医療用医薬品 : ニンラーロ

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3. 組成・性状


3.1 組成

ニンラーロカプセル0.5mg

販売名ニンラーロカプセル0.5mg
有効成分1カプセル中
イキサゾミブクエン酸エステル 0.72mg
(イキサゾミブとして0.5mg)
添加剤結晶セルロース、ゼラチン、タルク、ステアリン酸マグネシウム、酸化チタン、ラウリル硫酸ナトリウム
黄色酸化鉄、黒酸化鉄

ニンラーロカプセル2.3mg

販売名ニンラーロカプセル2.3mg
有効成分1カプセル中
イキサゾミブクエン酸エステル 3.29mg
(イキサゾミブとして2.3mg)
添加剤結晶セルロース、ゼラチン、タルク、ステアリン酸マグネシウム、酸化チタン、ラウリル硫酸ナトリウム
三二酸化鉄

ニンラーロカプセル3mg

販売名ニンラーロカプセル3mg
有効成分1カプセル中
イキサゾミブクエン酸エステル 4.30mg
(イキサゾミブとして3.0mg)
添加剤結晶セルロース、ゼラチン、タルク、ステアリン酸マグネシウム、酸化チタン、ラウリル硫酸ナトリウム
黒酸化鉄

ニンラーロカプセル4mg

販売名ニンラーロカプセル4mg
有効成分1カプセル中
イキサゾミブクエン酸エステル 5.73mg
(イキサゾミブとして4.0mg)
添加剤結晶セルロース、ゼラチン、タルク、ステアリン酸マグネシウム、酸化チタン、ラウリル硫酸ナトリウム
三二酸化鉄、黄色三二酸化鉄

3.2 製剤の性状

ニンラーロカプセル0.5mg

販売名ニンラーロカプセル0.5mg
剤形硬カプセル剤
色調帯黄緑色
識別コード0.5mg
形状 
号数3号
長径(mm)約15.9
短径(mm)5.8
質量(mg)約153

【色】
帯黄緑色
【剤形】
硬カプセル剤/カプセル剤/内用

ニンラーロカプセル2.3mg

販売名ニンラーロカプセル2.3mg
剤形硬カプセル剤
色調微赤色
識別コード2.3mg
形状 
号数4号
長径(mm)約14.3
短径(mm)5.3
質量(mg)約108

【色】
微赤色
【剤形】
硬カプセル剤/カプセル剤/内用

ニンラーロカプセル3mg

販売名ニンラーロカプセル3mg
剤形硬カプセル剤
色調明るい灰色
識別コード3mg
形状 
号数4号
長径(mm)約14.3
短径(mm)5.3
質量(mg)約108

【色】
明るい灰色
【剤形】
硬カプセル剤/カプセル剤/内用

ニンラーロカプセル4mg

販売名ニンラーロカプセル4mg
剤形硬カプセル剤
色調淡橙色
識別コード4mg
形状 
号数3号
長径(mm)約15.9
短径(mm)5.8
質量(mg)約163

【色】
淡橙色
【剤形】
硬カプセル剤/カプセル剤/内用


規格単位毎の明細 (ニンラーロカプセル0.5mg)

販売名和名 : ニンラーロカプセル0.5mg

規格単位 : 0.5mg1カプセル

欧文商標名 : NINLARO capsules 0.5mg

規制区分

規制区分名称 : 毒薬

規制区分

規制区分名称 : 処方箋医薬品注)

規制区分備考 : 注)注意−医師等の処方箋により使用すること

日本標準商品分類番号 : 874291

承認番号 : 30600AMX00236

販売開始年月 : 2024年11月

貯法及び期限等

貯法 : 室温保存

有効期間 : 3年

3.組成・性状

3.1 組成

ニンラーロカプセル0.5mg

販売名ニンラーロカプセル0.5mg
有効成分1カプセル中
イキサゾミブクエン酸エステル 0.72mg
(イキサゾミブとして0.5mg)
添加剤結晶セルロース、ゼラチン、タルク、ステアリン酸マグネシウム、酸化チタン、ラウリル硫酸ナトリウム
黄色酸化鉄、黒酸化鉄

