造血器腫瘍患者を対象に、本剤1日100mg〜300mgを2週間以上連日経口投与した際の有効性および安全性を評価した。
急性非リンパ性白血病患者53例における寛解率はCR2例、PR9例で20.8%(11/53例)であった。病型別寛解率は、急性骨髄性白血病(AML)で13.0%(3/23例)、骨髄異形成症候群(MDS)からAMLに移行した症例で29.4%(5/17例)、慢性骨髄性白血病の急性転化症例で22.2%(2/9例)、低形成性白血病で25%(1/4例)であった。
MDS患者
注)45例における寛解率はCR2例、GR6例、PR5例で28.9%(13/45例)であった。病型別寛解率は、RAEB in Tで34.8%(8/23例)、RAEBで22.2%(4/18例)、CMMoLで25%(1/4例)であった。
副作用解析対象例163例における主な副作用は、食欲不振35.0%(57/163例)、悪心・嘔吐19.0%(31/163例)、全身倦怠感17.8%(29/163例)であった。主な臨床検査値異常はALT上昇8.7%(14/161例)、AST上昇8.0%(13/162例)、LDH上昇6.3%(10/160例)であった
2)。[
8.1参照]
注)本剤の承認された1日用量は100mg〜200mg(なお、投与量は疾患、症状等により適宜増減する)である。