一般用医薬品 : ヒメロス |
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製品名 | ヒメロス |
製造販売元 | 大東製薬工業(株) |
医薬品分類 | 指定第二類医薬品 リスク区分 |
小分類 | その他の女性用薬 |
包装 | 3g,3g |
成分
(100g中) |
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添加物 | 白糖 グリセリン 精製ラノリン 白色ワセリン |
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色 | 微黄 |
不感症,冷感症,不妊症,婦人更年期障害,婦人神経衰弱
本剤は,エストラジオール(天然型の卵胞ホルモン)とエチニルエストラジオール(合成卵胞ホルモン)を配合した医薬品です。卵胞ホルモンは女性ホルモンの一種で,エストロゲンともいいますが,主に卵巣から分泌されるホルモンで,いわゆる「女性らしさ」や「潤い」をはじめ,様々な作用が知られています。
卵巣の障害や加齢やストレスにともなう機能低下で卵胞ホルモンの分泌不足が生じますと,様々な症状を来す場合があります。例えば更年期の女性は卵胞ホルモンの急な分泌不足にともない,人によりイライラ,ほてり,発汗,性機能の低下など,さまざまな症状が生じます。これらの不定愁訴は更年期障害と呼ばれています。さらに,閉経後は卵胞ホルモンがほとんど分泌されなくなるため,例えば陰部は潤いを失い萎縮して,不快感や痛みにより生活の質を低下させます。
本剤は,卵胞ホルモンの不足に,吸収のよい局部の粘膜から卵胞ホルモンを補充できる低刺激な軟膏剤です。
■してはいけないこと
(守らないと現在の症状が悪化したり,副作用が起こりやすくなります)
■相談すること
■その他の注意
本剤を初めてご使用される前に,乳房と子宮の検診をお勧めいたします。また,使用開始後は定期的に,乳房と子宮の定期検診をお願いいたします。
成人1日1回(入浴後から就寝前)又は2回(朝晩),水又は湯1~2滴でねり,局部粘膜(膣内部)に塗擦(0.5g)
(1)定められた用法・用量を厳守してください。
(2)目に入らないように注意してください。万一,目に入った場合には,すぐに水又はぬるま湯で洗ってください。なお,症状が重い場合には,眼科医の診療を受けてください。
(3)ご使用前後には,手指をよく洗ってください。
(4)塗布部を清潔にしてからお使いください。
(5)外用にのみ使用してください。
1.直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に密栓して保管してください。
2.小児の手の届かない所に保管してください。
3.他の容器に入れ替えないでください。(誤用の原因になったり,品質が変わることがあります)
4.使用期限を過ぎた製品は使用しないでください。
5.本剤のついた手で,目や粘膜(膣内部を除く)に触れないでください。
6.本剤を出しすぎた場合は,チューブに戻さないでください。
7.変色をともなう汚れの原因となりますので,ご使用後はチューブのネジ山部及びキャップ側のネジ山部に本剤が付着していないことを確認し,付着している場合は,きれいにふきとってからキャップを閉めてください。
【用語の解説】
婦人更年期障害:加齢やストレスにともなう卵巣機能の衰えにより,女性ホルモンの分泌が低下することから生じる,様々な自律神経の失調症状(のぼせ,ほてり,冷え,イライラなど)
婦人神経衰弱:非常に強い精神的ストレスを受けたり,偏りのある食事や過度のダイエット等を続けることにより,ホルモン分泌がアンバランスになって生じる症状
■詳しいご使用方法■
●1日1回(入浴後から就寝前)又は2回(朝と晩),本剤をチューブ先端部から3~7mmほど指先に出し,水又はお湯1~2滴でよくねって,女子局部の粘膜(膣内部)に塗ってください。
●本剤の必要量には個人差が考えられますので,初めは1日3mm程度で試しながら,1日最大0.5g(1回につき約12mmを1日2回)まで,適宜増量してください。
●生理終了後から2週間ご使用いただき,その後,次の生理が終わるまで,ご使用をお休みください。
●閉経後の方や生理不順で長く生理が無い方は(妊娠中はご使用になれません),すぐご使用になれます。2週間ご使用後,2週間以上ご使用をお休みください。
●軽快していた症状が再発する場合は,再び同様の方法でご使用ください。
■その他■
本剤は法定表示を記載するため,内容量に対して大きな容器を用いています。そのため,容器内にすき間がございますが,品質保持のため窒素ガスを封入し,また内容量を厳重に管理しております。
問い合わせ先 |
大東製薬工業株式会社 |
製造販売元住所等 |
大東製薬工業株式会社 |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/08/20 版 |