医療用医薬品 : バルバーサ |
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販売名 | バルバーサ錠3mg |
有効成分 | (1錠中) エルダフィチニブ3mg |
添加剤 | D-マンニトール、結晶セルロース、メグルミン、クロスカルメロースナトリウム、ステアリン酸マグネシウム、ポリビニルアルコール(部分けん化物)、タルク、酸化チタン、グリセリン脂肪酸エステル、ラウリル硫酸ナトリウム、黄色三二酸化鉄 |
販売名 | バルバーサ錠4mg |
有効成分 | (1錠中) エルダフィチニブ4mg |
添加剤 | D-マンニトール、結晶セルロース、メグルミン、クロスカルメロースナトリウム、ステアリン酸マグネシウム、ポリビニルアルコール(部分けん化物)、タルク、酸化チタン、グリセリン脂肪酸エステル、ラウリル硫酸ナトリウム、黄色三二酸化鉄、三二酸化鉄注1) |
販売名 | バルバーサ錠5mg |
有効成分 | (1錠中) エルダフィチニブ5mg |
添加剤 | D-マンニトール、結晶セルロース、メグルミン、クロスカルメロースナトリウム、ステアリン酸マグネシウム、ポリビニルアルコール(部分けん化物)、タルク、酸化チタン、グリセリン脂肪酸エステル、ラウリル硫酸ナトリウム、黄色三二酸化鉄、三二酸化鉄注1)、黒酸化鉄注2) |
色・剤形 | 黄色のフィルムコーティング錠 | ||
外形 | 表面 | 裏面 | 側面 |
大きさ | 直径(mm) | 厚さ(mm) | 重量(g) |
7.6 | 3.6 | 0.156 | |
識別コード | EF3 |
【色】
黄色
【剤形】
フィルムコーティング錠/錠剤/内用
色・剤形 | 橙色のフィルムコーティング錠 | ||
外形 | 表面 | 裏面 | 側面 |
大きさ | 直径(mm) | 厚さ(mm) | 重量(g) |
8.1 | 4.1 | 0.208 | |
識別コード | EF4 |
【色】
橙色
【剤形】
フィルムコーティング錠/錠剤/内用
色・剤形 | 褐色のフィルムコーティング錠 | ||
外形 | 表面 | 裏面 | 側面 |
大きさ | 直径(mm) | 厚さ(mm) | 重量(g) |
8.6 | 4.5 | 0.26 | |
識別コード | EF5 |
【色】
かっ色
【剤形】
フィルムコーティング錠/錠剤/内用
販売名和名 : バルバーサ錠3mg
規格単位 : 3mg1錠
欧文商標名 : BALVERSA Tablets
規制区分
規制区分名称 : 劇薬
規制区分
規制区分名称 : 処方箋医薬品※
規制区分備考 : ※注意−医師等の処方箋により使用すること
日本標準商品分類番号 : 874291
承認番号 : 30600AMX00283000
販売開始年月 : 2025年7月
貯法及び期限等
貯法 : 室温保存
有効期間 : 36ヵ月
3.組成・性状
3.1 組成
バルバーサ錠3mg
販売名 | バルバーサ錠3mg |
有効成分 | (1錠中) エルダフィチニブ3mg |
添加剤 | D-マンニトール、結晶セルロース、メグルミン、クロスカルメロースナトリウム、ステアリン酸マグネシウム、ポリビニルアルコール(部分けん化物)、タルク、酸化チタン、グリセリン脂肪酸エステル、ラウリル硫酸ナトリウム、黄色三二酸化鉄 |
添加剤 : D-マンニトール
添加剤 : 結晶セルロース
添加剤 : メグルミン
添加剤 : クロスカルメロースナトリウム
添加剤 : ステアリン酸マグネシウム
添加剤 : ポリビニルアルコール(部分けん化物)
添加剤 : タルク
添加剤 : 酸化チタン
添加剤 : グリセリン脂肪酸エステル
添加剤 : ラウリル硫酸ナトリウム
添加剤 : 黄色三二酸化鉄
3.2 製剤の性状
バルバーサ錠3mg
色・剤形 | 黄色のフィルムコーティング錠 | ||
外形 | 表面 | 裏面 | 側面 |
大きさ | 直径(mm) | 厚さ(mm) | 重量(g) |
7.6 | 3.6 | 0.156 | |
識別コード | EF3 |
【色】
黄色
【剤形】
フィルムコーティング錠/錠剤/内用
識別コード : EF
識別コード : 3
識別コード : EF3
規格単位毎の効能効果及び用法用量
効能効果対用法用量
4.効能又は効果
