医療用医薬品 : グルカゴンG |
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総称名 | グルカゴンG |
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一般名 | グルカゴン(遺伝子組換え) |
欧文一般名 | Glucagon(Genetical Recombination) |
薬効分類名 | グルカゴン(遺伝子組換え) |
薬効分類番号 | 2492 7229 |
ATCコード | H04AA01 |
KEGG DRUG |
D00116
グルカゴン
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JAPIC | 添付文書(PDF) |
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2.禁忌 4.効能または効果 5.効能又は効果に関連する注意 6.用法及び用量 8.重要な基本的注意 9.特定の背景を有する患者に関する注意 10.相互作用 11.副作用 13.過量投与 14.適用上の注意 16.薬物動態 17.臨床成績 18.薬効薬理 19.有効成分に関する理化学的知見 20.取扱い上の注意 22.包装 23.主要文献 24.文献請求先及び問い合わせ先 26.製造販売業者等 |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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グルカゴンGノボ注射用1mg | Glucagon G Novo Injection | ノボノルディスクファーマ | 7229402D1036 | 2371円/瓶 | 劇薬, 処方箋医薬品注) |
効能・効果 | 用法・用量 |
消化管のX線及び内視鏡検査の前処置 | 通常、グルカゴン(遺伝子組換え)として1mgを1mLの注射用水に溶解し、0.5〜1mgを筋肉内又は静脈内に注射する。 なお、年齢、症状により適宜増減する。 ただし、本剤の作用持続時間については、筋肉内注射の場合約25分間、静脈内注射の場合15〜20分間である。 |
低血糖時の救急処置 | 通常、グルカゴン(遺伝子組換え)として1mgを1mLの注射用水に溶解し、筋肉内又は静脈内に注射する。 |
成長ホルモン分泌機能検査 | グルカゴン(遺伝子組換え)として1mgを1mLの注射用水に溶解し、体重1kg当たり0.03mgを空腹時に皮下に注射する。 ただし、最大投与量は1mgとする。 [判定基準] 血中hGH値は、測定方法、患者の状態等の関連で異なるため、明確に規定しえないが、通常、正常人では、本剤投与後60〜180分でピークに達し、10ng/mL以上を示す。血中hGH値が5ng/mL以下の場合hGH分泌不全とする。 なお、本剤投与後60分以降は30分毎に180分まで測定し、判定することが望ましい。 |
肝型糖原病検査 | 通常、成人にはグルカゴン(遺伝子組換え)として1mgを生理食塩液20mLに溶かし、3分かけて静脈内に注射する。 なお、小児においてはグルカゴン(遺伝子組換え)として1mgを1mLの注射用水に溶解し、通常体重1kg当たり0.03mgを筋肉内に注射する。ただし、最大投与量は1mgとする。 [判定基準] 正常反応は個々の施設で設定されるべきであるが、通常、正常小児では、本剤筋注後30〜60分で血糖はピークに達し、前値より25mg/dL以上上昇する。正常成人では、本剤の静注後15〜30分でピークに達し、前値より30〜60mg/dL上昇する。 しかし、投与後の血糖のピーク値だけでは十分な判定ができないと考えられる場合は、投与後15〜30分毎に測定し、判定することが望ましい。 |
胃の内視鏡的治療の前処置 | 通常、グルカゴン(遺伝子組換え)として1mgを1mLの注射用水に溶解し、筋肉内又は静脈内に注射する。また、内視鏡的治療中に消化管運動が再開し、治療に困難を来した場合又はその可能性がある場合には、1mgを追加投与する。 なお、本剤の作用発現時間は、筋肉内注射の場合約5分、静脈内注射の場合1分以内であり、作用持続時間については、筋肉内注射の場合約25分間、静脈内注射の場合15〜20分間である。 |
β-遮断剤 プロプラノロール塩酸塩 アテノロール ピンドロール [9.7、11.1.2参照] | 血糖上昇後のリバウンド現象である低血糖症状があらわれやすくなる。特に、成長ホルモン分泌機能検査におけるプロプラノロール併用時に低血糖によると思われる症状が高頻度に認められているので、観察を十分に行うこと。 | 通常、低血糖になるとアドレナリンが遊離され血糖を上昇させるが、β-遮断剤の併用により低血糖からの回復反応が抑制される。また、低血糖に対する交感神経系の症状(振戦、動悸等)をマスクし、低血糖を遷延させる可能性がある。 |
インスリン | インスリンの血糖降下作用が減弱することがある。 血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。 | 本剤は糖新生亢進、肝グリコーゲン分解促進等による血糖上昇作用を有する。 |
ワルファリンカリウム | ワルファリンカリウムの抗凝血作用が増強することがある。 併用時は凝固能の変動に注意し、必要であればワルファリンカリウムを減量するなど適切な措置を行うこと。 | 機序不明 |
0.1〜5%未満 | 0.1%未満 | 頻度不明 | |
過敏症 | じん麻疹 | ||
消化器 | 嘔気、嘔吐 | 腹痛、腹鳴、下痢 | |
血液 | 白血球数増加、白血球分画の変動 | ||
心血管系 | 心悸亢進 | 血圧低下注2)、高血圧 | |
肝臓 | 血清ビリルビン上昇 | ||
糖代謝 | 血糖値上昇、尿糖 | ||
脂質代謝 | トリグリセライド上昇 | ||
その他 | 頭痛、倦怠感 | 眠気、顔色不良、発汗、めまい、ほてり、冷感、LDH上昇、血清カリウム上昇、血清カリウム低下、血清無機リン上昇、尿潜血 | 熱感、発赤、注射部位反応 |
投与経路 | 消化管運動抑制作用 | 血糖上昇作用 | |
作用発現時間 | 作用持続時間 | 作用発現時間 | |
静脈内注射 | 1分以内 | 15〜20分 | 1分以内 |
筋肉内注射 | 約5分 | 約25分 | 通常10分以内 |
一般的名称 | グルカゴン(遺伝子組換え) |
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一般的名称(欧名) | Glucagon(Genetical Recombination) |
分子式 | C153H225N43O49S |
分子量 | 3482.75 |
物理化学的性状 | 白色の凍結乾燥した粉末である。 水又はエタノール(99.5)にほとんど溶けない。吸湿性がある。 |
KEGG DRUG | D00116 |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/09/17 版 |