添加剤 : 結晶セルロース

添加剤 : ゼラチン

添加剤 : タルク

添加剤 : ステアリン酸マグネシウム

添加剤 : 酸化チタン

添加剤 : ラウリル硫酸ナトリウム

添加剤 : 黄色酸化鉄

添加剤 : 黒酸化鉄

3.2 製剤の性状

ニンラーロカプセル0.5mg

販売名ニンラーロカプセル0.5mg
剤形硬カプセル剤
色調帯黄緑色
識別コード0.5mg
形状 
号数3号
長径(mm)約15.9
短径(mm)5.8
質量(mg)約153

【色】
帯黄緑色
【剤形】
硬カプセル剤/カプセル剤/内用

識別コード : Takeda0.5mg

識別コード : @0.5mg

規格単位毎の効能効果及び用法用量

効能効果対用法用量

4.効能又は効果

<ニンラーロカプセル0.5mg>

○多発性骨髄腫における維持療法

6.用法及び用量

ニンラーロカプセル0.5mg

<多発性骨髄腫における維持療法>

通常、成人には1日1回、本剤を空腹時に週1回、3週間(1、8及び15日目)経口投与した後、13日間休薬(16〜28日目)する。この4週間を1サイクルとし、投与を繰り返す。本剤の投与量は、4サイクルまではイキサゾミブとして3mg、5サイクル以降はイキサゾミブとして4mgとする。なお、患者の状態により適宜減量する。

7.用法及び用量に関連する注意

ニンラーロカプセル0.5mg

<効能共通>

7.1 食後に本剤を投与した場合、本剤のCmax及びAUCが低下するとの報告がある。食事の影響を避けるため、食事の1時間前から食後2時間までの間の服用は避けること。[16.2.1参照]

7.2 新たなサイクルの開始にあたっては、以下の基準を参考に投与の可否を判断すること。

サイクル開始基準

好中球数1,000/mm3以上
血小板数75,000/mm3以上
非血液毒性ベースライン又はGrade1以下に回復
GradeはNCI-CTCAE v4.0に基づく

<多発性骨髄腫における維持療法>

7.7 他の抗悪性腫瘍剤との併用における有効性及び安全性は確立していない。

7.8 本剤を24ヵ月を超えて投与した場合の有効性及び安全性は確立していない。

7.9 本剤投与により副作用が発現した場合には、以下の基準を参考に、本剤を休薬、減量、中止すること。[8.、11.1.1、11.1.4参照]

本剤の減量ステップ

 1〜4サイクル5サイクル以降
通常用量3mg4mg
ステップ1(1段階減量)2.3mg3mg
ステップ2(2段階減量)1.5mg2.3mg
ステップ3(3段階減量)投与中止1.5mg
ステップ4投与中止

休薬・減量・中止基準

副作用程度処置
血小板減少症血小板数
50,000/mm3未満
75,000/mm3以上に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。
好中球減少症好中球数
750/mm3未満
1,000/mm3以上に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。
皮膚障害Grade2対症療法を行い、投与を継続できる。忍容できない場合は、1段階減量して投与する。
Grade3Grade1以下に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。
Grade4投与を中止する。
末梢神経障害疼痛を伴うGrade1又は疼痛を伴わないGrade2ベースライン又は疼痛を伴わないGrade1以下に回復するまで、休薬する。回復後、同一用量で投与を再開できる。
疼痛を伴うGrade2又はGrade3ベースライン又はGrade1以下に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。
Grade4投与を中止する。
上記以外の副作用Grade3の非血液毒性ベースライン又はGrade1以下に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。
Grade4の非血液毒性投与を中止する、又は治療上の有益性を考慮し、1段階減量して投与を再開できる。
GradeはNCI-CTCAE v4.0に基づく

7.10 0.5mgカプセルと他の含量のカプセルの生物学的同等性は示されていないため、3mg又は4mgを投与する際には0.5mgカプセルを使用しないこと。

規格単位毎の明細 (ニンラーロカプセル2.3mg)

販売名和名 : ニンラーロカプセル2.3mg

規格単位 : 2.3mg1カプセル

欧文商標名 : NINLARO capsules 2.3mg

規制区分

規制区分名称 : 毒薬

規制区分

規制区分名称 : 処方箋医薬品注)

規制区分備考 : 注)注意−医師等の処方箋により使用すること

日本標準商品分類番号 : 874291

承認番号 : 22900AMX00533

販売開始年月 : 2017年5月

貯法及び期限等

貯法 : 室温保存

有効期間 : 3年

3.組成・性状

3.1 組成

ニンラーロカプセル2.3mg

販売名ニンラーロカプセル2.3mg
有効成分1カプセル中
イキサゾミブクエン酸エステル 3.29mg
(イキサゾミブとして2.3mg)
添加剤結晶セルロース、ゼラチン、タルク、ステアリン酸マグネシウム、酸化チタン、ラウリル硫酸ナトリウム
三二酸化鉄

