医療用医薬品 : フィコンパ

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3. 組成・性状


3.1 組成

フィコンパ錠2mg

販売名フィコンパ錠2mg
有効成分1錠中にペランパネル水和物2.1mg
(ペランパネルとして2.0mg)
添加剤黄色三二酸化鉄、酸化チタン、三二酸化鉄、ステアリン酸マグネシウム、タルク、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、乳糖水和物、ヒプロメロース、ポビドン、マクロゴール6000

フィコンパ錠4mg

販売名フィコンパ錠4mg
有効成分1錠中にペランパネル水和物4.2mg
(ペランパネルとして4.0mg)
添加剤酸化チタン、三二酸化鉄、ステアリン酸マグネシウム、タルク、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、乳糖水和物、ヒプロメロース、ポビドン、マクロゴール6000

フィコンパ細粒1%

販売名フィコンパ細粒1%
有効成分1g中にペランパネル水和物10.4mg
(ペランパネルとして10.0mg)
添加剤黄色三二酸化鉄、軽質無水ケイ酸、酸化チタン、乳糖水和物、ヒドロキシプロピルセルロース、D-マンニトール

3.2 製剤の性状

フィコンパ錠2mg

販売名フィコンパ錠2mg
剤形フィルムコーティング錠
識別コード275
外形 
 
側面 
直径(mm)6.6
質量(mg)105
厚さ(mm)3.1
橙色

【色】
橙色
【剤形】
フィルムコーティング錠/錠剤/内用

フィコンパ錠4mg

販売名フィコンパ錠4mg
剤形フィルムコーティング錠
識別コード277
外形 
 
側面 
直径(mm)8.1
質量(mg)210
厚さ(mm)4.2
赤色

【色】
赤色
【剤形】
フィルムコーティング錠/錠剤/内用

フィコンパ細粒1%

販売名フィコンパ細粒1%
剤形細粒剤
黄色

【色】
黄色
【剤形】
細粒剤/散剤/内用


規格単位毎の明細 (フィコンパ錠2mg)

販売名和名 : フィコンパ錠2mg

規格単位 : 2mg1錠

欧文商標名 : Fycompa tablets

規制区分

規制区分名称 : 習慣性医薬品注1)

規制区分備考 : 注1)注意−習慣性あり

規制区分

規制区分名称 : 処方箋医薬品注2)

規制区分備考 : 注2)注意−医師等の処方箋により使用すること

日本標準商品分類番号 : 871139

承認番号 : 22800AMX00379000

販売開始年月 : 2016年5月

貯法及び期限等

貯法 : 室温保存

有効期間 : PTP包装:5年バラ包装:5年

3.組成・性状

3.1 組成

フィコンパ錠2mg

販売名フィコンパ錠2mg
有効成分1錠中にペランパネル水和物2.1mg
(ペランパネルとして2.0mg)
添加剤黄色三二酸化鉄、酸化チタン、三二酸化鉄、ステアリン酸マグネシウム、タルク、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、乳糖水和物、ヒプロメロース、ポビドン、マクロゴール6000

添加剤 : 黄色三二酸化鉄

添加剤 : 酸化チタン

添加剤 : 三二酸化鉄

添加剤 : ステアリン酸マグネシウム

添加剤 : タルク

添加剤 : 低置換度ヒドロキシプロピルセルロース

添加剤 : 乳糖水和物

添加剤 : ヒプロメロース

添加剤 : ポビドン

添加剤 : マクロゴール6000

3.2 製剤の性状

フィコンパ錠2mg

販売名フィコンパ錠2mg
剤形フィルムコーティング錠
識別コード275
外形 
 
側面 
直径(mm)6.6
質量(mg)105
厚さ(mm)3.1
橙色

【色】
橙色
【剤形】
フィルムコーティング錠/錠剤/内用

識別コード : @275

識別コード : E275

識別コード : 2

規格単位毎の効能効果及び用法用量

効能効果対用法用量

4.効能又は効果

○てんかん患者の部分発作(二次性全般化発作を含む)

