医療用医薬品 : アジスロマイシン |
List Top |
総称名 | アジスロマイシン |
---|---|
一般名 | アジスロマイシン水和物 |
欧文一般名 | Azithromycin Hydrate |
製剤名 | アジスロマイシン錠 |
薬効分類名 | 15員環マクロライド系抗生物質製剤 |
薬効分類番号 | 6149 |
ATCコード | J01FA10 |
KEGG DRUG |
D02134
アジスロマイシン水和物
|
KEGG DGROUP |
DG01551
マクロライド系抗生物質
|
JAPIC | 添付文書(PDF) |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
---|---|---|---|---|---|
アジスロマイシン錠250mg「サワイ」 (後発品) | AZITHROMYCIN Tablets[SAWAI] | 沢井製薬 | 6149004F1125 | 63.3円/錠 | 処方箋医薬品注) |
制酸剤(水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム) | アジスロマイシンの最高血中濃度低下の報告がある5)。 | 機序不明 |
ワルファリン | 国際標準化プロトロンビン比上昇の報告がある6)7)。 | マクロライド系薬剤はワルファリンの肝臓における主たる代謝酵素であるチトクロームP450を阻害するので、ワルファリンの作用が増強することがあるが、アジスロマイシンでの機序の詳細は明らかではない。 |
シクロスポリン | シクロスポリンの最高血中濃度の上昇及び血中濃度半減期の延長の報告がある8)。 | マクロライド系薬剤はシクロスポリンの主たる代謝酵素であるチトクロームP450を阻害するので、シクロスポリンの血中濃度が上昇することがあるが、アジスロマイシンでの機序の詳細は明らかではない。 |
ネルフィナビル | アジスロマイシン錠の1200mg投与で、アジスロマイシンの濃度・時間曲線下面積(AUC)及び平均最高血中濃度の上昇の報告がある9)。 | 機序不明 |
ジゴキシン | アジスロマイシンとの併用により、ジゴキシン中毒の発現リスク上昇の報告がある10)。 | P-糖蛋白質を介したジゴキシンの輸送が阻害されることにより、ジゴキシンの血中濃度が上昇することを示唆した報告があるが、アジスロマイシンでの機序の詳細は明らかではない。 |
ベネトクラクス | ベネトクラクスの効果が減弱するおそれがあるので、併用を避けることが望ましい。 | 機序は不明であるが、ベネトクラクスの血中濃度が低下する可能性がある。 |
1%以上a) | 0.1〜1%未満a) | 0.1%未満a) | 頻度不明 | |
皮膚 | 発疹、蕁麻疹、そう痒症 | アトピー性皮膚炎増悪 | 光線過敏性反応、紅斑、水疱、皮膚剥離、多形紅斑、寝汗、多汗症、皮膚乾燥、皮膚変色、脱毛 | |
血液 | 好酸球数増加 | 白血球数減少b) | 血小板数増加、好塩基球数増加、顆粒球数減少b)、プロトロンビン時間延長、血小板数減少 | 貧血、リンパ球数減少、ヘモグロビン減少、白血球数増加 |
血管障害 | 血栓性静脈炎 | 潮紅 | ||
循環器 | 血圧低下、動悸、血圧上昇 | |||
肝臓 | ALT増加 | AST増加、ALP増加、γ-GTP増加、LDH増加、肝機能検査異常 | 血中ビリルビン増加 | |
腎臓 | BUN増加、尿中蛋白陽性 | クレアチニン増加、腎臓痛、排尿困難、尿潜血陽性、頻尿 | ||
消化器 | 下痢c) | 腹痛、悪心、嘔吐、腹部不快感、腹部膨満 | 便秘、口内炎、消化不良、食欲不振、鼓腸放屁、口唇のあれ、黒毛舌、舌炎、舌苔、腹鳴 | 舌変色、口・舌のしびれ感、おくび、胃炎、口内乾燥、唾液増加、膵炎、アフタ性口内炎、口腔内不快感、消化管障害、口唇炎 |
精神・神経系 | 頭痛、めまい、灼熱感、傾眠、味覚異常、感覚鈍麻、不眠症 | 失神、痙攣、振戦、激越d)、嗅覚異常、無嗅覚、神経過敏、不安、錯感覚、攻撃性 | ||
感染症 | カンジダ症 | 胃腸炎 | 真菌感染、咽頭炎、皮膚感染、肺炎、β溶血性レンサ球菌感染、膣炎 | |
眼 | 結膜炎、眼瞼浮腫、霧視、ぶどう膜炎、眼痛、視力障害 | |||
筋骨格系 | 筋肉痛、関節痛、頚部痛、背部痛、四肢痛、関節腫脹 | |||
呼吸器 | 咳嗽、呼吸困難、嗄声 | 鼻出血、アレルギー性鼻炎、くしゃみ、ラ音、気管障害、低音性連続性ラ音、鼻部障害、鼻閉、鼻漏、羊鳴性気管支音、痰貯留 | ||
耳 | 耳痛、難聴、耳鳴、聴力低下、耳の障害 | |||
生殖器 | 卵巣嚢腫 | 精巣痛、不正子宮出血 | ||
代謝 | 血中カリウム減少、血中カリウム増加 | 脱水、血中重炭酸塩減少、低カリウム血症 | ||
注入部位 | 疼痛 | 血管外漏出、紅斑 | ||
その他 | 発熱、口渇、気分不良、倦怠感、浮遊感 | 胸痛、無力症、浮腫、低体温、不整脈、咽喉頭異物感、局所腫脹、粘膜異常感覚、疼痛、疲労 |
投与量 (mg) | tmax (h) | Cmax (μg/mL) | t1/2 (h) | AUC0-48 (μg・h/mL) | AUC0-168 (μg・h/mL) |
250 | 2.7±0.8 | 0.24±0.12 | NA | 1.73±0.39 | NA |
500 | 2.5±0.8 | 0.58±0.11 | 61.9±9.4 | 3.32±0.46 | 4.41±0.48 |
1000 | 2.3±0.8 | 0.74±0.14 | 68.1±12.4 | 7.29±1.16 | 10.51±1.72 |
Cmax (ng/mL) | Tmax (hr) | T1/2 (hr) | AUC0-72hr (ng・hr/mL) | |
アジスロマイシン錠250mg「サワイ」 | 322±141 | 2.6±0.9 | 23.3±14.1 | 1897±750 |
ジスロマック錠250mg | 318±146 | 2.5±0.7 | 26.8±15.1 | 1977±672 |
n/Na)有効率(%) | |
感受性別: | |
耐性(MIC≧2μg/mL) | 10/11(90.9) |
MIC不明 | 2/3(66.7) |
MIC別: | |
MIC=4μg/mL | 1/1(100) |
MIC=8μg/mL | 0/1(0) |
MIC=16μg/mL | 3/3(100) |
MIC>64μg/mL | 6/6(100) |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2024/10/23 版 |