医療用医薬品 : バルバーサ |
List Top |
| 総称名 | バルバーサ |
|---|---|
| 一般名 | エルダフィチニブ |
| 欧文一般名 | Erdafitinib |
| 製剤名 | エルダフィチニブ錠 |
| 薬効分類名 | 抗悪性腫瘍剤 FGFR阻害剤 |
| 薬効分類番号 | 4291 |
| ATCコード | L01EN01 |
| KEGG DRUG |
D10927
エルダフィチニブ
|
| JAPIC | 添付文書(PDF) |
| 販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
|---|---|---|---|---|---|
| バルバーサ錠3mg | BALVERSA Tablets | ヤンセンファーマ | 4291093F1026 | 31810.4円/錠 | 劇薬, 処方箋医薬品※ |
| バルバーサ錠4mg | BALVERSA Tablets | ヤンセンファーマ | 4291093F2022 | 41501.7円/錠 | 劇薬, 処方箋医薬品※ |
| バルバーサ錠5mg | BALVERSA Tablets | ヤンセンファーマ | 4291093F3029 | 51009.7円/錠 | 劇薬, 処方箋医薬品※ |
| 減量段階 | 投与量 | |
| 通常投与量 | 8mg | 9mg |
| 1段階減量 | 6mg | 8mg |
| 2段階減量 | 5mg | 6mg |
| 3段階減量 | 4mg | 5mg |
| 4段階減量 | 投与中止 | 4mg |
| 5段階減量 | − | 投与中止 |
| 副作用 | 程度注) | 処置 |
| 眼障害 | Grade1 | ・眼科検査の結果、角膜炎又は網膜異常と診断された場合は、回復するまで休薬する。休薬後4週間以内に回復した場合、1段階減量して投与を再開できる。休薬後4週間以内に回復しなかった場合は、患者のリスクベネフィットを考慮して、投与再開の可否を判断する。再開後1ヵ月間は1〜2週間毎に再発の有無を確認する。再発が認められない場合、増量を検討する。 ・眼科検査の結果、角膜又は網膜の病変が認められなかった場合は、投与を継続できる。 |
| Grade2 | Grade1以下に回復するまで休薬する。休薬後4週間以内に回復した場合、1段階減量して投与を再開できる。休薬後4週間以内に回復しなかった場合は、患者のリスクベネフィットを考慮して、投与再開の可否を判断する。再開後1ヵ月間は1〜2週間毎に再発の有無を確認する。 | |
| Grade3 | Grade1以下に回復するまで休薬する。休薬後4週間以内に回復した場合、2段階減量して投与を再開できる。休薬後4週間以内に回復しなかった場合は、患者のリスクベネフィットを考慮して、投与再開の可否を判断する。再開後1ヵ月間は1〜2週間毎に再発の有無を確認する。再開後に再発が認められた場合は、投与中止を検討する。 | |
| Grade4 | 投与を中止する。 | |
| 高リン血症 | 血清リン濃度 5.5mg/dL以上 7.0mg/dL未満 | リン制限食を開始する。 |
| 血清リン濃度 7.0mg/dL以上 9.0mg/dL未満 | ・リン制限食に加え、血清リン濃度が7.0mg/dL未満になるまで、高リン血症治療剤を投与する。 ・高リン血症治療剤による治療を行っても血清リン濃度7.0mg/dL以上が2ヵ月間にわたって継続する場合は、1段階減量する。 | |
| 血清リン濃度 9.0mg/dL以上 10.0mg/dL以下 | ・血清リン濃度が7.0mg/dL未満に改善するまで休薬し、リン制限食に加え、高リン血症治療剤を投与する。 ・休薬後、7.0mg/dL未満に改善した場合は、休薬前の用量で投与を再開できる。ただし、休薬後に血清リン濃度9.0mg/dL以上が1ヵ月間にわたって継続し、その後7.0mg/dL未満に改善した場合は、1段階減量して投与を再開する。 | |
