医療用医薬品 : グルカゴンG

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3. 組成・性状


3.1 組成

1バイアル中

有効成分注1)日局 グルカゴン(遺伝子組換え)1mg注2)
添加剤注1)乳糖水和物96.9mg
塩酸適量
添付溶解液日局 注射用水1mL
注1)添付溶解液1mLで溶解したときの0.96mL中。注2)1mgは1国際単位に相当する。

本剤は出芽酵母を用いて製造される。

3.2 製剤の性状

性状・剤形本剤は白色の粉末又は塊で、においはない。
本剤は用時溶解して用いる注射剤である。
pH2.5〜3.5(添付溶解液で溶解時)
浸透圧比(生理食塩液に対する比)0.9〜1.3(添付溶解液で溶解時)

【色】
白色
【剤形】
粉末/散剤/注射
塊/散剤/注射
/液剤/注射


規格単位毎の明細 (グルカゴンGノボ注射用1mg)

販売名和名 : グルカゴンGノボ注射用1mg

規格単位 : 1mg1瓶(溶解液付)

欧文商標名 : Glucagon G Novo Injection

規制区分

規制区分名称 : 劇薬

規制区分

規制区分名称 : 処方箋医薬品注)

規制区分備考 : 注)注意−医師等の処方箋により使用すること

日本標準商品分類番号 : 872492

日本標準商品分類番号 : 87722

承認番号 : 22100AMX01356000

販売開始年月 : 1996年5月

貯法及び期限等

貯法 : 凍結を避け、冷所(15℃以下)に保存

有効期間 : 3年

3.組成・性状

3.1 組成

1バイアル中

有効成分注1)日局 グルカゴン(遺伝子組換え)1mg注2)
添加剤注1)乳糖水和物96.9mg
塩酸適量
添付溶解液日局 注射用水1mL
注1)添付溶解液1mLで溶解したときの0.96mL中。注2)1mgは1国際単位に相当する。

本剤は出芽酵母を用いて製造される。

添加剤 : 乳糖水和物

添加剤 : 塩酸

3.2 製剤の性状

性状・剤形本剤は白色の粉末又は塊で、においはない。
本剤は用時溶解して用いる注射剤である。
pH2.5〜3.5(添付溶解液で溶解時)
浸透圧比(生理食塩液に対する比)0.9〜1.3(添付溶解液で溶解時)

【色】
白色
【剤形】
粉末/散剤/注射
塊/散剤/注射
/液剤/注射

規格単位毎の効能効果及び用法用量

効能効果対用法用量

4.効能又は効果

○消化管のX線及び内視鏡検査の前処置

○低血糖時の救急処置

○成長ホルモン分泌機能検査

○肝型糖原病検査

○胃の内視鏡的治療の前処置

6.用法及び用量

効能・効果用法・用量
消化管のX線及び内視鏡検査の前処置通常、グルカゴン(遺伝子組換え)として1mgを1mLの注射用水に溶解し、0.5〜1mgを筋肉内又は静脈内に注射する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
ただし、本剤の作用持続時間については、筋肉内注射の場合約25分間、静脈内注射の場合15〜20分間である。
低血糖時の救急処置通常、グルカゴン(遺伝子組換え)として1mgを1mLの注射用水に溶解し、筋肉内又は静脈内に注射する。
成長ホルモン分泌機能検査グルカゴン(遺伝子組換え)として1mgを1mLの注射用水に溶解し、体重1kg当たり0.03mgを空腹時に皮下に注射する。
ただし、最大投与量は1mgとする。
[判定基準]
血中hGH値は、測定方法、患者の状態等の関連で異なるため、明確に規定しえないが、通常、正常人では、本剤投与後60〜180分でピークに達し、10ng/mL以上を示す。血中hGH値が5ng/mL以下の場合hGH分泌不全とする。
なお、本剤投与後60分以降は30分毎に180分まで測定し、判定することが望ましい。
肝型糖原病検査通常、成人にはグルカゴン(遺伝子組換え)として1mgを生理食塩液20mLに溶かし、3分かけて静脈内に注射する。
なお、小児においてはグルカゴン(遺伝子組換え)として1mgを1mLの注射用水に溶解し、通常体重1kg当たり0.03mgを筋肉内に注射する。ただし、最大投与量は1mgとする。
[判定基準]
正常反応は個々の施設で設定されるべきであるが、通常、正常小児では、本剤筋注後30〜60分で血糖はピークに達し、前値より25mg/dL以上上昇する。正常成人では、本剤の静注後15〜30分でピークに達し、前値より30〜60mg/dL上昇する。
しかし、投与後の血糖のピーク値だけでは十分な判定ができないと考えられる場合は、投与後15〜30分毎に測定し、判定することが望ましい。
胃の内視鏡的治療の前処置通常、グルカゴン(遺伝子組換え)として1mgを1mLの注射用水に溶解し、筋肉内又は静脈内に注射する。また、内視鏡的治療中に消化管運動が再開し、治療に困難を来した場合又はその可能性がある場合には、1mgを追加投与する。
なお、本剤の作用発現時間は、筋肉内注射の場合約5分、静脈内注射の場合1分以内であり、作用持続時間については、筋肉内注射の場合約25分間、静脈内注射の場合15〜20分間である。

5.効能又は効果に関連する注意

<低血糖時の救急処置>

5.1 血糖上昇作用は、主として肝グリコーゲンの分解によるので、飢餓状態、副腎機能低下症、一部糖原病等の場合は血糖上昇効果がほとんど期待できない。また、アルコール性低血糖の場合には、血糖上昇効果はみられない。[18.1.2参照]

<胃の内視鏡的治療の前処置>

5.2 食道、十二指腸及び下部消化管の内視鏡的治療の前処置については使用経験がない。


[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] 2025/08/20 版