)[静脈内注射、点滴静脈内注射、※筋肉内注射]

上記疾患のうち髄膜白血病[脊髄腔内注入]

再生不良性貧血[静脈内注射、点滴静脈内注射、※筋肉内注射]

凝固因子の障害による出血性素因[静脈内注射、点滴静脈内注射、※筋肉内注射]

顆粒球減少症(本態性、続発性)[静脈内注射、点滴静脈内注射、※筋肉内注射]

○消化器疾患

潰瘍性大腸炎[※静脈内注射、※点滴静脈内注射、※筋肉内注射、注腸]

限局性腸炎[※静脈内注射、※点滴静脈内注射、※筋肉内注射、注腸]

重症消耗性疾患の全身状態の改善(癌末期、スプルーを含む)[※静脈内注射、※点滴静脈内注射、※筋肉内注射]

○肝疾患

劇症肝炎(臨床的に重症とみなされるものを含む)[静脈内注射、※点滴静脈内注射、※筋肉内注射]

肝硬変(活動型、難治性腹水を伴うもの、胆汁うっ滞を伴うもの)[※筋肉内注射]

○肺疾患

びまん性間質性肺炎(肺線維症)(放射線肺臓炎を含む)[※静脈内注射、点滴静脈内注射、ネブライザー]

○重症感染症

重症感染症(化学療法と併用する)[静脈内注射、点滴静脈内注射、※筋肉内注射]

○結核性疾患

結核性髄膜炎(抗結核剤と併用する)[脊髄腔内注入]

結核性胸膜炎(抗結核剤と併用する)[胸腔内注入]

○神経疾患

脳脊髄炎(脳炎、脊髄炎を含む)(但し、一次性脳炎の場合は頭蓋内圧亢進症状がみられ、かつ他剤で効果が不十分なときに短期間用いること)[静脈内注射、点滴静脈内注射、※筋肉内注射、脊髄腔内注入]

末梢神経炎(ギランバレー症候群を含む)[※静脈内注射、※点滴静脈内注射、※筋肉内注射、脊髄腔内注入]

重症筋無力症[静脈内注射、点滴静脈内注射、※筋肉内注射、脊髄腔内注入]

多発性硬化症(視束脊髄炎を含む)[静脈内注射、点滴静脈内注射、※筋肉内注射、脊髄腔内注入]

小舞踏病[※筋肉内注射]

顔面神経麻痺[※筋肉内注射]

脊髄蜘網膜炎[※筋肉内注射]

○悪性腫瘍

悪性リンパ腫(リンパ肉腫症、細網肉腫症、ホジキン病、皮膚細網症、菌状息肉症)及び類似疾患(近縁疾患)[静脈内注射、点滴静脈内注射、※筋肉内注射、脊髄腔内注入]

好酸性肉芽腫[静脈内注射、点滴静脈内注射、※筋肉内注射]

乳癌の再発転移[※筋肉内注射]

○以下の悪性腫瘍に対する他の抗悪性腫瘍剤との併用療法

多発性骨髄腫[点滴静脈内注射]

○抗悪性腫瘍剤(シスプラチンなど)投与に伴う消化器症状(悪心・嘔吐)

[静脈内注射、点滴静脈内注射]

○外科疾患

副腎摘除[静脈内注射、点滴静脈内注射、筋肉内注射]

臓器・組織移植[※筋肉内注射]

侵襲後肺水腫[静脈内注射、ネブライザー]

副腎皮質機能不全患者に対する外科的侵襲[※筋肉内注射]

外科的ショック及び外科的ショック様状態[静脈内注射]

脳浮腫[静脈内注射]

輸血による副作用[静脈内注射]

気管支痙攣(術中)[静脈内注射]

蛇毒・昆虫毒(重症の虫さされを含む)[※筋肉内注射]

手術後の腹膜癒着防止[腹腔内注入]

○整形外科疾患

椎間板ヘルニアにおける神経根炎(根性坐骨神経痛を含む)[硬膜外注射]

脊髄浮腫[静脈内注射、硬膜外注射]

○産婦人科疾患

卵管整形術後の癒着防止[※筋肉内注射、卵管腔内注入]

○泌尿器科疾患

前立腺癌(他の療法が無効な場合)[※筋肉内注射]

陰茎硬結[※筋肉内注射、局所皮内注射]

○皮膚科疾患

★湿疹・皮膚炎群(急性湿疹、亜急性湿疹、慢性湿疹、接触皮膚炎、貨幣状湿疹、自家感作性皮膚炎、アトピー皮膚炎、乳・幼・小児湿疹、ビダール苔癬、その他の神経皮膚炎、脂漏性皮膚炎、進行性指掌角皮症、その他の手指の皮膚炎、陰部あるいは肛門湿疹、耳介及び外耳道の湿疹・皮膚炎、鼻前庭及び鼻翼周辺の湿疹・皮膚炎など)(但し、重症例以外は極力投与しないこと。局注は浸潤、苔癬化の著しい場合のみとする)[※筋肉内注射、局所皮内注射]

★痒疹群(小児ストロフルス、蕁麻疹様苔癬、固定蕁麻疹を含む)(但し、重症例に限る。また、固定蕁麻疹は局注が望ましい)[※筋肉内注射、局所皮内注射]

蕁麻疹(慢性例を除く)(重症例に限る)[※点滴静脈内注射、※筋肉内注射]

★乾癬及び類症〔尋常性乾癬(重症例)、乾癬性関節炎、乾癬性紅皮症、膿疱性乾癬、稽留性肢端皮膚炎、疱疹状膿痂疹、ライター症候群〕[※点滴静脈内注射、※筋肉内注射]

上記疾患のうち★尋常性乾癬[局所皮内注射]

★掌蹠膿疱症(重症例に限る)[※筋肉内注射]

★扁平苔癬(重症例に限る)[※筋肉内注射、局所皮内注射]

成年性浮腫性硬化症[※筋肉内注射]

紅斑症(★多形滲出性紅斑、結節性紅斑)(但し、多形滲出性紅斑の場合は重症例に限る)[※筋肉内注射]

粘膜皮膚眼症候群〔開口部びらん性外皮症、スチブンス・ジョンソン病、皮膚口内炎、フックス症候群、ベーチェット病(眼症状のない場合)、リップシュッツ急性陰門潰瘍〕

[※点滴静脈内注射、※筋肉内注射]

★円形脱毛症(悪性型に限る)[局所皮内注射]

