医療用医薬品 : ジフォルタ |
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総称名 | ジフォルタ |
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一般名 | プララトレキサート |
欧文一般名 | Pralatrexate |
製剤名 | プララトレキサート注射液 |
薬効分類名 | 抗悪性腫瘍剤 |
薬効分類番号 | 4229 |
ATCコード | L01BA05 |
KEGG DRUG |
D05589
プララトレキサート
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KEGG DGROUP |
DG02018
代謝拮抗薬
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JAPIC | 添付文書(PDF) |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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ジフォルタ注射液20mg | DIFOLTA Injection 20mg | ムンディファーマ | 4229404A1027 | 91292円/瓶 | 劇薬, 処方箋医薬品注1) |
項目 | 程度* |
粘膜炎 | Grade 1以下 |
血小板数 | 初回投与時は10万/μL以上、2回目投与時以降は5万/μL以上 |
好中球数 | 1,000/μL以上 |
項目 | 程度* | 処置 |
粘膜炎 | Grade 2 | ・Grade 1以下に回復するまで休薬し、再開する場合の用量は30mg/m2とする。 ・30mg/m2で再開後に再発した場合には、Grade 1に回復するまで休薬し、再度再開する場合の用量は20mg/m2とする。 ・20mg/m2で再開後に再発した場合には、投与中止する。 |
Grade 3 | ・Grade 1以下に回復するまで休薬し、再開する場合の用量は20mg/m2とする。 ・20mg/m2で再開後に再発した場合には、投与中止する。 | |
Grade 4 | ・投与中止する。 | |
血小板数 | 5万/μL未満 | ・5万/μL以上に回復するまで休薬し、再開する場合の用量は以下の用量とする。 →持続期間が2週間未満の場合:休薬前と同一用量 →持続期間が2週間以上(1回目)の場合:20mg/m2 ・持続期間が3週間以上の場合又は持続期間2週間以上(2回目)の場合には、投与中止する。 |
好中球数 | 500/μL以上1,000/μL未満(発熱なし) | ・1,000/μL以上に回復するまで休薬し、再開する場合の用量は休薬前と同一用量とする。 ・持続期間が3週間以上の場合には、投与中止する。 |
500/μL以上1,000/μL未満(発熱あり)又は500/μL未満 | ・1,000/μL以上に回復するまで休薬し、再開する場合の用量は以下の用量とする。 →持続期間が2週間未満の場合:休薬前と同一用量 →持続期間が2週間以上(1回目)の場合:20mg/m2 ・持続期間が3週間以上の場合又は持続期間2週間以上(2回目)の場合には、投与中止する。 | |
上記以外 | Grade 3 | ・Grade 1以下に回復するまで休薬し、再開する場合の用量は20mg/m2とする。 ・20mg/m2で再開後に再発した場合には、投与中止する。 |
Grade 4 | ・投与中止する。 |
プロベネシド [16.7.1参照] | 本剤の血中濃度が上昇するおそれがあるので、併用を避け、代替の治療薬への変更を考慮すること。併用が必要な場合は、本剤の減量を考慮するとともに、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。 | 機序は不明である。 |
10%以上 | 5%〜10%未満 | 5%未満 | |
精神・神経系 | 頭痛 | 味覚異常、不眠症、錯感覚、浮動性めまい、うつ病、感覚鈍麻、末梢性ニューロパチー、蟻走感、記憶障害、神経痛、末梢性感覚ニューロパチー、感覚消失、失神、不安、激越、錯乱状態、妄想 | |
血液・リンパ系 | リンパ節痛、脾腫、好酸球増加症、白血球数増加 | ||
循環器(心・血管系) | 頻脈、心肺停止、心拡大、駆出率減少、低血圧、頚静脈血栓症、鎖骨下静脈血栓症、血圧上昇 | ||
呼吸器 | 鼻出血 | 咽喉頭疼痛、咳嗽、呼吸困難 | 発声障害、咽頭の炎症、咽喉乾燥、胸水、湿性咳嗽、しゃっくり、低酸素症、肺硬化、鼻閉、胸膜痛、肺うっ血、肺塞栓症、逆流性喉頭炎、鼻漏、頻呼吸、咽喉絞扼感、鼻の炎症、上気道の炎症 |