添加剤 : 結晶セルロース

添加剤 : ゼラチン

添加剤 : タルク

添加剤 : ステアリン酸マグネシウム

添加剤 : 酸化チタン

添加剤 : ラウリル硫酸ナトリウム

添加剤 : 三二酸化鉄

3.2 製剤の性状

ニンラーロカプセル2.3mg

販売名ニンラーロカプセル2.3mg
剤形硬カプセル剤
色調微赤色
識別コード2.3mg
形状 
号数4号
長径(mm)約14.3
短径(mm)5.3
質量(mg)約108

【色】
微赤色
【剤形】
硬カプセル剤/カプセル剤/内用

識別コード : Takeda2.3mg

識別コード : @2.3mg

規格単位毎の効能効果及び用法用量

効能効果対用法用量

4.効能又は効果

<ニンラーロカプセル2.3mg>

○再発又は難治性の多発性骨髄腫

○多発性骨髄腫における維持療法

6.用法及び用量

ニンラーロカプセル2.3mg

<再発又は難治性の多発性骨髄腫>

レナリドミド及びデキサメタゾンとの併用において、通常、成人にはイキサゾミブとして1日1回4mgを空腹時に週1回、3週間(1、8及び15日目)経口投与した後、13日間休薬(16〜28日目)する。この4週間を1サイクルとし、投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。

<多発性骨髄腫における維持療法>

通常、成人には1日1回、本剤を空腹時に週1回、3週間(1、8及び15日目)経口投与した後、13日間休薬(16〜28日目)する。この4週間を1サイクルとし、投与を繰り返す。本剤の投与量は、4サイクルまではイキサゾミブとして3mg、5サイクル以降はイキサゾミブとして4mgとする。なお、患者の状態により適宜減量する。

5.効能又は効果に関連する注意

ニンラーロカプセル2.3mg

<再発又は難治性の多発性骨髄腫>

5.1 本剤による治療は、少なくとも1つの標準的な治療が無効又は治療後に再発した患者を対象とすること。

5.2 臨床試験に組み入れられた患者の前治療歴等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.1参照]

7.用法及び用量に関連する注意

ニンラーロカプセル2.3mg

<効能共通>

7.1 食後に本剤を投与した場合、本剤のCmax及びAUCが低下するとの報告がある。食事の影響を避けるため、食事の1時間前から食後2時間までの間の服用は避けること。[16.2.1参照]

7.2 新たなサイクルの開始にあたっては、以下の基準を参考に投与の可否を判断すること。

サイクル開始基準

好中球数1,000/mm3以上
血小板数75,000/mm3以上
非血液毒性ベースライン又はGrade1以下に回復
GradeはNCI-CTCAE v4.0に基づく

<再発又は難治性の多発性骨髄腫>

7.3 本剤を単独投与した場合の有効性及び安全性は確立していない。

7.4 レナリドミド及びデキサメタゾンの投与に際しては、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、投与すること。[17.1.1参照]

7.5 レナリドミド及びデキサメタゾン以外の抗悪性腫瘍剤との併用における有効性及び安全性は確立していない。

7.6 本剤投与により副作用が発現した場合には、以下の基準を参考に、本剤を休薬、減量、中止すること。[8.、11.1.1、11.1.4参照]

本剤の減量ステップ

開始用量4mg
ステップ1(1段階減量)3mg
ステップ2(2段階減量)2.3mg
ステップ3投与中止

休薬・減量・中止基準

副作用程度処置
血小板減少症血小板数
30,000/mm3未満
30,000/mm3以上に回復するまで、休薬する。回復後、同一用量で投与を再開できる。再び30,000/mm3未満に減少した場合は、30,000/mm3以上に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。
好中球減少症好中球数
500/mm3未満
500/mm3以上に回復するまで、休薬する。回復後、同一用量で投与を再開できる。再び500/mm3未満に減少した場合は、500/mm3以上に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。
皮膚障害Grade2対症療法を行い、投与を継続できる。忍容できない場合は、下記「Grade3」参照。
Grade3Grade1以下に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。
Grade4投与を中止する。
末梢神経障害疼痛を伴うGrade1又は疼痛を伴わないGrade2ベースライン又は疼痛を伴わないGrade1以下に回復するまで、休薬する。回復後、同一用量で投与を再開できる。
疼痛を伴うGrade2又はGrade3ベースライン又はGrade1以下に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。
Grade4投与を中止する。
上記以外の副作用Grade3の非血液毒性ベースライン又はGrade1以下に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。
Grade4の非血液毒性投与を中止する。
GradeはNCI-CTCAE v4.0に基づく

