医療用医薬品 : エルロチニブ

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3. 組成・性状


3.1 組成

エルロチニブ錠25mg「NK」

販売名エルロチニブ錠25mg「NK」
有効成分1錠中
エルロチニブ塩酸塩27.32mg
(エルロチニブとして25mg)
添加剤乳糖水和物、結晶セルロース、デンプングリコール酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリン酸マグネシウム、ヒプロメロース、ヒドロキシプロピルセルロース、マクロゴール400、酸化チタン

エルロチニブ錠100mg「NK」

販売名エルロチニブ錠100mg「NK」
有効成分1錠中
エルロチニブ塩酸塩109.29mg
(エルロチニブとして100mg)
添加剤乳糖水和物、結晶セルロース、デンプングリコール酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリン酸マグネシウム、ヒプロメロース、ヒドロキシプロピルセルロース、マクロゴール400、酸化チタン

3.2 製剤の性状

エルロチニブ錠25mg「NK」

販売名エルロチニブ錠25mg「NK」
剤形フィルムコーティング錠
色調白色〜黄白色
外形表・裏 
側面 
大きさ直径約6.5mm
厚さ約3.2mm
質量99.5mg
本体表示エルロチニブ25

【色】
白色〜黄白色
【剤形】
フィルムコーティング錠/錠剤/内用

エルロチニブ錠100mg「NK」

販売名エルロチニブ錠100mg「NK」
剤形フィルムコーティング錠
色調白色〜黄白色
外形表・裏 
側面 
大きさ直径約8.6mm
厚さ約4.3mm
質量258.2mg
本体表示エルロチニブ100

【色】
白色〜黄白色
【剤形】
フィルムコーティング錠/錠剤/内用


規格単位毎の明細 (エルロチニブ錠25mg「NK」)

販売名和名 : エルロチニブ錠25mg「NK」

規格単位 : 25mg1錠

欧文商標名 : Erlotinib Tablets 25mg「NK」

規制区分

規制区分名称 : 劇薬

規制区分

規制区分名称 : 処方箋医薬品注)

規制区分備考 : 注)注意−医師等の処方箋により使用すること

日本標準商品分類番号 : 874291

承認番号 : 30500AMX00041

販売開始年月 : 2023年6月

貯法及び期限等

貯法 : 室温保存

有効期間 : 3年

3.組成・性状

3.1 組成

エルロチニブ錠25mg「NK」

販売名エルロチニブ錠25mg「NK」
有効成分1錠中
エルロチニブ塩酸塩27.32mg
(エルロチニブとして25mg)
添加剤乳糖水和物、結晶セルロース、デンプングリコール酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリン酸マグネシウム、ヒプロメロース、ヒドロキシプロピルセルロース、マクロゴール400、酸化チタン

添加剤 : 乳糖水和物

添加剤 : 結晶セルロース

添加剤 : デンプングリコール酸ナトリウム

添加剤 : ラウリル硫酸ナトリウム

添加剤 : ステアリン酸マグネシウム

添加剤 : ヒプロメロース

添加剤 : ヒドロキシプロピルセルロース

添加剤 : マクロゴール400

添加剤 : 酸化チタン

3.2 製剤の性状

エルロチニブ錠25mg「NK」

販売名エルロチニブ錠25mg「NK」
剤形フィルムコーティング錠
色調白色〜黄白色
外形表・裏 
側面 
大きさ直径約6.5mm
厚さ約3.2mm
質量99.5mg
本体表示エルロチニブ25

【色】
白色〜黄白色
【剤形】
フィルムコーティング錠/錠剤/内用

識別コード : エルロチニブ25

規格単位毎の効能効果及び用法用量

効能効果対用法用量

4.効能又は効果

○切除不能な再発・進行性で、がん化学療法施行後に増悪した非小細胞肺癌

○EGFR遺伝子変異陽性の切除不能な再発・進行性で、がん化学療法未治療の非小細胞肺癌

○治癒切除不能な膵癌

6.用法及び用量

<非小細胞肺癌>

通常、成人にはエルロチニブとして150mgを食事の1時間以上前又は食後2時間以降に1日1回経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。

<治癒切除不能な膵癌>

ゲムシタビンとの併用において、通常、成人にはエルロチニブとして100mgを食事の1時間以上前又は食後2時間以降に1日1回経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。

5.効能又は効果に関連する注意

<効能共通>

5.1 非小細胞肺癌及び膵癌に対する術後補助化学療法として本剤を使用した場合の有効性及び安全性は確立していない。

<非小細胞肺癌>

5.2EGFR遺伝子変異陽性の切除不能な再発・進行性で、がん化学療法未治療の非小細胞肺癌の場合には、臨床試験に組み入れられた患者の遺伝子変異の種類等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。

<治癒切除不能な膵癌>

5.3 「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、国内臨床試験に組み入れられた患者背景や本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で適応患者の選択を慎重に行うこと。

