医療用医薬品 : サークリサ

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3. 組成・性状


3.1 組成

サークリサ点滴静注100mg

販売名サークリサ点滴静注100mg
1バイアル中
有効成分イサツキシマブ(遺伝子組換え)100mg/5mL(20mg/mL)
添加剤L-ヒスチジン7.3mg
L-ヒスチジン塩酸塩水和物11.1mg
精製白糖500mg
ポリソルベート801mg

本剤は遺伝子組換え技術によりチャイニーズハムスター卵巣細胞を用いて製造される。

サークリサ点滴静注500mg

販売名サークリサ点滴静注500mg
1バイアル中
有効成分イサツキシマブ(遺伝子組換え)500mg/25mL(20mg/mL)
添加剤L-ヒスチジン36.5mg
L-ヒスチジン塩酸塩水和物55.5mg
精製白糖2500mg
ポリソルベート805mg

本剤は遺伝子組換え技術によりチャイニーズハムスター卵巣細胞を用いて製造される。

3.2 製剤の性状

サークリサ点滴静注100mg

販売名サークリサ点滴静注100mg
性状無色〜微黄色の液
pH5.7〜6.3
浸透圧比約1.2〜1.4
(生理食塩液に対する比)

【色】
無色〜微黄色
【剤形】
/液剤/注射

サークリサ点滴静注500mg

販売名サークリサ点滴静注500mg
性状無色〜微黄色の液
pH5.7〜6.3
浸透圧比約1.2〜1.4
(生理食塩液に対する比)

【色】
無色〜微黄色
【剤形】
/液剤/注射


規格単位毎の明細 (サークリサ点滴静注100mg)

販売名和名 : サークリサ点滴静注100mg

規格単位 : 100mg5mL1瓶

欧文商標名 : SARCLISA I.V.Infusion

規制区分

規制区分名称 : 生物由来製品

規制区分

規制区分名称 : 劇薬

規制区分

規制区分名称 : 処方箋医薬品

規制区分備考 : 注意−医師等の処方箋により使用すること

日本標準商品分類番号 : 874291

承認番号 : 30200AMX00511

販売開始年月 : 2020年8月

貯法及び期限等

貯法 : 2〜8℃で保存

有効期間 : 36ヵ月

3.組成・性状

3.1 組成

サークリサ点滴静注100mg

販売名サークリサ点滴静注100mg
1バイアル中
有効成分イサツキシマブ(遺伝子組換え)100mg/5mL(20mg/mL)
添加剤L-ヒスチジン7.3mg
L-ヒスチジン塩酸塩水和物11.1mg
精製白糖500mg
ポリソルベート801mg

本剤は遺伝子組換え技術によりチャイニーズハムスター卵巣細胞を用いて製造される。

添加剤 : L-ヒスチジン

添加剤 : L-ヒスチジン塩酸塩水和物

添加剤 : 精製白糖

添加剤 : ポリソルベート80

3.2 製剤の性状

サークリサ点滴静注100mg

販売名サークリサ点滴静注100mg
性状無色〜微黄色の液
pH5.7〜6.3
浸透圧比約1.2〜1.4
(生理食塩液に対する比)

【色】
無色〜微黄色
【剤形】
/液剤/注射

規格単位毎の効能効果及び用法用量

効能効果対用法用量

4.効能又は効果

多発性骨髄腫

6.用法及び用量

他の抗悪性腫瘍剤との併用において、通常、成人にはイサツキシマブ(遺伝子組換え)として1回10mg/kgを、併用する抗悪性腫瘍剤の投与サイクルを考慮して、以下のA法又はB法の投与間隔で点滴静注する。デキサメタゾンのみとの併用投与又は単独投与の場合(再発又は難治性の場合に限る)、通常、成人にはイサツキシマブ(遺伝子組換え)として1回20mg/kgを、以下のA法の投与間隔で点滴静注する。

A法:1週間間隔、2週間間隔の順で投与する。

B法:1週間間隔、2週間間隔及び4週間間隔の順で投与する。

5.効能又は効果に関連する注意

臨床試験に組み入れられた患者の状態等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。また、再発又は難治性の多発性骨髄腫の場合、デキサメタゾンとの併用による投与及び本剤単独投与については、他の治療の実施についても慎重に検討すること。[17.1.1-17.1.5参照]

7.用法及び用量に関連する注意

7.1本剤の投与間隔、投与間隔の変更時期、本剤と併用する抗悪性腫瘍剤等の投与に際しては、「17.臨床成績」の項の内容を熟知した上で選択すること。[17.1.1-17.1.3、17.1.5参照]

