医療用医薬品 : プロジフ

List   Top

医薬品情報


総称名 プロジフ
一般名 ホスフルコナゾール
欧文一般名 Fosfluconazole
製剤名 ホスフルコナゾール静注液
薬効分類名 深在性真菌症治療剤
薬効分類番号 6290
ATCコード J02AC01
KEGG DRUG
D01429 ホスフルコナゾール
KEGG DGROUP
DG00371 フルコナゾール
DG01523 トリアゾール系抗真菌薬
JAPIC 添付文書(PDF)
この情報は KEGG データベースにより提供されています。
日米の医薬品添付文書はこちらから検索することができます。

添付文書情報2023年5月 改訂(第4版)


商品情報 3.組成・性状

販売名 欧文商標名 製造会社 YJコード 薬価 規制区分
プロジフ静注液100 Prodif Intravenous Solution ファイザー 6290402A1026 3059円/瓶 処方箋医薬品注)
プロジフ静注液200 Prodif Intravenous Solution ファイザー 6290402A2022 5461円/瓶 処方箋医薬品注)
プロジフ静注液400 Prodif Intravenous Solution ファイザー 6290402A3029 9411円/瓶 処方箋医薬品注)

2. 禁忌

次の患者には投与しないこと
2.1 次の薬剤を投与中の患者
トリアゾラム、エルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン、ジヒドロエルゴタミン、キニジン、ピモジド、アスナプレビル、ダクラタスビル・アスナプレビル・ベクラブビル、アゼルニジピン、オルメサルタン メドキソミル・アゼルニジピン、ロミタピド、ブロナンセリン、ルラシドン[10.1参照]
2.2 本剤の成分又はフルコナゾールに対して過敏症の既往歴のある患者
2.3 妊婦又は妊娠している可能性のある女性[9.5参照]

4. 効能または効果

カンジダ属及びクリプトコッカス属による下記感染症
○真菌血症
○呼吸器真菌症
○真菌腹膜炎
○消化管真菌症
○尿路真菌症
○真菌髄膜炎

6. 用法及び用量

効能又は効果用法及び用量
カンジダ症通常、成人にはホスフルコナゾール63.1〜126.1mg(フルコナゾールとして50〜100mg)を維持用量として1日1回静脈内に投与する。ただし、初日、2日目は維持用量の倍量として、ホスフルコナゾール126.1〜252.3mg(フルコナゾールとして100〜200mg)を投与する。
なお、重症又は難治性真菌感染症の場合には、ホスフルコナゾール504.5mg(フルコナゾールとして400mg)まで維持用量を増量できる。ただし、初日、2日目は維持用量の倍量として、ホスフルコナゾール1009mg(フルコナゾールとして800mg)まで投与できる。
クリプトコッカス症通常、成人にはホスフルコナゾール63.1〜252.3mg(フルコナゾールとして50〜200mg)を維持用量として1日1回静脈内に投与する。ただし、初日、2日目は維持用量の倍量として、ホスフルコナゾール126.1〜504.5mg(フルコナゾールとして100〜400mg)を投与する。
なお、重症又は難治性真菌感染症の場合には、ホスフルコナゾール504.5mg(フルコナゾールとして400mg)まで維持用量を増量できる。ただし、初日、2日目は維持用量の倍量として、ホスフルコナゾール1009mg(フルコナゾールとして800mg)まで投与できる。

7. 用法及び用量に関連する注意

7.1 腎機能障害患者においては、フルコナゾールのクリアランスがクレアチニン・クリアランスとともに低下し、フルコナゾールの血中濃度が持続するので、下表に示すクレアチニン・クリアランス値を参考に用量を調節すること1)。[9.29.816.6.1参照]
クレアチニン・クリアランス(mL/min)用量の目安
>50通常用量
≦50(透析患者を除く)半量
透析患者透析終了後に通常用量
7.2 28日を超える投与の有効性及び安全性は検討されていない。

8. 重要な基本的注意

8.1 本剤投与開始にあたっては、あらかじめワルファリン服用の有無を確認し、ワルファリンと併用する場合は、プロトロンビン時間測定及びトロンボテストの回数を増やすなど慎重に投与すること。[10.2参照]
8.2 血液障害、急性腎障害、肝障害、高カリウム血症、心室頻拍、QT延長、不整脈があらわれるおそれがあるので、本剤の投与に際しては、定期的に血液検査、腎機能・肝機能検査、血中電解質検査、心電図検査等を行うこと。[9.1.29.311.1.4-11.1.611.1.911.1.10参照]
8.3 本剤の投与に際しては、アレルギー既往歴、薬物過敏症等について十分な問診を行うこと。[9.1.111.1.1参照]