7.用法及び用量に関連する注意

<効能共通>

7.1 副作用の発現により用量を変更する場合には、50mgずつ減量すること。

7.2 高脂肪、高カロリーの食後に本剤を投与した場合、AUCが増加するとの報告がある。食事の影響を避けるため食事の1時間前から食後2時間までの間の服用は避けること。[16.2.2参照]

<非小細胞肺癌>

7.3 他の抗悪性腫瘍剤と併用する場合は、「17.臨床成績」及び「15.1 臨床使用に基づく情報」の項の内容を熟知し、選択すること。[15.1.2、17.1.3参照]

<治癒切除不能な膵癌>

7.4 本剤をゲムシタビン以外の抗悪性腫瘍剤との併用で使用した場合や本剤を化学放射線療法として使用した場合の有効性及び安全性は確立していない。

7.5 「17.臨床成績」の項の内容を十分に理解した上で本剤を使用すること。

7.6 国内第II相臨床試験(JO20302/JO21097試験)の基準を目安として、休薬、減量又は中止を考慮すること。

治癒切除不能な膵癌を対象とした国内第II相臨床試験における休薬減量基準(一部改変)

副作用Grade注1)休薬基準注2)投与再開時の用量注3)注4)
間質性肺疾患Gradeは問わない疑われる症状が発現した場合には、直ちに休薬、その後CT検査を含めた適切な検査を実施し、医学的に間質性肺疾患と判断した場合には投与中止医学的に間質性肺疾患と判断されなかった場合には、同一用量で投与再開
角膜炎22週間以上継続する場合はGrade 1以下になるまで休薬同一用量で再開。ただし、主治医判断で50mgに減量して再開可能。
3Grade 1以下になるまで休薬50mgで再開
下痢2その症状が忍容できない場合はGrade 1以下に回復するまで休薬同一用量で再開。ただし、主治医判断で50mgに減量して再開可能。
3Grade 1以下になるまで休薬50mgで再開
発疹(ざ瘡/ざ瘡様)2その症状が忍容できない場合はGrade 1以下に回復するまで休薬同一用量で再開。ただし、主治医判断で50mgに減量して再開可能。
3Grade 1以下になるまで休薬。ただし、主治医が継続投与可能と判断した場合は同一用量で投与可能。50mgで再開
AST又はALT3Grade 2以下になるまで休薬50mgで再開
上記以外の非血液毒性24週間以上継続した場合はGrade 1以下になるまで休薬。ただし、主治医が継続投与可能と判断した場合は同一用量で投与可能。50mgで再開
3Grade 1以下になるまで休薬。ただし、主治医が継続投与可能と判断した場合は同一用量で投与可能。50mgで再開
全ての非血液毒性注5)4投与の中止
血液毒性4Grade 2以下になるまで休薬同一用量で再開
注1)GradeはCTCAE v3.0により評価。注2)いずれの場合も3週間以上の連続した休薬で回復しない場合には、投与を中止する。注3)本剤減量後の増量は行わない。注4)50mgで再開した後に規定された副作用が再び発現した場合には、投与を中止する。注5)重篤又は致死的となる可能性がないと主治医が判断した場合を除く。

規格単位毎の明細 (エルロチニブ錠100mg「NK」)

販売名和名 : エルロチニブ錠100mg「NK」

規格単位 : 100mg1錠

欧文商標名 : Erlotinib Tablets 100mg「NK」

規制区分

規制区分名称 : 劇薬

規制区分

規制区分名称 : 処方箋医薬品注)

規制区分備考 : 注)注意−医師等の処方箋により使用すること

日本標準商品分類番号 : 874291

承認番号 : 30500AMX00042

販売開始年月 : 2023年6月

貯法及び期限等

貯法 : 室温保存

有効期間 : 3年

3.組成・性状

3.1 組成

エルロチニブ錠100mg「NK」

販売名エルロチニブ錠100mg「NK」
有効成分1錠中
エルロチニブ塩酸塩109.29mg
(エルロチニブとして100mg)
添加剤乳糖水和物、結晶セルロース、デンプングリコール酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリン酸マグネシウム、ヒプロメロース、ヒドロキシプロピルセルロース、マクロゴール400、酸化チタン

添加剤 : 乳糖水和物

添加剤 : 結晶セルロース

添加剤 : デンプングリコール酸ナトリウム

添加剤 : ラウリル硫酸ナトリウム

添加剤 : ステアリン酸マグネシウム

添加剤 : ヒプロメロース

添加剤 : ヒドロキシプロピルセルロース

添加剤 : マクロゴール400

添加剤 : 酸化チタン

3.2 製剤の性状

エルロチニブ錠100mg「NK」

販売名エルロチニブ錠100mg「NK」
剤形フィルムコーティング錠
色調白色〜黄白色
外形表・裏 
側面 
大きさ直径約8.6mm
厚さ約4.3mm
質量258.2mg
本体表示エルロチニブ100

