医療用医薬品 : パラアミノ馬尿酸ソーダ

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3. 組成・性状


3.1 組成

販売名有効成分添加剤
パラアミノ馬尿酸ソーダ注射液10%1アンプル(20mL)中
パラアミノ馬尿酸ナトリウム(無水物として)2.0g(10W/V%)
1アンプル(20mL)中
乾燥亜硫酸ナトリウム0.04g、酒石酸

3.2 製剤の性状

販売名性状pH(日本薬局方)浸透圧比(生理食塩液対比)
パラアミノ馬尿酸ソーダ注射液10%無色〜微黄色澄明の液7.0〜8.52.7〜3.0

【色】
無色〜微黄色澄明
【剤形】
/液剤/注射


規格単位毎の明細 (パラアミノ馬尿酸ソーダ注射液10%)

販売名和名 : パラアミノ馬尿酸ソーダ注射液10%

規格単位 : 10%20mL1管

欧文商標名 : SODIUM PARA-AMINOHIPPURATE Injection 10%

規制区分

規制区分名称 : 処方箋医薬品注)

規制区分備考 : 注)注意−医師等の処方箋により使用すること

日本標準商品分類番号 : 877225

承認番号 : 15300AMZ00149

販売開始年月 : 1951年8月

貯法及び期限等

貯法 : 室温保存

有効期間 : 3年

3.組成・性状

3.1 組成

販売名有効成分添加剤
パラアミノ馬尿酸ソーダ注射液10%1アンプル(20mL)中
パラアミノ馬尿酸ナトリウム(無水物として)2.0g(10W/V%)
1アンプル(20mL)中
乾燥亜硫酸ナトリウム0.04g、酒石酸

添加剤 : 乾燥亜硫酸ナトリウム

添加剤 : 酒石酸

3.2 製剤の性状

販売名性状pH(日本薬局方)浸透圧比(生理食塩液対比)
パラアミノ馬尿酸ソーダ注射液10%無色〜微黄色澄明の液7.0〜8.52.7〜3.0

【色】
無色〜微黄色澄明
【剤形】
/液剤/注射

規格単位毎の効能効果及び用法用量

効能効果対用法用量

4.効能又は効果

腎機能検査(両腎・分腎の有効腎血流量の測定による)

6.用法及び用量

<腎血漿流量測定(両腎)>

・標準法(点滴静注法)

初回量として、パラアミノ馬尿酸ナトリウム注射液をとり、場合によっては必要量のマンニトール注射液又はチオ硫酸ナトリウム注射液を加え、パラアミノ馬尿酸ナトリウムの濃度が0.5〜1.2%位になるように生理食塩液又は注射用水などで希釈して約50mLとし、1分間に約10mLの速度で5分間で静注する。
次いで維持量として、パラアミノ馬尿酸ナトリウムの濃度が0.4〜0.7%になるように、パラアミノ馬尿酸ナトリウム注射液を必要量のマンニトール注射液又はチオ硫酸ナトリウム注射液と混ぜ、生理食塩液又は注射用水などで希釈した混合液を、1分間に約3mLの速度で検査終了時まで持続点滴注入する。

・簡便法(1回注入法)

パラアミノ馬尿酸ナトリウム注射液(10%)10〜20mLを、場合によっては、必要量のマンニトール注射液又はチオ硫酸ナトリウム注射液の混液として、約10分間かけて徐々に静注する。

<腎血漿流量測定(分腎)>

仰臥位にて太いテフロン針を留置し、ついでパラアミノ馬尿酸ナトリウムとして体重1kgあたり0.007gに相当する量を負荷する。引き続き、あらかじめ用意した灌流液注1)を1分間に約10mLの速度で点滴注入する。点滴開始後5〜10分後にADHを負荷注2)し、さらに15分後座位をとらせる。

注1)灌流液組成

マンニトール

80g(20%マンニトール400mL)

PAH

10%注射液の場合13mL

ADH

ADH負荷量×1.8(mL)

以上に生理食塩液を加えて総量を1,000mLとする。

注2)ADH負荷量

負荷すべき量(mL)=ADH溶液1mL×体重(kg)×1/2×1/100

ADH溶液

20U/mLのバソプレシン注射液1mLに生理食塩液19mLを加えて1U/mLに調整する。


[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] 2025/08/20 版