9. 特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.1.1 薬物過敏症の既往歴のある患者(本剤に対して過敏症の既往歴のある患者には投与しないこと)8.311.1.1参照]
9.1.2 心疾患又は電解質異常のある患者
心室頻拍(torsade de pointesを含む)、QT延長、心室細動、房室ブロック、徐脈等があらわれることがある。[8.211.1.10参照]
9.2 腎機能障害患者
投与前にクレアチニン・クリアランス試験を行い、投与量を減ずるか、投与間隔をあけて使用すること。血中フルコナゾール濃度が持続する。[7.116.6.1参照]
9.3 肝機能障害患者
肝機能障害を悪化させることがある。[8.211.1.6参照]
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと。動物実験(ラット)において、着床前胚死亡率及び着床後胚死亡率の上昇、分娩障害、催奇形性が認められている2)3)。また、フルコナゾール投与により催奇形性を疑う症例報告がある4)5)6)。[2.3参照]
9.6 授乳婦
授乳しないことが望ましい。フルコナゾールは母乳中への移行が認められている7)
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
9.8 高齢者
クレアチニン・クリアランス値を参考に投与量及び投与間隔に十分注意すること。本剤は体内でほぼ完全にフルコナゾールに加水分解され、大部分はフルコナゾールとして腎臓から排泄されるが、高齢者では腎機能が低下していることが多いため高い血中フルコナゾール濃度が持続するおそれがある。[7.116.416.5参照]

