医療用医薬品 : テーストディスク

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医薬品情報


総称名 テーストディスク
製剤名 ろ紙ディスクによる味覚定性定量検査用試薬
薬効分類名 味覚検査用試薬
薬効分類番号 7229
KEGG DRUG
D08810 味覚定性定量検査用試薬
JAPIC 添付文書(PDF)
この情報は KEGG データベースにより提供されています。
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添付文書情報2021年6月 改訂(第1版)


商品情報 3.組成・性状

販売名 欧文商標名 製造会社 YJコード 薬価 規制区分
テーストディスク Taste Disc 三和化学研究所 722970AT1022

4. 効能または効果

味覚感度の判定

6. 用法及び用量

検査方法
(1)味質指示表(別添)を被検者に持たせるか、前に置く。
(2)ろ紙ディスクを1枚耳用ピンセットでつまみ、S-1の味質溶液をディスクに滴下し、湿らせる程度とする。
(3)湿らせたディスクを所定の測定部位へ静かに置く。
(4)口を開けたまま2〜3秒で味質指示表のうち1個の答を指示させる。
(5)ディスクは検者が再びピンセットで取り除く。
(6)正答が得られない時はS-2、S-3 と同様の操作を繰り返し、認知閾値を求める。
(7)残味を防ぐため水でよく含嗽させた後、1分間以上の間隔をおき、次の味質へ移る。
(8)塩味液、酸味液について同様に操作し、認知閾値を求める。味質を変更するときには水で含嗽させる。
(9)最後に苦味液について同様に操作し、認知閾値を求める。
(10)次に別の測定部位についても同じ操作を繰り返し、各部位の認知閾値を求める。
測定部位
(下図の斜線部分)
検査結果の判定
 味覚感度
No.1で認知I
No.2で認知II
No.3で認知III
No.4で認知IV
No.5で認知V
No.5で認知不能VI
〔参考〕
No.5で認知不能症例でも、味質溶液1mLをピペットで滴下する全口腔法ではNo.2又はNo.3で味質を認知できる患者が多い。
No.5の全口腔法でも認知不能例は、味質脱失とする。

14. 適用上の注意

14.1 検査時の注意
14.1.1 ピンセットは、各味質毎に1本使用すること。
14.1.2 ろ紙ディスク、ピンセット等は溶液の中へ浸さないこと。
14.1.3 開封後しばらく保存した後に使用する場合は、びんの口を水で浸した綿又はガーゼで軽くふき、よく振った後で使用すること。
14.1.4 ろ紙ディスクを味質溶液で浸すとき、溶液がろ紙面に盛り上がるほど付着させないこと。
14.1.5 ろ紙ディスクを測定部位へ置くとき、ピンセットが舌面に触れないよう注意すること。
14.1.6 ろ紙ディスクは被検者に吐き出させるなどしないで、必ず検者が除去すること。
14.1.7 同一味質での測定の間は含嗽の必要はなく、また間隔をおく必要もない。
14.1.8 味質の測定順序は甘味、塩味、酸味のどの味質から開始してもよいが、苦味を最後とすること。
14.1.9 同一被検者に2回以上検査を実施する場合、被検者の推量による誤った結果を得ないため、甘味、塩味、酸味の順序は検査毎に変更すること。