【色】
白色〜黄白色
【剤形】
フィルムコーティング錠/錠剤/内用

識別コード : エルロチニブ100

規格単位毎の効能効果及び用法用量

効能効果対用法用量

4.効能又は効果

○切除不能な再発・進行性で、がん化学療法施行後に増悪した非小細胞肺癌

○EGFR遺伝子変異陽性の切除不能な再発・進行性で、がん化学療法未治療の非小細胞肺癌

○治癒切除不能な膵癌

6.用法及び用量

<非小細胞肺癌>

通常、成人にはエルロチニブとして150mgを食事の1時間以上前又は食後2時間以降に1日1回経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。

<治癒切除不能な膵癌>

ゲムシタビンとの併用において、通常、成人にはエルロチニブとして100mgを食事の1時間以上前又は食後2時間以降に1日1回経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。

5.効能又は効果に関連する注意

<効能共通>

5.1 非小細胞肺癌及び膵癌に対する術後補助化学療法として本剤を使用した場合の有効性及び安全性は確立していない。

<非小細胞肺癌>

5.2EGFR遺伝子変異陽性の切除不能な再発・進行性で、がん化学療法未治療の非小細胞肺癌の場合には、臨床試験に組み入れられた患者の遺伝子変異の種類等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で、適応患者の選択を行うこと。

<治癒切除不能な膵癌>

5.3 「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、国内臨床試験に組み入れられた患者背景や本剤の有効性及び安全性を十分に理解した上で適応患者の選択を慎重に行うこと。

7.用法及び用量に関連する注意

<効能共通>

7.1 副作用の発現により用量を変更する場合には、50mgずつ減量すること。

7.2 高脂肪、高カロリーの食後に本剤を投与した場合、AUCが増加するとの報告がある。食事の影響を避けるため食事の1時間前から食後2時間までの間の服用は避けること。[16.2.2参照]

<非小細胞肺癌>

7.3 他の抗悪性腫瘍剤と併用する場合は、「17.臨床成績」及び「15.1 臨床使用に基づく情報」の項の内容を熟知し、選択すること。[15.1.2、17.1.3参照]

<治癒切除不能な膵癌>

7.4 本剤をゲムシタビン以外の抗悪性腫瘍剤との併用で使用した場合や本剤を化学放射線療法として使用した場合の有効性及び安全性は確立していない。

7.5 「17.臨床成績」の項の内容を十分に理解した上で本剤を使用すること。

7.6 国内第II相臨床試験(JO20302/JO21097試験)の基準を目安として、休薬、減量又は中止を考慮すること。

治癒切除不能な膵癌を対象とした国内第II相臨床試験における休薬減量基準(一部改変)

副作用Grade注1)休薬基準注2)投与再開時の用量注3)注4)
間質性肺疾患Gradeは問わない疑われる症状が発現した場合には、直ちに休薬、その後CT検査を含めた適切な検査を実施し、医学的に間質性肺疾患と判断した場合には投与中止医学的に間質性肺疾患と判断されなかった場合には、同一用量で投与再開
角膜炎22週間以上継続する場合はGrade 1以下になるまで休薬同一用量で再開。ただし、主治医判断で50mgに減量して再開可能。
3Grade 1以下になるまで休薬50mgで再開
下痢2その症状が忍容できない場合はGrade 1以下に回復するまで休薬同一用量で再開。ただし、主治医判断で50mgに減量して再開可能。
3Grade 1以下になるまで休薬50mgで再開
発疹(ざ瘡/ざ瘡様)2その症状が忍容できない場合はGrade 1以下に回復するまで休薬同一用量で再開。ただし、主治医判断で50mgに減量して再開可能。
3Grade 1以下になるまで休薬。ただし、主治医が継続投与可能と判断した場合は同一用量で投与可能。50mgで再開
AST又はALT3Grade 2以下になるまで休薬50mgで再開
上記以外の非血液毒性24週間以上継続した場合はGrade 1以下になるまで休薬。ただし、主治医が継続投与可能と判断した場合は同一用量で投与可能。50mgで再開
3Grade 1以下になるまで休薬。ただし、主治医が継続投与可能と判断した場合は同一用量で投与可能。50mgで再開
全ての非血液毒性注5)4投与の中止
血液毒性4Grade 2以下になるまで休薬同一用量で再開
注1)GradeはCTCAE v3.0により評価。注2)いずれの場合も3週間以上の連続した休薬で回復しない場合には、投与を中止する。注3)本剤減量後の増量は行わない。注4)50mgで再開した後に規定された副作用が再び発現した場合には、投与を中止する。注5)重篤又は致死的となる可能性がないと主治医が判断した場合を除く。


[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] 2025/05/21 版