がん化学療法後に増悪したFGFR3遺伝子変異又は融合遺伝子を有する根治切除不能な尿路上皮癌
6.用法及び用量
通常、成人にはエルダフィチニブとして1日1回8mgを2週間経口投与し、それ以降は1日1回9mgを経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。
5.効能又は効果に関連する注意
5.1 本剤の一次治療における有効性及び安全性は確立していない。
5.2 PD-1/PD-L1阻害剤による治療が可能な場合にはこれらの治療を優先すること。
5.3 本剤の手術の補助療法としての有効性及び安全性は確立していない。
5.4 十分な経験を有する病理医又は検査施設における検査により、FGFR3遺伝子変異又は融合遺伝子が確認された患者に投与すること。検査にあたっては、承認された体外診断用医薬品又は医療機器を用いること。なお、承認された体外診断用医薬品又は医療機器に関する情報については、以下のウェブサイトから入手可能である:
https://www.pmda.go.jp/review-services/drug-reviews/review-information/cd/0001.html
7.用法及び用量に関連する注意
7.1 投与2週間後の血清リン濃度が9mg/dL以上の場合、本剤の増量は行わないこと。
7.2 他の抗悪性腫瘍剤との併用について、有効性及び安全性は確立していない。
7.3 本剤投与により副作用が発現した場合には、以下の基準を考慮して休薬・減量・中止すること。[8.1、8.2、11.1.1-11.1.3参照]
減量の目安
減量段階 | 投与量 | |
通常投与量 | 8mg | 9mg |
1段階減量 | 6mg | 8mg |
2段階減量 | 5mg | 6mg |
3段階減量 | 4mg | 5mg |
4段階減量 | 投与中止 | 4mg |
5段階減量 | − | 投与中止 |
副作用に対する休薬、減量及び中止基準
副作用 | 程度注) | 処置 |
眼障害 | Grade1 | ・眼科検査の結果、角膜炎又は網膜異常と診断された場合は、回復するまで休薬する。休薬後4週間以内に回復した場合、1段階減量して投与を再開できる。休薬後4週間以内に回復しなかった場合は、患者のリスクベネフィットを考慮して、投与再開の可否を判断する。再開後1ヵ月間は1〜2週間毎に再発の有無を確認する。再発が認められない場合、増量を検討する。 ・眼科検査の結果、角膜又は網膜の病変が認められなかった場合は、投与を継続できる。 |
Grade2 | Grade1以下に回復するまで休薬する。休薬後4週間以内に回復した場合、1段階減量して投与を再開できる。休薬後4週間以内に回復しなかった場合は、患者のリスクベネフィットを考慮して、投与再開の可否を判断する。再開後1ヵ月間は1〜2週間毎に再発の有無を確認する。 | |
Grade3 | Grade1以下に回復するまで休薬する。休薬後4週間以内に回復した場合、2段階減量して投与を再開できる。休薬後4週間以内に回復しなかった場合は、患者のリスクベネフィットを考慮して、投与再開の可否を判断する。再開後1ヵ月間は1〜2週間毎に再発の有無を確認する。再開後に再発が認められた場合は、投与中止を検討する。 | |
Grade4 | 投与を中止する。 | |
高リン血症 | 血清リン濃度 5.5mg/dL以上 7.0mg/dL未満 | リン制限食を開始する。 |
血清リン濃度 7.0mg/dL以上 9.0mg/dL未満 | ・リン制限食に加え、血清リン濃度が7.0mg/dL未満になるまで、高リン血症治療剤を投与する。 ・高リン血症治療剤による治療を行っても血清リン濃度7.0mg/dL以上が2ヵ月間にわたって継続する場合は、1段階減量する。 | |
血清リン濃度 9.0mg/dL以上 10.0mg/dL以下 | ・血清リン濃度が7.0mg/dL未満に改善するまで休薬し、リン制限食に加え、高リン血症治療剤を投与する。 ・休薬後、7.0mg/dL未満に改善した場合は、休薬前の用量で投与を再開できる。ただし、休薬後に血清リン濃度9.0mg/dL以上が1ヵ月間にわたって継続し、その後7.0mg/dL未満に改善した場合は、1段階減量して投与を再開する。 | |