天疱瘡群(尋常性天疱瘡、落葉状天疱瘡、Senear-Usher症候群、増殖性天疱瘡)[※点滴静脈内注射、※筋肉内注射]

デューリング疱疹状皮膚炎(類天疱瘡、妊娠性疱疹を含む)[※点滴静脈内注射、※筋肉内注射]

帯状疱疹(重症例に限る)[※筋肉内注射]

★紅皮症(ヘブラ紅色粃糠疹を含む)[※点滴静脈内注射、※筋肉内注射]

★早期ケロイド及びケロイド防止[局所皮内注射]

新生児スクレレーマ[※筋肉内注射]

○眼科疾患

内眼・視神経・眼窩・眼筋の炎症性疾患の対症療法(ブドウ膜炎、網脈絡膜炎、網膜血管炎、視神経炎、眼窩炎性偽腫瘍、眼窩漏斗尖端部症候群、眼筋麻痺)[※静脈内注射、※筋肉内注射、結膜下注射、球後注射、点眼]

外眼部及び前眼部の炎症性疾患の対症療法で点眼が不適当又は不十分な場合(眼瞼炎、結膜炎、角膜炎、強膜炎、虹彩毛様体炎)[※静脈内注射、※筋肉内注射、結膜下注射、球後注射]

眼科領域の術後炎症[※静脈内注射、※筋肉内注射、結膜下注射、点眼]

○耳鼻咽喉科疾患

急性・慢性中耳炎[※静脈内注射、※点滴静脈内注射、※筋肉内注射、中耳腔内注入]

滲出性中耳炎・耳管狭窄症[※静脈内注射、※点滴静脈内注射、※筋肉内注射、中耳腔内注入、耳管内注入]

メニエル病及びメニエル症候群[静脈内注射、点滴静脈内注射、筋肉内注射]

急性感音性難聴[静脈内注射、点滴静脈内注射、筋肉内注射]

血管運動(神経)性鼻炎[筋肉内注射、ネブライザー、鼻腔内注入、鼻甲介内注射]

アレルギー性鼻炎[筋肉内注射、ネブライザー、鼻腔内注入、鼻甲介内注射]

花粉症(枯草熱)[筋肉内注射、ネブライザー、鼻腔内注入、鼻甲介内注射]

副鼻腔炎・鼻茸[筋肉内注射、ネブライザー、鼻腔内注入、副鼻腔内注入、鼻茸内注射]

進行性壊疽性鼻炎[静脈内注射、点滴静脈内注射、筋肉内注射、ネブライザー、鼻腔内注入、副鼻腔内注入、喉頭・気管注入]

喉頭炎・喉頭浮腫[静脈内注射、点滴静脈内注射、筋肉内注射、ネブライザー、喉頭・気管注入]

喉頭ポリープ・結節[※静脈内注射、※点滴静脈内注射、※筋肉内注射、ネブライザー、喉頭・気管注入]

食道の炎症(腐蝕性食道炎、直達鏡使用後)及び食道拡張術後[静脈内注射、点滴静脈内注射、筋肉内注射、ネブライザー、食道注入]

耳鼻咽喉科領域の手術後の後療法[静脈内注射、点滴静脈内注射、筋肉内注射、軟組織内注射、局所皮内注射、ネブライザー、鼻腔内注入、副鼻腔内注入、鼻甲介内注射、喉頭・気管注入、中耳腔内注入、食道注入]

○歯科・口腔外科疾患

難治性口内炎及び舌炎(局所療法で治癒しないもの)[軟組織内注射]

※印 下記の場合にのみ用いること

1)静脈内注射及び点滴静脈内注射

経口投与不能時、緊急時及び筋肉内注射不適時

2)筋肉内注射

経口投与不能時

★印 外用剤を用いても効果が不十分な場合あるいは十分な効果を期待し得ないと推定される場合のみに用いること

6.用法及び用量

通常、成人に対する用法・用量は下表の通りである。
なお、年齢、症状により適宜増減する。

投与方法投与量・投与回数
(デキサメタゾンとして)
静脈内注射1回1.65〜6.6mg、3〜6時間毎
点滴静脈内注射1回1.65〜8.3mg、1日1〜2回
筋肉内注射1回1.65〜6.6mg、3〜6時間毎
関節腔内注射1回0.66〜4.1mg、原則として投与間隔を2週間以上とすること
軟組織内注射1回1.65〜5.0mg、原則として投与間隔を2週間以上とすること
腱鞘内注射1回0.66〜2.1mg、原則として投与間隔を2週間以上とすること
滑液嚢内注入1回0.66〜4.1mg、原則として投与間隔を2週間以上とすること
硬膜外注射1回1.65〜8.3mg、原則として投与間隔を2週間以上とすること
脊髄腔内注入1回0.83〜4.1mg、週1〜3回
胸腔内注入1回0.83〜4.1mg、週1〜3回
腹腔内注入1回1.65mg
局所皮内注射1回0.04〜0.08mg宛0.83mgまで、週1回
卵管腔内注入1回0.33〜0.83mg
注腸1回0.33〜5.0mg
結膜下注射1回0.33〜2.1mg、その際の液量は0.2〜0.5mLとする
球後注射1回0.83〜4.1mg、その際の液量は0.5〜1.0mLとする
点眼1回0.21〜0.83mg/mL溶液1〜2滴、1日3〜8回
ネブライザー1回0.08〜1.65mg、1日1〜3回
鼻腔内注入1回0.08〜1.65mg、1日1〜3回
副鼻腔内注入1回0.08〜1.65mg、1日1〜3回
鼻甲介内注射1回0.66〜4.1mg
鼻茸内注射1回0.66〜4.1mg
喉頭・気管注入1回0.08〜1.65mg、1日1〜3回
中耳腔内注入1回0.08〜1.65mg、1日1〜3回
耳管内注入1回0.08〜1.65mg、1日1〜3回
食道注入1回0.83〜1.65mg

<多発性骨髄腫に対する他の抗悪性腫瘍剤との併用療法>

投与方法投与量・投与回数
(デキサメタゾンとして)
点滴静脈内注射ビンクリスチン硫酸塩、ドキソルビシン塩酸塩との併用において、デキサメタゾンの投与量及び投与法は、通常1日量デキサメタゾンを33mgとし、21日から28日を1クールとして、第1日目から第4日目、第9日目から第12日目、第17日目から第20日目に、投与する。
なお、投与量及び投与日数は、年齢、患者の状態により適宜減ずる。