| 血清リン濃度 10.0mg/dL超 | ・血清リン濃度が7.0mg/dL未満に改善するまで休薬し、リン制限食に加え、高リン血症治療剤を投与する。 ・休薬後、7.0mg/dL未満に改善した場合は、1段階減量して投与を再開できる。 ・血清リン濃度10.0mg/dL超が2週間以上継続する場合は、投与を中止する。 | |
| 高リン血症による腎機能障害又はGrade3以上の低カルシウム血症 | 投与を中止する。 | |
| 爪障害 | Grade2 | ・爪囲炎の場合、投与を継続し、2週間以内にGrade1以下に回復しなければ休薬を検討する。休薬した場合は、Grade1以下又はベースラインまで回復後、休薬前の用量又は1段階減量して投与を再開できる。 ・爪変色、爪甲脱落、爪線状隆起、爪甲剥離症及び爪ジストロフィーの場合、休薬を検討する。休薬した場合は、初回の発現であり、2週間以内にGrade1以下又はベースラインまで回復した場合、休薬前の用量で投与を再開できる。2回目以降の発現又は2週間以内にGrade1以下若しくはベースラインまで回復しなかった場合は、回復後、1段階減量して投与を再開できる。 |
| Grade3 | Grade1以下又はベースラインに回復するまで休薬し、回復後、1段階減量して投与を再開できる。 | |
| Grade4 | 投与を中止する。 | |
| 上記以外の副作用 | Grade3 | Grade1以下又はベースラインに回復するまで休薬し、回復後、1段階減量して投与を再開できる。 |
| Grade4 | 投与を中止する。 |
| 強いCYP3A阻害剤 イトラコナゾール、ケトコナゾール、クラリスロマイシン等 [16.7.1参照] | 本剤の副作用が増強されるおそれがあるので、これらの薬剤との併用は可能な限り避けること。やむを得ず併用する場合には本剤の減量を考慮するとともに、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。 | これらの薬剤がCYP3Aを阻害することにより、本剤の血中濃度が上昇する可能性がある。 |
| 強い又は中程度のCYP2C9阻害剤 フルコナゾール、アミオダロン、ミコナゾール等 [16.7.2参照] | 本剤の副作用が増強されるおそれがあるので、これらの薬剤との併用は可能な限り避けること。やむを得ず併用する場合には本剤の減量を考慮するとともに、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。 | これらの薬剤がCYP2C9を阻害することにより、本剤の血中濃度が上昇する可能性がある。 |
| 強い又は中程度のCYP3A誘導剤 カルバマゼピン、フェニトイン、フェノバルビタール等 [16.7.3参照] | 本剤の有効性が減弱するおそれがあるので、これらの薬剤との併用は可能な限り避け、他の薬剤への代替を考慮すること。 | これらの薬剤がCYP3Aを誘導することにより、本剤の血中濃度が低下する可能性がある。 |
| 強い又は中程度のCYP2C9誘導剤 エンザルタミド、リファンピシン等 [16.7.3参照] | 本剤の有効性が減弱するおそれがあるので、これらの薬剤との併用は可能な限り避け、他の薬剤への代替を考慮すること。 | これらの薬剤がCYP2C9を誘導することにより、本剤の血中濃度が低下する可能性がある。 |
| P-gpの基質となる薬剤 ジゴキシン、ダビガトランエテキシラート、エドキサバン等 [16.7.4参照] | これらの薬剤の副作用が増強されるおそれがあるため、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。 | 本剤がP-gpを阻害することにより、これらの薬剤の血中濃度が上昇する可能性がある。 |
| 20%以上 | 20%未満5%以上 | 5%未満 | 頻度不明 | |
| 感染症及び寄生虫症 | 結膜炎 | |||
| 血液及びリンパ系障害 | 貧血 | |||
| 内分泌障害 | 副甲状腺機能亢進症 | |||
| 代謝及び栄養障害 | 食欲減退 | 低ナトリウム血症 | 高カルシウム血症 | |
| 神経系障害 | 味覚不全 | |||
