医療用医薬品 : ポートラーザ

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3. 組成・性状


3.1 組成

販売名ポートラーザ点滴静注液800mg
容量(1バイアル)50mL
成分・含量
(1バイアル中)
ネシツムマブ(遺伝子組換え) 800mg
添加物クエン酸ナトリウム水和物 127.5mg
無水クエン酸 12.8mg
グリシン 499.2mg
塩化ナトリウム 116.9mg
D-マンニトール 455.5mg
ポリソルベート80 5.0mg

本剤は、マウスミエローマ細胞を用いて製造される。製造工程の培地成分としてウシ血清由来成分(アルブミン)を使用している。

3.2 製剤の性状

販売名ポートラーザ点滴静注液800mg
性状・剤形無色〜微黄色の澄明又はわずかに乳白光を呈する液(注射剤)
pH5.7〜6.3
浸透圧比
(生理食塩液に対する比)
約1

【色】
無色〜微黄色の澄明又は微乳白光
【剤形】
/液剤/注射


規格単位毎の明細 (ポートラーザ点滴静注液800mg)

販売名和名 : ポートラーザ点滴静注液800mg

規格単位 : 800mg50mL1瓶

欧文商標名 : Portrazza Injection

規制区分

規制区分名称 : 生物由来製品

規制区分

規制区分名称 : 劇薬

規制区分

規制区分名称 : 処方箋医薬品注2)

規制区分備考 : 注2)注意−医師等の処方箋により使用すること

日本標準商品分類番号 : 874291

承認番号 : 30100AMX00019

販売開始年月 : 2019年11月

貯法及び期限等

貯法 : 2〜8℃で保存

有効期間 : 48ヵ月

3.組成・性状

3.1 組成

販売名ポートラーザ点滴静注液800mg
容量(1バイアル)50mL
成分・含量
(1バイアル中)
ネシツムマブ(遺伝子組換え) 800mg
添加物クエン酸ナトリウム水和物 127.5mg
無水クエン酸 12.8mg
グリシン 499.2mg
塩化ナトリウム 116.9mg
D-マンニトール 455.5mg
ポリソルベート80 5.0mg

本剤は、マウスミエローマ細胞を用いて製造される。製造工程の培地成分としてウシ血清由来成分(アルブミン)を使用している。

添加剤 : クエン酸ナトリウム水和物

添加剤 : 無水クエン酸

添加剤 : グリシン

添加剤 : 塩化ナトリウム

添加剤 : D-マンニトール

添加剤 : ポリソルベート80

3.2 製剤の性状

販売名ポートラーザ点滴静注液800mg
性状・剤形無色〜微黄色の澄明又はわずかに乳白光を呈する液(注射剤)
pH5.7〜6.3
浸透圧比
(生理食塩液に対する比)
約1

【色】
無色〜微黄色の澄明又は微乳白光
【剤形】
/液剤/注射

規格単位毎の効能効果及び用法用量

効能効果対用法用量

4.効能・効果

切除不能な進行・再発の扁平上皮非小細胞肺癌

6.用法・用量

ゲムシタビン及びシスプラチンとの併用において、通常、成人にはネシツムマブ(遺伝子組換え)として1回800mgをおよそ60分かけて点滴静注し、週1回投与を2週連続し、3週目は休薬する。これを1コースとして投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。

5.効能・効果に関連する注意

5.1 本剤の術後補助療法における有効性及び安全性は確立していない。

5.2 「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.1、17.1.2参照]

7.用法・用量に関連する注意

本剤投与により有害事象が発現した場合には、以下の基準を参考に本剤を休薬・減量又は中止すること。

副作用程度注1)処置
Infusion reactionグレード1投与速度を50%減速注2)する。
グレード2グレード1以下に回復するまで中断する。再開する場合は、投与速度を50%減速注2)する。
グレード3又は4直ちに投与を中止し、再投与しない。
皮膚障害グレード3休薬する。
・6週間以内にグレード2以下に回復した場合、400mgに減量して再開する。
[1]再開後、1コースの間グレード3以上の症状が発現しなければ、600mgに増量してもよい。600mgに増量後、1コースの間グレード3以上の症状が発現しなければ、800mgに増量してもよい。
[2]再開後、400mgでグレード3以上の症状が発現する、又は忍容性に問題がある場合は、投与を中止し、再投与しない。
・6週間以内にグレード2以下に回復しなかった場合は、投与を中止し、再投与しない。
グレード3の硬結又は線維化直ちに投与を中止し、再投与しない。
グレード4直ちに投与を中止し、再投与しない。
低マグネシウム血症グレード3又は4グレード2以下に回復するまで休薬する。
上記以外の副作用グレード3又は4休薬する。
・6週間以内にグレード2以下に回復した場合、600mgに減量して再開する。
[1]600mgでグレード3又は4の症状が発現する場合は、400mgに減量する。
[2]400mgでグレード3又は4の症状が発現する場合は、投与を中止し、再投与しない。
・6週間以内にグレード2以下に回復しなかった場合は、投与を中止し、再投与しない。
注1)グレードは有害事象共通用語規準(Ver.3.0)に準じる。注2)減速した場合は、その後のすべての投与においても減速した投与速度で投与することが望ましい。また、投与時間は2時間を超えないこと。


[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] 2025/07/23 版