医療用医薬品 : シーパラ

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医薬品情報


総称名 シーパラ
一般名 チアミン塩化物塩酸塩, リボフラビンリン酸エステルナトリウム, ピリドキシン塩酸塩, ニコチン酸アミド, パンテノール, アスコルビン酸
欧文一般名 Thiamine Chloride Hydrochloride, Riboflavin Sodium Phosphate, Pyridoxine Hydrochloride, Nicotinamide, Panthenol, Ascorbic Acid
薬効分類名 ビタミンB・C配合剤
薬効分類番号 3179
KEGG DRUG D07851 アスコルビン酸・チアミン塩化物塩酸塩・ピリドキシン塩酸塩・リボフラビンリン酸エステルナトリウム・ニコチン酸アミド・パンテノール
商品一覧 相互作用情報
JAPIC 添付文書(PDF)

添付文書情報 2016年9月 改訂 (第9版)


禁忌 効能・効果及び用法・用量 使用上の注意 薬効薬理 理化学的知見 取扱い上の注意 包装 主要文献

商品情報 組成・性状

販売名 欧文商標名 製造会社 YJコード 薬価 規制区分
シーパラ注 C-PARA 高田製薬 3179507A1020 57円/管 処方箋医薬品

禁忌

次の患者には投与しないこと

本剤及びチアミン塩化物塩酸塩に対し過敏症の既往歴のある患者

血友病の患者[パンテノールが出血時間を延長させるおそれがある。]

効能・効果及び用法・用量

効能効果

本剤に含まれるビタミン類の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、妊産婦、授乳婦等)
なお、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。

用法用量

通常、成人には1日2〜10mL(1〜5管)を1〜3回に分割して皮下、筋肉内又は静脈内注射する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。

使用上の注意

相互作用

併用注意

レボドパレボドパの作用を減弱させることがある。本剤中に含まれるピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)がレボドパの末梢での脱炭酸を促進する。

副作用

副作用発現状況の概要

本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していないため、文献等を参考に集計した。

重大な副作用及び副作用用語

重大な副作用

ショック(0.1%未満)

ショック症状があらわれることがあるので、血圧低下、胸内苦悶、呼吸困難等があらわれた場合には、直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。

その他の副作用

 頻度不明
過敏症注)発疹、そう痒感等
注)症状があらわれた場合には、投与を中止すること。(太字)

小児等への投与

低出生体重児、新生児に使用する場合には十分注意すること。[外国において、ベンジルアルコールの静脈内大量投与(99〜234mg/kg)により、中毒症状(あえぎ呼吸、アシドーシス、痙攣等)が低出生体重児に発現したとの報告がある。本剤は添加剤としてベンジルアルコールを含有している。]

臨床検査結果に及ぼす影響

各種の尿検査で、尿糖の検出を妨害することがある。[アスコルビン酸(ビタミンC)による。]

尿を黄変させ、臨床検査値に影響を与えることがある。[リボフラビンリン酸エステルナトリウム(ビタミンB2リン酸エステル)による。]

適用上の注意

アンプルカット時

アンプルカット時に異物の混入を避けるため、アンプルの首部の周りをエタノール綿等で清拭しカットすること。

静脈内注射時

静脈内注射により、血管痛を起こすことがあるので、注射速度はできるだけ遅くすること。

筋肉内注射時

筋肉内注射により、注射部位の疼痛、硬結を起こすことがある。

筋肉内注射にあたっては、組織・神経等への影響を避けるため下記の点に注意すること。

同一部位への反復注射はなるべく行わないこと。特に、低出生体重児、新生児、乳児、幼児、小児には注意すること。

神経走行部位を避けるよう注意すること。
なお、注射針を刺入したとき、神経に当たったと思われるような激痛を訴えた場合は、直ちに針を抜き、部位をかえて注射すること。

注射器の内筒を軽くひき、血液の逆流がないことを確かめて注射すること。

薬効薬理

本剤に含有するビタミンは、主として生体内の酵素系の構成成分としてエネルギー代謝をはじめ、蛋白質・脂質の代謝に協力的に関与している。1)2)3)

その欠乏は複合的に生じることが多く、特有の欠乏症を呈するほかに感染傾向の増強又は各種疾患の経過悪化、回復遅延をもたらす。4)5)6)

有効成分に関する理化学的知見

一般名チアミン塩化物塩酸塩
一般名(欧名)Thiamine Chloride Hydrochloride
化学名3-(4-Amino-2-methylpyrimidin-5-ylmethyl)-5-(2-hydroxyethyl)-4-methylthiazolium chloride monohydrochloride
分子式C12H17ClN4OS・HCl
分子量337.27
融点約245℃(分解)
性状白色の結晶又は結晶性の粉末で、においはないか、又はわずかに特異なにおいがある。
水に溶けやすく、メタノールにやや溶けにくく、エタノール(95)に溶けにくい。
結晶多形が認められる。
理化学知見その他pH:1.0gを水100mLに溶かした液のpHは2.7〜3.4である。
KEGG DRUGD02094

