医療用医薬品 : ニトログリセリン

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3. 組成・性状


3.1 組成

販売名有効成分
(1シリンジ50mL中)
添加剤
(1シリンジ50mL中)
ニトログリセリン静注25mg/50mLシリンジ「TE」ニトログリセリン
25mg
ブドウ糖 2.5g

3.2 製剤の性状

販売名性状pH浸透圧比
(生理食塩液に対する比)
ニトログリセリン静注25mg/50mLシリンジ「TE」無色澄明な水性注射液3.5〜6.0約1

【色】
無色澄明
【剤形】
水性注射剤/液剤/注射


規格単位毎の明細 (ニトログリセリン静注25mg/50mLシリンジ「TE」)

販売名和名 : ニトログリセリン静注25mg/50mLシリンジ「TE」

規格単位 : 25mg50mL1筒

欧文商標名 : Nitroglycerin Injection 25mg/50mL Syringes「TE」

規制区分

規制区分名称 : 劇薬

規制区分

規制区分名称 : 処方箋医薬品注)

規制区分備考 : 注)注意−医師等の処方箋により使用すること

日本標準商品分類番号 : 872149

日本標準商品分類番号 : 872171

承認番号 : 22800AMX00116000

販売開始年月 : 2016年6月

貯法及び期限等

貯法 : 室温保存

有効期間 : 3年

3.組成・性状

3.1 組成

販売名有効成分
(1シリンジ50mL中)
添加剤
(1シリンジ50mL中)
ニトログリセリン静注25mg/50mLシリンジ「TE」ニトログリセリン
25mg
ブドウ糖 2.5g

添加剤 : ブドウ糖

3.2 製剤の性状

販売名性状pH浸透圧比
(生理食塩液に対する比)
ニトログリセリン静注25mg/50mLシリンジ「TE」無色澄明な水性注射液3.5〜6.0約1

【色】
無色澄明
【剤形】
水性注射剤/液剤/注射

規格単位毎の効能効果及び用法用量

効能効果対用法用量

4.効能又は効果

○手術時の低血圧維持

○手術時の異常高血圧の救急処置

○急性心不全(慢性心不全の急性増悪期を含む)

○不安定狭心症

6.用法及び用量

本剤は、注射液そのまま、又は生理食塩液、5%ブドウ糖注射液、乳酸リンゲル液等で希釈し、ニトログリセリンとして0.005〜0.05%(1mL当たり50〜500μg)溶液を点滴静注する。

本剤は、通常1分間に体重1kg当たりニトログリセリンとして、効能又は効果ごとに下表に基づき投与する。

効能又は効果用法及び用量
手術時の低血圧維持1〜5μg/kg/分の投与量で投与を開始し、目的値まで血圧を下げ、以後血圧をモニターしながら点滴速度を調節する。
手術時の異常高血圧の救急処置0.5〜5μg/kg/分の投与量で投与を開始し、目的値まで血圧を下げ、以後血圧をモニターしながら点滴速度を調節する。
急性心不全(慢性心不全の急性増悪期を含む)0.05〜0.1μg/kg/分の投与量で投与を開始し、目的とする血行動態を得るまで血圧、左心室充満圧などの循環動態をモニターしながら5〜15分ごとに0.1〜0.2μg/kg/分ずつ増量し、最適点滴速度で維持する。
不安定狭心症0.1〜0.2μg/kg/分の投与量で投与を開始し、発作の経過及び血圧をモニターしながら約5分ごとに0.1〜0.2μg/kg/分ずつ増量し、1〜2μg/kg/分で維持する。効果がみられない場合には20〜40μg/kgの静注を1時間ごとに併用する。なお、静注する場合は1〜3分かけて緩徐に投与する。

7.用法及び用量に関連する注意

7.1 本剤は塩化ビニル製の輸液容器及び輸液セットに吸着されるので、本剤点滴時にはガラス製、ポリエチレン製又はポリプロピレン製の輸液容器を使用すること。また、輸液セットへの吸着は点滴速度が遅い程及び輸液セットの長さが長くなる程吸着率が大きくなるので注意すること1)2)。[14.3.1参照]

7.2 用法及び用量のうち急性心不全及び不安定狭心症については吸着のない輸液セットを使用した場合の用法及び用量であり、従って塩化ビニル製の輸液セットを用いる場合には多量を要することがあるので注意すること。


[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] 2025/06/18 版