医療用医薬品 : ニンラーロ |
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総称名 | ニンラーロ |
---|---|
一般名 | イキサゾミブクエン酸エステル |
欧文一般名 | Ixazomib Citrate |
製剤名 | イキサゾミブクエン酸エステルカプセル |
薬効分類名 | 抗悪性腫瘍剤(プロテアソーム阻害剤) |
薬効分類番号 | 4291 |
ATCコード | L01XG03 |
KEGG DRUG |
D10131
イキサゾミブクエン酸エステル
|
JAPIC | 添付文書(PDF) |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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ニンラーロカプセル0.5mg | NINLARO capsules 0.5mg | 武田薬品工業 | 4291049M4023 | 24023.7円/カプセル | 毒薬, 処方箋医薬品注) |
ニンラーロカプセル2.3mg | NINLARO capsules 2.3mg | 武田薬品工業 | 4291049M1024 | 98306.4円/カプセル | 毒薬, 処方箋医薬品注) |
ニンラーロカプセル3mg | NINLARO capsules 3mg | 武田薬品工業 | 4291049M2020 | 125640円/カプセル | 毒薬, 処方箋医薬品注) |
ニンラーロカプセル4mg | NINLARO capsules 4mg | 武田薬品工業 | 4291049M3027 | 163865.4円/カプセル | 毒薬, 処方箋医薬品注) |
好中球数 | 1,000/mm3以上 |
血小板数 | 75,000/mm3以上 |
非血液毒性 | ベースライン又はGrade1以下に回復 |
1〜4サイクル | 5サイクル以降 | |
通常用量 | 3mg | 4mg |
ステップ1(1段階減量) | 2.3mg | 3mg |
ステップ2(2段階減量) | 1.5mg | 2.3mg |
ステップ3(3段階減量) | 投与中止 | 1.5mg |
ステップ4 | − | 投与中止 |
副作用 | 程度 | 処置 |
血小板減少症 | 血小板数 50,000/mm3未満 | 75,000/mm3以上に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。 |
好中球減少症 | 好中球数 750/mm3未満 | 1,000/mm3以上に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。 |
皮膚障害 | Grade2 | 対症療法を行い、投与を継続できる。忍容できない場合は、1段階減量して投与する。 |
Grade3 | Grade1以下に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。 | |
Grade4 | 投与を中止する。 | |
末梢神経障害 | 疼痛を伴うGrade1又は疼痛を伴わないGrade2 | ベースライン又は疼痛を伴わないGrade1以下に回復するまで、休薬する。回復後、同一用量で投与を再開できる。 |
疼痛を伴うGrade2又はGrade3 | ベースライン又はGrade1以下に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。 | |
Grade4 | 投与を中止する。 | |
上記以外の副作用 | Grade3の非血液毒性 | ベースライン又はGrade1以下に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。 |
Grade4の非血液毒性 | 投与を中止する、又は治療上の有益性を考慮し、1段階減量して投与を再開できる。 |
好中球数 | 1,000/mm3以上 |
血小板数 | 75,000/mm3以上 |
非血液毒性 | ベースライン又はGrade1以下に回復 |
開始用量 | 4mg |
ステップ1(1段階減量) | 3mg |
ステップ2(2段階減量) | 2.3mg |
ステップ3 | 投与中止 |
副作用 | 程度 | 処置 |
血小板減少症 | 血小板数 30,000/mm3未満 | 30,000/mm3以上に回復するまで、休薬する。回復後、同一用量で投与を再開できる。再び30,000/mm3未満に減少した場合は、30,000/mm3以上に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。 |
好中球減少症 | 好中球数 500/mm3未満 | 500/mm3以上に回復するまで、休薬する。回復後、同一用量で投与を再開できる。再び500/mm3未満に減少した場合は、500/mm3以上に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。 |
皮膚障害 | Grade2 | 対症療法を行い、投与を継続できる。忍容できない場合は、下記「Grade3」参照。 |