<多発性骨髄腫における維持療法>

7.7 他の抗悪性腫瘍剤との併用における有効性及び安全性は確立していない。

7.8 本剤を24ヵ月を超えて投与した場合の有効性及び安全性は確立していない。

7.9 本剤投与により副作用が発現した場合には、以下の基準を参考に、本剤を休薬、減量、中止すること。[8.、11.1.1、11.1.4参照]

本剤の減量ステップ

 1〜4サイクル5サイクル以降
通常用量3mg4mg
ステップ1(1段階減量)2.3mg3mg
ステップ2(2段階減量)1.5mg2.3mg
ステップ3(3段階減量)投与中止1.5mg
ステップ4投与中止

休薬・減量・中止基準

副作用程度処置
血小板減少症血小板数
50,000/mm3未満
75,000/mm3以上に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。
好中球減少症好中球数
750/mm3未満
1,000/mm3以上に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。
皮膚障害Grade2対症療法を行い、投与を継続できる。忍容できない場合は、1段階減量して投与する。
Grade3Grade1以下に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。
Grade4投与を中止する。
末梢神経障害疼痛を伴うGrade1又は疼痛を伴わないGrade2ベースライン又は疼痛を伴わないGrade1以下に回復するまで、休薬する。回復後、同一用量で投与を再開できる。
疼痛を伴うGrade2又はGrade3ベースライン又はGrade1以下に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。
Grade4投与を中止する。
上記以外の副作用Grade3の非血液毒性ベースライン又はGrade1以下に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。
Grade4の非血液毒性投与を中止する、又は治療上の有益性を考慮し、1段階減量して投与を再開できる。
GradeはNCI-CTCAE v4.0に基づく

7.10 0.5mgカプセルと他の含量のカプセルの生物学的同等性は示されていないため、3mg又は4mgを投与する際には0.5mgカプセルを使用しないこと。

規格単位毎の明細 (ニンラーロカプセル3mg)

販売名和名 : ニンラーロカプセル3mg

規格単位 : 3mg1カプセル

欧文商標名 : NINLARO capsules 3mg

規制区分

規制区分名称 : 毒薬

規制区分

規制区分名称 : 処方箋医薬品注)

規制区分備考 : 注)注意−医師等の処方箋により使用すること

日本標準商品分類番号 : 874291

承認番号 : 22900AMX00534

販売開始年月 : 2017年5月

貯法及び期限等

貯法 : 室温保存

有効期間 : 3年

3.組成・性状

3.1 組成

ニンラーロカプセル3mg

販売名ニンラーロカプセル3mg
有効成分1カプセル中
イキサゾミブクエン酸エステル 4.30mg
(イキサゾミブとして3.0mg)
添加剤結晶セルロース、ゼラチン、タルク、ステアリン酸マグネシウム、酸化チタン、ラウリル硫酸ナトリウム
黒酸化鉄

添加剤 : 結晶セルロース

添加剤 : ゼラチン

添加剤 : タルク

添加剤 : ステアリン酸マグネシウム

添加剤 : 酸化チタン

添加剤 : ラウリル硫酸ナトリウム

添加剤 : 黒酸化鉄

3.2 製剤の性状

ニンラーロカプセル3mg

販売名ニンラーロカプセル3mg
剤形硬カプセル剤
色調明るい灰色
識別コード3mg
形状 
号数4号
長径(mm)約14.3
短径(mm)5.3
質量(mg)約108

【色】
明るい灰色
【剤形】
硬カプセル剤/カプセル剤/内用

識別コード : Takeda3mg

識別コード : @3mg

規格単位毎の効能効果及び用法用量

効能効果対用法用量

4.効能又は効果

<ニンラーロカプセル3mg>

○再発又は難治性の多発性骨髄腫

○多発性骨髄腫における維持療法

6.用法及び用量

ニンラーロカプセル3mg

<再発又は難治性の多発性骨髄腫>

レナリドミド及びデキサメタゾンとの併用において、通常、成人にはイキサゾミブとして1日1回4mgを空腹時に週1回、3週間(1、8及び15日目)経口投与した後、13日間休薬(16〜28日目)する。この4週間を1サイクルとし、投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。