10. 相互作用

相互作用序文
ホスフルコナゾールはin vitro試験において、CYP分子種を阻害しないことが確認されたが、活性本体であるフルコナゾールは、CYP2C9、2C19及び3A4を阻害する8)。フルコナゾールとの併用により、次の報告がある。
薬物代謝酵素用語
CYP
薬物代謝酵素用語
CYP2C9
薬物代謝酵素用語
CYP2C19
薬物代謝酵素用語
CYP3A4
10.1 併用禁忌
トリアゾラム
(ハルシオン等)
2.1参照]
トリアゾラムの代謝遅滞による血中濃度の上昇、作用の増強及び作用時間延長の報告がある9)フルコナゾールはこれらの薬剤の肝臓における主たる代謝酵素であるCYP3A4を阻害するので、併用によりこれらの薬剤の血中濃度が上昇することがある。
エルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン
(クリアミン配合錠)
ジヒドロエルゴタミン
2.1参照]
アゾール系抗真菌剤等のCYP3A4を阻害する薬剤とエルゴタミンとの併用により、エルゴタミンの血中濃度が上昇し、血管攣縮等の副作用を起こすおそれがある。フルコナゾールはこれらの薬剤の肝臓における主たる代謝酵素であるCYP3A4を阻害するので、併用によりこれらの薬剤の血中濃度が上昇することがある。
キニジン(キニジン硫酸塩)
ピモジド
2.1参照]
これらの薬剤の血中濃度が上昇することにより、QT延長、torsade de pointesを発現するおそれがある。フルコナゾールはこれらの薬剤の肝臓における主たる代謝酵素であるCYP3A4を阻害するので、併用によりこれらの薬剤の血中濃度が上昇することがある。
アスナプレビル(スンベプラ)
ダクラタスビル・アスナプレビル・ベクラブビル(ジメンシー配合錠)
2.1参照]
これらの薬剤の血中濃度が上昇することにより、肝胆道系の副作用が発現し、また重症化するおそれがある。フルコナゾールはこれらの薬剤の肝臓における主たる代謝酵素であるCYP3Aを阻害するので、併用によりこれらの薬剤の血中濃度が上昇することがある。
アゼルニジピン(カルブロック)
オルメサルタン メドキソミル・アゼルニジピン(レザルタス配合錠)
2.1参照]
イトラコナゾールとの併用によりアゼルニジピンのAUCが上昇することが報告されている。フルコナゾールはこれらの薬剤の主たる代謝酵素であるCYP3A4を阻害するので、併用によりこれらの薬剤の血中濃度が上昇することがある。
ロミタピド(ジャクスタピッド)
2.1参照]
ロミタピドの血中濃度が著しく上昇するおそれがある。フルコナゾールはこれらの薬剤の主たる代謝酵素であるCYP3A4を阻害するので、併用によりこれらの薬剤の血中濃度が上昇することがある。
ブロナンセリン(ロナセン)
ルラシドン(ラツーダ)
2.1参照]
これらの薬剤の血中濃度が上昇し、作用が増強するおそれがある。フルコナゾールはこれらの薬剤の主たる代謝酵素であるCYP3A4を阻害するので、併用によりこれらの薬剤の血中濃度が上昇することがある。
10.2 併用注意
ワルファリン
8.1参照]
プロトロンビン時間の延長10)、著しいINR上昇及び出血傾向(挫傷、鼻出血、消化管出血、血尿、下血等)の報告がある。フルコナゾールはこれらの薬剤の肝臓における主たる代謝酵素であるCYP2C9を阻害するので、併用によりこれらの薬剤の血中濃度が上昇することがある。
フェニトイン
イブプロフェン
フルルビプロフェン
これらの薬剤の血中濃度上昇の報告がある11)12)13)14)フルコナゾールはこれらの薬剤の肝臓における主たる代謝酵素であるCYP2C9を阻害するので、併用によりこれらの薬剤の血中濃度が上昇することがある。
セレコキシブセレコキシブの血中濃度が上昇することがある。本剤を使用中の患者にはセレコキシブの投与を低用量から開始すること。フルコナゾールはこれらの薬剤の肝臓における主たる代謝酵素であるCYP2C9を阻害するので、併用によりこれらの薬剤の血中濃度が上昇することがある。
ロサルタンロサルタンの血中濃度上昇、及び活性代謝物であるカルボン酸体の血中濃度減少の報告がある15)フルコナゾールはロサルタンの肝臓における主たる代謝酵素であるCYP2C9を阻害するので、併用により活性代謝物であるカルボン酸体の血中濃度が減少することがある。
HMG-CoA還元酵素阻害薬
フルバスタチン
これらの薬剤の血中濃度が上昇することがある16)17)18)フルコナゾールはフルバスタチンの肝臓における主たる代謝酵素であるCYP2C9を阻害するので、併用によりフルバスタチンの血中濃度が上昇することがある。
HMG-CoA還元酵素阻害薬
アトルバスタチン
シンバスタチン等
これらの薬剤の血中濃度が上昇することがある16)17)18)フルコナゾールはこれらの薬剤の肝臓における主たる代謝酵素であるCYP3A4を阻害するので、併用によりこれらの薬剤の血中濃度が上昇することがある。
カルバマゼピンカルバマゼピンの血中濃度が上昇し、悪心・嘔吐、めまい、複視等が発現したとの報告がある19)20)フルコナゾールはこれらの薬剤の肝臓における主たる代謝酵素であるCYP3A4を阻害するので、併用によりこれらの薬剤の血中濃度が上昇することがある。
ミダゾラム
エプレレノン
メサドン
これらの薬剤の血中濃度上昇の報告がある21)22)フルコナゾールはこれらの薬剤の肝臓における主たる代謝酵素であるCYP3A4を阻害するので、併用によりこれらの薬剤の血中濃度が上昇することがある。
カルシウム拮抗薬
ニフェジピン等
ビンカアルカロイド系抗悪性腫瘍薬
ビンクリスチン
ビンブラスチン
エリスロマイシン
これらの薬剤の血中濃度上昇のおそれがある23)フルコナゾールはこれらの薬剤の肝臓における主たる代謝酵素であるCYP3A4を阻害するので、併用によりこれらの薬剤の血中濃度が上昇することがある。
タクロリムス24)、シクロスポリン25)これらの薬剤の血中濃度上昇の報告がある。
また、フルコナゾールとの併用により腎障害の報告がある。
フルコナゾールはこれらの薬剤の肝臓における主たる代謝酵素であるCYP3A4を阻害するので、併用によりこれらの薬剤の血中濃度が上昇することがある。
リファブチンリファブチンのAUC上昇の報告があり、リファブチンの作用が増強するおそれがある26)フルコナゾールはこれらの薬剤の肝臓における主たる代謝酵素であるCYP3A4を阻害するので、併用によりこれらの薬剤の血中濃度が上昇することがある。