15. その他の注意

15.1 臨床使用に基づく情報
正常者の1〜2割の者が偽陽性と判定されるので、味覚障害の診断は慎重に行うこと。

17. 臨床成績

17.3 その他
17.3.1 正常者の閾値分布
日本大学耳鼻咽喉科・冨田らによる味覚正常者108名の味覚閾値分布1)
17.3.2 再現性
6名の対象者に2日連続、同時刻に検査を実施し、再現性を検討した。
各濃度表示のNo.1、No.2、No.3、No.4、No.5及びそれ以上をそれぞれ1、2、3、4、5、6とし、第1日目の閾値より第2日目の閾値が2段階上昇した場合を+2、1段階上昇を+1、変動無しを±0、1段階低下を−1、2段階低下を−2とし、味覚神経支配領域別、味質別、全平均での閾値変動を検討した2)
再現性検討結果
変動甘味塩味酸味苦味合計
鼓索神経領域+2  1 1
+1 3216
±0857626
−1432514
−2 1  1
合計−4−2+2−4−8
平均−0.33−0.17+0.17−0.33−0.17
大錐体神経領域+2    0
+111518
±0764825
−1443314
−2 1  1
合計−3−5+2−2−8
平均−0.25−0.42+0.17−0.17−0.17
舌咽神経領域+2    0
+122217
±0575724
−1435416
−21   1
合計−4−1−3−3−11
平均−0.33−0.08−0.25−0.25−0.23
全体検査数36363636144
変動合計−11−8+1−9−27
平均−0.31−0.22+0.03−0.25−0.19
17.3.3 電気味覚検査法との比較
測定部位別の電気味覚検査とろ紙ディスク法の比較検討を次のように実施した3)
(1)目的
電気味覚検査とろ紙ディスク法での正常・異常の関係の比較。
(2)方法
電気味覚検査は鼓索神経領域で≦8dBを正常、≧10dBを異常、舌咽神経領域で≦14dBを正常、≧16dBを異常、大錐体神経領域で≦22dBを正常、≧24dBを異常とした。ろ紙ディスク法はNo.1〜No.3を正常、No.4以上を異常とした。
(3)結果
測定部位別の電気味覚検査(EGM)及びろ紙ディスク法(DISC)の正常・異常の関係
項目\測定部位鼓索神経領域舌咽神経領域大錐体神経領域
全症例数187187187187187187
記載内容不備による脱落※1141441414242
解析対象症例数173173146146145145
EGM正常でかつDISCも正常※219(11.0)17(9.8)15(10.3)14(9.6)8(5.5)4(2.8)
EGM正常だがDISCが異常28(16.2)28(16.2)44(30.1)44(30.1)30(20.7)30(20.7)
(内訳)※31味質の異常11(6.4)9(5.2)13(8.9)11(7.5)4(2.8)6(4.1)
2味質の異常7(4.0)7(4.0)9(6.2)12(8.2)5(3.4)7(4.8)
3味質の異常4(2.3)6(3.5)9(6.2)8(5.5)4(2.8)4(2.8)
4味質の異常6(3.5)6(3.5)13(8.9)13(8.9)17(11.7)13(9.0)
EGM異常だがDISCは正常5(2.9)2(1.2)2(1.4)3(2.1)1(0.7)2(1.4)
EGM異常でかつDISCも異常121(69.9)126(72.8)85(58.2)85(58.2)106(73.1)109(75.2)
(内訳)※31味質の異常5(2.9)10(5.8)9(6.2)5(3.4)3(2.1)3(2.1)
2味質の異常11(6.4)15(8.7)10(6.8)5(3.4)3(2.1)2(1.4)
3味質の異常16(9.2)15(8.7)10(6.8)15(10.3)6(4.1)4(2.8)
4味質の異常89(51.4)86(49.7)56(38.4)60(41.1)94(64.8)100(69.0)

18. 薬効薬理

18.1 測定法
一定面積のろ紙ディスクに、一定濃度の味質溶液を浸して、所定の測定部位へ置き、2〜3秒後に感じた味を申告させ、認知閾値を決定する方法である。

22. 包装

10回用

23. 主要文献

  1. 株式会社三和化学研究所社内資料:正常者の閾値分布
  2. 株式会社三和化学研究所社内資料:再現性
  3. 冨田 寛 他, 薬理と治療, 8, 91-115, (1980)

24. 文献請求先及び問い合わせ先

文献請求先
株式会社三和化学研究所 コンタクトセンター
〒461-8631 名古屋市東区東外堀町35番地
電話:0120-19-8130
FAX:052-950-1305
製品情報問い合わせ先
株式会社三和化学研究所 コンタクトセンター
〒461-8631 名古屋市東区東外堀町35番地
電話:0120-19-8130
FAX:052-950-1305

26. 製造販売業者等

26.1 製造販売元
株式会社三和化学研究所
〒461-8631 名古屋市東区東外堀町35番地

[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] 2025/12/17 版