医療用医薬品 : ルンスミオ

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3. 組成・性状


3.1 組成

ルンスミオ点滴静注1mg

販売名ルンスミオ点滴静注1mg
有効成分1バイアル(1mL)中
モスネツズマブ(遺伝子組換え)注) 1mg
添加剤1バイアル(1mL)中
L-ヒスチジン 1.6mg
氷酢酸 0.4mg
L-メチオニン 1.5mg
精製白糖 82.1mg
ポリソルベート20 0.6mg
注)本剤は、チャイニーズハムスター卵巣細胞を用いて製造される。

ルンスミオ点滴静注30mg

販売名ルンスミオ点滴静注30mg
有効成分1バイアル(30mL)中
モスネツズマブ(遺伝子組換え)注) 30mg
添加剤1バイアル(30mL)中
L-ヒスチジン 46.6mg
氷酢酸 12.8mg
L-メチオニン 44.8mg
精製白糖 2462.4mg
ポリソルベート20 18.0mg
注)本剤は、チャイニーズハムスター卵巣細胞を用いて製造される。

3.2 製剤の性状

ルンスミオ点滴静注1mg

販売名ルンスミオ点滴静注1mg
剤形注射剤(バイアル)
性状無色の液
pH5.5〜6.1
浸透圧比0.9〜1.2
(生理食塩液に対する比)

【色】
無色
【剤形】
/液剤/注射

ルンスミオ点滴静注30mg

販売名ルンスミオ点滴静注30mg
剤形注射剤(バイアル)
性状無色の液
pH5.5〜6.1
浸透圧比0.9〜1.2
(生理食塩液に対する比)

【色】
無色
【剤形】
/液剤/注射


規格単位毎の明細 (ルンスミオ点滴静注1mg)

販売名和名 : ルンスミオ点滴静注1mg

規格単位 : 1mg1mL1瓶

欧文商標名 : LUNSUMIO for Intravenous Infusion

規制区分

規制区分名称 : 生物由来製品

規制区分

規制区分名称 : 劇薬

規制区分

規制区分名称 : 処方箋医薬品注)

規制区分備考 : 注)注意−医師等の処方箋により使用すること

日本標準商品分類番号 : 874291

承認番号 : 30600AMX00306

販売開始年月 : 2025年3月

貯法及び期限等

貯法 : 2〜8℃保存

有効期間 : 36箇月

3.組成・性状

3.1 組成

ルンスミオ点滴静注1mg

販売名ルンスミオ点滴静注1mg
有効成分1バイアル(1mL)中
モスネツズマブ(遺伝子組換え)注) 1mg
添加剤1バイアル(1mL)中
L-ヒスチジン 1.6mg
氷酢酸 0.4mg
L-メチオニン 1.5mg
精製白糖 82.1mg
ポリソルベート20 0.6mg
注)本剤は、チャイニーズハムスター卵巣細胞を用いて製造される。

添加剤 : L-ヒスチジン

添加剤 : 氷酢酸

添加剤 : L-メチオニン

添加剤 : 精製白糖

添加剤 : ポリソルベート20

3.2 製剤の性状

ルンスミオ点滴静注1mg

販売名ルンスミオ点滴静注1mg
剤形注射剤(バイアル)
性状無色の液
pH5.5〜6.1
浸透圧比0.9〜1.2
(生理食塩液に対する比)

【色】
無色
【剤形】
/液剤/注射

規格単位毎の効能効果及び用法用量

効能効果対用法用量

4.効能又は効果

再発又は難治性の濾胞性リンパ腫

6.用法及び用量

通常、成人にはモスネツズマブ(遺伝子組換え)として、21日間を1サイクルとし、1サイクル目は1日目に1mg、8日目に2mg、15日目に60mg、2サイクル目は1日目に60mg、3サイクル目以降は1日目に30mgを8サイクルまで点滴静注する。8サイクル終了時に、完全奏効が得られた患者は投与を終了し、また、病勢安定又は部分奏効が得られた患者は、計17サイクルまで投与を継続する。