リトナビル
ニルマトレルビル・リトナビル
リトナビルのAUC上昇の報告がある。
ニルマトレルビル・リトナビルの血中濃度上昇のおそれがある。
フルコナゾールはこれらの薬剤の肝臓における主たる代謝酵素であるCYP3A4を阻害するので、併用によりこれらの薬剤の血中濃度が上昇することがある。
オキシコドンオキシコドンのAUC上昇の報告がある。フルコナゾールはこれらの薬剤の肝臓における主たる代謝酵素であるCYP3A4を阻害するので、併用によりこれらの薬剤の血中濃度が上昇することがある。
トルバプタントルバプタンの血中濃度上昇の報告があり、トルバプタンの作用が増強するおそれがある。やむを得ず併用する際は、トルバプタンを減量あるいは低用量から開始すること。フルコナゾールはこれらの薬剤の肝臓における主たる代謝酵素であるCYP3A4を阻害するので、併用によりこれらの薬剤の血中濃度が上昇することがある。
イブルチニブこれらの薬剤の副作用が増強されるおそれがある。やむを得ず併用する際は、これらの薬剤の減量を考慮するとともに、患者の状態を慎重に観察すること。フルコナゾールはこれらの薬剤の主たる代謝酵素であるCYP3Aを阻害するので、併用によりこれらの薬剤の血中濃度が上昇することがある。
ラロトレクチニブこれらの薬剤の副作用が増強されるおそれがある。やむを得ず併用する際は、これらの薬剤の減量を考慮するとともに、患者の状態を慎重に観察すること。フルコナゾールはこれらの薬剤の主たる代謝酵素であるCYP3Aを阻害するので、併用によりこれらの薬剤の血中濃度が上昇することがある。
レンボレキサントレンボレキサントの血中濃度上昇の報告があり、傾眠等の副作用が増強されるおそれがある。本剤とレンボレキサントの併用にあたっては、患者の状態を慎重に観察した上で、レンボレキサント投与の可否を判断すること。なお、併用する際はレンボレキサントを1日1回2.5mgとすること。フルコナゾールはこれらの薬剤の主たる代謝酵素であるCYP3Aを阻害するので、併用によりこれらの薬剤の血中濃度が上昇することがある。
バレメトスタットバレメトスタットの副作用が増強されるおそれがあるので、患者の状態を慎重に観察すること。フルコナゾールはこれらの薬剤の主たる代謝酵素であるCYP3Aを阻害するので、併用によりこれらの薬剤の血中濃度が上昇することがある。
フェンタニルフェンタニルの血中濃度上昇のおそれがある27)フルコナゾールはこれらの薬剤の肝臓における主たる代謝酵素であるCYP3A4を阻害するので、併用によりこれらの薬剤の代謝が遅れることがある。
リバーロキサバンリバーロキサバンの血中濃度が上昇したとの報告がある。フルコナゾールはこれらの薬剤の肝臓における主たる代謝酵素であるCYP3A4を阻害するので、併用によりこれらの薬剤の代謝が遅れることがある。
テオフィリンテオフィリンの血中濃度上昇の報告がある。フルコナゾールはこれらの薬剤の肝臓における主たる代謝酵素であるチトクロームP450を阻害するので、併用によりこれらの薬剤の血中濃度が上昇することがある。
経口避妊薬
エチニルエストラジオール
レボノルゲストレル等
エチニルエストラジオール28)、レボノルゲストレルの血中濃度上昇の報告がある。フルコナゾールはこれらの薬剤の肝臓における主たる代謝酵素であるチトクロームP450を阻害するので、併用によりこれらの薬剤の血中濃度が上昇することがある。
スルホニル尿素系血糖降下薬
クロルプロパミド
グリベンクラミド等
スルホニル尿素系血糖降下薬の血中濃度上昇の報告がある29)
また、フルコナゾールとの併用により低血糖の報告がある。
フルコナゾールはこれらの薬剤の肝臓における主たる代謝酵素であるチトクロームP450を阻害するので、併用によりこれらの薬剤の血中濃度が上昇することがある。
ナテグリニドナテグリニドのAUC上昇及び血中濃度半減期の延長の報告がある30)フルコナゾールはこれらの薬剤の肝臓における主たる代謝酵素であるチトクロームP450を阻害するので、併用によりこれらの薬剤の血中濃度が上昇することがある。
トレチノイン中枢神経系の副作用が発現するおそれがある31)フルコナゾールはこれらの薬剤の肝臓における主たる代謝酵素であるチトクロームP450を阻害するので、併用によりこれらの薬剤の血中濃度が上昇することがある。
ジアゼパムジアゼパムのAUC上昇及び血中濃度半減期の延長の報告がある32)フルコナゾールはこれらの薬剤の肝臓における主たる代謝酵素であるCYP3A4及び2C19を阻害するので、併用によりこれらの薬剤の血中濃度が上昇することがある。
トファシチニブトファシチニブのAUCが79%、Cmaxが27%増加したとの報告がある。フルコナゾールはこれらの薬剤の肝臓における主たる代謝酵素であるCYP3A4及び2C19を阻害するので、併用によりこれらの薬剤の血中濃度が上昇することがある。
シクロホスファミドビリルビンの上昇、クレアチニンの上昇の報告がある33)フルコナゾールはシクロホスファミドの肝臓における主たる代謝酵素であるCYP3A4及び2C9を阻害するので、併用によりシクロホスファミドの血中濃度が上昇することがある。
アブロシチニブアブロシチニブの作用が増強するおそれがある。可能な限り本剤を他の類薬に変更する、又は本剤を休薬する等を考慮すること。フルコナゾールはアブロシチニブの代謝酵素であるCYP2C19を阻害するので、併用によりアブロシチニブの血中濃度が上昇することがある。
アミトリプチリン
ノルトリプチリン
これらの薬剤の作用が増強するおそれがある34)35)36)37)フルコナゾールはこれらの薬剤の代謝を阻害するので、これらの薬剤の血中濃度が上昇することがある。
ジドブジンジドブジンの血中濃度上昇の報告がある38)フルコナゾールはこれらの薬剤の代謝を阻害するので、これらの薬剤の血中濃度が上昇することがある。
リファンピシンフルコナゾールの血中濃度の低下及び血中濃度半減期の減少の報告がある39)リファンピシンは代謝酵素であるチトクロームP450を誘導する。その結果、フルコナゾールの肝代謝が増加すると考えられる。
三酸化二ヒ素QT延長、心室頻拍(torsade de pointesを含む)を起こすおそれがある。本剤及び三酸化二ヒ素は、いずれもQT延長、心室頻拍(torsade de pointesを含む)を起こすことがある。