Grade3 | Grade1以下に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。 | |
Grade4 | 投与を中止する。 | |
末梢神経障害 | 疼痛を伴うGrade1又は疼痛を伴わないGrade2 | ベースライン又は疼痛を伴わないGrade1以下に回復するまで、休薬する。回復後、同一用量で投与を再開できる。 |
疼痛を伴うGrade2又はGrade3 | ベースライン又はGrade1以下に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。 | |
Grade4 | 投与を中止する。 | |
上記以外の副作用 | Grade3の非血液毒性 | ベースライン又はGrade1以下に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。 |
Grade4の非血液毒性 | 投与を中止する。 |
1〜4サイクル | 5サイクル以降 | |
通常用量 | 3mg | 4mg |
ステップ1(1段階減量) | 2.3mg | 3mg |
ステップ2(2段階減量) | 1.5mg | 2.3mg |
ステップ3(3段階減量) | 投与中止 | 1.5mg |
ステップ4 | − | 投与中止 |
副作用 | 程度 | 処置 |
血小板減少症 | 血小板数 50,000/mm3未満 | 75,000/mm3以上に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。 |
好中球減少症 | 好中球数 750/mm3未満 | 1,000/mm3以上に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。 |
皮膚障害 | Grade2 | 対症療法を行い、投与を継続できる。忍容できない場合は、1段階減量して投与する。 |
Grade3 | Grade1以下に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。 | |
Grade4 | 投与を中止する。 | |
末梢神経障害 | 疼痛を伴うGrade1又は疼痛を伴わないGrade2 | ベースライン又は疼痛を伴わないGrade1以下に回復するまで、休薬する。回復後、同一用量で投与を再開できる。 |
疼痛を伴うGrade2又はGrade3 | ベースライン又はGrade1以下に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。 | |
Grade4 | 投与を中止する。 | |
上記以外の副作用 | Grade3の非血液毒性 | ベースライン又はGrade1以下に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。 |
Grade4の非血液毒性 | 投与を中止する、又は治療上の有益性を考慮し、1段階減量して投与を再開できる。 |
好中球数 | 1,000/mm3以上 |
血小板数 | 75,000/mm3以上 |
非血液毒性 | ベースライン又はGrade1以下に回復 |
開始用量 | 4mg |
ステップ1(1段階減量) | 3mg |
ステップ2(2段階減量) | 2.3mg |
ステップ3 | 投与中止 |
副作用 | 程度 | 処置 |
血小板減少症 | 血小板数 30,000/mm3未満 | 30,000/mm3以上に回復するまで、休薬する。回復後、同一用量で投与を再開できる。再び30,000/mm3未満に減少した場合は、30,000/mm3以上に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。 |
好中球減少症 | 好中球数 500/mm3未満 | 500/mm3以上に回復するまで、休薬する。回復後、同一用量で投与を再開できる。再び500/mm3未満に減少した場合は、500/mm3以上に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。 |
皮膚障害 | Grade2 | 対症療法を行い、投与を継続できる。忍容できない場合は、下記「Grade3」参照。 |
Grade3 | Grade1以下に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。 | |
Grade4 | 投与を中止する。 | |
末梢神経障害 | 疼痛を伴うGrade1又は疼痛を伴わないGrade2 | ベースライン又は疼痛を伴わないGrade1以下に回復するまで、休薬する。回復後、同一用量で投与を再開できる。 |
疼痛を伴うGrade2又はGrade3 | ベースライン又はGrade1以下に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。 | |
Grade4 | 投与を中止する。 | |
上記以外の副作用 | Grade3の非血液毒性 | ベースライン又はGrade1以下に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。 |
Grade4の非血液毒性 | 投与を中止する。 |
