医療用医薬品 : バクシダール |
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総称名 | バクシダール |
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一般名 | ノルフロキサシン |
欧文一般名 | Norfloxacin |
製剤名 | ノルフロキサシン錠 |
薬効分類名 | ニューキノロン系経口抗菌剤 |
薬効分類番号 | 6241 |
ATCコード | J01MA06 |
KEGG DRUG |
D00210
ノルフロキサシン
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KEGG DGROUP |
DG01549
ニューキノロン系抗生物質
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JAPIC | 添付文書(PDF) |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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バクシダール錠100mg | BACCIDAL Tablets 100mg | 杏林製薬 | 6241005F1020 | 40.9円/錠 | 処方箋医薬品注) |
バクシダール錠200mg | BACCIDAL Tablets 200mg | 杏林製薬 | 6241005F2026 | 64.2円/錠 | 処方箋医薬品注) |
フェンブフェン フルルビプロフェンアキセチル(ロピオン) フルルビプロフェン(フロベン) エスフルルビプロフェン・ハッカ油(ロコア) [2.2参照] | 痙攣を起こすことがある。 痙攣が発現した場合は、気道確保、抗痙攣薬の使用等適切な処置を行い、投与を中止する。 | ニューキノロン系抗菌剤によるGABA受容体結合阻害作用が、非ステロイド性消炎鎮痛剤により増強されると考えられている。 |
フェニル酢酸系非ステロイド性消炎鎮痛剤(ただし、フェンブフェンは併用禁忌) ジクロフェナク アンフェナク等 プロピオン酸系非ステロイド性消炎鎮痛剤(ただし、フルルビプロフェンアキセチル、フルルビプロフェン及びエスフルルビプロフェン・ハッカ油は併用禁忌) ケトプロフェン ロキソプロフェン プラノプロフェン ザルトプロフェン等 | 痙攣を起こすおそれがある。 痙攣が発現した場合は、気道確保、抗痙攣薬の使用等適切な処置を行い、投与を中止する。 | ニューキノロン系抗菌剤によるGABA受容体結合阻害作用が、非ステロイド性消炎鎮痛剤により増強されると考えられている。 |
テオフィリン アミノフィリン水和物 | テオフィリンの作用が増強するので、テオフィリンを減量するなど慎重に投与する。 | 肝薬物代謝酵素の競合により、テオフィリンクリアランスが低下し、テオフィリンの血中濃度を上昇させることが報告されている。(参考:成人でのクリアランスで14.9%程度の低下がみられたとの報告がある。) |
シクロスポリン | シクロスポリンの血中濃度を上昇させることが報告されているので、シクロスポリンを減量するなど慎重に投与する。 | シクロスポリンの肝薬物代謝酵素活性を抑制すると考えられている。(参考:シクロスポリンの代謝に関与するヒト肝ミクロソーム酵素を、in vitroで64%抑制したとの報告がある。) |
ワルファリン | ワルファリンの作用を増強し、出血、プロトロンビン時間の延長等があらわれるので、ワルファリンを減量するなど慎重に投与する。 | 機序不明。 |
アルミニウム又はマグネシウムを含有する製剤(制酸剤等) ケイ酸アルミニウム 水酸化アルミニウムゲル・水酸化マグネシウム スクラルファート水和物等 鉄剤 カルシウムを含有する製剤 | 本剤の効果が減弱するおそれがある。 本剤を服用後、2時間以上間隔をあけて制酸剤等を服用する等注意する。 | 金属イオンとキレートを形成し、吸収が阻害される。 |
チザニジン塩酸塩 | チザニジン塩酸塩の血中濃度が上昇し、チザニジン塩酸塩の副作用が増強されるおそれがある。 | チザニジン塩酸塩の主代謝酵素であるCYP1A2を阻害し、チザニジン塩酸塩の血中濃度を上昇させる可能性がある。 |
副腎皮質ホルモン剤(経口剤及び注射剤) プレドニゾロン ヒドロコルチゾン等 | 腱障害のリスクが増大するとの報告がある。これらの薬剤との併用は、治療上の有益性が危険性を上回る場合のみとすること。 | 機序不明。 |
0.1〜5%未満 | 0.1%未満 | 頻度不明 | |
過敏症 | 発疹 | 浮腫、発赤、そう痒感、発熱 等 | 光線過敏症 |
腎臓 | BUN、クレアチニンの上昇 等 | ||
消化器 | 嘔気、嘔吐、食欲不振、腹痛、下痢 | 消化不良、腹部膨満感、便秘、口内炎、口唇炎、口角炎 等 | |
血液 | 白血球減少、好酸球増多、血小板減少 | 赤血球減少、ヘモグロビン減少 | |
精神神経系 | めまい | 頭痛、不眠、眠気、しびれ感 | 意識障害 |
その他 | 全身倦怠感、冷感、熱感、心悸亢進 | 胸痛 |
投与量(mg) | Tmax(hr) | Cmax(μg/mL) | t1/2(hr) | AUC(μg・hr/mL) |
200 | 1.3 | 1.15 | 2.74 | 4.29 |
群別 | 疾患名 | 有効率 | |
浅在性化膿性疾患 | 表在性皮膚感染症 | ||
毛嚢(包)炎 (膿疱性ざ瘡を含む) | 74.1%(40/54例) | ||
伝染性膿痂疹 | 85.7%(12/14例) | ||
深在性皮膚感染症 | |||
せつ | 88.9%(56/63例) | ||
よう | 90.9%(10/11例) | ||
蜂巣炎 | 89.5%(17/19例) | ||
慢性膿皮症 | |||
皮下膿瘍 | 67.6%(23/34例) | ||
感染性粉瘤 | 89.6%(43/48例) | ||
呼吸器感染症 | 咽頭・喉頭炎 | 84.9%(62/73例) | |
扁桃炎 | 85.4%(175/205例) | ||
急性気管支炎 | 77.5%(107/138例) | ||
尿路感染症 | 膀胱炎 | 86.0%(1278/1486例) | |
腎盂腎炎 | 66.0%(177/268例) | ||
前立腺炎(急性症、慢性症) | 90.5%(86/95例) | ||
尿道炎 | |||
淋菌性尿道炎 | 88.8%(182/205例) | ||
胆道感染症 | 胆嚢炎 | 84.0%(21/25例) | |
胆管炎 | 75.4%(43/57例) | ||
腸管感染症 | 感染性腸炎 | ||
細菌性赤痢 | 98.8%(170/172例) | ||
感染性腸炎 | 93.9%(124/132例) | ||
コレラ | 100%(9/9例) | ||
耳鼻科領域感染症 | 中耳炎 | 68.0%(219/322例) | |
副鼻腔炎 | 75.9%(101/133例) |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/05/21 版 |