医療用医薬品 : ビオフェルミン

List   Top

医薬品情報


総称名 ビオフェルミン
一般名 ビフィズス菌
欧文一般名 Bifidobacterium
製剤名 ビフィズス菌製剤
薬効分類名 ビフィズス菌整腸剤
薬効分類番号 2316
KEGG DRUG
D04346 ビフィズス菌
JAPIC 添付文書(PDF)
この情報は KEGG データベースにより提供されています。
日米の医薬品添付文書はこちらから検索することができます。

添付文書情報2023年10月 改訂(第2版)


商品情報 3.組成・性状

販売名 欧文商標名 製造会社 YJコード 薬価 規制区分
ビオフェルミン錠剤 (後発品) BIOFERMIN TABLETS ビオフェルミン製薬 2316020F1029 5.9円/錠

4. 効能または効果

腸内菌叢の異常による諸症状の改善

6. 用法及び用量

通常、成人1日3〜6錠を3回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

14. 適用上の注意

14.1 薬剤交付時の注意
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。

18. 薬効薬理

18.1 作用機序
ビフィズス菌は腸内で増殖し、乳酸と酢酸を産生して腸内菌叢の正常化をはかり、整腸作用をあらわす。
18.2 下痢モデルに対する作用
レクチン誘発下痢モデル(ラット)において、ビフィズス菌(Bifidobacterium bifidum)の投与(4日間)により、糞便菌叢の変動は抑制され、下痢は抑制傾向にあった1)
18.3 便秘モデルに対する作用
低繊維食給餌便秘モデル(ラット)において、ビフィズス菌(Bifidobacterium bifidum)の投与(7日間)により、糞便菌叢の変動は抑制された。また、糞便含水率の低下は抑制され、糞便量は増加し、消化管内容物のpHは低下した2)

19. 有効成分に関する理化学的知見

19.1. ビフィズス菌

一般的名称 ビフィズス菌
一般的名称(欧名) Bifidobacterium
物理化学的性状 白色〜わずかに黄褐色の粉末で、においはないか、又はわずかに特異なにおいがある。
理化学知見その他 Bifidobacterium bifidum
KEGG DRUG D04346

20. 取扱い上の注意

20.1 本剤は生菌製剤であるので、開封後は湿気を避けて保存すること。
20.2 本剤は吸湿により、変色することがある。変色したものは使用しないこと。
特に本剤をグラシン紙等の包材に分包して投与する場合には、気密性の高い容器に入れ、湿度の低い場所に保存すること。
20.3 本剤は衝撃により、錠剤が割れることがあるので、取扱いには十分注意すること。

22. 包装

126錠[21錠(PTP)×6枚]、630錠[21錠(PTP)×10枚×3]、1,680錠[21錠(PTP)×10枚×8]、1,000錠[バラ]

23. 主要文献

  1. 北田雪絵 他, 新薬と臨牀, 52 (6), 761-769, (2003)
  2. 伊佐康浩 他, 医学と薬学, 49 (5), 745-751, (2003)

24. 文献請求先及び問い合わせ先

文献請求先
大正製薬株式会社 メディカルインフォメーションセンター
〒170-8633 東京都豊島区高田3-24-1
電話:0120-591-818
製品情報問い合わせ先
大正製薬株式会社 メディカルインフォメーションセンター
〒170-8633 東京都豊島区高田3-24-1
電話:0120-591-818

26. 製造販売業者等

26.1 製造販売元
ビオフェルミン製薬株式会社
神戸市西区井吹台東町七丁目3番4
26.2 販売
大正製薬株式会社
東京都豊島区高田3-24-1

[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] 2025/07/23 版