医療用医薬品 : ダイチロナ

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3. 製法の概要及び組成・性状


3.1 製法の概要

SARS-CoV-2のスパイクタンパク質の受容体結合ドメインをコードするDNAを鋳型として転写したRNAを精製し、脂質ナノ粒子内に封入する。なお、本剤は製造工程でウシの乳由来成分(カゼインペプトン)を使用している。

抗原として用いる株(抗原株)は下表のとおり。

抗原株SARS-CoV-2オミクロン株JN.1系統

3.2 組成

販売名有効成分添加剤
1バイアル中
ダイチロナ筋注SARS-CoV-2のスパイクタンパク質の受容体結合部位(RBD)をコードするmRNA 150.0μg/1.5mL(7R,9Z,26Z,29R)-18-({[3-(ジメチルアミノ)プロポキシ]カルボニル}オキシ)ペンタトリアコンタ-9,26-ジエン-7,29-ジイル=ジアセタート(T168-1857a)1602μg、コレステロール752.0μg、1,2-ジステアロイル-sn-グリセロ-3-ホスホコリン(DSPC)468.5μg、1,2-ジミリストイル-rac-グリセロ-3-メチルポリオキシエチレン(PEG2000-DMG)177.9μg、精製白糖154.0mg、L-ヒスチジン2327μg、pH調節剤

3.3 製剤の性状

販売名性状pH浸透圧比(生理食塩液対比)
ダイチロナ筋注白濁した液6.5〜7.51.0〜1.4

【色】
白濁
【剤形】
/液剤/注射


規格単位毎の明細 (ダイチロナ筋注)

販売名和名 : ダイチロナ筋注

規格単位 :

欧文商標名 : DAICHIRONA INTRAMUSCULAR INJECTION

基準名 : コロナウイルス(SARS-CoV-2)RNAワクチン

規制区分

規制区分名称 : 劇薬

規制区分

規制区分名称 : 処方箋医薬品注)

規制区分備考 : 注)注意−医師等の処方箋により使用すること

日本標準商品分類番号 : 876313

承認番号 : 30500AMX00171

販売開始年月 : 2023年12月

貯法及び期限等

貯法 : 2〜8℃で保存

有効期間 : 7ヵ月

3. 製法の概要及び組成・性状

3.1 製法の概要

SARS-CoV-2のスパイクタンパク質の受容体結合ドメインをコードするDNAを鋳型として転写したRNAを精製し、脂質ナノ粒子内に封入する。なお、本剤は製造工程でウシの乳由来成分(カゼインペプトン)を使用している。

抗原として用いる株(抗原株)は下表のとおり。

抗原株SARS-CoV-2オミクロン株JN.1系統

3.2 組成

販売名有効成分添加剤
1バイアル中
ダイチロナ筋注SARS-CoV-2のスパイクタンパク質の受容体結合部位(RBD)をコードするmRNA 150.0μg/1.5mL(7R,9Z,26Z,29R)-18-({[3-(ジメチルアミノ)プロポキシ]カルボニル}オキシ)ペンタトリアコンタ-9,26-ジエン-7,29-ジイル=ジアセタート(T168-1857a)1602μg、コレステロール752.0μg、1,2-ジステアロイル-sn-グリセロ-3-ホスホコリン(DSPC)468.5μg、1,2-ジミリストイル-rac-グリセロ-3-メチルポリオキシエチレン(PEG2000-DMG)177.9μg、精製白糖154.0mg、L-ヒスチジン2327μg、pH調節剤

添加剤 : (7R,9Z,26Z,29R)-18-({[3-(ジメチルアミノ)プロポキシ]カルボニル}オキシ)ペンタトリアコンタ-9,26-ジエン-7,29-ジイル=ジアセタート(T168-1857a)

添加剤 : コレステロール

添加剤 : 1,2-ジステアロイル-sn-グリセロ-3-ホスホコリン(DSPC)

添加剤 : 1,2-ジミリストイル-rac-グリセロ-3-メチルポリオキシエチレン(PEG2000-DMG)

添加剤 : 精製白糖

添加剤 : L-ヒスチジン

添加剤 : pH調節剤

3.3 製剤の性状

販売名性状pH浸透圧比(生理食塩液対比)
ダイチロナ筋注白濁した液6.5〜7.51.0〜1.4

【色】
白濁
【剤形】
/液剤/注射

規格単位毎の効能効果及び用法用量

効能効果対用法用量

4.効能又は効果

SARS-CoV-2による感染症の予防

6.用法及び用量

<12歳以上>

1回0.6mLを筋肉内に接種する。

<5歳以上11歳以下>

1回0.2mLを筋肉内に接種する。

5.効能又は効果に関連する注意

5.1 本剤の予防効果の持続期間は確立していない。

7.用法及び用量に関連する注意

7.1 接種対象者

5歳以上の者

7.2 接種時期

通常、前回のSARS-CoV-2ワクチンの接種から少なくとも3ヵ月経過した後に接種することができる。

7.3 接種回数

過去にSARS-CoV-2ワクチンの接種歴のない者には、およそ4週間の間隔をおいて2回目接種を行うことができる。[8.8参照]

7.4 同時接種

医師が必要と認めた場合には、他のワクチンと同時に接種することができる。[14.2.2参照]


[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] 2025/08/20 版