1〜4サイクル | 5サイクル以降 | |
通常用量 | 3mg | 4mg |
ステップ1(1段階減量) | 2.3mg | 3mg |
ステップ2(2段階減量) | 1.5mg | 2.3mg |
ステップ3(3段階減量) | 投与中止 | 1.5mg |
ステップ4 | − | 投与中止 |
副作用 | 程度 | 処置 |
血小板減少症 | 血小板数 50,000/mm3未満 | 75,000/mm3以上に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。 |
好中球減少症 | 好中球数 750/mm3未満 | 1,000/mm3以上に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。 |
皮膚障害 | Grade2 | 対症療法を行い、投与を継続できる。忍容できない場合は、1段階減量して投与する。 |
Grade3 | Grade1以下に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。 | |
Grade4 | 投与を中止する。 | |
末梢神経障害 | 疼痛を伴うGrade1又は疼痛を伴わないGrade2 | ベースライン又は疼痛を伴わないGrade1以下に回復するまで、休薬する。回復後、同一用量で投与を再開できる。 |
疼痛を伴うGrade2又はGrade3 | ベースライン又はGrade1以下に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。 | |
Grade4 | 投与を中止する。 | |
上記以外の副作用 | Grade3の非血液毒性 | ベースライン又はGrade1以下に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。 |
Grade4の非血液毒性 | 投与を中止する、又は治療上の有益性を考慮し、1段階減量して投与を再開できる。 |
好中球数 | 1,000/mm3以上 |
血小板数 | 75,000/mm3以上 |
非血液毒性 | ベースライン又はGrade1以下に回復 |
開始用量 | 4mg |
ステップ1(1段階減量) | 3mg |
ステップ2(2段階減量) | 2.3mg |
ステップ3 | 投与中止 |
副作用 | 程度 | 処置 |
血小板減少症 | 血小板数 30,000/mm3未満 | 30,000/mm3以上に回復するまで、休薬する。回復後、同一用量で投与を再開できる。再び30,000/mm3未満に減少した場合は、30,000/mm3以上に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。 |
好中球減少症 | 好中球数 500/mm3未満 | 500/mm3以上に回復するまで、休薬する。回復後、同一用量で投与を再開できる。再び500/mm3未満に減少した場合は、500/mm3以上に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。 |
皮膚障害 | Grade2 | 対症療法を行い、投与を継続できる。忍容できない場合は、下記「Grade3」参照。 |
Grade3 | Grade1以下に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。 | |
Grade4 | 投与を中止する。 | |
末梢神経障害 | 疼痛を伴うGrade1又は疼痛を伴わないGrade2 | ベースライン又は疼痛を伴わないGrade1以下に回復するまで、休薬する。回復後、同一用量で投与を再開できる。 |
疼痛を伴うGrade2又はGrade3 | ベースライン又はGrade1以下に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。 | |
Grade4 | 投与を中止する。 | |
上記以外の副作用 | Grade3の非血液毒性 | ベースライン又はGrade1以下に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。 |
Grade4の非血液毒性 | 投与を中止する。 |
1〜4サイクル | 5サイクル以降 | |
通常用量 | 3mg | 4mg |
ステップ1(1段階減量) | 2.3mg | 3mg |
ステップ2(2段階減量) | 1.5mg | 2.3mg |
ステップ3(3段階減量) | 投与中止 | 1.5mg |
ステップ4 | − | 投与中止 |
副作用 | 程度 | 処置 |
血小板減少症 | 血小板数 50,000/mm3未満 | 75,000/mm3以上に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。 |
好中球減少症 | 好中球数 750/mm3未満 | 1,000/mm3以上に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。 |
皮膚障害 | Grade2 | 対症療法を行い、投与を継続できる。忍容できない場合は、1段階減量して投与する。 |