<抗悪性腫瘍剤(シスプラチンなど)投与に伴う消化器症状(悪心・嘔吐)>

投与方法投与量・投与回数
(デキサメタゾンとして)
静脈内注射
点滴静脈内注射
通常、成人には1日3.3〜16.5mgを、1日1回又は2回に分割して投与する。
ただし、1日最大16.5mgまでとする。

7.用法・用量に関連する注意

悪性リンパ腫に対する他の抗腫瘍剤との併用療法においては、併用薬剤の添付文書も参照すること。

規格単位毎の明細 (デキサート注射液3.3mg)

販売名和名 : デキサート注射液3.3mg

規格単位 : 3.3mg1mL1管

欧文商標名 : DEXART injection

規制区分

規制区分名称 : 処方箋医薬品注)

規制区分備考 : 注)注意−医師等の処方箋により使用すること

日本標準商品分類番号 : 872454

承認番号 : 22100AMX01404

販売開始年月 : 1998年7月

貯法及び期限等

貯法 : 室温保存

有効期間 : 3年

3.組成・性状

3.1 組成

デキサート注射液3.3mg

販売名デキサート注射液3.3mg
有効成分1アンプル(1.0mL中)
デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム 4.37mg
(デキサメタゾンとして3.3mg)
添加剤リン酸水素ナトリウム水和物3.0mg
クエン酸ナトリウム水和物2.5mg
亜硫酸水素ナトリウム2.0mg
塩化ナトリウム(等張化剤)5.2mg
水酸化ナトリウム(pH調整剤)適量

添加剤 : リン酸水素ナトリウム水和物

添加剤 : クエン酸ナトリウム水和物

添加剤 : 亜硫酸水素ナトリウム

添加剤 : 塩化ナトリウム(等張化剤)

添加剤 : 水酸化ナトリウム(pH調整剤)

3.2 製剤の性状

デキサート注射液3.3mg

販売名デキサート注射液3.3mg
剤形アンプル
pH7.0〜8.5
浸透圧比約1(生理食塩液に対する比)
性状無色澄明の水性注射剤

【色】
無色澄明
【剤形】
水性注射剤/液剤/注射
/液剤/外用

規格単位毎の効能効果及び用法用量

効能効果対用法用量

4.効能又は効果

○内分泌疾患

慢性副腎皮質機能不全(原発性、続発性、下垂体性、医原性)[筋肉内注射]

急性副腎皮質機能不全(副腎クリーゼ)[静脈内注射、点滴静脈内注射、筋肉内注射]

副腎性器症候群[※筋肉内注射]

亜急性甲状腺炎[※筋肉内注射]

甲状腺中毒症〔甲状腺(中毒性)クリーゼ〕[静脈内注射、点滴静脈内注射、※筋肉内注射]

甲状腺疾患に伴う悪性眼球突出症[※筋肉内注射]

特発性低血糖症[静脈内注射、点滴静脈内注射、※筋肉内注射]

○リウマチ性疾患、結合織炎及び関節炎

関節リウマチ[筋肉内注射、関節腔内注射]

若年性関節リウマチ(スチル病を含む)[筋肉内注射、関節腔内注射]

リウマチ熱(リウマチ性心炎を含む)[※静脈内注射、※点滴静脈内注射、筋肉内注射]

リウマチ性多発筋痛[筋肉内注射]

強直性脊椎炎(リウマチ性脊椎炎)[筋肉内注射]

強直性脊椎炎(リウマチ性脊椎炎)に伴う四肢関節炎[関節腔内注射]

関節周囲炎(非感染性のものに限る)[軟組織内注射、腱鞘内注射、滑液嚢内注入]

腱炎(非感染性のものに限る)[軟組織内注射、腱鞘内注射]

腱鞘炎(非感染性のものに限る)[腱鞘内注射]

腱周囲炎(非感染性のものに限る)[軟組織内注射、腱鞘内注射、滑液嚢内注入]

滑液包炎(非感染性のものに限る)[滑液嚢内注入]

変形性関節症(炎症症状がはっきり認められる場合)[関節腔内注射]

非感染性慢性関節炎[関節腔内注射]

痛風性関節炎[関節腔内注射]

○膠原病

エリテマトーデス(全身性及び慢性円板状)[※静脈内注射、※点滴静脈内注射、筋肉内注射]

全身性血管炎(高安動脈炎、結節性多発動脈炎、顕微鏡的多発血管炎、多発血管炎性肉芽腫症を含む)[※静脈内注射、※点滴静脈内注射、筋肉内注射]

多発性筋炎(皮膚筋炎)[※静脈内注射、※点滴静脈内注射、筋肉内注射]

強皮症[※筋肉内注射]

○腎疾患

ネフローゼ及びネフローゼ症候群[※静脈内注射、※点滴静脈内注射、※筋肉内注射]

○心疾患

うっ血性心不全[※静脈内注射、※点滴静脈内注射、※筋肉内注射]

○アレルギー性疾患

気管支喘息[静脈内注射、点滴静脈内注射、筋肉内注射(但し、筋肉内注射以外の投与法では不適当な場合に限る)、ネブライザー]

喘息性気管支炎(小児喘息性気管支炎を含む)[※筋肉内注射、ネブライザー]

喘息発作重積状態[静脈内注射、点滴静脈内注射]

薬剤その他の化学物質によるアレルギー・中毒(薬疹、中毒疹を含む)[※静脈内注射、※点滴静脈内注射、※筋肉内注射]

血清病[静脈内注射、点滴静脈内注射、※筋肉内注射]

アナフィラキシーショック[静脈内注射、点滴静脈内注射]

○血液疾患

紫斑病(血小板減少性及び血小板非減少性)[静脈内注射、点滴静脈内注射、※筋肉内注射]

溶血性貧血(免疫性又は免疫性機序の疑われるもの)[静脈内注射、点滴静脈内注射、※筋肉内注射]

白血病(急性白血病、慢性骨髄性白血病の急性転化、慢性リンパ性白血病)(皮膚白血病を含む)[静脈内注射、点滴静脈内注射、※筋肉内注射]

上記疾患のうち髄膜白血病[脊髄腔内注入]

再生不良性貧血[静脈内注射、点滴静脈内注射、※筋肉内注射]

凝固因子の障害による出血性素因[静脈内注射、点滴静脈内注射、※筋肉内注射]