血清リン濃度 10.0mg/dL超 | ・血清リン濃度が7.0mg/dL未満に改善するまで休薬し、リン制限食に加え、高リン血症治療剤を投与する。 ・休薬後、7.0mg/dL未満に改善した場合は、1段階減量して投与を再開できる。 ・血清リン濃度10.0mg/dL超が2週間以上継続する場合は、投与を中止する。 | |
高リン血症による腎機能障害又はGrade3以上の低カルシウム血症 | 投与を中止する。 | |
爪障害 | Grade2 | ・爪囲炎の場合、投与を継続し、2週間以内にGrade1以下に回復しなければ休薬を検討する。休薬した場合は、Grade1以下又はベースラインまで回復後、休薬前の用量又は1段階減量して投与を再開できる。 ・爪変色、爪甲脱落、爪線状隆起、爪甲剥離症及び爪ジストロフィーの場合、休薬を検討する。休薬した場合は、初回の発現であり、2週間以内にGrade1以下又はベースラインまで回復した場合、休薬前の用量で投与を再開できる。2回目以降の発現又は2週間以内にGrade1以下若しくはベースラインまで回復しなかった場合は、回復後、1段階減量して投与を再開できる。 |
Grade3 | Grade1以下又はベースラインに回復するまで休薬し、回復後、1段階減量して投与を再開できる。 | |
Grade4 | 投与を中止する。 | |
上記以外の副作用 | Grade3 | Grade1以下又はベースラインに回復するまで休薬し、回復後、1段階減量して投与を再開できる。 |
Grade4 | 投与を中止する。 |
販売名和名 : バルバーサ錠4mg
規格単位 : 4mg1錠
欧文商標名 : BALVERSA Tablets
規制区分
規制区分名称 : 劇薬
規制区分
規制区分名称 : 処方箋医薬品※
規制区分備考 : ※注意−医師等の処方箋により使用すること
日本標準商品分類番号 : 874291
承認番号 : 30600AMX00284000
販売開始年月 : 2025年7月
貯法及び期限等
貯法 : 室温保存
有効期間 : 36ヵ月
3.組成・性状
3.1 組成
バルバーサ錠4mg
販売名 | バルバーサ錠4mg |
有効成分 | (1錠中) エルダフィチニブ4mg |
添加剤 | D-マンニトール、結晶セルロース、メグルミン、クロスカルメロースナトリウム、ステアリン酸マグネシウム、ポリビニルアルコール(部分けん化物)、タルク、酸化チタン、グリセリン脂肪酸エステル、ラウリル硫酸ナトリウム、黄色三二酸化鉄、三二酸化鉄注1) |
添加剤 : D-マンニトール
添加剤 : 結晶セルロース
添加剤 : メグルミン
添加剤 : クロスカルメロースナトリウム
添加剤 : ステアリン酸マグネシウム
添加剤 : ポリビニルアルコール(部分けん化物)
添加剤 : タルク
添加剤 : 酸化チタン
添加剤 : グリセリン脂肪酸エステル
添加剤 : ラウリル硫酸ナトリウム
添加剤 : 黄色三二酸化鉄
添加剤 : 三二酸化鉄
3.2 製剤の性状
バルバーサ錠4mg
色・剤形 | 橙色のフィルムコーティング錠 | ||
外形 | 表面 | 裏面 | 側面 |
大きさ | 直径(mm) | 厚さ(mm) | 重量(g) |
8.1 | 4.1 | 0.208 | |
識別コード | EF4 |
【色】
橙色
【剤形】
フィルムコーティング錠/錠剤/内用
識別コード : EF
識別コード : 4
識別コード : EF4
規格単位毎の効能効果及び用法用量
効能効果対用法用量
4.効能又は効果
がん化学療法後に増悪したFGFR3遺伝子変異又は融合遺伝子を有する根治切除不能な尿路上皮癌
6.用法及び用量
通常、成人にはエルダフィチニブとして1日1回8mgを2週間経口投与し、それ以降は1日1回9mgを経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。
5.効能又は効果に関連する注意
5.1 本剤の一次治療における有効性及び安全性は確立していない。
5.2 PD-1/PD-L1阻害剤による治療が可能な場合にはこれらの治療を優先すること。
5.3 本剤の手術の補助療法としての有効性及び安全性は確立していない。
5.4 十分な経験を有する病理医又は検査施設における検査により、FGFR3遺伝子変異又は融合遺伝子が確認された患者に投与すること。検査にあたっては、承認された体外診断用医薬品又は医療機器を用いること。なお、承認された体外診断用医薬品又は医療機器に関する情報については、以下のウェブサイトから入手可能である:
https://www.pmda.go.jp/review-services/drug-reviews/review-information/cd/0001.html
7.用法及び用量に関連する注意
7.1 投与2週間後の血清リン濃度が9mg/dL以上の場合、本剤の増量は行わないこと。
7.2 他の抗悪性腫瘍剤との併用について、有効性及び安全性は確立していない。
7.3 本剤投与により副作用が発現した場合には、以下の基準を考慮して休薬・減量・中止すること。[8.1、8.2、11.1.1-11.1.3参照]
減量の目安
減量段階 | 投与量 | |
通常投与量 | 8mg | 9mg |
1段階減量 | 6mg | 8mg |
2段階減量 | 5mg | 6mg |
3段階減量 | 4mg | 5mg |
4段階減量 | 投与中止 | 4mg |
5段階減量 | − | 投与中止 |
副作用に対する休薬、減量及び中止基準
副作用 | 程度注) | 処置 |
眼障害 | Grade1 | ・眼科検査の結果、角膜炎又は網膜異常と診断された場合は、回復するまで休薬する。休薬後4週間以内に回復した場合、1段階減量して投与を再開できる。休薬後4週間以内に回復しなかった場合は、患者のリスクベネフィットを考慮して、投与再開の可否を判断する。再開後1ヵ月間は1〜2週間毎に再発の有無を確認する。再発が認められない場合、増量を検討する。 ・眼科検査の結果、角膜又は網膜の病変が認められなかった場合は、投与を継続できる。 |
Grade2 | Grade1以下に回復するまで休薬する。休薬後4週間以内に回復した場合、1段階減量して投与を再開できる。休薬後4週間以内に回復しなかった場合は、患者のリスクベネフィットを考慮して、投与再開の可否を判断する。再開後1ヵ月間は1〜2週間毎に再発の有無を確認する。 | |
Grade3 | Grade1以下に回復するまで休薬する。休薬後4週間以内に回復した場合、2段階減量して投与を再開できる。休薬後4週間以内に回復しなかった場合は、患者のリスクベネフィットを考慮して、投与再開の可否を判断する。再開後1ヵ月間は1〜2週間毎に再発の有無を確認する。再開後に再発が認められた場合は、投与中止を検討する。 | |
Grade4 | 投与を中止する。 | |
高リン血症 | 血清リン濃度 5.5mg/dL以上 7.0mg/dL未満 | リン制限食を開始する。 |
血清リン濃度 7.0mg/dL以上 9.0mg/dL未満 | ・リン制限食に加え、血清リン濃度が7.0mg/dL未満になるまで、高リン血症治療剤を投与する。 ・高リン血症治療剤による治療を行っても血清リン濃度7.0mg/dL以上が2ヵ月間にわたって継続する場合は、1段階減量する。 | |
血清リン濃度 9.0mg/dL以上 10.0mg/dL以下 | ・血清リン濃度が7.0mg/dL未満に改善するまで休薬し、リン制限食に加え、高リン血症治療剤を投与する。 ・休薬後、7.0mg/dL未満に改善した場合は、休薬前の用量で投与を再開できる。ただし、休薬後に血清リン濃度9.0mg/dL以上が1ヵ月間にわたって継続し、その後7.0mg/dL未満に改善した場合は、1段階減量して投与を再開する。 | |
血清リン濃度 10.0mg/dL超 | ・血清リン濃度が7.0mg/dL未満に改善するまで休薬し、リン制限食に加え、高リン血症治療剤を投与する。 ・休薬後、7.0mg/dL未満に改善した場合は、1段階減量して投与を再開できる。 ・血清リン濃度10.0mg/dL超が2週間以上継続する場合は、投与を中止する。 | |
高リン血症による腎機能障害又はGrade3以上の低カルシウム血症 | 投与を中止する。 | |
爪障害 | Grade2 | ・爪囲炎の場合、投与を継続し、2週間以内にGrade1以下に回復しなければ休薬を検討する。休薬した場合は、Grade1以下又はベースラインまで回復後、休薬前の用量又は1段階減量して投与を再開できる。 ・爪変色、爪甲脱落、爪線状隆起、爪甲剥離症及び爪ジストロフィーの場合、休薬を検討する。休薬した場合は、初回の発現であり、2週間以内にGrade1以下又はベースラインまで回復した場合、休薬前の用量で投与を再開できる。2回目以降の発現又は2週間以内にGrade1以下若しくはベースラインまで回復しなかった場合は、回復後、1段階減量して投与を再開できる。 |