5.効能又は効果に関連する注意

5.1 本剤による治療は、抗CD20モノクローナル抗体製剤を含む少なくとも2つの標準的な治療が無効又は治療後に再発した患者を対象とすること。[17.1.1、17.1.2参照]

5.2 十分な経験を有する病理医により、Grade1〜3Aと診断された患者に投与すること。[17.1.1、17.1.2参照]

7.用法及び用量に関連する注意

7.1 本剤投与による腫瘍崩壊症候群を予防するため、本剤投与時は水分補給を十分に行うこと。[8.7、11.1.5参照]

7.2 本剤投与によるサイトカイン放出症候群があらわれることがあるので、1サイクル目(1、8及び15日目)及び2サイクル目については、本剤投与の60分前に、副腎皮質ホルモン剤を前投与すること。3サイクル目以降は、本剤の前回投与後にサイトカイン放出症候群があらわれた患者には、サイトカイン放出症候群があらわれなくなるまで、副腎皮質ホルモン剤を前投与すること。また、サイクルによらず、本剤投与の30〜60分前に、必要に応じて解熱鎮痛剤や抗ヒスタミン剤を前投与すること。[1.2、8.1、11.1.1参照]

7.3 本剤の投与速度は以下のとおりとする。ただし、患者の状態により投与速度は適宜減速すること。

投与時期投与速度
1サイクル目1日目4時間以上かけて投与すること。
8日目
15日目
2サイクル目以降1日目1サイクル目の忍容性が良好だった場合、投与時間を2時間まで短縮することができる。

7.4 本剤投与により以下の副作用が発現した場合には、症状、重症度等に応じて、以下の基準を目安に、本剤の投与中断等を考慮すること。

副作用程度注)発現時の対応次回の投与
サイトカイン放出症候群Grade1投与を中断し、適切な処置を行うこと。症状が回復した場合は、中断時の投与速度で投与を再開することができる。投与再開後に症状が再発した場合は、投与を中断し、再開しないこと。症状が回復してから72時間以上経過していることを確認し、投与すること。
Grade2投与を中断し、適切な処置を行うこと。症状が回復した場合は、中断時の半分以下の投与速度で投与を再開することができる。投与再開後に症状が再発した場合は、投与を中断し、再開しないこと。症状が回復してから72時間以上経過していることを確認し、投与すること。前回投与時の半分以下の投与速度とすることを検討する。
Grade3投与を中断し、適切な処置を行うこと。再開はしないこと。症状が回復してから72時間以上経過していることを確認し、投与すること。前回投与時の半分以下の投与速度とし、入院にて行うことを検討する。
Grade3(再発)本剤の投与を中止すること。
Grade4
免疫エフェクター細胞関連神経毒性症候群Grade2投与を中断し、適切な処置を行うこと。Grade1まで回復した場合は、回復から72時間以上経過していることを確認し、投与を再開することができる。症状が回復してから72時間以上経過していることを確認し、投与すること。
Grade3症状が回復してから72時間以上経過していることを確認し、投与すること。Grade3の症状が7日を超えて継続する場合は、本剤の投与中止を検討すること。
Grade3(再発)本剤の投与を中止すること。
Grade4
血小板減少50,000/mm3未満50,000/mm3以上になるまで休薬する。
好中球減少1,000/mm3未満1,000/mm3以上になるまで休薬する。
注)Gradeは米国移植細胞治療学会(ASTCT)コンセンサス1)に準じる。