顆粒球減少症(本態性、続発性)[静脈内注射、点滴静脈内注射、※筋肉内注射]

○消化器疾患

潰瘍性大腸炎[※静脈内注射、※点滴静脈内注射、※筋肉内注射、注腸]

限局性腸炎[※静脈内注射、※点滴静脈内注射、※筋肉内注射、注腸]

重症消耗性疾患の全身状態の改善(癌末期、スプルーを含む)[※静脈内注射、※点滴静脈内注射、※筋肉内注射]

○肝疾患

劇症肝炎(臨床的に重症とみなされるものを含む)[静脈内注射、※点滴静脈内注射、※筋肉内注射]

肝硬変(活動型、難治性腹水を伴うもの、胆汁うっ滞を伴うもの)[※筋肉内注射]

○肺疾患

びまん性間質性肺炎(肺線維症)(放射線肺臓炎を含む)[※静脈内注射、点滴静脈内注射、ネブライザー]

○重症感染症

重症感染症(化学療法と併用する)[静脈内注射、点滴静脈内注射、※筋肉内注射]

○結核性疾患

結核性髄膜炎(抗結核剤と併用する)[脊髄腔内注入]

結核性胸膜炎(抗結核剤と併用する)[胸腔内注入]

○神経疾患

脳脊髄炎(脳炎、脊髄炎を含む)(但し、一次性脳炎の場合は頭蓋内圧亢進症状がみられ、かつ他剤で効果が不十分なときに短期間用いること)[静脈内注射、点滴静脈内注射、※筋肉内注射、脊髄腔内注入]

末梢神経炎(ギランバレー症候群を含む)[※静脈内注射、※点滴静脈内注射、※筋肉内注射、脊髄腔内注入]

重症筋無力症[静脈内注射、点滴静脈内注射、※筋肉内注射、脊髄腔内注入]

多発性硬化症(視束脊髄炎を含む)[静脈内注射、点滴静脈内注射、※筋肉内注射、脊髄腔内注入]

小舞踏病[※筋肉内注射]

顔面神経麻痺[※筋肉内注射]

脊髄蜘網膜炎[※筋肉内注射]

○悪性腫瘍

悪性リンパ腫(リンパ肉腫症、細網肉腫症、ホジキン病、皮膚細網症、菌状息肉症)及び類似疾患(近縁疾患)[静脈内注射、点滴静脈内注射、※筋肉内注射、脊髄腔内注入]

好酸性肉芽腫[静脈内注射、点滴静脈内注射、※筋肉内注射]

乳癌の再発転移[※筋肉内注射]

○以下の悪性腫瘍に対する他の抗悪性腫瘍剤との併用療法

多発性骨髄腫[点滴静脈内注射]

○抗悪性腫瘍剤(シスプラチンなど)投与に伴う消化器症状(悪心・嘔吐)

[静脈内注射、点滴静脈内注射]

○外科疾患

副腎摘除[静脈内注射、点滴静脈内注射、筋肉内注射]

臓器・組織移植[※筋肉内注射]

侵襲後肺水腫[静脈内注射、ネブライザー]

副腎皮質機能不全患者に対する外科的侵襲[※筋肉内注射]

外科的ショック及び外科的ショック様状態[静脈内注射]

脳浮腫[静脈内注射]

輸血による副作用[静脈内注射]

気管支痙攣(術中)[静脈内注射]

蛇毒・昆虫毒(重症の虫さされを含む)[※筋肉内注射]

手術後の腹膜癒着防止[腹腔内注入]

○整形外科疾患

椎間板ヘルニアにおける神経根炎(根性坐骨神経痛を含む)[硬膜外注射]

脊髄浮腫[静脈内注射、硬膜外注射]

○産婦人科疾患

卵管整形術後の癒着防止[※筋肉内注射、卵管腔内注入]

○泌尿器科疾患

前立腺癌(他の療法が無効な場合)[※筋肉内注射]

陰茎硬結[※筋肉内注射、局所皮内注射]

○皮膚科疾患

★湿疹・皮膚炎群(急性湿疹、亜急性湿疹、慢性湿疹、接触皮膚炎、貨幣状湿疹、自家感作性皮膚炎、アトピー皮膚炎、乳・幼・小児湿疹、ビダール苔癬、その他の神経皮膚炎、脂漏性皮膚炎、進行性指掌角皮症、その他の手指の皮膚炎、陰部あるいは肛門湿疹、耳介及び外耳道の湿疹・皮膚炎、鼻前庭及び鼻翼周辺の湿疹・皮膚炎など)(但し、重症例以外は極力投与しないこと。局注は浸潤、苔癬化の著しい場合のみとする)[※筋肉内注射、局所皮内注射]

★痒疹群(小児ストロフルス、蕁麻疹様苔癬、固定蕁麻疹を含む)(但し、重症例に限る。また、固定蕁麻疹は局注が望ましい)[※筋肉内注射、局所皮内注射]

蕁麻疹(慢性例を除く)(重症例に限る)[※点滴静脈内注射、※筋肉内注射]

★乾癬及び類症〔尋常性乾癬(重症例)、乾癬性関節炎、乾癬性紅皮症、膿疱性乾癬、稽留性肢端皮膚炎、疱疹状膿痂疹、ライター症候群〕[※点滴静脈内注射、※筋肉内注射]

上記疾患のうち★尋常性乾癬[局所皮内注射]

★掌蹠膿疱症(重症例に限る)[※筋肉内注射]

★扁平苔癬(重症例に限る)[※筋肉内注射、局所皮内注射]

成年性浮腫性硬化症[※筋肉内注射]

紅斑症(★多形滲出性紅斑、結節性紅斑)(但し、多形滲出性紅斑の場合は重症例に限る)[※筋肉内注射]

粘膜皮膚眼症候群〔開口部びらん性外皮症、スチブンス・ジョンソン病、皮膚口内炎、フックス症候群、ベーチェット病(眼症状のない場合)、リップシュッツ急性陰門潰瘍〕

[※点滴静脈内注射、※筋肉内注射]

★円形脱毛症(悪性型に限る)[局所皮内注射]

天疱瘡群(尋常性天疱瘡、落葉状天疱瘡、Senear-Usher症候群、増殖性天疱瘡)[※点滴静脈内注射、※筋肉内注射]

デューリング疱疹状皮膚炎(類天疱瘡、妊娠性疱疹を含む)[※点滴静脈内注射、※筋肉内注射]