消化器 | 悪心、嘔吐、下痢、便秘 | 上腹部痛 | 口腔内痛、胃食道逆流性疾患、腹部不快感、口唇炎、肛門の炎症、口の感覚鈍麻、腹痛、口渇、消化不良、痔核、鼓腸、胃炎、食道炎、口唇症、口唇乾燥、嚥下障害、歯肉浮腫、歯肉痛、痔出血、口唇障害、口唇痛、口唇潰瘍、嚥下痛、食道痛、口腔障害、口腔粘膜紅斑、膵炎、口の錯感覚、肛門周囲紅斑、直腸出血、舌変色、歯痛、早期満腹、腹部膨満、口角口唇炎、心窩部不快感、軟便、齲歯 |
眼 | 眼刺激、眼充血、流涙増加、結膜充血、霧視、結膜炎、眼乾燥、眼瞼紅斑、眼そう痒症、眼瞼浮腫、眼瞼下垂、眼瞼そう痒症、光視症、強膜充血、ぶどう膜炎、視力低下 | ||
耳 | 耳鳴、難聴、聴力低下、回転性めまい | ||
筋・骨格系 | 四肢痛 | 筋痙縮、筋肉痛、背部痛、関節痛、筋骨格痛、頚部痛、肋軟骨炎、関節硬直、関節腫脹、筋骨格系胸痛、筋骨格不快感、筋骨格硬直、肉離れ | |
腎臓・泌尿器 | 腎不全、排尿躊躇、血中クレアチン増加、頻尿、腎機能障害、血中クレアチニン増加 | ||
乳房・生殖器 | 亀頭包皮炎、性器発疹、性器潰瘍形成、外陰腟そう痒症、包茎、精巣痛 | ||
代謝 | 食欲減退、低カリウム血症、体重減少 | 低マグネシウム血症、高カリウム血症、高尿酸血症、脱水、低リン酸血症、細胞死、高カルシウム血症、高血糖、低血糖、血中尿酸増加、血中カリウム減少、血中ブドウ糖増加、血中リン増加、体重増加、低アルブミン血症 | |
肝臓 | ALT増加、AST増加 | 高ビリルビン血症、胆管炎、肝脾腫大、血中ビリルビン増加、肝機能検査異常、血中アルカリホスファターゼ増加、血中乳酸脱水素酵素増加、γ-グルタミルトランスフェラーゼ増加、肝機能検査値上昇 | |
投与部位 | 注入に伴う反応、注射部位反応 | ||
その他 | 末梢性浮腫、発熱、疲労 | 粘膜の炎症 | 無力症、顔面浮腫、寝汗、疼痛、腋窩痛、悪寒、インフルエンザ様疾患、限局性浮腫、局所腫脹、粘膜乾燥、挫傷、擦過傷、胸痛、肛門性器疣贅、倦怠感、浮腫、湿疹 |
Cmax(ng/mL) | AUCinf(ng/mL・分) | CLtot(mL/分) | t1/2(分) | t1/2term(分) | ||
PDX-10a | 単回投与 (N=6) | 2945±2035 | 94500±68300 | 367±170 | 12±4 | 1198±954 |
反復投与 (N=5) | 2729±1093 | 75600±27500 | 379±115 | 10±2 | 1398±855 | |
PDX-10b | 単回投与 (N=6) | 3888±2094 | 178000±78100 | 166±59.6 | 20±15 | 718±435 |
反復投与 (N=5) | 3754±985.9 | 156000±30600 | 173±32.6 | 14±1 | 1006±503 |
腎機能 | 投与量(mg/m2) | Cmax(ng/mL) | AUCinf(ng/mL・分) | CLtot(mL/分) | t1/2term(分) | |
PDX-10a | 正常 (n=6) | 30 | 2365±1247 | 99786±28197 | 293±99 | 1312±459 |
軽度 (n=7) | 30 | 2976±2145 | 126002±56997 | 245±81 | 1376±739 | |
中等度 (n=6) | 30 | 2805±460 | 117958±69576 | 302±119 | 1413±827 | |
重度 (n=6) | 15注2) | 1672±814 | 87830±29490 | 173±53 | 1591±830 | |
PDX-10b | 正常 (n=6) | 30 | 2942±1193 | 164871±35807 | 171±43 | 967±557 |
軽度 (n=7) | 30 | 3664±2022 | 238252±80060 | 122±28 | 1072±415 | |
中等度 (n=6) | 30 | 3228±644 | 214821±93576 | 154±50 | 704±378 | |
重度 (n=6) | 15注2) | 1915±856 | 179136±63066 | 88±30 | 1310±884 |
病理組織型 | 第I相部分+第II相部分 | 第II相部分 | ||
奏効例数/対象例数 | 奏効率(%) (90%信頼区間) | 奏効例数/対象例数 | 奏効率(%) (90%信頼区間) | |
合計 | 11/23 | 47.8 (29.6〜66.5) | 9/20 | 45.0 (25.9〜65.3) |
PTCL-NOS | 6/12 | 50.0 (24.5〜75.5) | 5/10 | 50.0 (22.2〜77.8) |
AITL | 4/9 | 44.4 (16.9〜74.9) | 4/9 | 44.4 (16.9〜74.9) |
ALK陰性ALCL | 1/2 | 50.0 (2.5〜97.5) | 0/1 | − |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/08/20 版 |