7.5 本剤投与延期後の再開時の投与方法に関しては、サイトカイン放出症候群を予防するために、以下のとおりとすること。

前回投与日・投与量前回投与日からの期間注1)投与方法
1サイクル目1日目
1mg
2週間以上1サイクル目1日目として、1mgで投与を再開すること。
8日目
2mg
2週間以上6週間未満1サイクル目8日目として、2mgで投与を再開すること。
6週間以上1サイクル目として、1日目に1mg、8日目に2mg、15日目に60mgで投与を再開すること。
15日目
60mg
6週間以上2サイクル目として、1日目に1mg、8日目に2mg、15日目に60mgで投与を再開すること。3サイクル目以降は、1日目に30mgを投与すること。
2サイクル目
60mg
6週間以上3サイクル目として、1日目に1mg、8日目に2mg、15日目に30mgで投与を再開すること注2)。4サイクル目以降は、1日目に30mgを投与すること。
3サイクル目以降
30mg
6週間以上1日目に1mg、8日目に2mg、15日目に30mgで投与を再開し注2)、その後は1日目に30mgを投与すること。
注1)前回投与日からの期間が上記より短い場合は、予定されていた用量で投与を再開する。注2)1、8、15日目については、本剤投与の60分前に、副腎皮質ホルモン剤を前投与すること。

7.6 他の抗悪性腫瘍剤との併用について、有効性及び安全性は確立していない。

規格単位毎の明細 (ルンスミオ点滴静注30mg)

販売名和名 : ルンスミオ点滴静注30mg

規格単位 : 30mg30mL1瓶

欧文商標名 : LUNSUMIO for Intravenous Infusion

規制区分

規制区分名称 : 生物由来製品

規制区分

規制区分名称 : 劇薬

規制区分

規制区分名称 : 処方箋医薬品注)

規制区分備考 : 注)注意−医師等の処方箋により使用すること

日本標準商品分類番号 : 874291

承認番号 : 30600AMX00307

販売開始年月 : 2025年3月

貯法及び期限等

貯法 : 2〜8℃保存

有効期間 : 36箇月

3.組成・性状

3.1 組成

ルンスミオ点滴静注30mg

販売名ルンスミオ点滴静注30mg
有効成分1バイアル(30mL)中
モスネツズマブ(遺伝子組換え)注) 30mg
添加剤1バイアル(30mL)中
L-ヒスチジン 46.6mg
氷酢酸 12.8mg
L-メチオニン 44.8mg
精製白糖 2462.4mg
ポリソルベート20 18.0mg
注)本剤は、チャイニーズハムスター卵巣細胞を用いて製造される。

添加剤 : L-ヒスチジン

添加剤 : 氷酢酸

添加剤 : L-メチオニン

添加剤 : 精製白糖

添加剤 : ポリソルベート20

3.2 製剤の性状

ルンスミオ点滴静注30mg

販売名ルンスミオ点滴静注30mg
剤形注射剤(バイアル)
性状無色の液
pH5.5〜6.1
浸透圧比0.9〜1.2
(生理食塩液に対する比)

【色】
無色
【剤形】
/液剤/注射

規格単位毎の効能効果及び用法用量

効能効果対用法用量

4.効能又は効果

再発又は難治性の濾胞性リンパ腫

6.用法及び用量

通常、成人にはモスネツズマブ(遺伝子組換え)として、21日間を1サイクルとし、1サイクル目は1日目に1mg、8日目に2mg、15日目に60mg、2サイクル目は1日目に60mg、3サイクル目以降は1日目に30mgを8サイクルまで点滴静注する。8サイクル終了時に、完全奏効が得られた患者は投与を終了し、また、病勢安定又は部分奏効が得られた患者は、計17サイクルまで投与を継続する。

5.効能又は効果に関連する注意

5.1 本剤による治療は、抗CD20モノクローナル抗体製剤を含む少なくとも2つの標準的な治療が無効又は治療後に再発した患者を対象とすること。[17.1.1、17.1.2参照]

5.2 十分な経験を有する病理医により、Grade1〜3Aと診断された患者に投与すること。[17.1.1、17.1.2参照]

7.用法及び用量に関連する注意

7.1 本剤投与による腫瘍崩壊症候群を予防するため、本剤投与時は水分補給を十分に行うこと。[8.7、11.1.5参照]

