医療用医薬品 : エリブリンメシル酸塩

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3. 組成・性状


3.1 組成

販売名有効成分添加剤
エリブリンメシル酸塩静注液1mg「ニプロ」1バイアル(2mL)中
日本薬局方 エリブリンメシル酸塩 1.0mg
1バイアル(2mL)中
無水エタノール 0.10mL
塩酸 適量
水酸化ナトリウム 適量

3.2 製剤の性状

販売名pH浸透圧比性状
エリブリンメシル酸塩静注液1mg「ニプロ」6.0〜9.0約3(0.5mg/mL、希釈しない場合)
(生理食塩液に対する比)
約1(0.0203mg/mL注)
(生理食塩液に対する比)
無色澄明の液
注)平均的な体表面積から換算した投与量(2.03mg)を生理食塩液で100mLに希釈した時の濃度(エリブリンメシル酸塩2.03mg相当量/100mL生理食塩液)

【色】
無色澄明
【剤形】
/液剤/注射


規格単位毎の明細 (エリブリンメシル酸塩静注液1mg「ニプロ」)

販売名和名 : エリブリンメシル酸塩静注液1mg「ニプロ」

規格単位 : 1mg2mL1瓶

欧文商標名 : Eribulin Mesilate Intravenous

規制区分

規制区分名称 : 毒薬

規制区分

規制区分名称 : 処方箋医薬品注)

規制区分備考 : 注)注意−医師等の処方箋により使用すること

日本標準商品分類番号 : 874291

承認番号 : 30600AMX00230

販売開始年月 : 2024年12月

貯法及び期限等

貯法 : 室温保存

有効期間 : 3年

3.組成・性状

3.1 組成

販売名有効成分添加剤
エリブリンメシル酸塩静注液1mg「ニプロ」1バイアル(2mL)中
日本薬局方 エリブリンメシル酸塩 1.0mg
1バイアル(2mL)中
無水エタノール 0.10mL
塩酸 適量
水酸化ナトリウム 適量

添加剤 : 無水エタノール

添加剤 : 塩酸

添加剤 : 水酸化ナトリウム

3.2 製剤の性状

販売名pH浸透圧比性状
エリブリンメシル酸塩静注液1mg「ニプロ」6.0〜9.0約3(0.5mg/mL、希釈しない場合)
(生理食塩液に対する比)
約1(0.0203mg/mL注)
(生理食塩液に対する比)
無色澄明の液
注)平均的な体表面積から換算した投与量(2.03mg)を生理食塩液で100mLに希釈した時の濃度(エリブリンメシル酸塩2.03mg相当量/100mL生理食塩液)

【色】
無色澄明
【剤形】
/液剤/注射

規格単位毎の効能効果及び用法用量

効能効果対用法用量

4.効能・効果

手術不能又は再発乳癌

6.用法・用量

通常、成人には、エリブリンメシル酸塩として、1日1回1.4mg/m2(体表面積)を2〜5分間かけて、週1回、静脈内投与する。これを2週連続で行い、3週目は休薬する。これを1サイクルとして、投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。

5.効能・効果に関連する注意

5.1 本剤の術前・術後補助化学療法における有効性及び安全性は確立していない。

5.2 本剤の投与を行う場合には、アントラサイクリン系抗悪性腫瘍剤及びタキサン系抗悪性腫瘍剤を含む化学療法を施行後の増悪若しくは再発例を対象とすること。

7.用法・用量に関連する注意

7.1 他の抗悪性腫瘍剤との併用について、有効性及び安全性は確立していない。

7.2 本剤の投与にあたっては、以下の基準を参考に必要に応じて、投与を延期、減量又は休薬すること。

<各サイクル1週目>

投与開始基準下記の基準を満たさない場合、投与を延期する。
・好中球数:1,000/mm3以上
・血小板数:75,000/mm3以上
・非血液毒性:Grade2注1)以下
減量基準前サイクルにおいて以下の副作用等が発現した場合、減量した上で投与する注2)
・7日間を超えて継続する好中球数減少(500/mm3未満)
・発熱又は感染を伴う好中球数減少(1,000/mm3未満)
・血小板数減少(25,000/mm3未満)
・輸血を要する血小板数減少(50,000/mm3未満)
・Grade3注1)以上の非血液毒性
・副作用等により、2週目に休薬した場合

<各サイクル2週目>

投与開始基準下記の基準を満たさない場合、投与を延期する。
・好中球数:1,000/mm3以上
・血小板数:75,000/mm3以上
・非血液毒性:Grade2注1)以下
投与再開基準投与延期後1週間以内に上記の投与開始基準を満たした場合、減量して投与する注2)
休薬基準投与延期後1週間以内に上記の投与開始基準を満たさない場合は、休薬する。

注1)Common Terminology Criteria for Adverse Events(CTCAE)に基づく。

注2)減量を行う際、次の用量を参考にすること。

減量前の投与量→減量後の投与量
1.4mg/m2→1.1mg/m2
1.1mg/m2→0.7mg/m2
0.7mg/m2→投与中止を考慮


[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] 2025/08/20 版