帯状疱疹(重症例に限る)[※筋肉内注射]

★紅皮症(ヘブラ紅色粃糠疹を含む)[※点滴静脈内注射、※筋肉内注射]

★早期ケロイド及びケロイド防止[局所皮内注射]

新生児スクレレーマ[※筋肉内注射]

○眼科疾患

内眼・視神経・眼窩・眼筋の炎症性疾患の対症療法(ブドウ膜炎、網脈絡膜炎、網膜血管炎、視神経炎、眼窩炎性偽腫瘍、眼窩漏斗尖端部症候群、眼筋麻痺)[※静脈内注射、※筋肉内注射、結膜下注射、球後注射、点眼]

外眼部及び前眼部の炎症性疾患の対症療法で点眼が不適当又は不十分な場合(眼瞼炎、結膜炎、角膜炎、強膜炎、虹彩毛様体炎)[※静脈内注射、※筋肉内注射、結膜下注射、球後注射]

眼科領域の術後炎症[※静脈内注射、※筋肉内注射、結膜下注射、点眼]

○耳鼻咽喉科疾患

急性・慢性中耳炎[※静脈内注射、※点滴静脈内注射、※筋肉内注射、中耳腔内注入]

滲出性中耳炎・耳管狭窄症[※静脈内注射、※点滴静脈内注射、※筋肉内注射、中耳腔内注入、耳管内注入]

メニエル病及びメニエル症候群[静脈内注射、点滴静脈内注射、筋肉内注射]

急性感音性難聴[静脈内注射、点滴静脈内注射、筋肉内注射]

血管運動(神経)性鼻炎[筋肉内注射、ネブライザー、鼻腔内注入、鼻甲介内注射]

アレルギー性鼻炎[筋肉内注射、ネブライザー、鼻腔内注入、鼻甲介内注射]

花粉症(枯草熱)[筋肉内注射、ネブライザー、鼻腔内注入、鼻甲介内注射]

副鼻腔炎・鼻茸[筋肉内注射、ネブライザー、鼻腔内注入、副鼻腔内注入、鼻茸内注射]

進行性壊疽性鼻炎[静脈内注射、点滴静脈内注射、筋肉内注射、ネブライザー、鼻腔内注入、副鼻腔内注入、喉頭・気管注入]

喉頭炎・喉頭浮腫[静脈内注射、点滴静脈内注射、筋肉内注射、ネブライザー、喉頭・気管注入]

喉頭ポリープ・結節[※静脈内注射、※点滴静脈内注射、※筋肉内注射、ネブライザー、喉頭・気管注入]

食道の炎症(腐蝕性食道炎、直達鏡使用後)及び食道拡張術後[静脈内注射、点滴静脈内注射、筋肉内注射、ネブライザー、食道注入]

耳鼻咽喉科領域の手術後の後療法[静脈内注射、点滴静脈内注射、筋肉内注射、軟組織内注射、局所皮内注射、ネブライザー、鼻腔内注入、副鼻腔内注入、鼻甲介内注射、喉頭・気管注入、中耳腔内注入、食道注入]

○歯科・口腔外科疾患

難治性口内炎及び舌炎(局所療法で治癒しないもの)[軟組織内注射]

※印 下記の場合にのみ用いること

1)静脈内注射及び点滴静脈内注射

経口投与不能時、緊急時及び筋肉内注射不適時

2)筋肉内注射

経口投与不能時

★印 外用剤を用いても効果が不十分な場合あるいは十分な効果を期待し得ないと推定される場合のみに用いること

6.用法及び用量

通常、成人に対する用法・用量は下表の通りである。
なお、年齢、症状により適宜増減する。

投与方法投与量・投与回数
(デキサメタゾンとして)
静脈内注射1回1.65〜6.6mg、3〜6時間毎
点滴静脈内注射1回1.65〜8.3mg、1日1〜2回
筋肉内注射1回1.65〜6.6mg、3〜6時間毎
関節腔内注射1回0.66〜4.1mg、原則として投与間隔を2週間以上とすること
軟組織内注射1回1.65〜5.0mg、原則として投与間隔を2週間以上とすること
腱鞘内注射1回0.66〜2.1mg、原則として投与間隔を2週間以上とすること
滑液嚢内注入1回0.66〜4.1mg、原則として投与間隔を2週間以上とすること
硬膜外注射1回1.65〜8.3mg、原則として投与間隔を2週間以上とすること
脊髄腔内注入1回0.83〜4.1mg、週1〜3回
胸腔内注入1回0.83〜4.1mg、週1〜3回
腹腔内注入1回1.65mg
局所皮内注射1回0.04〜0.08mg宛0.83mgまで、週1回
卵管腔内注入1回0.33〜0.83mg
注腸1回0.33〜5.0mg
結膜下注射1回0.33〜2.1mg、その際の液量は0.2〜0.5mLとする
球後注射1回0.83〜4.1mg、その際の液量は0.5〜1.0mLとする
点眼1回0.21〜0.83mg/mL溶液1〜2滴、1日3〜8回
ネブライザー1回0.08〜1.65mg、1日1〜3回
鼻腔内注入1回0.08〜1.65mg、1日1〜3回
副鼻腔内注入1回0.08〜1.65mg、1日1〜3回
鼻甲介内注射1回0.66〜4.1mg
鼻茸内注射1回0.66〜4.1mg
喉頭・気管注入1回0.08〜1.65mg、1日1〜3回
中耳腔内注入1回0.08〜1.65mg、1日1〜3回
耳管内注入1回0.08〜1.65mg、1日1〜3回
食道注入1回0.83〜1.65mg

<多発性骨髄腫に対する他の抗悪性腫瘍剤との併用療法>

投与方法投与量・投与回数
(デキサメタゾンとして)
点滴静脈内注射ビンクリスチン硫酸塩、ドキソルビシン塩酸塩との併用において、デキサメタゾンの投与量及び投与法は、通常1日量デキサメタゾンを33mgとし、21日から28日を1クールとして、第1日目から第4日目、第9日目から第12日目、第17日目から第20日目に、投与する。
なお、投与量及び投与日数は、年齢、患者の状態により適宜減ずる。

<抗悪性腫瘍剤(シスプラチンなど)投与に伴う消化器症状(悪心・嘔吐)>

投与方法投与量・投与回数
(デキサメタゾンとして)
静脈内注射
点滴静脈内注射
通常、成人には1日3.3〜16.5mgを、1日1回又は2回に分割して投与する。
ただし、1日最大16.5mgまでとする。