Grade3 | Grade1以下又はベースラインに回復するまで休薬し、回復後、1段階減量して投与を再開できる。 | |
Grade4 | 投与を中止する。 | |
上記以外の副作用 | Grade3 | Grade1以下又はベースラインに回復するまで休薬し、回復後、1段階減量して投与を再開できる。 |
Grade4 | 投与を中止する。 |
販売名和名 : バルバーサ錠5mg
規格単位 : 5mg1錠
欧文商標名 : BALVERSA Tablets
規制区分
規制区分名称 : 劇薬
規制区分
規制区分名称 : 処方箋医薬品※
規制区分備考 : ※注意−医師等の処方箋により使用すること
日本標準商品分類番号 : 874291
承認番号 : 30600AMX00285000
販売開始年月 : 2025年7月
貯法及び期限等
貯法 : 室温保存
有効期間 : 36ヵ月
3.組成・性状
3.1 組成
バルバーサ錠5mg
販売名 | バルバーサ錠5mg |
有効成分 | (1錠中) エルダフィチニブ5mg |
添加剤 | D-マンニトール、結晶セルロース、メグルミン、クロスカルメロースナトリウム、ステアリン酸マグネシウム、ポリビニルアルコール(部分けん化物)、タルク、酸化チタン、グリセリン脂肪酸エステル、ラウリル硫酸ナトリウム、黄色三二酸化鉄、三二酸化鉄注1)、黒酸化鉄注2) |
添加剤 : D-マンニトール
添加剤 : 結晶セルロース
添加剤 : メグルミン
添加剤 : クロスカルメロースナトリウム
添加剤 : ステアリン酸マグネシウム
添加剤 : ポリビニルアルコール(部分けん化物)
添加剤 : タルク
添加剤 : 酸化チタン
添加剤 : グリセリン脂肪酸エステル
添加剤 : ラウリル硫酸ナトリウム
添加剤 : 黄色三二酸化鉄
添加剤 : 三二酸化鉄
添加剤 : 黒酸化鉄
3.2 製剤の性状
バルバーサ錠5mg
色・剤形 | 褐色のフィルムコーティング錠 | ||
外形 | 表面 | 裏面 | 側面 |
大きさ | 直径(mm) | 厚さ(mm) | 重量(g) |
8.6 | 4.5 | 0.26 | |
識別コード | EF5 |
【色】
かっ色
【剤形】
フィルムコーティング錠/錠剤/内用
識別コード : EF
識別コード : 5
識別コード : EF5
規格単位毎の効能効果及び用法用量
効能効果対用法用量
4.効能又は効果
がん化学療法後に増悪したFGFR3遺伝子変異又は融合遺伝子を有する根治切除不能な尿路上皮癌
6.用法及び用量
通常、成人にはエルダフィチニブとして1日1回8mgを2週間経口投与し、それ以降は1日1回9mgを経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する。
5.効能又は効果に関連する注意
5.1 本剤の一次治療における有効性及び安全性は確立していない。
5.2 PD-1/PD-L1阻害剤による治療が可能な場合にはこれらの治療を優先すること。
5.3 本剤の手術の補助療法としての有効性及び安全性は確立していない。
5.4 十分な経験を有する病理医又は検査施設における検査により、FGFR3遺伝子変異又は融合遺伝子が確認された患者に投与すること。検査にあたっては、承認された体外診断用医薬品又は医療機器を用いること。なお、承認された体外診断用医薬品又は医療機器に関する情報については、以下のウェブサイトから入手可能である:
https://www.pmda.go.jp/review-services/drug-reviews/review-information/cd/0001.html
7.用法及び用量に関連する注意
7.1 投与2週間後の血清リン濃度が9mg/dL以上の場合、本剤の増量は行わないこと。
7.2 他の抗悪性腫瘍剤との併用について、有効性及び安全性は確立していない。
7.3 本剤投与により副作用が発現した場合には、以下の基準を考慮して休薬・減量・中止すること。[8.1、8.2、11.1.1-11.1.3参照]
減量の目安
減量段階 | 投与量 | |
