医療用医薬品 : トリプタノール |
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| 総称名 | トリプタノール |
|---|---|
| 一般名 | アミトリプチリン塩酸塩 |
| 欧文一般名 | Amitriptyline Hydrochloride |
| 薬効分類名 | 三環系抗うつ剤 |
| 薬効分類番号 | 1179 |
| ATCコード | N06AA09 |
| KEGG DRUG |
D00809
アミトリプチリン塩酸塩
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| KEGG DGROUP |
DG01730
非選択的モノアミン再取り込み阻害薬
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| JAPIC | 添付文書(PDF) |
| 販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
|---|---|---|---|---|---|
| トリプタノール錠10 | TRYPTANOL Tablets | 日医工 | 1179002F1068 | 10.1円/錠 | 処方箋医薬品注) |
| トリプタノール錠25 | TRYPTANOL Tablets | 日医工 | 1179002F2072 | 10.1円/錠 | 処方箋医薬品注) |
| モノアミン酸化酵素 阻害剤 セレギリン塩酸塩 (エフピー) ラサギリンメシル酸塩 (アジレクト) サフィナミドメシル酸塩 (エクフィナ) [2.5参照] | 発汗、不穏、全身痙攣、異常高熱、昏睡等があらわれることがある。なお、モノアミン酸化酵素阻害剤の投与を受けた患者に本剤を投与する場合には、少なくとも2週間の間隔をおき、また本剤からモノアミン酸化酵素阻害剤に切りかえるときには、2〜3日間の間隔をおくことが望ましい。 | 詳細は不明であるが、相加・相乗作用によると考えられる。 |
| アルコール | 本剤の作用が増強されることがある。 | アルコールが肝での本剤の代謝を阻害し、血中濃度が上昇すると考えられる。 |
| 抗コリン作動薬 ブチルスコポラミン臭化物 | 本剤の作用が増強されることがある。 | 併用によって受容体部位での抗コリン作用が相加される。 |
| コリン作動薬 ピロカルピン塩酸塩 | 本剤がこれらの薬剤の作用を減弱することがある。 | 本剤がこれらの薬剤の作用に拮抗すると考えられる。 |
| アドレナリン作動薬 アドレナリン ノルアドレナリン | アドレナリン作動薬の作用が増強されることがある。 | 三環系抗うつ剤は交感神経末梢へのノルアドレナリンの取り込みを抑制し、受容体のアドレナリン作動性を上昇させ、作用を増強させることがある。 |
| 中枢神経抑制剤 バルビツール酸誘導体 | 本剤の治療量において血中濃度が減少することがある。 本剤の中毒量において本剤の作用が増強されることがある。 | 本剤の治療量において、本剤の肝での代謝が増加することがある。 本剤の中毒量における有害作用を増強することがある。 |
| 降圧剤 グアネチジン硫酸塩 硫酸ベタニジン | 降圧剤の作用を減弱することがある。 | 本剤はアドレナリン作動性神経末でのグアネチジンの取り込みを阻害し、降圧作用を減弱させると考えられている。 |
| スルファメトキサゾール・トリメトプリム | 本剤の作用を減弱するおそれがある。 | 機序不明 |
| カリウム製剤 (徐放性、腸溶剤) | カリウム製剤の消化管粘膜刺激があらわれやすい。 | 本剤の抗コリン作用により消化管運動が抑制される。 |
| クマリン系抗凝血剤 ワルファリンカリウム | 抗凝血作用を増強するおそれがある。 | ワルファリンの肝での代謝が阻害されると考えられている。 |
| トラマドール塩酸塩 | 痙攣発作の危険性が増大するとの報告がある。 | 機序不明 |
| 血糖降下剤 インスリン 経口血糖降下剤 | これらの薬剤の血糖降下作用を増強することがある。 | 機序は不明であるが、他の三環系抗うつ剤でインスリン感受性を増強する等の報告がある。 |
| バルプロ酸ナトリウム | 本剤の作用が増強されることがある。 | 本剤の血中濃度が上昇することがある。 |
| CYP3A4誘導作用を有する薬剤等 カルバマゼピン フェニトイン セイヨウオトギリソウ(St.John's Wort)含有食品 | 本剤の作用を減弱するおそれがある。 | 本剤の血中濃度を減少させると考えられる。 |
| CYP3A4阻害作用を 有する薬剤 リトナビル ホスアンプレナビル | 本剤の作用を増強するおそれがある。 | 本剤の血中濃度を増加させると考えられる。 |
| CYP2D6阻害作用を有する薬剤 選択的セロトニン再取り込み阻害剤 フルボキサミン パロキセチン 抗不整脈剤 キニジン プロパフェノン フレカイニド シメチジン フェノチアジン系製剤 | 本剤の作用を増強するおそれがある。 | 本剤の血中濃度を増加させると考えられる。 |
| 5%以上 | 0.1〜5%未満 | 0.1%未満 | 頻度不明 | |
| 循環器 | 血圧低下、頻脈 | 血圧上昇、動悸、不整脈、心発作、心ブロック | ||
| 精神神経系 | 眠気 | 振戦等のパーキンソン症状、運動失調、四肢の知覚異常、焦燥 | 構音障害 | 不眠、不安、口周部等の不随意運動(長期投与時) |
| 過敏症 | 発疹 | 蕁麻疹 | ||
| 血液 | 白血球減少 | |||
| 肝臓 | 黄疸 | 肝機能障害、AST上昇、ALT上昇 | ||
| 消化器 | 口渇 | 悪心・嘔吐、食欲不振、下痢、便秘 | 味覚異常 | |
| 泌尿器 | 排尿困難 | 尿閉 | ||
| その他 | ふらつき、頭痛、眩暈、倦怠感、発汗、視調節障害 | 眼内圧亢進 | 体重増加 |
| [ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/10/22 版 |