7.1 本剤は骨の代謝回転を抑制し、骨形成の過程で類骨の石灰化遅延を起こすことがある。この作用は投与量と投与期間に依存しているので、用法(周期的間歇投与:2週間投与・10〜12週間休薬)及び用量を遵守するとともに、患者に用法・用量を遵守するよう指導すること。
7.2 400mg投与にあたっては以下の点を十分考慮すること。
・骨塩量の減少の程度が強い患者(例えばDXA法(QDR)で0.650g/cm2未満を目安とする)であること。
・骨粗鬆症による安静時自発痛および日常生活の運動時痛が非常に強い患者であること。
7.3 1日400mgを投与する場合は、200mg投与に比べ腹部不快感等の消化器系副作用があらわれやすいので、慎重に投与すること。
7.4 通常用量(800〜1000mg/日:15〜20mg/kg相当)の場合、投与期間は3ヵ月を超えないこと。
7.5 本剤は骨の代謝回転を抑制し、骨形成の過程で類骨の石灰化遅延を起こすことがある。この作用は、投与量と投与期間に依存しているので、次のことを守ること。
・通常用量(200mg/日:2.5〜5mg/kg相当)の場合、投与期間は6ヵ月を超えないこと。
・また200mg/日の投与量を超える場合、投与期間は3ヵ月を超えないこと。
7.6 再治療は少なくとも3ヵ月の休薬期間をおき、生化学所見、症状あるいはその他の所見で、症状の進行が明らかな場合にのみ行うこと。