7.2 本剤投与によるサイトカイン放出症候群があらわれることがあるので、1サイクル目(1、8及び15日目)及び2サイクル目については、本剤投与の60分前に、副腎皮質ホルモン剤を前投与すること。3サイクル目以降は、本剤の前回投与後にサイトカイン放出症候群があらわれた患者には、サイトカイン放出症候群があらわれなくなるまで、副腎皮質ホルモン剤を前投与すること。また、サイクルによらず、本剤投与の30〜60分前に、必要に応じて解熱鎮痛剤や抗ヒスタミン剤を前投与すること。[1.2、8.1、11.1.1参照]

7.3 本剤の投与速度は以下のとおりとする。ただし、患者の状態により投与速度は適宜減速すること。

投与時期投与速度
1サイクル目1日目4時間以上かけて投与すること。
8日目
15日目
2サイクル目以降1日目1サイクル目の忍容性が良好だった場合、投与時間を2時間まで短縮することができる。

7.4 本剤投与により以下の副作用が発現した場合には、症状、重症度等に応じて、以下の基準を目安に、本剤の投与中断等を考慮すること。

副作用程度注)発現時の対応次回の投与
サイトカイン放出症候群Grade1投与を中断し、適切な処置を行うこと。症状が回復した場合は、中断時の投与速度で投与を再開することができる。投与再開後に症状が再発した場合は、投与を中断し、再開しないこと。症状が回復してから72時間以上経過していることを確認し、投与すること。
Grade2投与を中断し、適切な処置を行うこと。症状が回復した場合は、中断時の半分以下の投与速度で投与を再開することができる。投与再開後に症状が再発した場合は、投与を中断し、再開しないこと。症状が回復してから72時間以上経過していることを確認し、投与すること。前回投与時の半分以下の投与速度とすることを検討する。
Grade3投与を中断し、適切な処置を行うこと。再開はしないこと。症状が回復してから72時間以上経過していることを確認し、投与すること。前回投与時の半分以下の投与速度とし、入院にて行うことを検討する。
Grade3(再発)本剤の投与を中止すること。
Grade4
免疫エフェクター細胞関連神経毒性症候群Grade2投与を中断し、適切な処置を行うこと。Grade1まで回復した場合は、回復から72時間以上経過していることを確認し、投与を再開することができる。症状が回復してから72時間以上経過していることを確認し、投与すること。
Grade3症状が回復してから72時間以上経過していることを確認し、投与すること。Grade3の症状が7日を超えて継続する場合は、本剤の投与中止を検討すること。
Grade3(再発)本剤の投与を中止すること。
Grade4
血小板減少50,000/mm3未満50,000/mm3以上になるまで休薬する。
好中球減少1,000/mm3未満1,000/mm3以上になるまで休薬する。
注)Gradeは米国移植細胞治療学会(ASTCT)コンセンサス1)に準じる。

7.5 本剤投与延期後の再開時の投与方法に関しては、サイトカイン放出症候群を予防するために、以下のとおりとすること。

前回投与日・投与量前回投与日からの期間注1)投与方法
1サイクル目1日目
1mg
2週間以上1サイクル目1日目として、1mgで投与を再開すること。
8日目
2mg
2週間以上6週間未満1サイクル目8日目として、2mgで投与を再開すること。
6週間以上1サイクル目として、1日目に1mg、8日目に2mg、15日目に60mgで投与を再開すること。
15日目
60mg
6週間以上2サイクル目として、1日目に1mg、8日目に2mg、15日目に60mgで投与を再開すること。3サイクル目以降は、1日目に30mgを投与すること。
2サイクル目
60mg
6週間以上3サイクル目として、1日目に1mg、8日目に2mg、15日目に30mgで投与を再開すること注2)。4サイクル目以降は、1日目に30mgを投与すること。
3サイクル目以降
30mg
6週間以上1日目に1mg、8日目に2mg、15日目に30mgで投与を再開し注2)、その後は1日目に30mgを投与すること。
注1)前回投与日からの期間が上記より短い場合は、予定されていた用量で投与を再開する。注2)1、8、15日目については、本剤投与の60分前に、副腎皮質ホルモン剤を前投与すること。

7.6 他の抗悪性腫瘍剤との併用について、有効性及び安全性は確立していない。


[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] 2025/10/22 版