医療用医薬品 : バベンチオ |
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| 成分 | 1バイアル(10mL)中の分量 | |
| 有効成分 | アベルマブ(遺伝子組換え) | 200mg |
| 添加剤 | D-マンニトール | 510mg |
| ポリソルベート20 | 5mg | |
| 氷酢酸 | 6mg | |
| 水酸化ナトリウム | 3mg | |
本剤はチャイニーズハムスター卵巣細胞を用いて製造される。
| 剤形 | 注射剤(バイアル) |
| 性状 | 無色〜微黄色澄明の液 |
| pH | 5.0〜5.6 |
| 浸透圧比 | 約1(生理食塩液に対する比) |
【色】
無色〜微黄色澄明
【剤形】
/液剤/注射
販売名和名 : バベンチオ点滴静注200mg
規格単位 : 200mg10mL1瓶
欧文商標名 : BAVENCIO intravenous infusion
規制区分
規制区分名称 : 生物由来製品
規制区分
規制区分名称 : 劇薬
規制区分
規制区分名称 : 処方箋医薬品注)
規制区分備考 : 注)注意−医師等の処方箋により使用すること
日本標準商品分類番号 : 874291
承認番号 : 22900AMX00990000
販売開始年月 : 2017年11月
貯法及び期限等
貯法 : 凍結を避け、2〜8℃で保存
有効期間 : 36ヶ月
規格単位毎の明細その他
最適使用推進ガイドライン対象品目
3.組成・性状
3.1 組成
| 成分 | 1バイアル(10mL)中の分量 | |
| 有効成分 | アベルマブ(遺伝子組換え) | 200mg |
| 添加剤 | D-マンニトール | 510mg |
| ポリソルベート20 | 5mg | |
| 氷酢酸 | 6mg | |
| 水酸化ナトリウム | 3mg | |
本剤はチャイニーズハムスター卵巣細胞を用いて製造される。
添加剤 : D-マンニトール
添加剤 : ポリソルベート20
添加剤 : 氷酢酸
添加剤 : 水酸化ナトリウム
3.2 製剤の性状
| 剤形 | 注射剤(バイアル) |
| 性状 | 無色〜微黄色澄明の液 |
| pH | 5.0〜5.6 |
| 浸透圧比 | 約1(生理食塩液に対する比) |
【色】
無色〜微黄色澄明
【剤形】
/液剤/注射
規格単位毎の効能効果及び用法用量
効能効果対用法用量
4.効能又は効果
○根治切除不能なメルケル細胞癌
○根治切除不能又は転移性の腎細胞癌
○根治切除不能な尿路上皮癌における化学療法後の維持療法
6.用法及び用量
<根治切除不能なメルケル細胞癌、根治切除不能な尿路上皮癌における化学療法後の維持療法>
通常、成人にはアベルマブ(遺伝子組換え)として、1回10mg/kg(体重)を2週間間隔で1時間以上かけて点滴静注する。
<根治切除不能又は転移性の腎細胞癌>
アキシチニブとの併用において、通常、成人にはアベルマブ(遺伝子組換え)として、1回10mg/kg(体重)を2週間間隔で1時間以上かけて点滴静注する。
5.効能又は効果に関連する注意
<根治切除不能又は転移性の腎細胞癌>
5.1 本剤の術後補助療法における有効性及び安全性は確立していない。
<根治切除不能な尿路上皮癌における化学療法後の維持療法>
5.2 化学療法で疾患進行が認められていない患者を対象とすること。
5.3 本剤の手術の補助療法における有効性及び安全性は確立していない。
5.4 臨床試験に組み入れられた患者の前治療歴等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.3参照]
7.用法及び用量に関連する注意
<根治切除不能なメルケル細胞癌、根治切除不能な尿路上皮癌における化学療法後の維持療法>
7.1 他の抗悪性腫瘍剤との併用について、有効性及び安全性は確立していない。
<効能共通>
7.2 本剤の投与時に発現することがあるinfusion reactionを軽減させるため、本剤投与前に抗ヒスタミン剤、解熱鎮痛剤等の投与を行うこと。[8.9、11.1.13参照]
7.3 本剤投与により副作用が発現した場合には、以下の基準を目安に、本剤の休薬等を考慮すること。
副作用発現時の用量調節基準
| 副作用 | 程度注) | 処置 |
| 間質性肺疾患 | Grade 2の場合 | Grade 1以下に回復するまで休薬する。 |
| Grade 3、4又は再発性のGrade 2の場合 | 本剤の投与を中止する。 | |
| 肝機能障害 | AST若しくはALTが基準値上限の3〜5倍、又は総ビリルビンが基準値上限の1.5〜3倍に増加した場合 | Grade 1以下に回復するまで休薬する。 |
| AST若しくはALTが基準値上限の5倍超、又は総ビリルビンが基準値上限の3倍超に増加した場合 | 本剤の投与を中止する。 | |
| 大腸炎・下痢 | Grade 2又は3の場合 | Grade 1以下に回復するまで休薬する。 |
| Grade 4又は再発性のGrade 3の場合 | 本剤の投与を中止する。 | |
| 甲状腺機能低下症、甲状腺機能亢進症、副腎機能不全、高血糖 | Grade 3又は4の場合 | Grade 1以下に回復するまで休薬する。 |
| 心筋炎 | 新たに発現した心徴候、臨床検査値又は心電図による心筋炎の疑い | 休薬又は投与中止する。 |
| 腎障害 | Grade 2又は3の場合 | Grade 1以下に回復するまで休薬する。 |
| Grade 4の場合 | 本剤の投与を中止する。 | |
| infusion reaction | Grade 1の場合 | 投与速度を半分に減速する。 |
| Grade 2の場合 | 投与を中断する。患者の状態が安定した場合(Grade 1以下)には、中断時の半分の投与速度で投与を再開する。 | |
| Grade 3又は4の場合 | 本剤の投与を中止する。 | |
| 上記以外の副作用 | Grade 2又は3の場合 | Grade 1以下に回復するまで休薬する。 |
| ・Grade 4又は再発性のGrade 3の場合 ・副作用の処置としての副腎皮質ホルモン剤をプレドニゾロン換算で10mg/日相当量以下まで12週間以内に減量できない場合 ・12週間を超える休薬後もGrade 1以下まで回復しない場合 | 本剤の投与を中止する。 |
| [ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/10/22 版 |