<多発性骨髄腫における維持療法>

通常、成人には1日1回、本剤を空腹時に週1回、3週間(1、8及び15日目)経口投与した後、13日間休薬(16〜28日目)する。この4週間を1サイクルとし、投与を繰り返す。本剤の投与量は、4サイクルまではイキサゾミブとして3mg、5サイクル以降はイキサゾミブとして4mgとする。なお、患者の状態により適宜減量する。

5.効能又は効果に関連する注意

ニンラーロカプセル3mg

<再発又は難治性の多発性骨髄腫>

5.1 本剤による治療は、少なくとも1つの標準的な治療が無効又は治療後に再発した患者を対象とすること。

5.2 臨床試験に組み入れられた患者の前治療歴等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.1参照]

7.用法及び用量に関連する注意

ニンラーロカプセル3mg

<効能共通>

7.1 食後に本剤を投与した場合、本剤のCmax及びAUCが低下するとの報告がある。食事の影響を避けるため、食事の1時間前から食後2時間までの間の服用は避けること。[16.2.1参照]

7.2 新たなサイクルの開始にあたっては、以下の基準を参考に投与の可否を判断すること。

サイクル開始基準

好中球数1,000/mm3以上
血小板数75,000/mm3以上
非血液毒性ベースライン又はGrade1以下に回復
GradeはNCI-CTCAE v4.0に基づく

<再発又は難治性の多発性骨髄腫>

7.3 本剤を単独投与した場合の有効性及び安全性は確立していない。

7.4 レナリドミド及びデキサメタゾンの投与に際しては、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、投与すること。[17.1.1参照]

7.5 レナリドミド及びデキサメタゾン以外の抗悪性腫瘍剤との併用における有効性及び安全性は確立していない。

7.6 本剤投与により副作用が発現した場合には、以下の基準を参考に、本剤を休薬、減量、中止すること。[8.、11.1.1、11.1.4参照]

本剤の減量ステップ

開始用量4mg
ステップ1(1段階減量)3mg
ステップ2(2段階減量)2.3mg
ステップ3投与中止

休薬・減量・中止基準

副作用程度処置
血小板減少症血小板数
30,000/mm3未満
30,000/mm3以上に回復するまで、休薬する。回復後、同一用量で投与を再開できる。再び30,000/mm3未満に減少した場合は、30,000/mm3以上に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。
好中球減少症好中球数
500/mm3未満
500/mm3以上に回復するまで、休薬する。回復後、同一用量で投与を再開できる。再び500/mm3未満に減少した場合は、500/mm3以上に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。
皮膚障害Grade2対症療法を行い、投与を継続できる。忍容できない場合は、下記「Grade3」参照。
Grade3Grade1以下に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。
Grade4投与を中止する。
末梢神経障害疼痛を伴うGrade1又は疼痛を伴わないGrade2ベースライン又は疼痛を伴わないGrade1以下に回復するまで、休薬する。回復後、同一用量で投与を再開できる。
疼痛を伴うGrade2又はGrade3ベースライン又はGrade1以下に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。
Grade4投与を中止する。
上記以外の副作用Grade3の非血液毒性ベースライン又はGrade1以下に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。
Grade4の非血液毒性投与を中止する。
GradeはNCI-CTCAE v4.0に基づく

<多発性骨髄腫における維持療法>

7.7 他の抗悪性腫瘍剤との併用における有効性及び安全性は確立していない。

7.8 本剤を24ヵ月を超えて投与した場合の有効性及び安全性は確立していない。

7.9 本剤投与により副作用が発現した場合には、以下の基準を参考に、本剤を休薬、減量、中止すること。[8.、11.1.1、11.1.4参照]

本剤の減量ステップ

 1〜4サイクル5サイクル以降
通常用量3mg4mg
ステップ1(1段階減量)2.3mg3mg
ステップ2(2段階減量)1.5mg2.3mg
ステップ3(3段階減量)投与中止1.5mg
ステップ4投与中止