○他の抗てんかん薬で十分な効果が認められないてんかん患者の強直間代発作に対する抗てんかん薬との併用療法

6.用法及び用量

<部分発作(二次性全般化発作を含む)に用いる場合>

[単剤療法]

通常、成人及び4歳以上の小児にはペランパネルとして1日1回2mgの就寝前経口投与より開始し、その後2週間以上の間隔をあけて2mgずつ漸増する。維持用量は1日1回4〜8mgとする。
なお、症状により2週間以上の間隔をあけて2mg以下ずつ適宜増減するが、1日最高8mgまでとする。

[併用療法]

通常、成人及び12歳以上の小児にはペランパネルとして1日1回2mgの就寝前経口投与より開始し、その後1週間以上の間隔をあけて2mgずつ漸増する。
本剤の代謝を促進する抗てんかん薬を併用しない場合の維持用量は1日1回4〜8mg、併用する場合の維持用量は1日1回8〜12mgとする。
なお、症状により1週間以上の間隔をあけて2mg以下ずつ適宜増減するが、1日最高12mgまでとする。

通常、4歳以上12歳未満の小児にはペランパネルとして1日1回2mgの就寝前経口投与より開始し、その後2週間以上の間隔をあけて2mgずつ漸増する。
本剤の代謝を促進する抗てんかん薬を併用しない場合の維持用量は1日1回4〜8mg、併用する場合の維持用量は1日1回8〜12mgとする。
なお、症状により2週間以上の間隔をあけて2mg以下ずつ適宜増減するが、1日最高12mgまでとする。

<参考:成人及び12歳以上の小児における部分発作(二次性全般化発作を含む)に用いる場合>

 単剤療法併用療法
本剤の代謝を促進する抗てんかん薬注1)の併用なしあり
投与方法1日1回就寝前経口投与1日1回就寝前経口投与
開始用量2mg/日2mg/日
漸増間隔2週間以上1週間以上
漸増用量2mg/日2mg/日
維持用量4〜8mg/日4〜8mg/日8〜12mg/日
最高用量8mg/日12mg/日
用量はペランパネルとしての量を示す。注1)本剤の代謝を促進する抗てんかん薬:フェニトイン、ホスフェニトイン、カルバマゼピン

<参考:4歳以上12歳未満の小児における部分発作(二次性全般化発作を含む)に用いる場合>

 単剤療法併用療法
本剤の代謝を促進する抗てんかん薬注1)の併用なしあり
投与方法1日1回就寝前経口投与1日1回就寝前経口投与
開始用量2mg/日2mg/日
漸増間隔2週間以上2週間以上
漸増用量2mg/日2mg/日
維持用量4〜8mg/日4〜8mg/日8〜12mg/日
最高用量8mg/日12mg/日
用量はペランパネルとしての量を示す。注1)本剤の代謝を促進する抗てんかん薬:フェニトイン、ホスフェニトイン、カルバマゼピン

<強直間代発作に用いる場合>

[併用療法]

通常、成人及び12歳以上の小児にはペランパネルとして1日1回2mgの就寝前経口投与より開始し、その後1週間以上の間隔をあけて2mgずつ漸増する。
本剤の代謝を促進する抗てんかん薬を併用しない場合の維持用量は1日1回8mg、併用する場合の維持用量は1日1回8〜12mgとする。
なお、症状により1週間以上の間隔をあけて2mg以下ずつ適宜増減するが、1日最高12mgまでとする。

<参考:成人及び12歳以上の小児における強直間代発作に用いる場合>

 併用療法
本剤の代謝を促進する抗てんかん薬注1)の併用なしあり
投与方法1日1回就寝前経口投与
開始用量2mg/日
漸増間隔1週間以上
漸増用量2mg/日
維持用量8mg/日8〜12mg/日
最高用量12mg/日
用量はペランパネルとしての量を示す。注1)本剤の代謝を促進する抗てんかん薬:フェニトイン、ホスフェニトイン、カルバマゼピン

