医療用医薬品 : アジスロマイシン

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3. 組成・性状


3.1 組成

有効成分
[1錠中]
日局アジスロマイシン水和物 262mg
(アジスロマイシンとして250mg(力価))
添加剤カルナウバロウ、クロスカルメロースNa、酸化チタン、ステアリン酸Mg、タルク、ヒプロメロース、部分アルファー化デンプン、マクロゴール6000、ラウリル硫酸Na、リン酸水素Ca

3.2 製剤の性状

外形 
剤形フィルムコーティング錠
性状白色
直径(mm)13.6×6.9
厚さ(mm)5.6
重量(mg)約468
本体表示アジスロマイシン 250 SW

【色】
白色
【剤形】
フィルムコーティング錠/錠剤/内用


規格単位毎の明細 (アジスロマイシン錠250mg「サワイ」)

販売名和名 : アジスロマイシン錠250mg「サワイ」

規格単位 : 250mg1錠

欧文商標名 : AZITHROMYCIN Tablets[SAWAI]

規制区分

規制区分名称 : 処方箋医薬品注)

規制区分備考 : 注)注意−医師等の処方箋により使用すること

日本標準商品分類番号 : 876149

承認番号 : 22500AMX01407000

販売開始年月 : 2013年12月

貯法及び期限等

貯法 : 室温保存

有効期間 : 3年

3.組成・性状

3.1 組成

有効成分
[1錠中]
日局アジスロマイシン水和物 262mg
(アジスロマイシンとして250mg(力価))
添加剤カルナウバロウ、クロスカルメロースNa、酸化チタン、ステアリン酸Mg、タルク、ヒプロメロース、部分アルファー化デンプン、マクロゴール6000、ラウリル硫酸Na、リン酸水素Ca

添加剤 : カルナウバロウ

添加剤 : クロスカルメロースNa

添加剤 : 酸化チタン

添加剤 : ステアリン酸Mg

添加剤 : タルク

添加剤 : ヒプロメロース

添加剤 : 部分アルファー化デンプン

添加剤 : マクロゴール6000

添加剤 : ラウリル硫酸Na

添加剤 : リン酸水素Ca

3.2 製剤の性状

外形 
剤形フィルムコーティング錠
性状白色
直径(mm)13.6×6.9
厚さ(mm)5.6
重量(mg)約468
本体表示アジスロマイシン 250 SW

【色】
白色
【剤形】
フィルムコーティング錠/錠剤/内用

識別コード : アジスロマイシン250SW

規格単位毎の効能効果及び用法用量

効能効果対用法用量

4.効能又は効果

<適応菌種>

アジスロマイシンに感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、淋菌、モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス、インフルエンザ菌、レジオネラ・ニューモフィラ、ペプトストレプトコッカス属、プレボテラ属、クラミジア属、マイコプラズマ属

<適応症>

深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、咽頭・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、慢性呼吸器病変の二次感染、尿道炎、子宮頸管炎、骨盤内炎症性疾患、副鼻腔炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎

6.用法及び用量

<深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、咽頭・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、肺炎、肺膿瘍、慢性呼吸器病変の二次感染、副鼻腔炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎>

成人にはアジスロマイシンとして、500mg(力価)を1日1回、3日間合計1.5g(力価)を経口投与する。

<尿道炎、子宮頸管炎>

成人にはアジスロマイシンとして、1000mg(力価)を1回経口投与する。

<骨盤内炎症性疾患>

成人にはアジスロマイシン注射剤による治療を行った後、アジスロマイシンとして250mg(力価)を1日1回経口投与する。

5.効能又は効果に関連する注意

<骨盤内炎症性疾患>

5.1 淋菌を適応菌種とするのは、骨盤内炎症性疾患の適応症に限る。

<咽頭・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、副鼻腔炎>

5.2 「抗微生物薬適正使用の手引き」1)を参照し、抗菌薬投与の必要性を判断した上で、本剤の投与が適切と判断される場合に投与すること。

<肺炎>

5.3 症状に応じてアジスロマイシン注射剤から治療を開始する必要性を判断すること。[7.6、7.7参照]

7.用法及び用量に関連する注意

<深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、咽頭・喉頭炎、扁桃炎(扁桃周囲炎、扁桃周囲膿瘍を含む)、急性気管支炎、肺膿瘍、慢性呼吸器病変の二次感染、副鼻腔炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎>

7.1 本剤で治療を開始し、4日目以降においても臨床症状が不変もしくは悪化の場合には、医師の判断で適切な他の薬剤に変更すること。[16.7.2参照]

7.2 外国の臨床における体内動態試験の成績から、本剤500mg(力価)を1日1回3日間経口投与することにより、感受性菌に対して有効な組織内濃度が約7日間持続することが予測されているので、治療に必要な投与期間は3日間とする。

<尿道炎、子宮頸管炎>

7.3 本剤投与開始後2〜4週間は経過を観察し、効果を判定すること。細菌学的検査結果又は臨床症状から効果が認められない場合には医師の判断で適切な他の薬剤に変更すること。[16.7.2参照]

7.4 本剤1000mg(力価)を1回経口投与することにより、アジスロマイシン感性のトラコーマクラミジア(クラミジア・トラコマティス)に対して有効な組織内濃度が約10日間持続することが予測されているので、治療に必要な投与回数は1回とする。

<肺炎>

7.5 本剤で治療を開始し、4日目以降においても臨床症状が不変もしくは悪化の場合には、医師の判断で適切な他の薬剤に変更すること。[16.7.2参照]

7.6 アジスロマイシン注射剤から本剤に切り替える場合は、症状に応じて投与期間を変更することができる。[5.3、17.1.7、17.1.8参照]

7.7 アジスロマイシン注射剤から本剤へ切り替え、総投与期間が10日を超える場合は、経過観察を十分に行うこと。アジスロマイシン注射剤からアジスロマイシン錠へ切り替えた臨床試験は、医師が経口投与可能と判断した時点で、アジスロマイシン注射剤からアジスロマイシン錠500mg(力価)を1日1回投与に切り替え、アジスロマイシン注射剤の投与期間は2〜5日間、総投与期間は合計7〜10日間で実施され、総投与期間として10日間を超える投与経験は少ない。[5.3、17.1.7、17.1.8参照]

7.8 レジオネラ・ニューモフィラに対して、アジスロマイシン注射剤による治療を実施せずに本剤のみで治療した場合の有効性及び安全性は確立していない(投与経験が少ない)。

<骨盤内炎症性疾患>

7.9 アジスロマイシン注射剤から本剤へ切り替え、総投与期間が10日を超える場合は、経過観察を十分に行うこと。アジスロマイシン注射剤からアジスロマイシン錠へ切り替えた臨床試験は、医師が経口投与可能と判断した時点で、アジスロマイシン注射剤からアジスロマイシン錠250mg(力価)を1日1回投与に切り替え、アジスロマイシン注射剤の投与期間は1〜2日間、総投与期間は合計7日間で実施され、総投与期間として7日間を超える投与経験はない。[17.1.9参照]

7.10 アジスロマイシン注射剤による治療を実施せずに本剤のみで治療した場合の有効性及び安全性は確立していない(投与経験はない)。


[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] 2025/07/23 版