7.用法・用量に関連する注意

悪性リンパ腫に対する他の抗腫瘍剤との併用療法においては、併用薬剤の添付文書も参照すること。

規格単位毎の明細 (デキサート注射液6.6mg)

販売名和名 : デキサート注射液6.6mg

規格単位 : 6.6mg2mL1瓶

欧文商標名 : DEXART injection

規制区分

規制区分名称 : 処方箋医薬品注)

規制区分備考 : 注)注意−医師等の処方箋により使用すること

日本標準商品分類番号 : 872454

承認番号 : 22100AMX01402

販売開始年月 : 1998年7月

貯法及び期限等

貯法 : 室温保存

有効期間 : 3年

3.組成・性状

3.1 組成

デキサート注射液6.6mg

販売名デキサート注射液6.6mg
有効成分1バイアル(2.0mL中)
デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム 8.74mg
(デキサメタゾンとして6.6mg)
添加剤リン酸水素ナトリウム水和物6.0mg
クエン酸ナトリウム水和物5.0mg
亜硫酸水素ナトリウム4.0mg
塩化ナトリウム(等張化剤)10.4mg
水酸化ナトリウム(pH調整剤)適量

添加剤 : リン酸水素ナトリウム水和物

添加剤 : クエン酸ナトリウム水和物

添加剤 : 亜硫酸水素ナトリウム

添加剤 : 塩化ナトリウム(等張化剤)

添加剤 : 水酸化ナトリウム(pH調整剤)

3.2 製剤の性状

デキサート注射液6.6mg

販売名デキサート注射液6.6mg
剤形バイアル
pH7.0〜8.5
浸透圧比約1(生理食塩液に対する比)
性状無色澄明の水性注射剤

【色】
無色澄明
【剤形】
水性注射剤/液剤/注射
/液剤/外用

規格単位毎の効能効果及び用法用量

効能効果対用法用量

4.効能又は効果

○内分泌疾患

慢性副腎皮質機能不全(原発性、続発性、下垂体性、医原性)[筋肉内注射]

急性副腎皮質機能不全(副腎クリーゼ)[静脈内注射、点滴静脈内注射、筋肉内注射]

副腎性器症候群[※筋肉内注射]

亜急性甲状腺炎[※筋肉内注射]

甲状腺中毒症〔甲状腺(中毒性)クリーゼ〕[静脈内注射、点滴静脈内注射、※筋肉内注射]

甲状腺疾患に伴う悪性眼球突出症[※筋肉内注射]

特発性低血糖症[静脈内注射、点滴静脈内注射、※筋肉内注射]

○リウマチ性疾患、結合織炎及び関節炎

関節リウマチ[筋肉内注射、関節腔内注射]

若年性関節リウマチ(スチル病を含む)[筋肉内注射、関節腔内注射]

リウマチ熱(リウマチ性心炎を含む)[※静脈内注射、※点滴静脈内注射、筋肉内注射]

リウマチ性多発筋痛[筋肉内注射]

強直性脊椎炎(リウマチ性脊椎炎)[筋肉内注射]

強直性脊椎炎(リウマチ性脊椎炎)に伴う四肢関節炎[関節腔内注射]

関節周囲炎(非感染性のものに限る)[軟組織内注射、腱鞘内注射、滑液嚢内注入]

腱炎(非感染性のものに限る)[軟組織内注射、腱鞘内注射]

腱鞘炎(非感染性のものに限る)[腱鞘内注射]

腱周囲炎(非感染性のものに限る)[軟組織内注射、腱鞘内注射、滑液嚢内注入]

滑液包炎(非感染性のものに限る)[滑液嚢内注入]

変形性関節症(炎症症状がはっきり認められる場合)[関節腔内注射]

非感染性慢性関節炎[関節腔内注射]

痛風性関節炎[関節腔内注射]

○膠原病

エリテマトーデス(全身性及び慢性円板状)[※静脈内注射、※点滴静脈内注射、筋肉内注射]

全身性血管炎(高安動脈炎、結節性多発動脈炎、顕微鏡的多発血管炎、多発血管炎性肉芽腫症を含む)[※静脈内注射、※点滴静脈内注射、筋肉内注射]

多発性筋炎(皮膚筋炎)[※静脈内注射、※点滴静脈内注射、筋肉内注射]

強皮症[※筋肉内注射]

○腎疾患

ネフローゼ及びネフローゼ症候群[※静脈内注射、※点滴静脈内注射、※筋肉内注射]

○心疾患

うっ血性心不全[※静脈内注射、※点滴静脈内注射、※筋肉内注射]

○アレルギー性疾患

気管支喘息[静脈内注射、点滴静脈内注射、筋肉内注射(但し、筋肉内注射以外の投与法では不適当な場合に限る)、ネブライザー]

喘息性気管支炎(小児喘息性気管支炎を含む)[※筋肉内注射、ネブライザー]

喘息発作重積状態[静脈内注射、点滴静脈内注射]

薬剤その他の化学物質によるアレルギー・中毒(薬疹、中毒疹を含む)[※静脈内注射、※点滴静脈内注射、※筋肉内注射]

血清病[静脈内注射、点滴静脈内注射、※筋肉内注射]

アナフィラキシーショック[静脈内注射、点滴静脈内注射]

○血液疾患

紫斑病(血小板減少性及び血小板非減少性)[静脈内注射、点滴静脈内注射、※筋肉内注射]

溶血性貧血(免疫性又は免疫性機序の疑われるもの)[静脈内注射、点滴静脈内注射、※筋肉内注射]

白血病(急性白血病、慢性骨髄性白血病の急性転化、慢性リンパ性白血病)(皮膚白血病を含む)[静脈内注射、点滴静脈内注射、※筋肉内注射]

上記疾患のうち髄膜白血病[脊髄腔内注入]

再生不良性貧血[静脈内注射、点滴静脈内注射、※筋肉内注射]

凝固因子の障害による出血性素因[静脈内注射、点滴静脈内注射、※筋肉内注射]

顆粒球減少症(本態性、続発性)[静脈内注射、点滴静脈内注射、※筋肉内注射]

○消化器疾患

潰瘍性大腸炎[※静脈内注射、※点滴静脈内注射、※筋肉内注射、注腸]

限局性腸炎[※静脈内注射、※点滴静脈内注射、※筋肉内注射、注腸]