7.2 本剤投与によるInfusion reactionを軽減させるために、本剤投与開始15〜60分前に、本剤と併用するデキサメタゾン(本剤単独投与の場合はデキサメタゾン以外の副腎皮質ホルモン剤)、抗ヒスタミン剤、H2受容体拮抗剤及び解熱鎮痛剤を投与すること。[11.1.1参照]

7.3本剤の必要量を10mg/kg投与時は250mL、20mg/kg投与時は二つの250mLの生理食塩液又は5%ブドウ糖液を用いて輸液バッグに希釈後、以下の投与速度に従って点滴静注する。Infusion reactionが認められなかった場合には、患者の状態を観察しながら、投与速度を以下のように段階的に上げることができる。ただし、投与速度は200mL/時を超えないこと。[14.1.3参照]

本剤の投与速度

投与時期投与速度(mL/時)
初回投与*12回目投与*23回目投与以降
希釈液量250mL250mL×2250mL250mL×2250mL250mL×2
投与開始
0〜30分
2550200
投与開始
30〜60分
100
投与開始
60〜90分
50200
投与開始
90〜120分
75200
投与開始
120〜150分
100200
投与開始
150〜180分
125
投与開始
180分以降
150
*1:静脈内投与60分後までにInfusion reactionが認められなかった場合、以降は30分ごとに25mL/時ずつ、最大150mL/時まで投与速度を上げることができる、*2:静脈内投与30分後までにGrade 2のInfusion reactionが認められなかった場合、100mL/時に投与速度を上げ、さらに30分後には200mL/時に投与速度を上げることができる。

7.4 Infusion reactionが発現した場合、以下のように、本剤の休薬、中止、投与速度の変更等、適切な処置を行うこと。[11.1.1参照]

・Grade 2注)

Grade 1注)以下に回復するまで休薬すること。回復後、投与開始速度の半分の投与速度(初回投与では12.5mL/時、2回目投与では25mL/時、3回目投与以降は100mL/時)で患者の状態を観察しながら、投与を再開することができる。投与再開30分後までにInfusion reactionの再発が認められなかった場合には、以下の表に従って投与速度を上げることができる。

本剤の投与再開時の投与速度

投与時期投与速度(mL/時)
初回投与*12回目投与*23回目投与以降*3
投与再開
0〜30分
12.525100
投与再開
30〜60分
2550150
投与再開
60分以降
50〜150100〜200200
*1:投与再開30分後までにInfusion reactionの再発が認められなかった場合、25mL/時に投与速度を上げ、以降は30分ごとに25mL/時ずつ、最大150mL/時まで投与速度を上げることができる、*2:投与再開30分後までにInfusion reactionの再発が認められなかった場合、50mL/時に投与速度を上げ、以降は30分ごとに50mL/時ずつ、最大200mL/時まで投与速度を上げることができる、*3:投与再開30分後までにInfusion reactionの再発が認められなかった場合、150mL/時に投与速度を上げ、さらに30分後には200mL/時に投与速度を上げることができる。

・Grade 3注)以上

本剤の投与を中止し、本剤を再投与しないこと。

7.5 Grade 3又は4注)の好中球減少が発現した場合、好中球数が1000/mm3以上に回復するまで休薬すること。[11.1.2参照]

注)GradeはNCI-CTCAE v4.03に準じる。

規格単位毎の明細 (サークリサ点滴静注500mg)

販売名和名 : サークリサ点滴静注500mg

規格単位 : 500mg25mL1瓶

欧文商標名 : SARCLISA I.V.Infusion

規制区分

規制区分名称 : 生物由来製品

規制区分

規制区分名称 : 劇薬

規制区分

規制区分名称 : 処方箋医薬品

規制区分備考 : 注意−医師等の処方箋により使用すること

日本標準商品分類番号 : 874291

承認番号 : 30200AMX00512

販売開始年月 : 2020年8月

貯法及び期限等

貯法 : 2〜8℃で保存

有効期間 : 36ヵ月

3.組成・性状

3.1 組成

サークリサ点滴静注500mg

販売名サークリサ点滴静注500mg
1バイアル中
有効成分イサツキシマブ(遺伝子組換え)500mg/25mL(20mg/mL)
添加剤L-ヒスチジン36.5mg
L-ヒスチジン塩酸塩水和物55.5mg
精製白糖2500mg
ポリソルベート805mg

本剤は遺伝子組換え技術によりチャイニーズハムスター卵巣細胞を用いて製造される。

添加剤 : L-ヒスチジン

添加剤 : L-ヒスチジン塩酸塩水和物

添加剤 : 精製白糖

添加剤 : ポリソルベート80

3.2 製剤の性状

サークリサ点滴静注500mg

販売名サークリサ点滴静注500mg
性状無色〜微黄色の液
pH5.7〜6.3
浸透圧比約1.2〜1.4
(生理食塩液に対する比)

