医療用医薬品 : ゼジューラ

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3. 組成・性状


3.1 組成

販売名ゼジューラ錠100mg
有効成分1錠中
ニラパリブトシル酸塩水和物として159.3mg(ニラパリブとして100mg)
添加剤結晶セルロース、乳糖水和物、ポビドン、クロスポビドン、ステアリン酸マグネシウム、含水二酸化ケイ素、ポリビニルアルコール(部分けん化物)、酸化チタン、マクロゴール4000、タルク、黒酸化鉄

3.2 製剤の性状

販売名ゼジューラ錠100mg
剤形楕円形のフィルムコーティング錠
色調灰色
製剤表示Zejula 100
形状上面 
下面 
側面 
大きさ(mm)約12.2(長径)
約8.2(短径)
厚さ(mm)約5.3
質量(mg)343.3

【色】
灰色
【剤形】
フィルムコーティング錠/錠剤/内用


規格単位毎の明細 (ゼジューラ錠100mg)

販売名和名 : ゼジューラ錠100mg

規格単位 : 100mg1錠

欧文商標名 : Zejula tablets 100mg

規制区分

規制区分名称 : 劇薬

規制区分

規制区分名称 : 処方箋医薬品注)

規制区分備考 : 注)注意−医師等の処方箋により使用すること

日本標準商品分類番号 : 874291

承認番号 : 30300AMX00432

販売開始年月 : 2022年6月

貯法及び期限等

貯法 : 室温保存

有効期間 : 36ヵ月

3.組成・性状

3.1 組成

販売名ゼジューラ錠100mg
有効成分1錠中
ニラパリブトシル酸塩水和物として159.3mg(ニラパリブとして100mg)
添加剤結晶セルロース、乳糖水和物、ポビドン、クロスポビドン、ステアリン酸マグネシウム、含水二酸化ケイ素、ポリビニルアルコール(部分けん化物)、酸化チタン、マクロゴール4000、タルク、黒酸化鉄

添加剤 : 結晶セルロース

添加剤 : 乳糖水和物

添加剤 : ポビドン

添加剤 : クロスポビドン

添加剤 : ステアリン酸マグネシウム

添加剤 : 含水二酸化ケイ素

添加剤 : ポリビニルアルコール(部分けん化物)

添加剤 : 酸化チタン

添加剤 : マクロゴール4000

添加剤 : タルク

添加剤 : 黒酸化鉄

3.2 製剤の性状

販売名ゼジューラ錠100mg
剤形楕円形のフィルムコーティング錠
色調灰色
製剤表示Zejula 100
形状上面 
下面 
側面 
大きさ(mm)約12.2(長径)
約8.2(短径)
厚さ(mm)約5.3
質量(mg)343.3

【色】
灰色
【剤形】
フィルムコーティング錠/錠剤/内用

識別コード : Zejula100

識別コード : Zejula

識別コード : 100

規格単位毎の効能効果及び用法用量

効能効果対用法用量

4.効能又は効果

○卵巣癌における初回化学療法後の維持療法

○白金系抗悪性腫瘍剤感受性の再発卵巣癌における維持療法

○白金系抗悪性腫瘍剤感受性の相同組換え修復欠損を有する再発卵巣癌

6.用法及び用量

通常、成人にはニラパリブとして1日1回200mgを経口投与する。ただし、本剤初回投与前の体重が77kg以上かつ血小板数が150,000/μL以上の成人にはニラパリブとして1日1回300mgを経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。

5.効能又は効果に関連する注意

<卵巣癌における初回化学療法後の維持療法>

5.1 国際産婦人科連合(FIGO)進行期分類III期又はIV期の卵巣癌と診断され、白金系抗悪性腫瘍剤を含む初回化学療法で奏効が維持されている患者を対象とすること。

5.2 臨床試験に組み入れられた患者の前治療歴等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分理解した上で、適応患者の選択を行うこと。

<白金系抗悪性腫瘍剤感受性の再発卵巣癌における維持療法>

5.3 再発時の白金系抗悪性腫瘍剤を含む化学療法で、奏効が維持されている患者を対象とすること。

5.4 臨床試験に組み入れられた患者における白金系抗悪性腫瘍剤を含む化学療法終了後から疾患進行までの期間(PFI)、前治療歴等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分理解した上で、適応患者の選択を行うこと。

<白金系抗悪性腫瘍剤感受性の相同組換え修復欠損を有する再発卵巣癌>

5.5 3つ以上の化学療法歴のある患者を対象とすること。

5.6 承認された体外診断用医薬品又は医療機器を用いた検査により、相同組換え修復欠損を有することが確認された患者に投与すること。なお、承認された体外診断用医薬品又は医療機器に関する情報については、以下のウェブサイトから入手可能である:https://www.pmda.go.jp/review-services/drug-reviews/review-information/cd/0001.html

5.7 臨床試験に組み入れられた患者における白金系抗悪性腫瘍剤を含む化学療法終了後から疾患進行までの期間(PFI)、前治療歴等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分理解した上で、本剤以外の治療の実施についても慎重に検討し、適応患者の選択を行うこと。

7.用法及び用量に関連する注意

<効能共通>

7.1 本剤投与により副作用が発現した場合には、以下の基準を参考に、本剤を休薬、減量、中止すること。[8.1、11.1.1参照]

減量・中止する場合の投与量

初回投与量200mg300mg
1段階減量100mg200mg
2段階減量投与中止100mg
3段階減量投与中止

副作用発現時の休薬・減量・中止基準

副作用程度注1)処置再開時の投与量
血小板減少血小板数
100,000/μL未満
初回発現時
・血小板数100,000/μL以上に回復するまで最大28日間休薬する。
・28日間休薬しても回復しない場合は投与を中止する。
・同量又は1段階減量
・血小板数75,000/μL未満に低下した場合には1段階減量
2回目の発現時
・血小板数100,000/μL以上に回復するまで最大28日間休薬する。
・28日間休薬しても回復しない場合は投与を中止する。
1段階減量
好中球減少好中球数
1,000/μL未満
・好中球数1,500/μL以上に回復するまで最大28日間休薬する。
・28日間休薬しても回復しない場合は投与を中止する。
1段階減量
貧血ヘモグロビン値
8g/dL未満
・ヘモグロビン値9g/dL以上に回復するまで最大28日間休薬する。
・28日間休薬しても回復しない場合は投与を中止する。
1段階減量
上記以外の副作用注2)Grade3以上・ベースライン又はGrade1以下に回復するまで最大28日間休薬する。
・28日間休薬しても回復しない場合は投与を中止する。
1段階減量
注1)GradeはNCI-CTCAE ver.4.03に準じる。注2)副作用の予防又は治療を行っても副作用が継続する場合。

7.2 他の抗悪性腫瘍剤との併用について、有効性及び安全性は確立していない。

<卵巣癌における初回化学療法後の維持療法>

7.3 本剤を3年を超えて投与した場合の有効性及び安全性は確立していない。


[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] 2025/10/22 版