医療用医薬品 : マイスタン |
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総称名 | マイスタン |
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一般名 | クロバザム |
欧文一般名 | Clobazam |
製剤名 | クロバザム製剤 |
薬効分類名 | 抗てんかん剤 |
薬効分類番号 | 1139 |
ATCコード | N05BA09 |
KEGG DRUG |
D01253
クロバザム
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JAPIC | 添付文書(PDF) |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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マイスタン錠5mg | MYSTAN Tablets | 住友ファーマ | 1139006F1028 | 14円/錠 | 向精神薬(第三種向精神薬), 習慣性医薬品注1), 処方箋医薬品注2) |
マイスタン錠10mg | MYSTAN Tablets | 住友ファーマ | 1139006F2024 | 24.8円/錠 | 向精神薬(第三種向精神薬), 習慣性医薬品注1), 処方箋医薬品注2) |
マイスタン細粒1% | MYSTAN Fine Granules | 住友ファーマ | 1139006C1030 | 23.3円/g | 向精神薬(第三種向精神薬), 習慣性医薬品注1), 処方箋医薬品注2) |
中枢抑制薬 フェノチアジン誘導体 バルビツール酸誘導体 モノアミン酸化酵素阻害剤 等 | 相互に作用が増強されることがあるので、減量するなど慎重に投与すること。 | 本剤及びこれらの薬剤の中枢神経抑制作用による。 |
アルコール | 併用により本剤の血中濃度の上昇がみられ、相互に作用が増強したとの報告がある。 | 中枢神経抑制作用による。 |
フェニトイン [8.5参照] | 本剤の血中未変化体濃度が低下することがある。また、フェニトインの血中濃度を上昇させることがあるので、眼振等が認められた場合には、フェニトインを減量するなど適切な処置を行うこと。 | 本剤の血中未変化体濃度の低下は、フェニトインがCYP3A4を誘導することによると考えられる。フェニトインの血中濃度上昇の機序は不明である。 |
フェノバルビタール カルバマゼピン [8.5参照] | 本剤の血中未変化体濃度が低下することがある。また、これらの薬剤の血中濃度を上昇させることがある。 | 本剤の血中未変化体濃度の低下は、これらの薬剤がCYP3A4を誘導することによると考えられる。これらの薬剤の血中濃度上昇の機序は不明である。 |
バルプロ酸 [8.5参照] | 本剤の血中未変化体濃度が低下することがある。また、バルプロ酸の血中濃度を上昇させることがある。 | バルプロ酸により、本剤の血漿蛋白結合率が低下することによると考えられる。バルプロ酸の血中濃度上昇の機序は不明である。 |
スチリペントール [8.5参照] | 本剤及び活性代謝物の血中濃度が上昇することがある。 | スチリペントールがCYP3A4及びCYP2C19を阻害することによると考えられる。 |
シメチジン | 併用により本剤の血中消失半減期が遅延し、AUCが増大することがある。 | シメチジンが本剤の肝薬物代謝酵素を阻害することによると考えられる。 |
CYP3A4を阻害する薬剤 リトナビル等 | 本剤の血中濃度が上昇することが予測される。 | これらの薬剤がCYP3A4による薬物代謝を抑制することによると考えられる。 |
主にCYP3A4によって代謝される薬剤 | 主にCYP3A4によって代謝される薬剤及び本剤の血中濃度が上昇することが予測される。 | 本剤はin vitro試験で主にCYP3A4で代謝され、これらの薬剤との間で互いに代謝を競合的に阻害することが予測される。 |
CYP2C19を阻害する薬剤 オメプラゾール等 | 本剤の活性代謝物の血中濃度が上昇することが予測される。 | これらの薬剤がCYP2C19による薬物代謝を阻害することによると考えられる。 |
主にCYP2D6によって代謝される薬剤 デキストロメトルファン等 | 併用によりデキストロメトルファンの血中濃度が上昇するとの報告1)がある。 | 本剤のCYP2D6阻害作用によると考えられる。 |
5%以上 | 1〜5%未満 | 1%未満 | 頻度不明 | |
精神神経系 | 眠気・傾眠(38.6%)、ふらつき・めまい(10.9%) | 構音障害、無気力、不機嫌、失調、情動不安 | ぼんやり感、焦燥、筋緊張低下、易刺激性、行動異常、多動、頭重感、酩酊感、想起力低下、精神活動減退、軽躁状態、発揚状態、浮遊感、気分高揚、注意力低下、活動低下、不眠、意欲低下 | 妄想、意識障害、振戦、不随意運動、幻覚、不穏、攻撃性 |
眼 | 複視 | 眼振、眼のかすみ、眼痛 | ||
呼吸器(注1) | 喀痰増加、気道分泌過多、喘鳴 | |||
消化器 | 唾液分泌過多(注1)、食欲不振 | 嘔気、嘔吐、便秘、胃腸障害、胃部不快感、下痢 | 嚥下障害(注1)、腹痛 | |
血液 | 白血球減少、好酸球増加 | 血小板減少 | ||
肝臓 | AST・ALT・γ-GTP・ALP上昇等の肝機能検査値異常 | |||
腎臓 | BUN上昇、クレアチニン上昇 | |||
皮膚 | 発疹、かゆみ、湿疹 | |||
その他 | 倦怠感 | 脱力感、体重増加、疲労感、尿失禁、胸痛、肩の重圧感、心窩部痛 | 転倒(注2)、浮腫、脱毛、発熱、尿閉、女性化乳房 |
投与量(mg) | Tmax(h) | Cmax(ng/mL) | t1/2(h) | |
α | β | |||
5 | 1.4±0.4 | 68.1±4.3 | 1.3±0.6 | 25.3±5.2 |
10 | 1.7±0.6 | 112.5±2.8 | 1.1±0.6 | 30.1±7.9 |
投与量(mg) | 尿中排泄率(投与量に対する%) | ||||
未変化体 | M-5 | M-7 | M-9 | 合計 | |
5 | 2.7±0.7 | 14.3±3.6 | 6.2±1.6 | 6.8±1.3 | 30.0±3.9 |
10 | 1.0±0.3 | 4.8±1.0 | 9.6±2.8 | 3.6±0.7 | 18.9±3.2 |
てんかん類型 | 改善率 | ||
成人 | 小児 | ||
部分てんかん | |||
側頭葉てんかん | 71%(85/119) | 60%(6/10) | |
非側頭葉てんかん | 65%(31/48) | 67%(14/21) | |
全般てんかん | |||
レンノックス症候群 | 83%(10/12) | 64%(32/50) | |
その他の症候性全般てんかん | 70%(21/30) | 46%(11/24) | |
分類不能てんかん | − | 27%(3/11) |
発作型 | 改善率 | ||
成人 | 小児 | ||
部分発作 | |||
単純部分発作 | 64%(38/59) | 50%(6/12) | |
複雑部分発作 | 67%(100/150) | 68%(19/28) | |
二次性全般化強直間代発作 | 79%(15/19) | 71%(5/7) | |
全般発作 | |||
強直間代発作 | 80%(12/15) | 58%(11/19) | |
強直発作 | 60%(18/30) | 64%(46/72) | |
非定型欠神発作 | 92%(12/13) | 55%(6/11) | |
ミオクロニー発作 | 75%(3/4) | 48%(12/25) | |
脱力発作 | 60%(3/5) | 43%(3/7) |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/07/23 版 |