11. 副作用

11.1 重大な副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1.1 ショック(頻度不明)、アナフィラキシー(頻度不明)
ショック、アナフィラキシー(血管浮腫、顔面浮腫、そう痒等)を起こすことがある。[8.39.1.1参照]
11.1.2 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)(頻度不明)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(頻度不明)
11.1.3 薬剤性過敏症症候群(頻度不明)
初期症状として発疹、発熱がみられ、更に肝機能障害、リンパ節腫脹、白血球増加、好酸球増多、異型リンパ球出現等を伴う遅発性の重篤な過敏症状があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。なお、ヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)等のウイルスの再活性化を伴うことが多く、投与中止後も発疹、発熱、肝機能障害等の症状が再燃あるいは遷延化することがあるので注意すること40)
11.1.4 血液障害(頻度不明)
無顆粒球症、汎血球減少症、血小板減少、白血球減少、貧血等の重篤な血液障害があらわれることがある。[8.2参照]
11.1.5 急性腎障害(頻度不明)
急性腎障害等の重篤な腎障害が報告されている。[8.2参照]
11.1.6 肝障害(頻度不明)
黄疸、肝炎、胆汁うっ滞性肝炎、肝壊死、肝不全等の肝障害が報告されており、これらの症例のうち死亡に至った例も報告されている。これらの発症と1日投与量、治療期間、患者の性別・年齢との関連性は明らかではない。フルコナゾールによる肝障害は通常、投与中止により回復している。[8.29.3参照]
11.1.7 意識障害(頻度不明)
錯乱、見当識障害等の意識障害があらわれることがある。
11.1.8 痙攣(頻度不明)
痙攣等の神経障害があらわれることがある。
11.1.9 高カリウム血症(頻度不明)
異常が認められた場合には投与を中止し、電解質補正等の適切な処置を行うこと。[8.2参照]
11.1.10 心室頻拍(頻度不明)、QT延長(頻度不明)、不整脈(頻度不明)
心室頻拍(torsade de pointesを含む)、QT延長、心室細動、房室ブロック、徐脈等があらわれることがある。[8.29.1.2参照]
11.1.11 間質性肺炎(頻度不明)
発熱、咳嗽、呼吸困難、肺音の異常(捻髪音)等が認められた場合には、速やかに胸部X線等の検査を実施し、本剤の投与を中止するとともに、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
11.1.12 偽膜性大腸炎(頻度不明)
偽膜性大腸炎等の重篤な大腸炎(初期症状:発熱、腹痛、頻回の下痢)があらわれることがある。
11.2 その他の副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
 1%以上1%未満頻度不明
肝臓肝機能検査異常ALP増加、AST増加、γ-GTP増加、LDH増加ALT増加、ビリルビン増加、黄疸
皮膚発疹紅斑、皮膚びらん脱毛
消化器嘔気、嘔吐、下痢胃腸出血、口内乾燥、口腔苔癬様変化口渇、しゃっくり、腹部不快感、消化不良、鼓腸放屁、食欲不振、腹痛
精神・神経系浮動性めまい不眠症、錯感覚頭痛、手指のこわばり、傾眠、振戦
腎臓 腎クレアチニン・クリアランス減少BUN増加、クレアチニン増加、乏尿
代謝異常 低カリウム血症、低カルシウム血症高コレステロール血症、高トリグリセリド血症、高血糖
血液 貧血好酸球増加、好中球減少
循環器高血圧静脈炎、心雑音、低血圧、左室不全 
呼吸器 くしゃみ、鼻出血 
筋・骨格系 関節痛、筋痛、背部痛 
その他血管痛末梢性浮腫、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染、注射部位血管炎、眼そう痒症熱感、味覚倒錯、発熱、浮腫、倦怠感、副腎機能不全

13. 過量投与

13.1 症状
13.1.1 外国の癌患者での過量投与(フルコナゾール1200〜2000mg/日、経口投与)の症例報告では、フルコナゾール1600mg/日投与例において、肝機能検査値上昇がみられた。
また、2000mg/日投与例において、中枢神経系障害(錯乱、嗜眠、見当識障害、不眠、悪夢、幻覚)、多形紅斑、悪心・嘔吐、肝機能検査値上昇等がみられたとの報告がある41)
13.1.2 フルコナゾール8200mg経口摂取後、幻覚、妄想行動の症状があらわれ、48時間の経過観察が行われた結果、症状は回復したとの報告がある(自殺企図例)。
13.2 処置
3時間の血液透析により、約50%が血清より除去される。フルコナゾールは、大部分が腎から排泄される。

14. 適用上の注意

14.1 薬剤調製時の注意
他の薬剤及び輸液との混合は避けること。配合変化試験は実施していない。
14.2 薬剤投与時の注意
本剤は10mL/分を超えない速度で投与することが望ましい。