休薬・減量・中止基準

副作用程度処置
血小板減少症血小板数
50,000/mm3未満
75,000/mm3以上に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。
好中球減少症好中球数
750/mm3未満
1,000/mm3以上に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。
皮膚障害Grade2対症療法を行い、投与を継続できる。忍容できない場合は、1段階減量して投与する。
Grade3Grade1以下に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。
Grade4投与を中止する。
末梢神経障害疼痛を伴うGrade1又は疼痛を伴わないGrade2ベースライン又は疼痛を伴わないGrade1以下に回復するまで、休薬する。回復後、同一用量で投与を再開できる。
疼痛を伴うGrade2又はGrade3ベースライン又はGrade1以下に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。
Grade4投与を中止する。
上記以外の副作用Grade3の非血液毒性ベースライン又はGrade1以下に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。
Grade4の非血液毒性投与を中止する、又は治療上の有益性を考慮し、1段階減量して投与を再開できる。
GradeはNCI-CTCAE v4.0に基づく

7.10 0.5mgカプセルと他の含量のカプセルの生物学的同等性は示されていないため、3mg又は4mgを投与する際には0.5mgカプセルを使用しないこと。

規格単位毎の明細 (ニンラーロカプセル4mg)

販売名和名 : ニンラーロカプセル4mg

規格単位 : 4mg1カプセル

欧文商標名 : NINLARO capsules 4mg

規制区分

規制区分名称 : 毒薬

規制区分

規制区分名称 : 処方箋医薬品注)

規制区分備考 : 注)注意−医師等の処方箋により使用すること

日本標準商品分類番号 : 874291

承認番号 : 22900AMX00535

販売開始年月 : 2017年5月

貯法及び期限等

貯法 : 室温保存

有効期間 : 3年

3.組成・性状

3.1 組成

ニンラーロカプセル4mg

販売名ニンラーロカプセル4mg
有効成分1カプセル中
イキサゾミブクエン酸エステル 5.73mg
(イキサゾミブとして4.0mg)
添加剤結晶セルロース、ゼラチン、タルク、ステアリン酸マグネシウム、酸化チタン、ラウリル硫酸ナトリウム
三二酸化鉄、黄色三二酸化鉄

添加剤 : 結晶セルロース

添加剤 : ゼラチン

添加剤 : タルク

添加剤 : ステアリン酸マグネシウム

添加剤 : 酸化チタン

添加剤 : ラウリル硫酸ナトリウム

添加剤 : 三二酸化鉄

添加剤 : 黄色三二酸化鉄

3.2 製剤の性状

ニンラーロカプセル4mg

販売名ニンラーロカプセル4mg
剤形硬カプセル剤
色調淡橙色
識別コード4mg
形状 
号数3号
長径(mm)約15.9
短径(mm)5.8
質量(mg)約163

【色】
淡橙色
【剤形】
硬カプセル剤/カプセル剤/内用

識別コード : Takeda4mg

識別コード : @4mg

規格単位毎の効能効果及び用法用量

効能効果対用法用量

4.効能又は効果

<ニンラーロカプセル4mg>

○再発又は難治性の多発性骨髄腫

○多発性骨髄腫における維持療法

6.用法及び用量

ニンラーロカプセル4mg

<再発又は難治性の多発性骨髄腫>

レナリドミド及びデキサメタゾンとの併用において、通常、成人にはイキサゾミブとして1日1回4mgを空腹時に週1回、3週間(1、8及び15日目)経口投与した後、13日間休薬(16〜28日目)する。この4週間を1サイクルとし、投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。

<多発性骨髄腫における維持療法>

通常、成人には1日1回、本剤を空腹時に週1回、3週間(1、8及び15日目)経口投与した後、13日間休薬(16〜28日目)する。この4週間を1サイクルとし、投与を繰り返す。本剤の投与量は、4サイクルまではイキサゾミブとして3mg、5サイクル以降はイキサゾミブとして4mgとする。なお、患者の状態により適宜減量する。

5.効能又は効果に関連する注意

ニンラーロカプセル4mg

<再発又は難治性の多発性骨髄腫>

5.1 本剤による治療は、少なくとも1つの標準的な治療が無効又は治療後に再発した患者を対象とすること。

5.2 臨床試験に組み入れられた患者の前治療歴等について、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、本剤の有効性及び安全性を十分理解した上で、適応患者の選択を行うこと。[17.1.1参照]

