17.1.1 国内第II相試験(用量反応性検討試験)
褥瘡、皮膚潰瘍(熱傷潰瘍
注)、下腿潰瘍)患者計43例に0.01%トラフェルミン(遺伝子組換え)を1日1回4週間投与したところ、潰瘍の大きさ、深さ、性状(肉芽形成、肉芽の色調、表皮形成等)等を指標とした有効率(改善以上)は下表のとおりであり、本剤の有用性が認められた
4)。
| 疾患名\有効率(%) | 改善以上 |
| 褥瘡 | 72.7%(16/22) |
| 皮膚潰瘍 | 熱傷潰瘍注) | 83.3%(5/6) |
| 下腿潰瘍 | 86.7%(13/15) |
| 計 | 79.1%(34/43) |
注)受傷後約3週以降のもの
17.1.2 国内第II相試験(新旧原液製剤比較試験)
褥瘡、皮膚潰瘍(熱傷潰瘍
注)、下腿潰瘍)患者計78例に0.01%トラフェルミン(遺伝子組換え)を1日1回4週間投与したところ、潰瘍の大きさ、深さ、性状(肉芽形成、肉芽の色調、表皮形成等)等を指標とした有効率(改善以上)は下表のとおりであり、本剤の有用性が認められた
5)。
| 疾患名\有効率(%) | 改善以上 |
| 褥瘡 | 68.6%(24/35) |
| 皮膚潰瘍 | 熱傷潰瘍注) | 100.0%(23/23) |
| 下腿潰瘍 | 85.0%(17/20) |
| 計 | 82.1%(64/78) |
注)受傷後約3週以降のもの
17.1.3 国内第III相試験(比較試験)
褥瘡、皮膚潰瘍(熱傷潰瘍
注)、下腿潰瘍)患者計104例に本剤を1日1回4週間投与したところ、潰瘍の大きさ、深さ、性状(肉芽形成、肉芽の色調、表皮形成等)等を指標とした有効率(改善以上)は下表のとおりであり、本剤の有用性が認められた
6)。また、副作用は臨床検査値異常変動として6例に認められ、その主なものはAST上昇2.1%(2/94例)、ALT上昇1.1%(1/94例)であった。
| 疾患名\有効率(%) | 改善以上 |
| 褥瘡 | 80.6%(25/31) |
| 皮膚潰瘍 | 熱傷潰瘍注) | 100.0%(41/41) |
| 下腿潰瘍 | 84.4%(27/32) |
| 計 | 89.4%(93/104) |
注)受傷後約3週以降のもの
17.1.4 国内第III相試験(12週間使用試験)
褥瘡、皮膚潰瘍(熱傷潰瘍
注)、下腿潰瘍)患者計44例に本剤を1日1回12週間投与したところ、潰瘍の大きさ、深さ、性状(肉芽形成、肉芽の色調、表皮形成等)等を指標とした有効率(改善以上)は下表のとおりであり、本剤の有用性が認められた
3)。
| 疾患名\有効率(%) | 改善以上 |
| 褥瘡 | 93.8%(15/16) |
| 皮膚潰瘍 | 熱傷潰瘍注) | 100.0%(11/11) |
| 下腿潰瘍 | 100.0%(17/17) |
| 計 | 97.7%(43/44) |
注)受傷後約3週以降のもの
17.1.5 国内第III相試験(血清中濃度測定試験)
皮膚潰瘍患者6例に本剤を1日1回4週間投与したところ、潰瘍の大きさ、深さ、性状(肉芽形成、肉芽の色調、表皮形成等)等を指標とした有効率(改善以上)は下表のとおりであり、本剤の有用性が認められた
1)。
| 疾患名\有効率(%) | 改善以上 |
| 皮膚潰瘍 | 熱傷潰瘍注) | 100.0%(1/1) |
| 下腿潰瘍 | 100.0%(5/5) |
| 計 | 100.0%(6/6) |