7.用法及び用量に関連する注意

フィコンパ錠2mg

7.1 本剤を強直間代発作に対して使用する場合には、他の抗てんかん薬と併用して使用すること。臨床試験において、強直間代発作に対する本剤単独投与での使用経験はない。

7.2 本剤の代謝を促進する抗てんかん薬(カルバマゼピン、フェニトイン、ホスフェニトイン)との併用により本剤の血中濃度が低下することがあるので、本剤の投与中にカルバマゼピン、フェニトイン又はホスフェニトインを投与開始又は投与中止する際には、慎重に症状を観察し、必要に応じて1日最高用量である12mgを超えない範囲で適切に用量の変更を行うこと。[8.4、10.2、16.7.1参照]

7.3 軽度及び中等度の肝機能障害のある患者に本剤を投与する場合は、ペランパネルとして1日1回2mgの就寝前経口投与より開始し、その後2週間以上の間隔をあけて2mgずつ漸増すること。また、症状により2週間以上の間隔をあけて2mg以下ずつ適宜増減するが、軽度の肝機能障害のある患者については1日最高8mg、中等度の肝機能障害のある患者については1日最高4mgまでとする。[9.3.2、16.6.2参照]

規格単位毎の明細 (フィコンパ錠4mg)

販売名和名 : フィコンパ錠4mg

規格単位 : 4mg1錠

欧文商標名 : Fycompa tablets

規制区分

規制区分名称 : 習慣性医薬品注1)

規制区分備考 : 注1)注意−習慣性あり

規制区分

規制区分名称 : 処方箋医薬品注2)

規制区分備考 : 注2)注意−医師等の処方箋により使用すること

日本標準商品分類番号 : 871139

承認番号 : 22800AMX00380000

販売開始年月 : 2016年5月

貯法及び期限等

貯法 : 室温保存

有効期間 : PTP包装:5年バラ包装:5年

3.組成・性状

3.1 組成

フィコンパ錠4mg

販売名フィコンパ錠4mg
有効成分1錠中にペランパネル水和物4.2mg
(ペランパネルとして4.0mg)
添加剤酸化チタン、三二酸化鉄、ステアリン酸マグネシウム、タルク、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、乳糖水和物、ヒプロメロース、ポビドン、マクロゴール6000

添加剤 : 酸化チタン

添加剤 : 三二酸化鉄

添加剤 : ステアリン酸マグネシウム

添加剤 : タルク

添加剤 : 低置換度ヒドロキシプロピルセルロース

添加剤 : 乳糖水和物

添加剤 : ヒプロメロース

添加剤 : ポビドン

添加剤 : マクロゴール6000

3.2 製剤の性状

フィコンパ錠4mg

販売名フィコンパ錠4mg
剤形フィルムコーティング錠
識別コード277
外形 
 
側面 
直径(mm)8.1
質量(mg)210
厚さ(mm)4.2
赤色

【色】
赤色
【剤形】
フィルムコーティング錠/錠剤/内用

識別コード : @277

識別コード : E277

識別コード : 4

規格単位毎の効能効果及び用法用量

効能効果対用法用量

4.効能又は効果

○てんかん患者の部分発作(二次性全般化発作を含む)

○他の抗てんかん薬で十分な効果が認められないてんかん患者の強直間代発作に対する抗てんかん薬との併用療法

6.用法及び用量

<部分発作(二次性全般化発作を含む)に用いる場合>

[単剤療法]

通常、成人及び4歳以上の小児にはペランパネルとして1日1回2mgの就寝前経口投与より開始し、その後2週間以上の間隔をあけて2mgずつ漸増する。維持用量は1日1回4〜8mgとする。
なお、症状により2週間以上の間隔をあけて2mg以下ずつ適宜増減するが、1日最高8mgまでとする。