7.用法及び用量に関連する注意

ニンラーロカプセル4mg

<効能共通>

7.1 食後に本剤を投与した場合、本剤のCmax及びAUCが低下するとの報告がある。食事の影響を避けるため、食事の1時間前から食後2時間までの間の服用は避けること。[16.2.1参照]

7.2 新たなサイクルの開始にあたっては、以下の基準を参考に投与の可否を判断すること。

サイクル開始基準

好中球数1,000/mm3以上
血小板数75,000/mm3以上
非血液毒性ベースライン又はGrade1以下に回復
GradeはNCI-CTCAE v4.0に基づく

<再発又は難治性の多発性骨髄腫>

7.3 本剤を単独投与した場合の有効性及び安全性は確立していない。

7.4 レナリドミド及びデキサメタゾンの投与に際しては、「17.臨床成績」の項の内容を熟知し、投与すること。[17.1.1参照]

7.5 レナリドミド及びデキサメタゾン以外の抗悪性腫瘍剤との併用における有効性及び安全性は確立していない。

7.6 本剤投与により副作用が発現した場合には、以下の基準を参考に、本剤を休薬、減量、中止すること。[8.、11.1.1、11.1.4参照]

本剤の減量ステップ

開始用量4mg
ステップ1(1段階減量)3mg
ステップ2(2段階減量)2.3mg
ステップ3投与中止

休薬・減量・中止基準

副作用程度処置
血小板減少症血小板数
30,000/mm3未満
30,000/mm3以上に回復するまで、休薬する。回復後、同一用量で投与を再開できる。再び30,000/mm3未満に減少した場合は、30,000/mm3以上に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。
好中球減少症好中球数
500/mm3未満
500/mm3以上に回復するまで、休薬する。回復後、同一用量で投与を再開できる。再び500/mm3未満に減少した場合は、500/mm3以上に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。
皮膚障害Grade2対症療法を行い、投与を継続できる。忍容できない場合は、下記「Grade3」参照。
Grade3Grade1以下に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。
Grade4投与を中止する。
末梢神経障害疼痛を伴うGrade1又は疼痛を伴わないGrade2ベースライン又は疼痛を伴わないGrade1以下に回復するまで、休薬する。回復後、同一用量で投与を再開できる。
疼痛を伴うGrade2又はGrade3ベースライン又はGrade1以下に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。
Grade4投与を中止する。
上記以外の副作用Grade3の非血液毒性ベースライン又はGrade1以下に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。
Grade4の非血液毒性投与を中止する。
GradeはNCI-CTCAE v4.0に基づく

<多発性骨髄腫における維持療法>

7.7 他の抗悪性腫瘍剤との併用における有効性及び安全性は確立していない。

7.8 本剤を24ヵ月を超えて投与した場合の有効性及び安全性は確立していない。

7.9 本剤投与により副作用が発現した場合には、以下の基準を参考に、本剤を休薬、減量、中止すること。[8.、11.1.1、11.1.4参照]

本剤の減量ステップ

 1〜4サイクル5サイクル以降
通常用量3mg4mg
ステップ1(1段階減量)2.3mg3mg
ステップ2(2段階減量)1.5mg2.3mg
ステップ3(3段階減量)投与中止1.5mg
ステップ4投与中止

休薬・減量・中止基準

副作用程度処置
血小板減少症血小板数
50,000/mm3未満
75,000/mm3以上に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。
好中球減少症好中球数
750/mm3未満
1,000/mm3以上に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。
皮膚障害Grade2対症療法を行い、投与を継続できる。忍容できない場合は、1段階減量して投与する。
Grade3Grade1以下に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。
Grade4投与を中止する。
末梢神経障害疼痛を伴うGrade1又は疼痛を伴わないGrade2ベースライン又は疼痛を伴わないGrade1以下に回復するまで、休薬する。回復後、同一用量で投与を再開できる。
疼痛を伴うGrade2又はGrade3ベースライン又はGrade1以下に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。
Grade4投与を中止する。
上記以外の副作用Grade3の非血液毒性ベースライン又はGrade1以下に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。
Grade4の非血液毒性投与を中止する、又は治療上の有益性を考慮し、1段階減量して投与を再開できる。
GradeはNCI-CTCAE v4.0に基づく

7.10 0.5mgカプセルと他の含量のカプセルの生物学的同等性は示されていないため、3mg又は4mgを投与する際には0.5mgカプセルを使用しないこと。


[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] 2025/07/23 版