Grade3 | Grade1以下に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。 | |
Grade4 | 投与を中止する。 | |
末梢神経障害 | 疼痛を伴うGrade1又は疼痛を伴わないGrade2 | ベースライン又は疼痛を伴わないGrade1以下に回復するまで、休薬する。回復後、同一用量で投与を再開できる。 |
疼痛を伴うGrade2又はGrade3 | ベースライン又はGrade1以下に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。 | |
Grade4 | 投与を中止する。 | |
上記以外の副作用 | Grade3の非血液毒性 | ベースライン又はGrade1以下に回復するまで、休薬する。回復後、1段階減量して投与を再開できる。 |
Grade4の非血液毒性 | 投与を中止する、又は治療上の有益性を考慮し、1段階減量して投与を再開できる。 |
CYP3A誘導剤 リファンピシン カルバマゼピン フェニトイン等 セイヨウオトギリソウ(St.John's Wort、セント・ジョーンズ・ワート)含有食品等 [16.7.1参照] | 本剤の血中濃度が低下し、効果が減弱するおそれがあるので、CYP3A誘導作用のない薬剤への代替を考慮すること。 | リファンピシンの薬物代謝酵素(CYP3A等)に対する誘導作用により、本剤の代謝が促進される。 |
10%以上 | 5〜10%未満 | 5%未満 | |
血液/リンパ系 | 好中球減少症 | 貧血 | 白血球減少症、リンパ球減少症、汎血球減少症 |
過敏症 | 血管性浮腫 | ||
神経系 | 浮動性めまい、錯感覚、味覚異常、頭痛、振戦、感覚鈍麻、傾眠、注意力障害、嗜眠、味覚減退、神経痛 | ||
眼 | 白内障、霧視、眼乾燥、結膜炎、眼刺激 | ||
血管 | 高血圧、深部静脈血栓症、潮紅、低血圧 | ||
呼吸器 | 咳嗽、呼吸困難、しゃっくり、肺塞栓症、鼻出血、口腔咽頭痛 | ||
消化器 | 悪心(24.1%)、下痢(23.0%)、嘔吐 | 便秘 | 上腹部痛、腹痛、消化不良、口内炎、腹部膨満、胃食道逆流性疾患、口内乾燥、胃炎、腹部不快感、放屁、口腔内潰瘍形成 |
肝臓 | ALT増加、AL-P増加、γ-GTP増加 | ||
皮膚 | 発疹 | そう痒症、紅斑、ざ瘡様皮膚炎、薬疹、そう痒性皮疹、多汗症、紅斑性皮疹、剥脱性皮膚炎、全身性そう痒症、急性熱性好中球性皮膚症(Sweet症候群)、脱毛症 | |
その他 | 疲労 | 不眠症、無力症、末梢性浮腫、発熱 | 食欲減退、筋痙縮、関節痛、筋力低下、倦怠感、筋肉痛、体重増加、高血糖、体重減少、四肢痛、激越、気分変化、低カリウム血症、末梢腫脹、顔面浮腫、背部痛、易刺激性、インフルエンザ様疾患、挫傷、錯乱状態、クッシング様症状、うつ病、不安、血中クレアチニン増加、低カルシウム血症、気分動揺、動悸、腎不全、耳鳴、回転性めまい、疼痛、関節腫脹 |
パラメータ | 1日目 | 15日目 |
N | 7 | 5 |
Tmax(hr)注) | 1.08(0.48-7.17) | 1.83(0.25-3.25) |
Cmax(ng/mL) | 65.3(61) | 68.8(68) |
AUC0-168(ng・hr/mL) | 1071(79) | 1588(60) |
パラメータ | 1日目 | 15日目 |
N | 7 | 6 |
Tmax(hr)注) | 1.45(1.00-7.17) | 1.38(0.47-7.08) |
Cmax(ng/mL) | 32.9(52) | 34.5(95) |
AUC0-168(ng・hr/mL) | 564(41) | 1086(54) |
イキサゾミブ群 (n=360) | プラセボ群 (n=362) | |
PFSイベント数 | 129 | 157 |
無増悪生存期間の中央値(月) (95%信頼区間) | 20.6 (17.02〜NE注6)) | 14.7 (12.91〜17.58) |
p値注4)(有意水準) | 0.012(0.02268) | |
ハザード比(95%信頼区間)注5) | 0.742(0.587〜0.939) |
イキサゾミブ群 (n=395) | プラセボ群 (n=261) | |
PFSイベント数 | 198(50%) | 156(60%) |
無増悪生存期間の中央値(月) (95%信頼区間) | 26.5 (23.69〜33.81) | 21.3 (17.97〜24.67) |
p値注9)(有意水準) | 0.002(0.05) | |
ハザード比(95%信頼区間)注10) | 0.720(0.582〜0.890) |
イキサゾミブ群 (n=425) | プラセボ群 (n=281) | |
PFSイベント数 | 228(54%) | 198(70%) |
無増悪生存期間の中央値(月) (95%信頼区間) | 17.4 (14.78〜20.30) | 9.4 (8.51〜11.47) |
p値注13)(有意水準) | <0.001(0.04) | |
ハザード比(95%信頼区間)注14) | 0.659(0.542〜0.801) |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/07/23 版 |