[併用療法]

通常、成人及び12歳以上の小児にはペランパネルとして1日1回2mgの就寝前経口投与より開始し、その後1週間以上の間隔をあけて2mgずつ漸増する。
本剤の代謝を促進する抗てんかん薬を併用しない場合の維持用量は1日1回4〜8mg、併用する場合の維持用量は1日1回8〜12mgとする。
なお、症状により1週間以上の間隔をあけて2mg以下ずつ適宜増減するが、1日最高12mgまでとする。

通常、4歳以上12歳未満の小児にはペランパネルとして1日1回2mgの就寝前経口投与より開始し、その後2週間以上の間隔をあけて2mgずつ漸増する。
本剤の代謝を促進する抗てんかん薬を併用しない場合の維持用量は1日1回4〜8mg、併用する場合の維持用量は1日1回8〜12mgとする。
なお、症状により2週間以上の間隔をあけて2mg以下ずつ適宜増減するが、1日最高12mgまでとする。

<参考:成人及び12歳以上の小児における部分発作(二次性全般化発作を含む)に用いる場合>

 単剤療法併用療法
本剤の代謝を促進する抗てんかん薬注1)の併用なしあり
投与方法1日1回就寝前経口投与1日1回就寝前経口投与
開始用量2mg/日2mg/日
漸増間隔2週間以上1週間以上
漸増用量2mg/日2mg/日
維持用量4〜8mg/日4〜8mg/日8〜12mg/日
最高用量8mg/日12mg/日
用量はペランパネルとしての量を示す。注1)本剤の代謝を促進する抗てんかん薬:フェニトイン、ホスフェニトイン、カルバマゼピン

<参考:4歳以上12歳未満の小児における部分発作(二次性全般化発作を含む)に用いる場合>

 単剤療法併用療法
本剤の代謝を促進する抗てんかん薬注1)の併用なしあり
投与方法1日1回就寝前経口投与1日1回就寝前経口投与
開始用量2mg/日2mg/日
漸増間隔2週間以上2週間以上
漸増用量2mg/日2mg/日
維持用量4〜8mg/日4〜8mg/日8〜12mg/日
最高用量8mg/日12mg/日
用量はペランパネルとしての量を示す。注1)本剤の代謝を促進する抗てんかん薬:フェニトイン、ホスフェニトイン、カルバマゼピン

<強直間代発作に用いる場合>

[併用療法]

通常、成人及び12歳以上の小児にはペランパネルとして1日1回2mgの就寝前経口投与より開始し、その後1週間以上の間隔をあけて2mgずつ漸増する。
本剤の代謝を促進する抗てんかん薬を併用しない場合の維持用量は1日1回8mg、併用する場合の維持用量は1日1回8〜12mgとする。
なお、症状により1週間以上の間隔をあけて2mg以下ずつ適宜増減するが、1日最高12mgまでとする。

<参考:成人及び12歳以上の小児における強直間代発作に用いる場合>

 併用療法
本剤の代謝を促進する抗てんかん薬注1)の併用なしあり
投与方法1日1回就寝前経口投与
開始用量2mg/日
漸増間隔1週間以上
漸増用量2mg/日
維持用量8mg/日8〜12mg/日
最高用量12mg/日
用量はペランパネルとしての量を示す。注1)本剤の代謝を促進する抗てんかん薬:フェニトイン、ホスフェニトイン、カルバマゼピン

7.用法及び用量に関連する注意

フィコンパ錠4mg

7.1 本剤を強直間代発作に対して使用する場合には、他の抗てんかん薬と併用して使用すること。臨床試験において、強直間代発作に対する本剤単独投与での使用経験はない。