有効成分に関する理化学的知見

一般名リボフラビンリン酸エステルナトリウム
一般名(欧名)Riboflavin Sodium Phosphate
化学名Monosodium(2R,3S,4S)-5-(7,8-dimethyl-2,4-dioxo-3,4-dihydrobenzo[g]pteridin-10(2H)-yl)-2,3,4-trihydroxypentyl monohydrogenphosphate
分子式C17H20N4NaO9P
分子量478.33
性状黄色〜だいだい黄色の結晶性の粉末で、においはなく、味はやや苦い。
水にやや溶けやすく、エタノール(95)、クロロホルム又はジエチルエーテルにほとんど溶けない。
光によって分解する。
極めて吸湿性である。
旋光度〔α〕20 D:+38〜+43゜(脱水物に換算したもの0.3g、5mol/L塩酸試液、20mL、100mm)
理化学知見その他pH:0.20gを水20mLに溶かした液のpHは5.0〜6.5である。
KEGG DRUGD01622

有効成分に関する理化学的知見

一般名ピリドキシン塩酸塩
一般名(欧名)Pyridoxine Hydrochloride
化学名4,5-Bis(hydroxymethyl)-2-methylpyridine-3-ol monohydrochloride
分子式C8H11NO3・HCl
分子量205.64
融点約206℃(分解)
性状白色〜微黄色の結晶性の粉末である。
水に溶けやすく、エタノール(99.5)に溶けにくく、無水酢酸、酢酸(100)にほとんど溶けない。
光によって徐々に変化する。
理化学知見その他pH:1.0gを水50mLに溶かした液のpHは2.5〜3.5である。
KEGG DRUGD02179

有効成分に関する理化学的知見

一般名ニコチン酸アミド
一般名(欧名)Nicotinamide
化学名Pyridine-3-carboxamide
分子式C6H6N2O
分子量122.12
融点128〜131℃
性状白色の結晶又は結晶性の粉末で、においはなく、味は苦い。
水又はエタノール(95)に溶けやすく、ジエチルエーテルに溶けにくい。
理化学知見その他pH:1.0gを水20mLに溶かした液のpHは6.0〜7.5である。
KEGG DRUGD00036

有効成分に関する理化学的知見

一般名パンテノール
一般名(欧名)Panthenol
化学名D-(+)-2,4-Dihydroxy-N-(3-hydroxypropyl)-3,3-dimethylbutyramide
分子式C9H19NO4
分子量205.25
性状無色〜微黄色の粘稠な液体又は白色の結晶性の塊又は無色〜微黄色の粘稠な液体と白色の結晶性の塊の混合物で、わずかに特異なにおいがあり、味はわずかに苦い。
水又はエタノール(95)と混和する。
ジエチルエーテルに溶けにくい。
水溶液(1→20)はアルカリ性である。
吸湿性である。
旋光度〔α〕20 D:+29.0〜+32.0°(脱水物に換算して0.5g、水、10mL、100mm)
KEGG DRUGD00193

有効成分に関する理化学的知見

一般名アスコルビン酸
一般名(欧名)Ascorbic Acid
化学名L-threo-Hex-2-enono-1,4-lactone
分子式C6H8O6
分子量176.12
融点約190℃(分解)
性状白色の結晶又は結晶性の粉末で、においはなく、酸味がある。
水に溶けやすく、エタノール(95)にやや溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。
旋光度〔α〕20 D:+20.5〜+21.5°(2.5g、水、25mL、100mm)
理化学知見その他pH:1.0gを水20mLに溶かした液のpHは2.2〜2.5である。
KEGG DRUGD00018

取扱い上の注意

安定性試験7)

最終包装製品を用いた長期保存試験(15℃、24ヵ月)の結果、2年間安定であることが確認された。

包装

シーパラ注

2mL×10管(ガラスアンプル)

2mL×100管(ガラスアンプル)

主要文献


1. 佐橋佳一他,  ビタミン学,  8,  (1956)  金原書店
2. 黒川利雄他,  現代内科学大系 代謝異常 3,  12,  (1966)  中山書店
3. 島薗順雄,  日本薬剤師会誌,  7 (2),  2,  (1955)
4. 黒川利雄他,  現代内科学大系 代謝異常 3,  18,  (1966)  中山書店
5. American Medical Association,  AMA Drug Evaluations 4th ed.,  839,  (1980)  John Wiley & Sons Inc.
6. 岸川基明他,  綜合臨牀,  14 (10),  2002,  (1965)
7. 高田製薬(株)社内資料(安定性)

作業情報


改訂履歴

2015年11月 改訂
2016年9月 改訂 (第9版)

文献請求先

高田製薬株式会社
336-8666
さいたま市南区沼影1丁目11番1号
0120-989-813

業態及び業者名等

製造販売
高田製薬株式会社
さいたま市西区宮前町203番地1


[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] 2022/9/21 版