【色】
無色〜微黄色
【剤形】
/液剤/注射

規格単位毎の効能効果及び用法用量

効能効果対用法用量

4.効能又は効果

多発性骨髄腫

6.用法及び用量

他の抗悪性腫瘍剤との併用において、通常、成人にはイサツキシマブ(遺伝子組換え)として1回10mg/kgを、併用する抗悪性腫瘍剤の投与サイクルを考慮して、以下のA法又はB法の投与間隔で点滴静注する。デキサメタゾンのみとの併用投与又は単独投与の場合(再発又は難治性の場合に限る)、通常、成人にはイサツキシマブ(遺伝子組換え)として1回20mg/kgを、以下のA法の投与間隔で点滴静注する。

A法:1週間間隔、2週間間隔の順で投与する。

B法:1週間間隔、2週間間隔及び4週間間隔の順で投与する。

5.効能又は効果に関連する注意

臨床試験に組み入れられた患者の状態等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。また、再発又は難治性の多発性骨髄腫の場合、デキサメタゾンとの併用による投与及び本剤単独投与については、他の治療の実施についても慎重に検討すること。[17.1.1-17.1.5参照]

7.用法及び用量に関連する注意

7.1本剤の投与間隔、投与間隔の変更時期、本剤と併用する抗悪性腫瘍剤等の投与に際しては、「17.臨床成績」の項の内容を熟知した上で選択すること。[17.1.1-17.1.3、17.1.5参照]

7.2 本剤投与によるInfusion reactionを軽減させるために、本剤投与開始15〜60分前に、本剤と併用するデキサメタゾン(本剤単独投与の場合はデキサメタゾン以外の副腎皮質ホルモン剤)、抗ヒスタミン剤、H2受容体拮抗剤及び解熱鎮痛剤を投与すること。[11.1.1参照]

7.3本剤の必要量を10mg/kg投与時は250mL、20mg/kg投与時は二つの250mLの生理食塩液又は5%ブドウ糖液を用いて輸液バッグに希釈後、以下の投与速度に従って点滴静注する。Infusion reactionが認められなかった場合には、患者の状態を観察しながら、投与速度を以下のように段階的に上げることができる。ただし、投与速度は200mL/時を超えないこと。[14.1.3参照]

本剤の投与速度

投与時期投与速度(mL/時)
初回投与*12回目投与*23回目投与以降
希釈液量250mL250mL×2250mL250mL×2250mL250mL×2
投与開始
0〜30分
2550200
投与開始
30〜60分
100
投与開始
60〜90分
50200
投与開始
90〜120分
75200
投与開始
120〜150分
100200
投与開始
150〜180分
125
投与開始
180分以降
150
*1:静脈内投与60分後までにInfusion reactionが認められなかった場合、以降は30分ごとに25mL/時ずつ、最大150mL/時まで投与速度を上げることができる、*2:静脈内投与30分後までにGrade 2のInfusion reactionが認められなかった場合、100mL/時に投与速度を上げ、さらに30分後には200mL/時に投与速度を上げることができる。

7.4 Infusion reactionが発現した場合、以下のように、本剤の休薬、中止、投与速度の変更等、適切な処置を行うこと。[11.1.1参照]

・Grade 2注)

Grade 1注)以下に回復するまで休薬すること。回復後、投与開始速度の半分の投与速度(初回投与では12.5mL/時、2回目投与では25mL/時、3回目投与以降は100mL/時)で患者の状態を観察しながら、投与を再開することができる。投与再開30分後までにInfusion reactionの再発が認められなかった場合には、以下の表に従って投与速度を上げることができる。

本剤の投与再開時の投与速度

投与時期投与速度(mL/時)
初回投与*12回目投与*23回目投与以降*3
投与再開
0〜30分
12.525100
投与再開
30〜60分
2550150
投与再開
60分以降
50〜150100〜200200
*1:投与再開30分後までにInfusion reactionの再発が認められなかった場合、25mL/時に投与速度を上げ、以降は30分ごとに25mL/時ずつ、最大150mL/時まで投与速度を上げることができる、*2:投与再開30分後までにInfusion reactionの再発が認められなかった場合、50mL/時に投与速度を上げ、以降は30分ごとに50mL/時ずつ、最大200mL/時まで投与速度を上げることができる、*3:投与再開30分後までにInfusion reactionの再発が認められなかった場合、150mL/時に投与速度を上げ、さらに30分後には200mL/時に投与速度を上げることができる。

・Grade 3注)以上

本剤の投与を中止し、本剤を再投与しないこと。

7.5 Grade 3又は4注)の好中球減少が発現した場合、好中球数が1000/mm3以上に回復するまで休薬すること。[11.1.2参照]

注)GradeはNCI-CTCAE v4.03に準じる。


[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] 2025/09/17 版