7.2 本剤の代謝を促進する抗てんかん薬(カルバマゼピン、フェニトイン、ホスフェニトイン)との併用により本剤の血中濃度が低下することがあるので、本剤の投与中にカルバマゼピン、フェニトイン又はホスフェニトインを投与開始又は投与中止する際には、慎重に症状を観察し、必要に応じて1日最高用量である12mgを超えない範囲で適切に用量の変更を行うこと。[8.4、10.2、16.7.1参照]

7.3 軽度及び中等度の肝機能障害のある患者に本剤を投与する場合は、ペランパネルとして1日1回2mgの就寝前経口投与より開始し、その後2週間以上の間隔をあけて2mgずつ漸増すること。また、症状により2週間以上の間隔をあけて2mg以下ずつ適宜増減するが、軽度の肝機能障害のある患者については1日最高8mg、中等度の肝機能障害のある患者については1日最高4mgまでとする。[9.3.2、16.6.2参照]

規格単位毎の明細 (フィコンパ細粒1%)

販売名和名 : フィコンパ細粒1%

規格単位 : 1%1g

欧文商標名 : Fycompa fine granules

規制区分

規制区分名称 : 習慣性医薬品注1)

規制区分備考 : 注1)注意−習慣性あり

規制区分

規制区分名称 : 処方箋医薬品注2)

規制区分備考 : 注2)注意−医師等の処方箋により使用すること

日本標準商品分類番号 : 871139

承認番号 : 30200AMX00024000

販売開始年月 : 2020年7月

貯法及び期限等

貯法 : 室温保存

有効期間 : 5年

3.組成・性状

3.1 組成

フィコンパ細粒1%

販売名フィコンパ細粒1%
有効成分1g中にペランパネル水和物10.4mg
(ペランパネルとして10.0mg)
添加剤黄色三二酸化鉄、軽質無水ケイ酸、酸化チタン、乳糖水和物、ヒドロキシプロピルセルロース、D-マンニトール

添加剤 : 黄色三二酸化鉄

添加剤 : 軽質無水ケイ酸

添加剤 : 酸化チタン

添加剤 : 乳糖水和物

添加剤 : ヒドロキシプロピルセルロース

添加剤 : D-マンニトール

3.2 製剤の性状

フィコンパ細粒1%

販売名フィコンパ細粒1%
剤形細粒剤
黄色

【色】
黄色
【剤形】
細粒剤/散剤/内用

規格単位毎の効能効果及び用法用量

効能効果対用法用量

4.効能又は効果

○てんかん患者の部分発作(二次性全般化発作を含む)

○他の抗てんかん薬で十分な効果が認められないてんかん患者の強直間代発作に対する抗てんかん薬との併用療法

6.用法及び用量

<部分発作(二次性全般化発作を含む)に用いる場合>

[単剤療法]

通常、成人及び4歳以上の小児にはペランパネルとして1日1回2mgの就寝前経口投与より開始し、その後2週間以上の間隔をあけて2mgずつ漸増する。維持用量は1日1回4〜8mgとする。
なお、症状により2週間以上の間隔をあけて2mg以下ずつ適宜増減するが、1日最高8mgまでとする。

[併用療法]

通常、成人及び12歳以上の小児にはペランパネルとして1日1回2mgの就寝前経口投与より開始し、その後1週間以上の間隔をあけて2mgずつ漸増する。
本剤の代謝を促進する抗てんかん薬を併用しない場合の維持用量は1日1回4〜8mg、併用する場合の維持用量は1日1回8〜12mgとする。
なお、症状により1週間以上の間隔をあけて2mg以下ずつ適宜増減するが、1日最高12mgまでとする。

通常、4歳以上12歳未満の小児にはペランパネルとして1日1回2mgの就寝前経口投与より開始し、その後2週間以上の間隔をあけて2mgずつ漸増する。
本剤の代謝を促進する抗てんかん薬を併用しない場合の維持用量は1日1回4〜8mg、併用する場合の維持用量は1日1回8〜12mgとする。
なお、症状により2週間以上の間隔をあけて2mg以下ずつ適宜増減するが、1日最高12mgまでとする。