通常投与量 | 8mg | 9mg |
1段階減量 | 6mg | 8mg |
2段階減量 | 5mg | 6mg |
3段階減量 | 4mg | 5mg |
4段階減量 | 投与中止 | 4mg |
5段階減量 | − | 投与中止 |
副作用に対する休薬、減量及び中止基準
副作用 | 程度注) | 処置 |
眼障害 | Grade1 | ・眼科検査の結果、角膜炎又は網膜異常と診断された場合は、回復するまで休薬する。休薬後4週間以内に回復した場合、1段階減量して投与を再開できる。休薬後4週間以内に回復しなかった場合は、患者のリスクベネフィットを考慮して、投与再開の可否を判断する。再開後1ヵ月間は1〜2週間毎に再発の有無を確認する。再発が認められない場合、増量を検討する。 ・眼科検査の結果、角膜又は網膜の病変が認められなかった場合は、投与を継続できる。 |
Grade2 | Grade1以下に回復するまで休薬する。休薬後4週間以内に回復した場合、1段階減量して投与を再開できる。休薬後4週間以内に回復しなかった場合は、患者のリスクベネフィットを考慮して、投与再開の可否を判断する。再開後1ヵ月間は1〜2週間毎に再発の有無を確認する。 | |
Grade3 | Grade1以下に回復するまで休薬する。休薬後4週間以内に回復した場合、2段階減量して投与を再開できる。休薬後4週間以内に回復しなかった場合は、患者のリスクベネフィットを考慮して、投与再開の可否を判断する。再開後1ヵ月間は1〜2週間毎に再発の有無を確認する。再開後に再発が認められた場合は、投与中止を検討する。 | |
Grade4 | 投与を中止する。 | |
高リン血症 | 血清リン濃度 5.5mg/dL以上 7.0mg/dL未満 | リン制限食を開始する。 |
血清リン濃度 7.0mg/dL以上 9.0mg/dL未満 | ・リン制限食に加え、血清リン濃度が7.0mg/dL未満になるまで、高リン血症治療剤を投与する。 ・高リン血症治療剤による治療を行っても血清リン濃度7.0mg/dL以上が2ヵ月間にわたって継続する場合は、1段階減量する。 | |
血清リン濃度 9.0mg/dL以上 10.0mg/dL以下 | ・血清リン濃度が7.0mg/dL未満に改善するまで休薬し、リン制限食に加え、高リン血症治療剤を投与する。 ・休薬後、7.0mg/dL未満に改善した場合は、休薬前の用量で投与を再開できる。ただし、休薬後に血清リン濃度9.0mg/dL以上が1ヵ月間にわたって継続し、その後7.0mg/dL未満に改善した場合は、1段階減量して投与を再開する。 | |
血清リン濃度 10.0mg/dL超 | ・血清リン濃度が7.0mg/dL未満に改善するまで休薬し、リン制限食に加え、高リン血症治療剤を投与する。 ・休薬後、7.0mg/dL未満に改善した場合は、1段階減量して投与を再開できる。 ・血清リン濃度10.0mg/dL超が2週間以上継続する場合は、投与を中止する。 | |
高リン血症による腎機能障害又はGrade3以上の低カルシウム血症 | 投与を中止する。 | |
爪障害 | Grade2 | ・爪囲炎の場合、投与を継続し、2週間以内にGrade1以下に回復しなければ休薬を検討する。休薬した場合は、Grade1以下又はベースラインまで回復後、休薬前の用量又は1段階減量して投与を再開できる。 ・爪変色、爪甲脱落、爪線状隆起、爪甲剥離症及び爪ジストロフィーの場合、休薬を検討する。休薬した場合は、初回の発現であり、2週間以内にGrade1以下又はベースラインまで回復した場合、休薬前の用量で投与を再開できる。2回目以降の発現又は2週間以内にGrade1以下若しくはベースラインまで回復しなかった場合は、回復後、1段階減量して投与を再開できる。 |
Grade3 | Grade1以下又はベースラインに回復するまで休薬し、回復後、1段階減量して投与を再開できる。 | |
Grade4 | 投与を中止する。 | |
上記以外の副作用 | Grade3 | Grade1以下又はベースラインに回復するまで休薬し、回復後、1段階減量して投与を再開できる。 |
Grade4 | 投与を中止する。 |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/08/20 版 |