重症消耗性疾患の全身状態の改善(癌末期、スプルーを含む)[※静脈内注射、※点滴静脈内注射、※筋肉内注射]

○肝疾患

劇症肝炎(臨床的に重症とみなされるものを含む)[静脈内注射、※点滴静脈内注射、※筋肉内注射]

肝硬変(活動型、難治性腹水を伴うもの、胆汁うっ滞を伴うもの)[※筋肉内注射]

○肺疾患

びまん性間質性肺炎(肺線維症)(放射線肺臓炎を含む)[※静脈内注射、点滴静脈内注射、ネブライザー]

○重症感染症

重症感染症(化学療法と併用する)[静脈内注射、点滴静脈内注射、※筋肉内注射]

○結核性疾患

結核性髄膜炎(抗結核剤と併用する)[脊髄腔内注入]

結核性胸膜炎(抗結核剤と併用する)[胸腔内注入]

○神経疾患

脳脊髄炎(脳炎、脊髄炎を含む)(但し、一次性脳炎の場合は頭蓋内圧亢進症状がみられ、かつ他剤で効果が不十分なときに短期間用いること)[静脈内注射、点滴静脈内注射、※筋肉内注射、脊髄腔内注入]

末梢神経炎(ギランバレー症候群を含む)[※静脈内注射、※点滴静脈内注射、※筋肉内注射、脊髄腔内注入]

重症筋無力症[静脈内注射、点滴静脈内注射、※筋肉内注射、脊髄腔内注入]

多発性硬化症(視束脊髄炎を含む)[静脈内注射、点滴静脈内注射、※筋肉内注射、脊髄腔内注入]

小舞踏病[※筋肉内注射]

顔面神経麻痺[※筋肉内注射]

脊髄蜘網膜炎[※筋肉内注射]

○悪性腫瘍

悪性リンパ腫(リンパ肉腫症、細網肉腫症、ホジキン病、皮膚細網症、菌状息肉症)及び類似疾患(近縁疾患)[静脈内注射、点滴静脈内注射、※筋肉内注射、脊髄腔内注入]

好酸性肉芽腫[静脈内注射、点滴静脈内注射、※筋肉内注射]

乳癌の再発転移[※筋肉内注射]

○以下の悪性腫瘍に対する他の抗悪性腫瘍剤との併用療法

多発性骨髄腫[点滴静脈内注射]

○抗悪性腫瘍剤(シスプラチンなど)投与に伴う消化器症状(悪心・嘔吐)

[静脈内注射、点滴静脈内注射]

○外科疾患

副腎摘除[静脈内注射、点滴静脈内注射、筋肉内注射]

臓器・組織移植[※筋肉内注射]

侵襲後肺水腫[静脈内注射、ネブライザー]

副腎皮質機能不全患者に対する外科的侵襲[※筋肉内注射]

外科的ショック及び外科的ショック様状態[静脈内注射]

脳浮腫[静脈内注射]

輸血による副作用[静脈内注射]

気管支痙攣(術中)[静脈内注射]

蛇毒・昆虫毒(重症の虫さされを含む)[※筋肉内注射]

手術後の腹膜癒着防止[腹腔内注入]

○整形外科疾患

椎間板ヘルニアにおける神経根炎(根性坐骨神経痛を含む)[硬膜外注射]

脊髄浮腫[静脈内注射、硬膜外注射]

○産婦人科疾患

卵管整形術後の癒着防止[※筋肉内注射、卵管腔内注入]

○泌尿器科疾患

前立腺癌(他の療法が無効な場合)[※筋肉内注射]

陰茎硬結[※筋肉内注射、局所皮内注射]

○皮膚科疾患

★湿疹・皮膚炎群(急性湿疹、亜急性湿疹、慢性湿疹、接触皮膚炎、貨幣状湿疹、自家感作性皮膚炎、アトピー皮膚炎、乳・幼・小児湿疹、ビダール苔癬、その他の神経皮膚炎、脂漏性皮膚炎、進行性指掌角皮症、その他の手指の皮膚炎、陰部あるいは肛門湿疹、耳介及び外耳道の湿疹・皮膚炎、鼻前庭及び鼻翼周辺の湿疹・皮膚炎など)(但し、重症例以外は極力投与しないこと。局注は浸潤、苔癬化の著しい場合のみとする)[※筋肉内注射、局所皮内注射]

★痒疹群(小児ストロフルス、蕁麻疹様苔癬、固定蕁麻疹を含む)(但し、重症例に限る。また、固定蕁麻疹は局注が望ましい)[※筋肉内注射、局所皮内注射]

蕁麻疹(慢性例を除く)(重症例に限る)[※点滴静脈内注射、※筋肉内注射]

★乾癬及び類症〔尋常性乾癬(重症例)、乾癬性関節炎、乾癬性紅皮症、膿疱性乾癬、稽留性肢端皮膚炎、疱疹状膿痂疹、ライター症候群〕[※点滴静脈内注射、※筋肉内注射]

上記疾患のうち★尋常性乾癬[局所皮内注射]

★掌蹠膿疱症(重症例に限る)[※筋肉内注射]

★扁平苔癬(重症例に限る)[※筋肉内注射、局所皮内注射]

成年性浮腫性硬化症[※筋肉内注射]

紅斑症(★多形滲出性紅斑、結節性紅斑)(但し、多形滲出性紅斑の場合は重症例に限る)[※筋肉内注射]

粘膜皮膚眼症候群〔開口部びらん性外皮症、スチブンス・ジョンソン病、皮膚口内炎、フックス症候群、ベーチェット病(眼症状のない場合)、リップシュッツ急性陰門潰瘍〕

[※点滴静脈内注射、※筋肉内注射]

★円形脱毛症(悪性型に限る)[局所皮内注射]

天疱瘡群(尋常性天疱瘡、落葉状天疱瘡、Senear-Usher症候群、増殖性天疱瘡)[※点滴静脈内注射、※筋肉内注射]

デューリング疱疹状皮膚炎(類天疱瘡、妊娠性疱疹を含む)[※点滴静脈内注射、※筋肉内注射]

帯状疱疹(重症例に限る)[※筋肉内注射]

★紅皮症(ヘブラ紅色粃糠疹を含む)[※点滴静脈内注射、※筋肉内注射]

★早期ケロイド及びケロイド防止[局所皮内注射]

新生児スクレレーマ[※筋肉内注射]