<参考:成人及び12歳以上の小児における部分発作(二次性全般化発作を含む)に用いる場合>

 単剤療法併用療法
本剤の代謝を促進する抗てんかん薬注1)の併用なしあり
投与方法1日1回就寝前経口投与1日1回就寝前経口投与
開始用量2mg/日2mg/日
漸増間隔2週間以上1週間以上
漸増用量2mg/日2mg/日
維持用量4〜8mg/日4〜8mg/日8〜12mg/日
最高用量8mg/日12mg/日
用量はペランパネルとしての量を示す。注1)本剤の代謝を促進する抗てんかん薬:フェニトイン、ホスフェニトイン、カルバマゼピン

<参考:4歳以上12歳未満の小児における部分発作(二次性全般化発作を含む)に用いる場合>

 単剤療法併用療法
本剤の代謝を促進する抗てんかん薬注1)の併用なしあり
投与方法1日1回就寝前経口投与1日1回就寝前経口投与
開始用量2mg/日2mg/日
漸増間隔2週間以上2週間以上
漸増用量2mg/日2mg/日
維持用量4〜8mg/日4〜8mg/日8〜12mg/日
最高用量8mg/日12mg/日
用量はペランパネルとしての量を示す。注1)本剤の代謝を促進する抗てんかん薬:フェニトイン、ホスフェニトイン、カルバマゼピン

<強直間代発作に用いる場合>

[併用療法]

通常、成人及び12歳以上の小児にはペランパネルとして1日1回2mgの就寝前経口投与より開始し、その後1週間以上の間隔をあけて2mgずつ漸増する。
本剤の代謝を促進する抗てんかん薬を併用しない場合の維持用量は1日1回8mg、併用する場合の維持用量は1日1回8〜12mgとする。
なお、症状により1週間以上の間隔をあけて2mg以下ずつ適宜増減するが、1日最高12mgまでとする。

<参考:成人及び12歳以上の小児における強直間代発作に用いる場合>

 併用療法
本剤の代謝を促進する抗てんかん薬注1)の併用なしあり
投与方法1日1回就寝前経口投与
開始用量2mg/日
漸増間隔1週間以上
漸増用量2mg/日
維持用量8mg/日8〜12mg/日
最高用量12mg/日
用量はペランパネルとしての量を示す。注1)本剤の代謝を促進する抗てんかん薬:フェニトイン、ホスフェニトイン、カルバマゼピン

7.用法及び用量に関連する注意

フィコンパ細粒1%

7.1 本剤を強直間代発作に対して使用する場合には、他の抗てんかん薬と併用して使用すること。臨床試験において、強直間代発作に対する本剤単独投与での使用経験はない。

7.2 本剤の代謝を促進する抗てんかん薬(カルバマゼピン、フェニトイン、ホスフェニトイン)との併用により本剤の血中濃度が低下することがあるので、本剤の投与中にカルバマゼピン、フェニトイン又はホスフェニトインを投与開始又は投与中止する際には、慎重に症状を観察し、必要に応じて1日最高用量である12mgを超えない範囲で適切に用量の変更を行うこと。[8.4、10.2、16.7.1参照]

7.3 軽度及び中等度の肝機能障害のある患者に本剤を投与する場合は、ペランパネルとして1日1回2mgの就寝前経口投与より開始し、その後2週間以上の間隔をあけて2mgずつ漸増すること。また、症状により2週間以上の間隔をあけて2mg以下ずつ適宜増減するが、軽度の肝機能障害のある患者については1日最高8mg、中等度の肝機能障害のある患者については1日最高4mgまでとする。[9.3.2、16.6.2参照]

7.4 細粒剤の1回あたりの製剤量は、0.2g(ペランパネルとして2mg)〜1.2g(ペランパネルとして12mg)である。


[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] 2025/06/18 版