16. 薬物動態

16.1 血中濃度
健康成人にホスフルコナゾール1000mgを単回及び1日1回反復静脈内投与した時、ほぼ完全に活性本体であるフルコナゾールに加水分解されることが示された。
健康成人にホスフルコナゾール50、100、250、500及び1000mgを単回静脈内投与した場合、フルコナゾールの最高血漿中濃度(Cmax)及び血漿中濃度−時間曲線下面積(AUC0-∞)は投与量に伴い増加した。また、終末相半減期(T1/2)、平均滞留時間(MRT)及び最高血漿中濃度到達時間(Tmax)はいずれの投与量においてもほぼ一定の値を示し、フルコナゾールの薬物動態にはほぼ線形性が認められた。ホスフルコナゾールのT1/2はいずれの投与量においても1.5〜2.5時間であった42)43)44)45)
ホスフルコナゾールの血漿中濃度推移(平均値+標準偏差)
フルコナゾールの血漿中濃度推移(平均値+標準偏差)
単回投与時のフルコナゾールの薬物動態パラメータ(n=8)
 ホスフルコナゾールの投与量
50mg100mg250mg500mg1000mg
AUC0-∞(μg・h/mL)幾何平均値37.568.7174.8334.0619.1
Cmax(μg/mL)幾何平均値0.701.313.236.0712.09
Tmax(h)中央値4.05.54.06.02.5
T1/2(h)算術平均値35.532.234.134.832.9
MRT(h)算術平均値51.648.050.951.749.8
健康成人にホスフルコナゾール1000mgを初日及び2日目に負荷投与(維持投与量500mgの倍量)した時、フルコナゾールの血漿中濃度が定常状態に達するまでに要する期間が短縮された46)
負荷投与時のフルコナゾールの血漿中濃度推移(平均値)
16.3 分布
16.3.1 組織内移行
フルコナゾールの静脈内投与により患者の髄液中への良好な移行が認められた。また、髄液中のフルコナゾール濃度は血漿中濃度の52〜62%であったと報告されている47)48)
16.3.2 蛋白結合率
ホスフルコナゾールのヒト血漿中での血漿蛋白結合率は、添加濃度20、50及び200μg/mLでそれぞれ93.8、92.4及び77.7%であり、高濃度において蛋白結合率は低下した49)。フルコナゾールのヒト血漿中での蛋白結合率は約12%であった50)
16.4 代謝
ホスフルコナゾールは体内で主にアルカリホスファターゼにより、ほぼ完全にフルコナゾールに加水分解される。
フルコナゾール100mgを健康成人に経口投与した場合、尿中代謝物として、1,2,4-トリアゾールがわずかに認められた51)。[9.8参照]
16.5 排泄
健康成人にホスフルコナゾール1000mgを1日1回14日間反復静脈内投与した時、フルコナゾールとして投与量の85.6%が尿中に排泄され、ホスフルコナゾールの尿中排泄率は投与量の1%未満であった43)。[9.8参照]
16.6 特定の背景を有する患者
16.6.1 腎機能障害患者
ホスフルコナゾールは腎機能障害を有する被験者においてもフルコナゾールに効率よく加水分解され、腎機能障害はフルコナゾールへの加水分解に影響を及ぼさないが、フルコナゾールのクリアランスはクレアチニン・クリアランスとともに低下した52)。[7.19.2参照]

17. 臨床成績

17.1 有効性及び安全性に関する試験
17.1.1 国内第III相臨床試験
深在性真菌症を対象とした国内第III相臨床試験において本剤を各種深在性真菌症42例に3〜28日間静脈内投与し、有効例31例、有効率73.8%の結果が得られた。
表 臨床効果a)
菌種診断名投与量b)合計
800/400mg400/200mg200/100mgその他
カンジダ属カンジダ血症c)2/34/80/1d)6/12(50.0%)
気管支・肺カンジダ症2/30/12/4
カンジダ腹膜炎4/43/37/7
食道カンジダ症4/44/48/8
尿路カンジダ症3/31/44/7
小計8/10(80.0%)14/19(73.7%)5/80/127/38(71.1%)
クリプトコッカス属肺クリプトコッカス症1/12/21/1e)4/4
合計9/11(81.8%)16/21(76.2%)5/81/231/42(73.8%)
真菌学的効果は、33例中消失24例で、消失率(=消失/(消失+減少+不変+増加))は72.7%であった。Candida属では、C.albicans68.2%(15/22)、C.parapsilosis50.0%(1/2)、C.tropicalis100%(1/1)、その他100%(7/7)、Candida属全体の有効率は75.0%(24/32)であった。
また、本剤が投与された23.2%(22/95例)に副作用が認められた。主な副作用は発疹4.2%(4/95例)、肝機能検査値異常3.2%(3/95例)、浮動性めまい3.2%(3/95例)等であった53)

18. 薬効薬理

18.1 作用機序
本剤は、静脈内投与後、活性本体のフルコナゾールに変換する。フルコナゾールは真菌細胞の14-α-ラノステロールの脱メチル化に関与するチトクロームP450を阻害し、膜成分のエルゴステロール生合成を抑制することにより抗真菌作用を示す。また、真菌の酵母型発育相及び菌糸型発育相のいずれに対しても発育抑制を示す。フルコナゾールのエルゴステロール生合成阻害作用は真菌に選択的で、ラット肝細胞でのステロール生合成に対する影響は少ない54)
18.2 抗真菌作用
18.2.1 本剤の活性本体であるフルコナゾールは、カンジダ属のCandida albicansC.parapsilosisC.tropicalis等、及びクリプトコッカス属のCryptococcus neoformansCr.gattiiに対しin vitro抗真菌活性を示す55)。なお、C.glabrataC.guilliermondiiはフルコナゾールに対する感受性が低い傾向にあり、またC.kruseiはフルコナゾールに対して耐性を示す。C.aurisはフルコナゾールに対して耐性を示すとの報告がある56)57)
カンジダ属及びクリプトコッカス属に対する最小発育阻止濃度(MIC)は下表のとおりであった58)59)
表 臨床分離株に対する抗真菌活性
菌種(株数)MIC(μg/mL)
範囲50%90%
Candida albicans(333)≦0.031〜160.251
Candida glabrata(107)0.25〜>641632
Candida tropicalis(46)0.5〜>6448
Candida parapsilosis(27)0.25〜412
Candida krusei(14)32〜>6464>64
Cryptococcus neoformans(3)4
18.2.2 ホスフルコナゾールは、C.albicans及びC.neoformansを用いたラット感染モデルにおいて、フルコナゾールと同程度の感染防御効果を示す60)
18.2.3 活性本体のフルコナゾールは、C.albicans及びC.neoformansを用いたマウス感染モデルにおいて、従来のイミダゾール系抗真菌剤より強い感染防御効果を示す61)62)

