テトラサイクリン系抗生物質、ポリミキシンB又はコリスチンに対し過敏症の既往歴のある患者
<適応菌種>
<適応症>
表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、びらん・潰瘍の二次感染
通常、1日1〜数回直接患部に塗布又は塗擦するか、あるいは無菌ガーゼ等にのばして貼付する。なお、症状により適宜増減する。
8.1 本剤の投与にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめること。
8.2 感作されるおそれがあるので、観察を十分に行い感作されたことを示す兆候(そう痒、発赤、腫脹、丘疹、小水疱等)があらわれた場合には投与を中止すること。
18.1 作用機序
本剤はオキシテトラサイクリンとポリミキシンBの2種類の抗生物質を配合することにより、その抗菌スペクトルを広げ、これらの感性菌に起因する皮膚感染症の局所的治療に奏効する。
18.2 抗菌作用
オキシテトラサイクリンは、
in vitroにおいてグラム陽性菌、グラム陰性菌、スピロヘータ、リケッチア、クラミジアなどの微生物に対し広い抗菌作用を示し
1)2)、その作用は細菌の蛋白合成阻害による。
ポリミキシンBは、
in vitroにおいてグラム陰性桿菌(特に緑膿菌)に優れた抗菌力を示し、殺菌的に作用する
3)。