○眼科疾患

内眼・視神経・眼窩・眼筋の炎症性疾患の対症療法(ブドウ膜炎、網脈絡膜炎、網膜血管炎、視神経炎、眼窩炎性偽腫瘍、眼窩漏斗尖端部症候群、眼筋麻痺)[※静脈内注射、※筋肉内注射、結膜下注射、球後注射、点眼]

外眼部及び前眼部の炎症性疾患の対症療法で点眼が不適当又は不十分な場合(眼瞼炎、結膜炎、角膜炎、強膜炎、虹彩毛様体炎)[※静脈内注射、※筋肉内注射、結膜下注射、球後注射]

眼科領域の術後炎症[※静脈内注射、※筋肉内注射、結膜下注射、点眼]

○耳鼻咽喉科疾患

急性・慢性中耳炎[※静脈内注射、※点滴静脈内注射、※筋肉内注射、中耳腔内注入]

滲出性中耳炎・耳管狭窄症[※静脈内注射、※点滴静脈内注射、※筋肉内注射、中耳腔内注入、耳管内注入]

メニエル病及びメニエル症候群[静脈内注射、点滴静脈内注射、筋肉内注射]

急性感音性難聴[静脈内注射、点滴静脈内注射、筋肉内注射]

血管運動(神経)性鼻炎[筋肉内注射、ネブライザー、鼻腔内注入、鼻甲介内注射]

アレルギー性鼻炎[筋肉内注射、ネブライザー、鼻腔内注入、鼻甲介内注射]

花粉症(枯草熱)[筋肉内注射、ネブライザー、鼻腔内注入、鼻甲介内注射]

副鼻腔炎・鼻茸[筋肉内注射、ネブライザー、鼻腔内注入、副鼻腔内注入、鼻茸内注射]

進行性壊疽性鼻炎[静脈内注射、点滴静脈内注射、筋肉内注射、ネブライザー、鼻腔内注入、副鼻腔内注入、喉頭・気管注入]

喉頭炎・喉頭浮腫[静脈内注射、点滴静脈内注射、筋肉内注射、ネブライザー、喉頭・気管注入]

喉頭ポリープ・結節[※静脈内注射、※点滴静脈内注射、※筋肉内注射、ネブライザー、喉頭・気管注入]

食道の炎症(腐蝕性食道炎、直達鏡使用後)及び食道拡張術後[静脈内注射、点滴静脈内注射、筋肉内注射、ネブライザー、食道注入]

耳鼻咽喉科領域の手術後の後療法[静脈内注射、点滴静脈内注射、筋肉内注射、軟組織内注射、局所皮内注射、ネブライザー、鼻腔内注入、副鼻腔内注入、鼻甲介内注射、喉頭・気管注入、中耳腔内注入、食道注入]

○歯科・口腔外科疾患

難治性口内炎及び舌炎(局所療法で治癒しないもの)[軟組織内注射]

※印 下記の場合にのみ用いること

1)静脈内注射及び点滴静脈内注射

経口投与不能時、緊急時及び筋肉内注射不適時

2)筋肉内注射

経口投与不能時

★印 外用剤を用いても効果が不十分な場合あるいは十分な効果を期待し得ないと推定される場合のみに用いること

6.用法及び用量

通常、成人に対する用法・用量は下表の通りである。
なお、年齢、症状により適宜増減する。

投与方法投与量・投与回数
(デキサメタゾンとして)
静脈内注射1回1.65〜6.6mg、3〜6時間毎
点滴静脈内注射1回1.65〜8.3mg、1日1〜2回
筋肉内注射1回1.65〜6.6mg、3〜6時間毎
関節腔内注射1回0.66〜4.1mg、原則として投与間隔を2週間以上とすること
軟組織内注射1回1.65〜5.0mg、原則として投与間隔を2週間以上とすること
腱鞘内注射1回0.66〜2.1mg、原則として投与間隔を2週間以上とすること
滑液嚢内注入1回0.66〜4.1mg、原則として投与間隔を2週間以上とすること
硬膜外注射1回1.65〜8.3mg、原則として投与間隔を2週間以上とすること
脊髄腔内注入1回0.83〜4.1mg、週1〜3回
胸腔内注入1回0.83〜4.1mg、週1〜3回
腹腔内注入1回1.65mg
局所皮内注射1回0.04〜0.08mg宛0.83mgまで、週1回
卵管腔内注入1回0.33〜0.83mg
注腸1回0.33〜5.0mg
結膜下注射1回0.33〜2.1mg、その際の液量は0.2〜0.5mLとする
球後注射1回0.83〜4.1mg、その際の液量は0.5〜1.0mLとする
点眼1回0.21〜0.83mg/mL溶液1〜2滴、1日3〜8回
ネブライザー1回0.08〜1.65mg、1日1〜3回
鼻腔内注入1回0.08〜1.65mg、1日1〜3回
副鼻腔内注入1回0.08〜1.65mg、1日1〜3回
鼻甲介内注射1回0.66〜4.1mg
鼻茸内注射1回0.66〜4.1mg
喉頭・気管注入1回0.08〜1.65mg、1日1〜3回
中耳腔内注入1回0.08〜1.65mg、1日1〜3回
耳管内注入1回0.08〜1.65mg、1日1〜3回
食道注入1回0.83〜1.65mg

<多発性骨髄腫に対する他の抗悪性腫瘍剤との併用療法>

投与方法投与量・投与回数
(デキサメタゾンとして)
点滴静脈内注射ビンクリスチン硫酸塩、ドキソルビシン塩酸塩との併用において、デキサメタゾンの投与量及び投与法は、通常1日量デキサメタゾンを33mgとし、21日から28日を1クールとして、第1日目から第4日目、第9日目から第12日目、第17日目から第20日目に、投与する。
なお、投与量及び投与日数は、年齢、患者の状態により適宜減ずる。

<抗悪性腫瘍剤(シスプラチンなど)投与に伴う消化器症状(悪心・嘔吐)>

投与方法投与量・投与回数
(デキサメタゾンとして)
静脈内注射
点滴静脈内注射
通常、成人には1日3.3〜16.5mgを、1日1回又は2回に分割して投与する。
ただし、1日最大16.5mgまでとする。

7.用法・用量に関連する注意

悪性リンパ腫に対する他の抗腫瘍剤との併用療法においては、併用薬剤の添付文書も参照すること。


[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] 2025/05/21 版