<再発又は難治性の慢性リンパ性白血病>
17.1.1 国内第1相臨床試験
再発又は難治性の慢性リンパ性白血病患者
注1)を対象に、国内第1相臨床試験を実施した。奏効率は33.3%(2/6例)であり、内訳は完全奏効が1例及び部分奏効が1例であった。
安全性評価対象症例6例中6例(100%)に副作用が認められた。主な副作用は、好中球減少症6例(100%)、貧血、血小板減少症各5例(各83.3%)、悪心、嘔吐、発熱、サイトメガロウイルス検査陽性各4例(各66.7%)であった
2)。
17.1.2 海外第2相臨床試験
フルダラビンリン酸エステルに抵抗性かつアルキル化剤による治療歴を有する慢性リンパ性白血病患者を対象に、海外第2相臨床試験を実施した。奏効率は33.3%(31/93例)であり、内訳は完全奏効が2例(2.2%)及び部分奏効が29例(31.2%)であった。
安全性評価対象症例93例中93例(100%)に副作用が認められた。主な副作用は、悪寒83例(89.2%)、発熱77例(82.8%)、悪心44例(47.3%)、嘔吐31例(33.3%)、発疹26例(28.0%)などであった
3)。
17.1.3 海外第2相臨床試験
プリンアナログによる治療歴を有する慢性リンパ性白血病患者を対象に海外第2相臨床試験を実施した。奏効率は33.3%(9/27例)であり、内訳は完全奏効が2例(7.4%)及び部分奏効が7例(25.9%)であった。
安全性評価対象症例30例中29例(96.7%)に副作用が認められた。主な副作用は、悪寒22例(73.3%)、発熱17例(56.7%)、悪心15例(50.0%)、嘔吐9例(30.0%)、皮膚炎7例(23.3%)、蕁麻疹、疲労、低血圧各6例(各20.0%)であった
4)。
<同種造血幹細胞移植の前治療>
17.1.4 国内第1/2相臨床試験
HLA適合若しくは一抗原不適合の血縁者ドナー、又はHLA適合の非血縁者ドナーのいない、同種造血幹細胞移植を施行予定の造血器悪性腫瘍患者
注2)を対象に、国内第1/2相臨床試験を実施した。11例にシクロホスファミド水和物と全身放射線照射との併用、又はフルダラビンリン酸エステル、ブスルファン及び全身放射線照射との併用
注3)で、アレムツズマブ0.16mg/kgを1日1回、移植前8日から移植前3日までの6日間投与した。主要評価項目とされた移植成功率
注4)[95%信頼区間](%)は90.9[58.7,99.8](10/11例)であった。
安全性評価対象症例11例中11例(100%)に副作用が認められた。主な副作用は、下痢、発熱、血中乳酸脱水素酵素増加、C-反応性蛋白増加、サイトメガロウイルス検査陽性各10例(各90.9%)、倦怠感9例(81.8%)、食欲減退、悪心各8例(各72.7%)、低マグネシウム血症、口内炎、嘔吐及び浮腫各7例(各63.6%)であった
5)。
17.1.5 国内第1/2相臨床試験
HLA適合若しくはHLA一座不適合の血縁者ドナー、又は臍帯血を除いたHLA適合若しくはHLA DRB1一座不適合の非血縁者ドナーから同種造血幹細胞移植を施行予定の後天性再生不良性貧血患者を対象に、国内第1/2相臨床試験を実施した。12例にフルダラビンリン酸エステル、シクロホスファミド水和物及び全身放射線照射
注5)との併用で、アレムツズマブ0.16mg/kgを1日1回、移植前10日から移植前5日までの6日間投与した。主要評価項目とされた移植成功率
注6)[95%信頼区間](%)は91.7[61.5,99.8](11/12例)であった。
安全性評価対象症例12例中12例(100%)に副作用が認められた。主な副作用は、サイトメガロウイルス検査陽性12例(100%)、悪心10例(83.3%)、食欲減退、C-反応性蛋白増加各9例(各75.0%)、倦怠感8例(66.6%)、頭痛、下痢、嘔吐、発熱及び血中乳酸脱水素酵素増加各7例(各58.3%)であった
6)。
注1)過去に受けた慢性リンパ性白血病に対する治療レジメン数が1〜3レジメンである患者。
注2)急性骨髄性白血病、急性リンパ性白血病、慢性骨髄性白血病、骨髄異形成症候群及び成人T細胞性白血病/リンパ腫を除く悪性リンパ腫患者。
注3)[1]自家造血幹細胞移植の施行歴のない55歳未満の患者では、シクロホスファミド水和物と全身放射線照射との併用、[2]自家造血幹細胞移植の施行歴のある患者又は55歳以上の患者では、フルダラビンリン酸エステル、ブスルファン及び全身放射線照射との併用投与とされた。
注4)本治験において、「移植成功」は「[1]移植後60日以上生存する、[2]移植後60日以内に生着の定義(移植後、好中球数が最低値となった後、連続した3回の血液検査で好中球数が500/μL以上を確認できた状態)を満たす、及び[3]移植後60日以内でGrade3以上の急性移植片対宿主病(GVHD)を発現していないをすべて満たす場合」と定義された。
注5)HLA適合の血縁者ドナーからの同種造血幹細胞移植の場合には全身放射線照射は実施しないこととされた。
注6)本治験において、「移植成功」は「[1]移植後60日以上生存する、[2]移植後60日以内に生着の定義(移植後、好中球数が最低値となった後、連続した3回の血液検査で好中球数が500/μL以上を確認できた状態)を満たす、及び[3]移植後60日以内でGrade2以上のGVHDを発現していないをすべて満たす場合」と定義された。