| 眼障害 | ドライアイ、霧視、流涙増加、眼球乾燥症 | 視力低下、視力障害、眼瞼炎、白内障 | ||
| 血管障害 | 血管石灰化 | |||
| 呼吸器、胸郭及び縦隔障害 | 鼻出血 | 鼻乾燥 | ||
| 肝胆道系障害 | 肝細胞融解、高ビリルビン血症、肝機能異常 | |||
| 胃腸障害 | 下痢(54.8%)、口内炎(45.9%)、口内乾燥 | 悪心、便秘、嘔吐、口腔内潰瘍形成 | 腹痛、消化不良 | |
| 皮膚及び皮下組織障害 | 脱毛症、皮膚乾燥、爪甲脱落症 | 爪変色、爪の障害 | 発疹、爪線状隆起、湿疹、乾皮症、そう痒症、皮膚亀裂、爪痛、爪破損、皮膚剥脱、皮膚病変、皮膚毒性、過角化、爪の不快感、皮膚萎縮 | 手掌紅斑、爪床出血 |
| 一般・全身障害及び投与部位の状態 | 疲労、無力症 | 粘膜乾燥 | ||
| 臨床検査 | ALT増加 | AST増加、体重減少 | 血中クレアチニン増加 |
| 用法・用量 | 投与日(日) | 例数 | Cmax(ng/mL) | tmax*(h) | AUC0-24h(ng・h/mL) |
| 2mg QD 連日 | 1 | 3 | 98.0±21.2 | 3.0(3.0,6.0) | 1,770±388 |
| 22 | 2 | 404、920 | 3.0、5.9 | 6,928、16,413 | |
| 4mg QD 連日 | 1 | 3 | 162±52.5 | 2.0(1.0,4.0) | 2,458±563 |
| 22 | 3 | 524±181 | 5.9(4.0,7.4) | 11,552±4,271 | |
| 6mg QD 連日 | 1 | 3 | 398±97.3 | 2.9(1.9,3.9) | 6,989±1,812 |
| 22 | 2 | 1,090、1,660 | 1.0、3.9 | 20,797、31,458 | |
| 10mg QD 間歇 | 1 | 3 | 521±164 | 2.9(2.0,3.9) | 8,935±1,935 |
| 29 | 2 | 350、633 | 7.1、7.8 | 7,723、12,257 | |
| 12mg QD 間歇 | 1 | 7 | 701±451 | 2.8(1.0,4.0) | 12,698±6,698 |
| 29 | 4 | 652±277 | 6.0(4.1,23.9) | 13,301±6,375 |
| 肝機能障害の程度 | 例数 | Cmax(ng/mL) | AUCinf(ng・h/mL) | 幾何平均値の比[90%CI] (肝機能障害を有する被験者/肝機能正常被験者) | |
| Cmax | AUCinf | ||||
| 正常 | 8 | 0.752±0.151 | 54.9±10.8 | − | − |
| 軽度 | 8 | 0.711±0.133 | 51.7±7.82 | 0.961[0.834,1.11] | 0.952[0.759,1.20] |
| 中等度 | 8 | 0.677±0.172 | 57.7±28.6 | 1.01[0.869,1.17] | 1.07[0.838,1.36] |
| 重度 | 2 | 0.735、1.19 | 82.6、130 | − | − |
| 評価項目 | 本剤 (136例) | 化学療法 (130例) |
| 全生存期間†† | ||
| イベント数(%) | 77(56.6) | 78(60.0) |
| 中央値(月) (95%信頼区間) | 12.06 (10.28,16.36) | 7.79 (6.54,11.07) |
| ハザード比 (95%信頼区間)§ | 0.64 (0.47,0.88) | |
| 両側p値¶ | 0.0050† | |
| †:両側有意水準:0.019 ††:中間解析(カットオフ日:2023年1月15日) §:非層別Coxハザードモデルによる化学療法との比較 ¶:非層別ログランク検定 | ||
| [ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2026/05/20 版 |