19. 有効成分に関する理化学的知見

19.1. ホスフルコナゾール

一般的名称 ホスフルコナゾール
一般的名称(欧名) Fosfluconazole
略号 F-FLCZ
化学名 α,α-Bis(1,2,4-triazol-1-ylmethyl)-2,4-difluorophenylmethyl dihydrogenphosphate
分子式 C13H13F2N6O4P
分子量 386.25
物理化学的性状 本品は白色の粉末である。
本品は、ジメチルスルホキシドにやや溶けやすく、水又はメタノールに溶けにくく、エタノール(99.5)に極めて溶けにくく、アセトニトリルにほとんど溶けない。水酸化ナトリウム試液に溶ける。
KEGG DRUG D01429

22. 包装

<プロジフ静注液100>
1.25mL[1バイアル×10]
<プロジフ静注液200>
2.5mL[1バイアル×10]
<プロジフ静注液400>
5mL[1バイアル×10]

23. 主要文献

  1. Berl,T.et al., J Am Soc Nephrol., 6 (2), 242-247, (1995) »PubMed
  2. 社内資料:ラット受胎能及び着床までの初期胚発生に関する試験(2003年10月16日承認、CTD2.4.4.5、2.6.7.12)
  3. 社内資料:ラット胚・胎児発生への影響に関する試験(2003年10月16日承認、CTD2.4.4.5、2.6.7.13)
  4. Pursley,T.J.et al., Clin Infect Dis., 22 (2), 336-340, (1996) »PubMed
  5. Aleck,K.A.et al., Am J Med Genet., 72 (3), 253-256, (1997) »PubMed
  6. Molgaard-Nielsen D.et al., N Engl J Med., 369 (9), 830-839, (2013)
  7. Force,R.W., Pediatr Infect Dis J., 14 (3), 235-236, (1995) »PubMed
  8. 社内資料:チトクロムP450分子種に対する阻害作用(in vitro)(2003年10月16日承認、CTD2.4.3.5、2.6.4.7)
  9. 林 昌洋ほか, 皮膚科の臨床, 38 (8 Suppl.36), 1171-1183, (1996)
  10. Crussell-Porter,L.L.et al., Arch Intern Med., 153 (1), 102-104, (1993) »PubMed
  11. Howitt,K.M.et al., Med J Aust., 151 (10), 603-604, (1989) »PubMed
  12. Hynninen,V.V.et al., Antimicrob Agents Chemother., 50 (6), 1967-1972, (2006) »PubMed
  13. Greenblatt,D.J.et al., Clin Pharmacol Ther., 79 (1), 125-133, (2006) »PubMed
  14. Zgheib,N.K.et al., Br J Clin Pharmacol., 63 (4), 477-487, (2007) »PubMed
  15. Kaukonen,K.M.et al., Eur J Clin Pharmacol., 53 (6), 445-449, (1998) »PubMed
  16. Kantola,T.et al., Eur J Clin Pharmacol., 56 (3), 225-229, (2000) »PubMed
  17. Kahri,J.et al., Eur J Clin Pharmacol., 60 (12), 905-907, (2005) »PubMed
  18. Shaukat,A.et al., Ann Pharmacother., 37 (7-8), 1032-1035, (2003) »PubMed
  19. Finch,C.K.et al., South Med J., 95 (9), 1099-1100, (2002) »PubMed
  20. Ulivelli,M.et al., J Neurol., 251 (5), 622-623, (2004) »PubMed
  21. Ahonen,J.et al., Acta Anaesthesiol Scand., 43 (5), 509-514, (1999) »PubMed
  22. Cook,C.S.et al., Xenobiotica., 34 (3), 215-228, (2004) »PubMed
  23. Kremens,B.et al., Br J Clin Pharmacol., 47 (6), 707-708, (1999) »PubMed
  24. Manez,R.et al., Transplantation., 57 (10), 1521-1523, (1994) »PubMed
  25. Lopez-Gil,J.A., Ann Pharmacother., 27 (4), 427-430, (1993) »PubMed
  26. Trapnell,C.B.et al., Ann Intern Med., 124 (6), 573-576, (1996) »PubMed
  27. Saari,T.I.et al., Eur J Clin Pharmacol., 64 (1), 25-30, (2008) »PubMed
  28. Sinofsky,F.E.et al., Am J Obstet Gynecol., 178 (2), 300-304, (1998) »PubMed
  29. Fournier,J.P.et al., Therapie., 47 (5), 446-447, (1992) »PubMed
  30. Niemi,M.et al., Clin Pharmacol Ther., 74 (1), 25-31, (2003) »PubMed
  31. Vanier,K.L.et al., J Pediatr Hematol Oncol., 25 (5), 403-404, (2003) »PubMed
