医療用医薬品 : ジフォルタ |
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販売名 | ジフォルタ注射液20mg | |
有効成分(1バイアル中) | プララトレキサート 20mg | |
添加物(1バイアル中) | 等張化剤 | 塩化ナトリウム 6.3mg |
pH調整剤 |
性状 | 本剤は黄色澄明の液である。 |
pH | 7.5〜8.5 |
浸透圧比 | 約1(生理食塩液に対する比) |
【色】
黄色澄明
【剤形】
/液剤/注射
販売名和名 : ジフォルタ注射液20mg
規格単位 : 20mg1mL1瓶
欧文商標名 : DIFOLTA Injection 20mg
規制区分
規制区分名称 : 劇薬
規制区分
規制区分名称 : 処方箋医薬品注1)
規制区分備考 : 注1)注意−医師等の処方箋により使用すること
日本標準商品分類番号 : 874229
承認番号 : 22900AMX00585000
販売開始年月 : 2017年8月
貯法及び期限等
貯法 : 2〜8℃で保存
有効期間 : 5年
3.組成・性状
3.1 組成
販売名 | ジフォルタ注射液20mg | |
有効成分(1バイアル中) | プララトレキサート 20mg | |
添加物(1バイアル中) | 等張化剤 | 塩化ナトリウム 6.3mg |
pH調整剤 |
添加剤 : 等張化剤
添加剤 : 塩化ナトリウム
添加剤 : pH調整剤
3.2 製剤の性状
性状 | 本剤は黄色澄明の液である。 |
pH | 7.5〜8.5 |
浸透圧比 | 約1(生理食塩液に対する比) |
【色】
黄色澄明
【剤形】
/液剤/注射
規格単位毎の効能効果及び用法用量
効能効果対用法用量
4.効能・効果
再発又は難治性の末梢性T細胞リンパ腫
6.用法・用量
通常、成人には、プララトレキサートとして、1日1回30mg/m2(体表面積)を3〜5分間かけて、週1回、静脈内投与する。これを6週連続で行い、7週目は休薬する。これを1サイクルとして、投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。
5.効能・効果に関連する注意
5.1 本剤投与の適応となる疾患の診断は、病理診断に十分な経験を持つ医師又は施設により行うこと。
5.2 臨床試験に組み入れられた患者の病理組織型等について、「17.臨床成績」の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。
7.用法・用量に関連する注意
7.1 他の抗悪性腫瘍剤との併用について、有効性及び安全性は確立していない。
7.2 本剤投与前に患者が以下の基準を満たすことを確認すること。
投与可能条件
項目 | 程度* |
粘膜炎 | Grade 1以下 |
血小板数 | 初回投与時は10万/μL以上、2回目投与時以降は5万/μL以上 |
好中球数 | 1,000/μL以上 |
7.3 本剤の投与により、副作用が発現した場合には、以下の基準を参考に、本剤を休薬、減量又は投与中止すること。なお、減量後、再度増量はしないこと。
休薬、減量又は中止基準
項目 | 程度* | 処置 |
粘膜炎 | Grade 2 | ・Grade 1以下に回復するまで休薬し、再開する場合の用量は30mg/m2とする。 ・30mg/m2で再開後に再発した場合には、Grade 1に回復するまで休薬し、再度再開する場合の用量は20mg/m2とする。 ・20mg/m2で再開後に再発した場合には、投与中止する。 |
Grade 3 | ・Grade 1以下に回復するまで休薬し、再開する場合の用量は20mg/m2とする。 ・20mg/m2で再開後に再発した場合には、投与中止する。 | |
Grade 4 | ・投与中止する。 | |
血小板数 | 5万/μL未満 | ・5万/μL以上に回復するまで休薬し、再開する場合の用量は以下の用量とする。 →持続期間が2週間未満の場合:休薬前と同一用量 →持続期間が2週間以上(1回目)の場合:20mg/m2 ・持続期間が3週間以上の場合又は持続期間2週間以上(2回目)の場合には、投与中止する。 |
好中球数 | 500/μL以上1,000/μL未満(発熱なし) | ・1,000/μL以上に回復するまで休薬し、再開する場合の用量は休薬前と同一用量とする。 ・持続期間が3週間以上の場合には、投与中止する。 |
500/μL以上1,000/μL未満(発熱あり)又は500/μL未満 | ・1,000/μL以上に回復するまで休薬し、再開する場合の用量は以下の用量とする。 →持続期間が2週間未満の場合:休薬前と同一用量 →持続期間が2週間以上(1回目)の場合:20mg/m2 ・持続期間が3週間以上の場合又は持続期間2週間以上(2回目)の場合には、投与中止する。 | |
上記以外 | Grade 3 | ・Grade 1以下に回復するまで休薬し、再開する場合の用量は20mg/m2とする。 ・20mg/m2で再開後に再発した場合には、投与中止する。 |
Grade 4 | ・投与中止する。 |
7.4 本剤による副作用を軽減するため、以下のように葉酸及びビタミンB12を投与すること。
・本剤初回投与日の10日以上前から、葉酸として1日1回1.0〜1.25mgを連日経口投与する。本剤の投与終了日から30日間は投与を継続する。
・本剤初回投与日の10日以上前から、ビタミンB12として1回1mgを8〜10週ごとに筋肉内投与する。本剤投与中は、投与を継続する。
7.5 本剤によると思われる口内炎等の副作用を軽減するため、ホリナートの経口投与を考慮すること。ホリナートを経口投与する場合、葉酸及びビタミンB12の投与は本剤初回投与日の7日以上前からとすることができる。
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/07/23 版 |