医療用医薬品 : マブキャンパス

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3. 組成・性状


3.1 組成

販売名マブキャンパス点滴静注30mg
成分1バイアル(1mL)中の分量
有効成分アレムツズマブ(遺伝子組換え)注)30mg
添加剤エデト酸ナトリウム水和物0.0187mg
塩化カリウム0.2mg
リン酸二水素カリウム0.2mg
リン酸水素二ナトリウム二水和物1.44mg
ポリソルベート800.1mg
等張化剤、pH調節剤 
注)本剤は遺伝子組換え技術によりチャイニーズハムスター卵巣細胞を用いて製造される。
マスターセルバンク及びワーキングセルバンク構築時にウシ血清由来成分(胎児血清及び血清アルブミン)を使用している。

3.2 製剤の性状

販売名マブキャンパス点滴静注30mg
性状無色〜微黄色の澄明又はわずかに乳白色を呈する液
pH7.0〜7.4
浸透圧比0.9〜1.1(日局生理食塩液に対する比)

【色】
無色〜微黄色の澄明又は微乳白色
【剤形】
/液剤/注射


規格単位毎の明細 (マブキャンパス点滴静注30mg)

販売名和名 : マブキャンパス点滴静注30mg

規格単位 : 30mg1mL1瓶

欧文商標名 : MabCampath I.V.Infusion

規制区分

規制区分名称 : 生物由来製品

規制区分

規制区分名称 : 劇薬

規制区分

規制区分名称 : 処方箋医薬品

規制区分備考 : 注意−医師等の処方箋により使用すること

日本標準商品分類番号 : 874291

承認番号 : 22600AMX01312

販売開始年月 : 2015年1月

貯法及び期限等

貯法 : 2〜8℃で保存

有効期間 : 48ヵ月

3.組成・性状

3.1 組成

販売名マブキャンパス点滴静注30mg
成分1バイアル(1mL)中の分量
有効成分アレムツズマブ(遺伝子組換え)注)30mg
添加剤エデト酸ナトリウム水和物0.0187mg
塩化カリウム0.2mg
リン酸二水素カリウム0.2mg
リン酸水素二ナトリウム二水和物1.44mg
ポリソルベート800.1mg
等張化剤、pH調節剤 
注)本剤は遺伝子組換え技術によりチャイニーズハムスター卵巣細胞を用いて製造される。
マスターセルバンク及びワーキングセルバンク構築時にウシ血清由来成分(胎児血清及び血清アルブミン)を使用している。

添加剤 : エデト酸ナトリウム水和物

添加剤 : 塩化カリウム

添加剤 : リン酸二水素カリウム

添加剤 : リン酸水素二ナトリウム二水和物

添加剤 : ポリソルベート80

添加剤 : 等張化剤

添加剤 : pH調節剤

3.2 製剤の性状

販売名マブキャンパス点滴静注30mg
性状無色〜微黄色の澄明又はわずかに乳白色を呈する液
pH7.0〜7.4
浸透圧比0.9〜1.1(日局生理食塩液に対する比)

【色】
無色〜微黄色の澄明又は微乳白色
【剤形】
/液剤/注射

規格単位毎の効能効果及び用法用量

効能効果対用法用量

4.効能又は効果

○再発又は難治性の慢性リンパ性白血病

○同種造血幹細胞移植の前治療

6.用法及び用量

<再発又は難治性の慢性リンパ性白血病>

通常、成人にはアレムツズマブ(遺伝子組換え)として1日1回3mgの連日点滴静注から開始し、1日1回10mgを連日点滴静注した後、1日1回30mgを週3回隔日に点滴静注する。ただし、投与開始から12週間までの投与とする。なお、患者の状態により適宜減量する。

<同種造血幹細胞移植の前治療>

通常、成人にはアレムツズマブ(遺伝子組換え)として1日1回0.16mg/kgを6日間点滴静注する。

5.効能又は効果に関連する注意

<同種造血幹細胞移植の前治療>

臨床試験に組み入れられた患者の原疾患、ドナーの種類等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。

7.用法及び用量に関連する注意

<効能共通>

7.1 infusion reactionを軽減するため、本剤の投与前に抗ヒスタミン剤及び解熱鎮痛剤を投与すること。さらに、本剤投与前に副腎皮質ステロイド剤を投与するとinfusion reactionが軽減されることがある。[1.2、11.1.2参照]

7.2 本剤投与中にGrade1注)又はGrade2注)のinfusion reactionが認められた場合には、直ちに投与を中断し、副腎皮質ステロイド剤の投与を行い、回復した場合、投与を再開することができる。

<再発又は難治性の慢性リンパ性白血病>

7.3 本剤は、いずれの用量も1日量を2時間以上かけて点滴静注すること。

7.4 1日1回3mg及び1日1回10mgの連日点滴静注において、Grade3注)以上のinfusion reactionが認められない場合、1日1回3mgでは1日1回10mgの連日点滴静注に、1日1回10mgでは1日1回30mgの週3回隔日点滴静注に、それぞれ増量することができる。

7.5 他の抗悪性腫瘍剤との併用について、有効性及び安全性は確立していない。

7.6 本剤の投与中に好中球数減少及び血小板数減少が認められた場合、下表を参考に本剤の用量を調節すること。なお、ベースライン時の好中球絶対数が500/μL以下の患者について、有効性及び安全性は確立していない。[11.1.1参照]

休薬、中止又は再開基準

ベースラインの好中球絶対数が500/μL超で治療を開始した患者において、好中球絶対数が250/μL未満となった場合、又はベースラインの血小板数が25,000/μL超で治療を開始した患者において、血小板数が25,000/μL以下となった場合
初回発現時休薬すること。好中球絶対数500/μL以上及び血小板数50,000/μL以上に回復した場合、休薬時の用量で投与を再開できる。ただし、7日以上休薬した場合、再開時の開始用量は1日1回3mgとすること。
2回目発現時休薬すること。好中球絶対数500/μL以上及び血小板数50,000/μL以上に回復した場合、本剤1日1回10mg又は休薬時の用量のいずれか低い方の用量で投与を再開できる。ただし、7日以上休薬した場合、再開時の開始用量は1日1回3mgとすること。
3回目発現時本剤の投与を中止すること。
ベースラインの血小板数が25,000/μL以下で治療を開始した患者において、ベースラインの数値から50%以上減少した場合
初回発現時休薬すること。好中球絶対数及び血小板数がベースライン値に回復した場合、休薬時の用量で投与を再開できる。ただし、7日以上休薬した場合、再開時の開始用量は1日1回3mgとすること。
2回目発現時休薬すること。好中球絶対数及び血小板数がベースライン値に回復した場合、本剤1日1回10mg又は休薬時の用量のいずれか低い方の用量で投与を再開できる。ただし、7日以上休薬した場合、再開時の開始用量は1日1回3mgとすること。
3回目発現時本剤の投与を中止すること。

<同種造血幹細胞移植の前治療>

7.7 本剤と併用する薬剤等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知した上で選択すること。

7.8 本剤の初回投与時は3mgを2時間かけて投与し、忍容性が良好であれば、残りの用量を2時間かけて投与する。2回目以降の投与は1日量を4時間かけて点滴静注すること。

注)GradeはNCI-CTCAEv3.0に準じる


[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] 2025/07/23 版