  32. Saari,T.I.et al., Eur J Clin Pharmacol., 63 (10), 941-949, (2007) »PubMed
  33. Marr,K.A.et al., Blood., 103 (4), 1557-1559, (2004) »PubMed
  34. Duggal,H.S., Gen Hosp Psychiatry., 25 (4), 297-298, (2003) »PubMed
  35. Robinson,R.F.et al., Ann Pharmacother., 34 (12), 1406-1409, (2000) »PubMed
  36. Newberry,D.L.et al., Clin Infect Dis., 24 (2), 270-271, (1997) »PubMed
  37. Gannon,R.H.et al., Ann Pharmacother., 26 (11), 1456-1457, (1992) »PubMed
  38. Sahai,J.et al., J Infect Dis., 169 (5), 1103-1107, (1994) »PubMed
  39. Coker,R.J.et al., BMJ., 301 (6755), 818, (1990) »PubMed
  40. 厚生労働省:重篤副作用疾患別対応マニュアル 薬剤性過敏症症候群
  41. Anaissie,E.J.et al., J Infect Dis., 172 (2), 599-602, (1995) »PubMed
  42. 社内資料:健康成人を対象とした静脈内単回投与時の薬物動態、忍容性及び安全性を検討するための無作為化、二重盲検、ダブルダミー、2期クロスオーバー試験(2003年10月16日承認、CTD2.5.2、2.7.1.2、2.7.1.3、2.7.6)
  43. 社内資料:健康成人を対象とした静脈内反復投与時の薬物動態、忍容性及び安全性を検討するための無作為化、二重盲検、ダブルダミー、2期クロスオーバー試験(2003年10月16日承認、CTD2.5.2、2.7.1.2、2.7.1.3、2.7.6)
  44. 社内資料:日本人及び外国人健康成人を対象とした単回投与時の薬物動態、安全性及び忍容性を検討するための無作為化、二重盲検、ダブルダミー、2期クロスオーバー試験(2003年10月16日承認、CTD2.5.3、2.7.2.2、2.7.2.3、2.7.6)
  45. 社内資料:健康成人における注射剤単回投与時の安全性、忍容性及び薬物動態の検討を目的とした第I相試験(プラセボを対照とした漸増法による単盲検クロスオーバー試験)(2003年10月16日承認、CTD2.5.3、2.7.2.2、2.7.2.3、2.7.6)
  46. 社内資料:健康成人を対象として静脈内負荷投与した時の血漿中濃度が定常状態に達するまでの時間を検討するための無作為化、非盲検、並行群間試験(海外データ)(2003年10月16日承認、CTD2.5.3、2.7.2.2、2.7.6)
  47. 池本 秀雄ほか, Jpn J Antibiot., 42 (1), 63-116, (1989) »PubMed
  48. Foulds,G.et al., J Clin Pharmacol., 28 (4), 363-366, (1988) »PubMed
  49. 社内資料:血漿蛋白結合率(in vitro)(2003年10月16日承認、CTD2.4.3.3、2.6.4.4)
  50. 社内資料:フルコナゾールの蛋白結合率
  51. 社内資料:フルコナゾールの代謝経路
  52. 社内資料:腎機能障害を有する被験者及び健康成人を対象とした静脈内単回投与時の薬物動態、安全性及び忍容性を検討するための非盲検、並行群間、2施設共同試験(2003年10月16日承認、CTD2.5.3、2.7.2.2、2.7.6)
  53. 社内資料:国内第III相試験 深在性真菌症に対する有効性及び安全性を検討するための多施設共同試験(2003年10月16日承認、CTD2.5.4、2.7.3.2、2.7.3.3、2.7.4.2、2.7.6)
  54. 森田 達也ほか, 真菌と真菌症, 27 (3), 190-197, (1986) »DOI
  55. Espinel-ingroff,A.et al., Antimicrob Agents Chemother., 56 (11), 5898-5906, (2012) »PubMed
  56. Berkow,E.L.et al., Infect Drug Resist., 10, 237-245, (2017) »PubMed
  57. Calvo,B.et al., J Infect., 73 (4), 369-374, (2016) »PubMed
  58. 山口 英世ほか, Jpn J Antibiot., 42 (1), 1-16, (1989) »PubMed
  59. 山口 英世ほか, 日本臨床微生物学雑誌, 19 (3), 128-141, (2009)
  60. 社内資料:免疫正常及び免疫抑制ラットの全身カンジダ感染モデル並びに免疫正常ラットの頭蓋内クリプトコックス感染モデル動物に対する治療効果(2003年10月16日承認、CTD2.4.2.1、2.6.2.2)
  61. 川崎 賢二ほか, Jpn J Antibiot., 44 (5), 552-561, (1991) »PubMed
  62. Richardson,K.et al., Antimicrob Agents Chemother., 27 (5), 832-835, (1985) »PubMed

24. 文献請求先及び問い合わせ先

文献請求先
ファイザー株式会社 製品情報センター
〒151-8589 東京都渋谷区代々木3-22-7
電話:学術情報ダイヤル 0120-664-467
FAX:03-3379-3053
製品情報問い合わせ先
ファイザー株式会社 製品情報センター
〒151-8589 東京都渋谷区代々木3-22-7
電話:学術情報ダイヤル 0120-664-467
FAX:03-3379-3053

26. 製造販売業者等

26.1 製造販売元
ファイザー株式会社
東京都渋谷区代々木3-22-7

[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] 2025/06/18 版