ハイチオール散32%
<湿疹、中毒疹、薬疹、じん麻疹、尋常性ざ瘡、多形滲出性紅斑>
通常成人下記1回量を1日2〜3回経口投与する。
なお、年齢・症状により適宜増減する。
L-システインとして1回80mg
<放射線障害による白血球減少症>
通常成人下記1回量を1日3回経口投与する。
なお、年齢・症状により適宜増減する。
L-システインとして1回160mg
ハイチオール錠40
<湿疹、中毒疹、薬疹、じん麻疹、尋常性ざ瘡、多形滲出性紅斑>
通常成人下記1回量を1日2〜3回経口投与する。
なお、年齢・症状により適宜増減する。
L-システインとして1回80mg
<放射線障害による白血球減少症>
通常成人下記1回量を1日3回経口投与する。
なお、年齢・症状により適宜増減する。
L-システインとして1回160mg
ハイチオール錠80
<湿疹、中毒疹、薬疹、じん麻疹、尋常性ざ瘡、多形滲出性紅斑>
通常成人下記1回量を1日2〜3回経口投与する。
なお、年齢・症状により適宜増減する。
L-システインとして1回80mg
<放射線障害による白血球減少症>
通常成人下記1回量を1日3回経口投与する。
なお、年齢・症状により適宜増減する。
L-システインとして1回160mg
9.8 高齢者
減量するなど注意すること。一般に、生理機能が低下している。
17.1 有効性及び安全性に関する試験
<湿疹、中毒疹、薬疹、じん麻疹、尋常性ざ瘡、多形滲出性紅斑>
17.1.1 国内臨床試験
一般臨床試験として1326例、二重盲検試験として189例の総計1515例について臨床試験を実施し、本剤の有効性が認められている
1)2)。疾患別の有効率は、湿疹・皮膚炎86.0%(227/264)、じん麻疹71.9%(120/167)、薬疹・中毒疹89.0%(250/281)、ざ瘡75.4%(255/338)、紅斑86.6%(123/142)であった。
<放射線障害による白血球減少症>
17.1.2 国内臨床試験
一般臨床試験として249例、二重盲検試験として189例の総計438例について臨床試験を実施し、各種癌患者の放射線治療における放射線防護効果を白血球減少の発現を指標として判定したところ、一般臨床では有効率83.9%(209/249)、二重盲検においても有意の薬効が認められている
3)4)。
18.1 作用機序
L-システインは、生体内代謝系において、SH供与体としての役割を果たし、SH酵素のactivator(賦活剤)として作用する。
18.2 皮膚科関連
皮膚代謝の正常化、抗アレルギー、解毒などの作用により各種皮膚疾患に応用される。動物実験において、実験的皮膚びらんの治癒時間短縮(モルモット)
5)、浮腫抑制・透過性抑制・キニン様物質の遊離活性の抑制(モルモット)
6)、各種化学薬品・重金属・農薬に対する解毒効果(マウス・ラット)
7)などが報告されている。
18.3 放射線科関連
放射線を照射した動物の延命(マウス)
8)、白血球減少抑制(ラット)
9)、脾障害の防護(マウス)
10)などが報告されており、臨床的には放射線療法にともなう白血球減少症に応用される。
<ハイチオール錠40>
500錠[10錠(PTP)×50]、1000錠[10錠(PTP)×100]
<ハイチオール錠80>
500錠[10錠(PTP)×50]、1000錠[10錠(PTP)×100]
<ハイチオール散32%>